子供の一人通学でGPS端末のかわりにAirTag(エアタグ)は使えるか?
出典:いらすとや
うちの息子(重度知的障害児)は現在は母親である私が通学の付き添いをしているため必要ありませんが、以前一人通学を試みようとした際にGPS端末を持たせたことがあったんです。
その時に書いた記事がこちら☟
一人通学の可能性が無くなった際も、「卒業後も徒歩で通える範囲の事業所に通うことになったら必要だし」と、契約解除せずにそのまま持たせていたのですが、使わないGPSに1か月約500円を支払い続けるのも勿体ない、と。
そこで私は考えた。
これを機会に、いつか試してみたいと思っていたAirTag(エアタグ)を持たせてみてはどうだろう?と。
ということで、今回はGPSの代わりにAirTagを持たせてみた際の使用感や、GPSと比べた際のメリット・デメリットについてレビューしてみたいと思います🖐️
まずは子供見守りGPS「まもサーチ」の使い心地をおさらい
まずは一時期私が息子に持たせていたGPS「まもサーチ2」についての使い心地をおさらいします。
現在は「まもサーチ3」にバージョンアップしているようですが、公式サイトはこちら☟
【公式】みてねみまもりGPS-CMで話題!子どもを見守るGPS (mitene.us)
うちの息子は重度知的障害であり、GPS端末の存在を知らせると捨てたり 遊んだり 壊したりする可能性があるため😂
持たせていることは本人には内緒にしていました。
そんなわけで私がGPS端末に求めるものといえば、シンプルに以下の3つだけ。
①1回の充電で長く使える
②位置情報の正確さ
③リアルタイムに位置情報を知ることができる
リュックに入れっぱなしにしておいて、なるべく充電が長く持つもの。
そして位置情報がリアルタイムに更新されていること。
…というわけで、なんとなく「充電が長持ちしそう」という理由で「まもサーチ」を選んだんですよね。
で、実際に使ってみた感想ですが、以下は前回の記事のコピペです。
①1回の充電で長く使える
最長1時間と書いてありますが、実際どうだったかというと、以下の条件で3週間もちました☆
・使用は平日のみ、学校の登下校時に持たせている
・端末はバッグの奥底に隠して持たせている(本人は持たされていることを知らない)ため、子供の方から通知ボタンを押す等のアクションは無し
・学校にいる間はバッグはロッカーに入れっぱなしなので端末の移動も無し
意外ともちましたよね😂
3週間持つと助かりますよ。
まめに充電しないといけない機種だと充電を忘れるか本体を持たせるのを忘れるかしそうだし😂
いざというときにGPSが家のコンセントに差しっぱなし😱とか充電が切れて居場所が不明🤪とかじゃ、持たせる意味がない。
なので、1回充電して3週間もつのはかなりポイント高いです👍
それから、これは助かるなと思ったのは、GPSは鞄の奥底に入っているので、充電の残量をどうやって確認できるのかしら?と思っていたんですが、これが私のスマホで確認できるんですよね!
以下は私のスマホの画面の一部を切り取ったものなんですが、息子の現在位置(黄色い〇)の右上に充電の残量が出ています。
これはフル充電した直後のもの。
そして以下は充電して3週間後のもの。
私はこのくらいになると充電するので、実際は3週間ではなく、1回充電すると1か月は使えると思います😉
やっぱり充電が持つのって大事!楽でいいですよ~。
②位置情報の正確さ
そして位置情報ですよね。これはかなり正確だと思いました。
まもサーチ2の測位方式はGPS・Wi-Fi・基地局測位の3つを採用してあり、電波が届きにくい街中や地下などでも高い測位精度を誇るそうです。
実際、通学路を歩く太郎の位置もほぼ正確で、たまにちょっとズレることもありますが😅
うちは低層階の建物が多い地域ということもあるかもしれませんが、位置情報が正確であることはかなり助かっています✋
③リアルタイムに位置情報を知ることができる
そしてリアルタイムに位置情報がわかるかどうか。
うちは位置情報の更新頻度を「3~4分」に設定していますが、まさに3~4分に1回ほど、息子が歩いている場所を表示してくれています。
手動で1~2分に設定できるようですが、私は試したことはありません。3~4分で十分だと思っているからです。
(1~2分に設定するとバッテリーの持ちが悪くなります)
息子は現在、一部の区間は一人通学していることもあって、待ち合わせをするのに、このリアルタイムに位置情報がわかるという機能もとても助かっています✋
これに、あまり使わなかった機能ではありますが便利だなと思ったのは「移動履歴が見られる」ということ。
もしいつもと違う道を通っていたり、道草をしていたりした場合は履歴を見ればわかるっていうね😂
その後一人通学をしなくなったので、しばらく「まもサーチ」は箪笥の肥やし状態になり、のちに解約することとなりましたが🥹
GPS端末とAirTag(エアタグ)の違いは?
