僕をスキーに連れてって《完結編》

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こちらのブログは

僕をスキーに連れてって

続・僕をスキーに連れてって

の続きです。

 

5年目

長男7歳。

ストックを持たせ後ろからサポートして滑ることはマスターしたので、次の目標は「親の介助無しで1人で滑ること」

それにあたり、初心者には扱いが難しいファンスキーから、普通の子供用スキーにチェンジ。

新しいスキーに慣れさせるために、最初はストックを持たせて後ろからサポートして2〜3本滑りましたが、いい感じ😆

そこで、山の麓辺りのかなりの緩斜面で、ボーゲンの練習をすることにしました。

もちろん介助無しです🖐

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親の手から離れた長男と次男、さすがに滑ることには慣れた様子で、スーっと華麗に滑り降りていきます。

コケることなく。

がっ!

そこで今更ながら大変なことに気づくのです。

華麗に滑る我が子たち2人とも、 自力で止まれない😱

最初はハの字でスタートしたはずが、足の力が弱く、エッジを立てる事ができないために板は程なく平行に。

スピードが緩む事なく、直滑降で降りていきました😂

危なすぎる!!!

ハの字、な!とか

エッジを立てるんだよ!

とか声かけしてみるものの、知的障害あり自閉症の長男は、エッジ?ハノジ?( ゚д゚)てな具合😂

言葉での指導は難しいうえ、そもそも私たち夫婦はスクールで習った経験がなく、自己流がゆえ人に教えるスキルなんかない😌

仕方ないのでとりあえず次男はスキースクールにお任せすることにして、

スクールに入れてもらえない長男だけがその場に残りました😂

そこで私は考えた。

言葉で説明できないなら

物理的にハの字を作ればいいんじゃない?

とりあえずドラえも〜ん。

何か道具出して〜 ってことで、

ちゃっちゃら〜♪

ボーゲンヘルパーキラキラキラキラ

 

これ。ボーゲンヘルパー。

 

うちが買ったのは「トライスキー60」という商品で、スキーの先端に取り付けるだけで板がハの字になりボーゲンができるようになるというシロモノ。

このボーゲンヘルパーを息子のスキー板に装着し、緩斜面にて実戦。息子の身体から手を離してみると…

ボーゲンできてるし😆

えっ、すごい。

恐るべしボーゲンヘルパー( ゚д゚)

これは言葉でいろいろ説明する必要もないし、本当に楽かも!緩斜面から始めたプルークボーゲンの練習も、徐々に角度を付けていき、長めのコースもボーゲンヘルパーのおかげで滑れるようになりました✌︎(‘ω’✌︎ )

 

 

 

6年目

長男8歳。ボーゲンヘルパーのおかげで1人で滑れるようになったものの、

最終段階の目標は「補助器具無しで1人で滑れるようになること」

とりあえずかなり緩やかな斜面でボーゲンヘルパーを外してやってみる。

が、やはりエッジを立てる事に苦戦して、直滑降で降りていく長男😱

昨年ボーゲンヘルパーでイメトレはできているので、やればできる。

きっとできるはず😂

という事で、夫婦2人がかりで長男を真ん中に挟み、緩斜面でひたすらプルークボーゲンの練習😂

一番前を夫、次に太郎、最後尾に私という順番です。

前を滑る夫の真似をするようにと、後ろから声かけする私。

できるまで何回もやりました。

そうこうしているうちに長男、緩斜面でのプルークボーゲンをマスター✨

徐々に角度を付けて中級者コースに挑戦できるまで上達しました✌︎(‘ω’✌︎ )

中級者コースはシングルリフトでしか行けない所もあり、長男は1人でリフトの乗り降りも自然とマスターしていました。

(自然って言っても乗り降りするたびに必死で介助していましたが😂)

この気の遠くなるような練習期間中には、リフト待ちのマナーや、滑る時に他の人とぶつからないよう距離を取ることなど、様々なルールも叩き込みました。

今では長男1人でコケることもなく、マナーを守って滑れるようになったので、私と夫はファンスキーを卒業!

ウン十年ぶりのスノーボードを楽しんでいます😆

 

最初はスクールに入れない息子がスキーを滑る事なんて有り得ないことかと思っていましたが、石の上にも三年ですね。

6年かかったけど🤪

 

息子にとっても、自信につながり、とてもいい経験になったと思います😀

長文にお付き合いいただきありがとうございました。

 

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