愛の手帳 最初軽度で 今重度
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って、タイトル、五七五😂
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
いよいよ4月に入りましたね。
都立高校がGW明けまで休校継続となると、区立・市立・私立の小中高も追随しそうな感じですよね(‘A`)
3月は期末だったこともあり、学校や福祉サービスなど、提出物や更新手続きの書類などの記入をやらなくてはいけないものがちらほら…。
学校関係は始業式までに書けばいいかな?なんて思っていたら、本当に始まるのか、いったいいつ始まるのか?
なんて雲行きになってきましたが。
知的障害あり自閉症の長男・太郎の書類関係には、たいてい「障害者手帳の度数」を書く欄というのがあります。
太郎が現在更新している福祉サービスの受給者証は
・放課後等デイサービス
・移動支援
・日中一時支援
の3つなのですが、これらは継続して利用したい場合は1年ごとに更新手続きをしなければなりません。
現在うちは実質、放課後デイしか使っていないのですが、後々移動支援を利用したいと思っているので、とりあえず更新手続きだけはやっています。
上記以外にも障害者手帳があれば受給者証は不要な福祉サービス(短期入所)も登録していて、そちらも年に1度の更新手続きが必要です。
こちらは書類の記入が結構大変で(;’∀’)
短期入所は現在はほとんど利用していないものの、私に何かあった時などに泊まりで預けることができるので、いざというときのために更新手続きは継続してやっています。
そこで、障害者手帳(療育手帳)の度数を書いていてふと思ったんですよね。
うちの太郎。
知的障害の部分というか、障害の重さみたいなものの体感としては、親の私からすると2~3歳の頃と今と比べて、わずかながらも伸びている!
と感じているんですよね。
健常の子の成長に比べると、若干緩やかなのかもしれませんが、太郎なりに成長している。
IQが仮に40だとすると、14歳なら6歳程度の知能という計算になるわけですが、学力面では6歳以上の知能がある感じはするんです。
小学3年生で習う漢字・計算はマスターしているので。
むしろ暗記・計算能力は高いくらいなんですが、言語理解力などが低すぎて、だいたい5~6歳な感じですね(‘A`)
そういう意味では2歳頃の太郎も、今の太郎も知能指数はずっと同じなのだから、
障害の度数もずっと同じなのでは?
と思いますよね?
でも違うんです。
太郎は2歳、6歳、12歳と3度ほど障害者手帳の取得・更新のため判定を受けていますが
2歳 ➡ 4度(軽度)
6歳 ➡ 3度(中度)
12歳 ➡ 2度(重度)
と判定されています。
これだけ見ると、太郎が幼い頃は頭が良かったのに、だんだんと悪くなっていったのか?
と思ってしまうと思うのですが、違います✋
学力的観点で言えば、太郎は2歳の頃より現在の方がむしろ伸びていると思うんですよね。
じゃあなんでこういう結果になるのかというと、これは私の想像ですが
幼児期は軽い判定が出やすい
んだと思います。
太郎が2歳で自閉症と診断されてから通い始めた療育センターですが、クラスにいた子供は一人を除いて全員が療育手帳4度でした。
言葉が流暢に話せる子も4度であれば、言葉を一言も話せず、野獣のように走り回っているうちの太郎も4度。
おかしいだろ?
ってずっと思っていました😗
3歳の時に3度の判定を受けたお子さんがいる知人が言っていましたが、3歳の時はとにかく喋らない子だったので判定が重く出てしまっていた、実際はIQはそれほど低くないようで12歳の更新の際には療育手帳を返納しなくてはいけないかもと。
そのお子さんは普通の高校に入れる知的レベルです。
そんな子が3歳の頃、うちの太郎より障害の度数が重かったんです。
2~3歳の頃はもともと知能が高い子供でも、自閉的傾向によって言葉を全く話さなかったり、検査をまともに受けられなかったりすることがありますよね。
その場合に手掛かりとなるのは保護者が記入する問診票。
子供がまともに検査を受けられない子の場合、親の問診票によって度数が高くでたり低くでたりすることもあるのでは?と思っています。
検査当日のわずかな時間で、2~3歳の子の知能を正確に判定することは難しいと思うんですよね。
だって、健常の子でも2~3歳だと言葉の遅れや人見知り等でまともに検査できるとは限らないですよね?
うちの太郎が6歳の時に受けた判定では、さすがに2~3歳の頃と違って、言葉を話せないことの比重が大きくなり、判定は3度になりました。
さらに12歳の更新手続きの際、うちの子ほどに言葉が話せないタイプの子供はようやく、生活においてかなり苦労が多いだろうということが理解されたのか、2度の判定が出たわけです。
ちなみに療育手帳の度数についてはこちらのブログに詳しく書いてあります。