GPS端末を使わなくなってからも解約しなかったのは、卒業後にB型福祉作業所もしくは徒歩圏内にある生活介護事業所に通うことになった場合、一人通所をすることもあるかな?と思ったからなんですよね。
それにしたって、徒歩の通所のために毎月約500円を、それも一体いつまで払い続けるんだろう…と考えたときに「もったいなくね?」という考えがチラッと頭の片隅をよぎりました😂
そこで以前、GPS端末を選定していた時にも検討したことのあるApple社製品「AirTag」が浮上してきたのです。
というのも、AirTagは一度購入したら「月額使用料」的なものが不要じゃないですか?
しかもバッテリーはiPhone本体みたいな高価なものと違って、ボタン電池CR2032が1つという点もポイントが高い😆
うちは100円ショップで売っているボタン電池を入れてみましたがもちろん何の問題も無し!交換も簡単にできました。
で、このAirTagをGPS端末がわりに使う方法とか、そもそも違いみたいなものとか、そういったものはGoogleで検索して一番上に出てきた記事にかなり詳しく書かれてありました!
AirTag(エアタグ)子供に持たせる?使えないとの噂を検証【アップルタグ】 | こどもみまもりコンシェルジュ (kodomomimamori.com)
とても参考になる記事ですよね😆
というか、これ読めばいいからアンタの記事はいらないわ!と思われそうなほどですが😂
一応ですね、私が実際に重度知的障害の息子に使わせてみた感想を読んでみたい人もいるんじゃないの?と思うので、記事にしてみましたよ😂😂
実際にAirTag(エアタグ)を子供に持たせてみたら
まず前提として、AirTagはiPhone専用のアイテムなので、Androidのスマホでは使えません。
そしてAirTagというのは基本的に行方不明になった持ち物をiPhoneで探すための機能の一つです。
iPhoneに「探す」というアプリがありますよね。
これ、設定画面で探す機能をONにしておくと、自分のiPhoneを失くした時なんかに使えるっていうやつなんですけど。
これ、すごく便利な機能で、家族がiPhoneユーザーの場合は事前に連携しておくと「人を探す」ボタンを押すことで今現在家族(のiPhone)がどこにいるかがわかるっていうね😂
うちの夫、まめに連絡入れてこないタイプなので、何時くらいに帰ってくるかを知りたいときなどに重宝しています😆
ちなみに「デバイスを探す」は自分のiPhoneを失くした時に探せるやつです。
そして「持ち物を探す」これですよ。AirTag=持ち物。
ちなみにうちはAirTagはAmazonで買いました。
単体だと5000円弱で買えますが、4個セットがお得です。
これをキーホルダー型のケースに入れ、息子のカバンの中にこそっと入れておこう!という算段です😆
ちなみにこういう☟リストバンド型のケースもあるんですね。
うちは本人にAirTagを持っている事を自覚させたくないので😂普通のキーホルダー型をチョイス。
このAirTag、本来の使い方としては自宅の鍵に付けるなどして、鍵を落とした時にどこに落ちているか行方を捜す…みたいな感じらしいんですけどね。
こちらは公式サイトに書いてあったAirTagの説明文です☟
見つける天才。
AirTagは、
あなたの 持ち物を あっと いう 間に 見つけます。鍵に 付ける。 バッグに 入れる。 それだけで 「探す」 アプリが あなたの 持ち物を 探し出します。 これは、 Apple製 デバイスを追跡 したり、 友だちや 家族の 場所を 知る ための 方法と 同じです。 みんなと共有。みんなで追跡。
iOS 17では、AirTagを最大5人と共有できます。だから、傘、自転車、車のキーなど、友だちや家族と共有しているアイテムをみんなで追跡して探せます。
音を鳴らして見つけよう。
お財布が見つからない?AirTagが付いていれば大丈夫。「探す」アプリの新しい「持ち物を探す」タブで、AirTagの内蔵スピーカーに音を鳴らさせましょう。または「Hey Siri、お財布を探して」と声をかけるだけ。ソファの下や隣の部屋など、近くに隠れていれば、音が鳴る方を探すだけで見つけられ
ます。 紛失モードで、より簡単に探せます。
ほかのApple製デバイスと同じように、AirTagをなくしたら紛失モードにしましょう。ネットワーク上のデバイスがAirTagを検知すると、自動であなたに通知が届きます。見つけてくれた人がNFC対応のスマートフォンをAirTagに軽く当てるだけで、あなたの連絡先情報が表示されるように設定することもできます。NFCは、レジでの支払いをスマートフォンで済ませるために使われるテクノロジー
