生傷が絶えない多動児の流血騒動

出典：pixabay

こちらは2020年3月に書いた記事を加筆・修正したものです。

 

春が近づくと思い出すことがあります🌸

知的障害あり自閉症の長男・太郎は、幼少期は多動傾向が強く、家の中でも常に走り回ったり飛び跳ねたり、落ち着きのない子供でした。
そのため、身体には生傷が絶えず、洋服はいつも破れたり膝が抜けたりするのが早くて(‘A`)

春先は特に多動傾向がいつにも増して激しくなり、春休み中は息子から目が離せない状態でした。

飛んだり跳ねたりするので、ちょっとした怪我などは日常茶飯事😂

本人は痛みに鈍感なので、泣かずにケロッとしていることが多いんですよね。

気がつくと血が出ていたとか、気がついたら既に治っていたとかね🤪

そんななか、２回ほど救急外来にお世話になったことがあります。

 

１回目は、週末を利用して旅行に行ったときのことです。

ホテルに到着し、一旦車を玄関先の車寄せに停めたのですが、ホテルの人に駐車場を案内されたのでそのまま降りずに移動することにしたのですが。

降りる気満々だった太郎は、カーッ💢となって急に泣きわめき、車の中で暴れ始めました。

チャイルドシートは玄関先に停めた時点で自分で外していました(‘A`)

ものすごい勢いで暴れたので、車の天井やシートなど、あちこちに頭をぶつけてしまい。

気がつくと太郎

頭から大量の出血😱

もう驚いたのなんの！

頭からたら～んと血が顔に流れ出していて🥵

太郎は血がどうのというより、車から降りられなかったことに対して号泣😭

夫は血を見て腰ぬかすし🤪

次郎は硬直😦

私はヒィヒィ泣きながら太郎の頭にハンカチをあてて止血を試みて😭

 

夫はホテルの人に事情を話し、救急要請を…と思ったのですが、小さな町なので、救急診療をやっている診療所に自家用車で行った方が速いから…ということで、そのまま太郎を乗せて病院へと向かいました。

そこで太郎はさらなるパニックを起こします。

ホテルに入れると思っていたのに、車がホテルから遠ざかっていくわけですから、

もう血まみれになりながら、

暴れる暴れる🤪

車の中、あちこちに血が飛び散り

これなんの八つ墓村👹

暴れる太郎の頭にハンカチをあてて、10分くらい走ったところで病院に到着。

ホテルから病院に連絡をしてもらっていたので、太郎はすぐに診察室に案内されました。

 

この子は自閉症で。

車の中で暴れてどこかにぶつけて。

じっとしていることができません。

私は泣きながら、なんとか状況を説明しました😭

 

頭だし。

ものすごい出血だったし。

太郎は大丈夫なんでしょうか｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡

と、動揺している私たちに対して、医師は落ち着いた語り口でこう言いました。

 

頭は血流が多いので傷が小さくても出血量が多いんですよ。特にお子さんは。

まずは傷口を診てみますから、どうか落ち着いてくださいね。

と。

 

最初のうちこそ暴れていた太郎も、自分に悪いことをする人ではないと理解したのか、途中から大人しくなりました。

あんなに出血したのだから、2ｃｍくらいパックリ割けてるんじゃ((((；ﾟДﾟ))))

と思っていましたが、結局傷口はわずか8ｍｍだったのです。

血の気が多いのかな😂

そのことを先生に話すと、

2ｃｍもあったら出血量はこんなもんじゃ済まないですよと笑われました😂

太郎はその場で頭の傷をホッチキスでバチンバチンと縫合？され、診察終了～。

って

頭にホッチキスってなんか衝撃😱

いちおう頭を打っているので、お子さんから目を離さないように。

様子がおかしかったらすぐに電話してください。

また、感染症などの危険性もあるので、自宅に戻られたらすぐに地元の病院に行くように。

と先生。

結局、太郎はその後はケロッとしていて事なきを得たのですが。

帰宅後に地元の病院を診察し、しばらく頭にホッチキスをしたまま数週間。

太郎が自分でホッチキスを抜くんじゃないかと毎日ヒヤヒヤしながら監視していました😂

ま、今では笑い話となっていますが、あの時は生きた心地がしなかったです(‘A`)

 

次のブログではもう１件の流血騒動につい書こうと思います。

 

もう1つの流血騒動はこちら☟

流血騒動で病院をたらい回しされた息子