クローズアップ!知的障害

出典:pixabay

愛の手帳 最初軽度で 今重度

の続きです。

知的障害について調べているうちに、へーとかほーとか、勉強になることがたくさん書いてあったので、ちょっとまとめてみたいと思います(‘ω’)ノ

 

以下、りたりこ仕事ナビさんのWEBサイトより引用しています。

知的障害とは

18歳までの発達期に生じる知的発達の遅れにより、社会生活に適応する能力に制限がある状態のこと。厚生労働省は知的障害を以下のように定義しています。知的障害は、医学領域の精神遅滞と同じものを指し、知的発達の障害」を表します。すなわち

全般的な知的機能が同年齢の子どもと比べて明らかに遅滞し、適応機能の明らかな制限が18歳未満に生じると定義されるものです。

 

知的障害の判断基準

知的障害は、知的能力の発達の程度と、適応能力の状態の両方を見て判断されます。

知的能力とは知的活動を行うために必要な能力のことで、読み書きや計算を行ったり、物事を理解し、考え、判断する思考能力のことです

一方、適応能力とは社会生活に適応する能力のことで、集団のルールを守ったり、集団の中での自分の役割を果たしたり、他人と良好な関係を築くなどの能力を指します。

知的能力は、知能検査によって測られます。知能検査は、知能の発達の程度を示す数値である「知能指数(IQ)」によって表され、だと知的障害に該当する可能性があります。 しかし、知的能力が低いだけでは知的障害とは判断されません。

同時に、適応能力にも制限がある状態であり、かつ、これらの症状が発達期に現れているという、3つの条件が揃った場合に知的障害である可能性が考えられます。

なお、18歳を過ぎてから起こった知的能力や適応能力の低下は、知的障害とは判断されません。

 

このため、知的障害が疑いがあり、手帳を取得したい場合は18歳になるまでに動かなければいけません。

知的障害の程度の分類知的障害は、症状の程度により「軽度」「中等度」「重度」「最重度」の4段階に分類されます。

 

軽度(IQ 51~70)

暗算やおつりの計算といった金銭管理、抽象的な思考や文章の読み書き、計画を立てること、優先順位をつけることなどが苦手である場合があります。言葉の使い方やコミュニケーションにおいて、同年代のほかの人より未熟な点が見られることもあります。 身の回りのことを行うことに支障はないことが多く、家事や子育て、金銭管理、健康管理上や法的な決断は、支援があればうまくできることが多いようです。

中度(IQ 36~50)

成人でも、学習技能は小学校程度の水準にとどまっていることが多いとされています。複雑な社会的な判断や意思決定、人生における重要な決断を行うときは支援が必要となります。コミュニケーション能力に制限があったり、暗黙の了解とされるような事柄の理解が苦手である場合があります。
適切な支援や教育によって、身の回りのことや家事ができるようになる人が多いようです。支援があれば、職種や環境によっては自立して仕事をすることも可能であるとされています。

重度(IQ 21~35)

書かれた言葉や数量、時間や金銭などの概念を理解することが難しいため、生涯を通して、食事や身支度、入浴など生活上の広範囲にわたる行為において支援が必要であることが多いようです。コミュニケーションにおいては「今、この場」の状態についての、単語や句を使っての簡単な会話のみ可能です。

最重度(IQ ~21)

会話や身振りを使ったコミュニケーションは、非常に限られた範囲であれば理解できることが多いようです。身振りや絵カードなどのコミュニケーション手段を使っての表出や他者からの感情の読み取りによって、他人と意思疎通を行うことができます。日常生活において他者からの指示や援助を必要とすることが多くなります。

 

うちの太郎が療育手帳取得・更新の目的以外で知能検査を受けたのは先日が初めてで、まだ結果を聞きに行っていないことから、これまで厳密なIQを知ることができませんでした。

というのは、療育手帳取得の際は、検査結果のIQを教えてもらうことができないからです。

だいたいの数値は教えていただけるんですけどね(‘A`)

 

うちの太郎はIQは40弱と言われています。

IQだけ見ると重度ではなく、中度じゃないの?と思われそうですが、

療育手帳の判定は知能検査だけでなく、知能測定値、学習能力、作業能力、社会性、意思疎通、身体的健康、日常行動、基本的生活の8項目から総合的に判定されるのだそうです。

おそらく、社会性、意思疎通、日常行動あたりが極端に低いため、重度判定が出ているのかと思われます。

こうして知的障害について学んでみると、うちのように明らかに知的障害があるとわかっている子供ですら、その障害の重さゆえ、幼少期には判定が難しいということがわかります。

知的障害が軽い子も、幼い頃は健常の子供と見分けがつかず、見過ごされることが多いのだそうです。

 

いずれにしろ、知的障害というのは単にIQだけでなく、適応能力(集団のルールを守ったり、集団の中での自分の役割を果たしたり、他人と良好な関係を築くなどの能力)を備えているかどうかも判断基準になっていたとは目からウロコでした。

 

これまで、知的障害についてきちんと検査をしてこなかったので、今月末に田中ビネーの検査結果を聞きに行くのが楽しみです!

 

 

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