です。 バッテリーは長持ち。
AirTagは、
簡単に 交換 できる 標準的な バッテリーで 1年 以上 使える ように 設計 されて います。交換の タイミングは、 あなたの iPhoneがお 知らせ します。
なんとなく便利そうだな!って感じですよね😆
ということで、早速買ってきたAirTagを私のiPhoneとペアリング&設定。
つまり「このAirTagは私の持ち物ですよ」という設定をするんですね。
その設定をした後で「探す」アプリを立ち上げ、「持ち物を探す」をタップ。
地図は大部分を削除してしまっていますが、青い丸=私のiPhone、男の子の絵=AirTagです。
iPhoneとAirTagを一緒に持っていると地図上では同じ場所に表示されるんですよね。当たりまえですが😅
これをちょっとした実験をするために、iPhoneとAirTagを一緒に持った状態でバスに乗ってみました🚌
すると、バスがすーっと移動すると、青い丸(私のiPhone)だけが地図上ですーっと移動し、顔のマーク(AirTag)は微動だにせずとどまったまま…という状態になり、30秒後くらいに顔のマークがすーっと青い丸に追いつく…という繰り返しになることがわかりました。
ちょっとしたタイムラグがあるんですよね。
そもそも衛星で正確な位置情報をゲットしているGPS端末と違い、AirTagの場合はAirTagの近くにある不特定多数の人々の(誰か知らん人たちの)iPhoneと通信することにより、位置情報をゲットしています。
つまり近くにiPhoneユーザーがいない場合は位置を特定できないわけですよね😅
「リアルタイムに位置情報を知りたい」という人にとっては正確性に欠ける機能だなと感じました。
で、このAirTagを息子のリュックに入れて学校に持たせてみたんですが、学校にいる時はちゃんと学校のあたりに顔マークが表示されていましたね。
先生の中にiPhoneユーザーがいるのかな😂
ただこれでは通学時の様子を知ることができないので、日帰りの遠足的な行事の時に持たせてみることにしたんです。
そして現地から学校に戻ってくるバスの動きをウォッチしてみたんですけどね。
結果から言うと期待しているような情報を得ることは難しかったですね😂
まず現地を出発する予定時間には、ちゃんと現地の地図の所に顔のマークがありました。
出発してから5分後くらいのところで、ちゃんとバスと一緒に移動しているっぽいことも確認。
使えるじゃん!
と感動していたのですが、情報の更新の間隔が5分くらいであれば、私が使っていたGPS端末も3~4分間隔だったのでまあ悪くないか、という感じです。
しかし、現地を出発してから20分後くらいから反応が鈍くなってきて、その後学校に戻るまで顔のマークが全く移動しなくなってしまってました😂
学校に到着した途端に顔のマークが学校に瞬間移動してましたよね😂
私の期待値としては「探す」アプリの「人を探す」のと同程度の精度があるなら便利だな、と思っていたんですよね。
ちなみに「人を探す」で夫が駅から自宅に歩いて帰ってくる様子をウォッチしたことがあるんですが、リアルタイムで地図上の夫マークが移動していましたよね😆
一方のAirTagはこんなスムーズな動きはしないですよね。
もし使わない中古のiPhoneが家にある場合は、AirTagではなく、iPhoneを持たせて「人を探す」機能をGPSがわりに使った方がいいかと思います。
AirTagのメリットは「月額使用料が不要・充電不要」デメリットは「位置情報のリアルタイム性能が低い」といったところでしょうか。
結論としては
通学・通勤・通所の際に正確な情報・リアルタイムな情報を知りたいと思う場合は、やはりGPS端末を持たせた方がいいかと思います。
ただ、基本的にはGPS端末が無くてもいいと思うけど、万が一のときに場所がわかればいい…みたいなお守り替わりの使用目的であればAirTagでもいいのかな?と思いました。
毎月の使用料が不要、充電不要というのは本当にお気楽ですからね~。GPS端末の時は充電が面倒だったので😅
ただし、周りにiPhoneユーザーが少なそうな人気の少ない場所が通学路・通勤路の場合も厳しいかと思うのでお気をつけください💦
こんにちは
お久しぶり〜元気だった
ちょっとちょっとこれから、年を重ねていろいろとあれないこれないと騒ぎ出すのでいいんじゃない、大人にも。
こーでした
年度末でバタバタしてました(;’∀’)
4月になったら少しはブログを書く時間もとれそうです!
うちは夫が鍵が無いスマホが無いと騒ぐことが増えているので、これはちょっと何か対策せねばと。
ちょっとした物ならいいんですけど、鍵・スマホ・財布だけはやめてーって思いました(苦笑)