発達検査 まとめ記事③
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さて、今回は実際に息子が受けた(これから予定のものも含めた)発達検査や知能検査についてさらに詳しく紹介したいと思います。
まず、発達障害児に対して行われる主な検査はこちら↓
津守・稲毛式乳幼児精神発達診断法
乳幼児精神発達診断法は、年齢と発達の度合いの比較を行い、実際の年齢とどのくらい差があるかを評価する検査です。新版K式発達検査と異なる点は、面接者が保護者に対して子どもの様子を個別に面接し、各項目について尋ねることで行われる点です。
乳幼児精神発達診断法では検査した項目と月年齢を軸にした図である「発達プロフィール」を作成します。子どもに直接検査を実施する方法に比べて、子どもの状態や障害に左右されることがなく、普段の生活の状況に基づいて判断されることになります。
質問票は「運動」「探索」「社会」「生活習慣」「言語」の5領域の438の質問項目から構成されています。適用年齢別に「1~12か月まで」「1~3歳まで」「3~7歳まで」の3種類の質問紙を用いて検査・面接を行います。なお5領域ごとに「発達年齢」が算出されます。
田中ビネー知能検査 V(ファイブ)
2歳から成人まで受けることができます。
就学する5~6歳の年齢にフォーカスをあて、特別な配慮が必要かどうかを判断するための「就学児版田中ビネー知能検査V(ファイブ)」という検査もあります。
子どもが興味を持てるように、検査に使われる道具が工夫されています。日常生活において必要な知能・学習する上において必要な知能の2つを測定します。
新版K式発達検査
生後100日頃から14歳くらいまでの人が受けることができます。「姿勢・運動」(P-M)、「認知・適応」(C-A)、「言語・社会」(L-S)の3領域について評価されます。
3歳以上では「認知・適応」面、「言語・社会」面に、重点を置かれ検査します。楽しみながら検査を受けることができるので、緊張していない自然な行動から判断することができます。
試験者は子どもの検査結果だけでなく、言語反応、感情、動作、情緒などの反応も記録し、総合的に判断します。
ウェクスラー式知能検査
ウェクスラー式知能検査は、年齢ごとに3つのテストに分類されます。
・幼児(3歳10ヶ月〜7歳1ヶ月)→WPPSI
・児童(5歳から16歳11カ月)→WISC(ウィスク)
・成人(16歳〜)→WAIS
IQが求められるだけでなく、脳の発達具合を下位検査を用いて導出し、総合的に判断することができます。ウェクスラーにはA式検査とB式検査の2種類があり、A式が言語性検査、B式が動作性検査です。
※りたりこさんのWEBサイトより引用させていただきました
うちの太郎がこれまで受けてきた検査は大きくわけて3つあります。
①発達障害であるか否かを調べる検査
1歳半検診後、療育を受けるために発達障害であることを確認するための検査でした。
息子の年齢が幼く、言葉が喋れないということもあり、おそらくですが「津守式乳幼児精神発達診断法」での検査を受けました。
この津守式の検査は、別室で息子の行動観察をしている間に、保護者が質問票を記入するという形の検査でした。
②発達状況を確認する定期検査
定期健診のついでに年に1回ほど受けている検査です。
これまでいた病院では「新版K式発達検査」という発達検査を受けていましたが、新しい病院に転院してから「ウェスクラー式知能検査(WISC)」を受けることになりました。こちらは来週検査予定です。
③療育手帳の取得・更新のための検査
療育手帳の取得・更新を目的に、児童相談所で受けた検査です。検査について詳しく説明があったわけではありませんが、公式ページに「鈴木ビネー知能検査」を実施している旨が記載されていたため、田中ビネーもしくは鈴木ビネーで検査を受けていたかと思われます。
次のブログでは、療育を受けるために検査した「津守式乳幼児精神発達診断法」について詳しく書きたいと思います。