重度知的障害児の貯蓄どうする?お年玉は?お小遣い帳は?

出典:イラストAC

あけましておめでとうございます😊

年末年始はかなりバタバタしていたので、前回投稿してからあっという間に1週間経っていました😅

年始といえばお年玉ということで、今回は知的障害児の貯蓄やお小遣い帳の運用について書いてみようと思います🖐️

 

お年玉どうしてる?本人名義で貯めてもいいの?

出典:イラストエイト

以前の記事の中で、お年玉の金額や使い方について書いたことがありますが、重度知的障害の長男・太郎については基本的にいただいたお祝い金やお年玉の類はすべて本人名義のゆうちょ銀行口座に貯蓄しています。

今年のお年玉も全額貯金です😆

身の丈にあった金銭感覚の育て方。

「将来のために」と、黙々と貯めてきたので、成人するまでには100万円近くまで貯まるのでは?と思っていますが、私たち親が死んだ後の成年後見のことなどを考えると、やみくもに貯め続けるのもいかがなもんかと思うようになりました😔

障害児「親亡き後の人生」のためにやるべきいちばん重要なこと

息子が成人年齢(18歳)に達すると私たち親は息子に対する親権が無くなり、銀行口座の管理をはじめ、あらゆることに対して代理で行うことができなくなるんです。

そう考えると本人名義の預金はそこそこの額にとどめておいて、親名義で「息子のため用」の預金を貯めていった方がいいのかと思います。

そうして親が生きているあいだは随時お小遣いとして渡していけばいいのだと思います。

とはいえ、息子ももう間もなく「お年玉」をもらえるような年齢ではなくなるので、今年・来年のお年玉は本人名義の口座に入金しておこうと思っています。

それにしたって成人をむかえて親権が無くなるのは大変なことですよね😂

重度・最重度知的障害の場合は、障害者手帳を提示することで高速道路の利用料金が半額になるという福祉サービスがあるかと思いますが、これも未成年のうちは親のETCカードを使えていたので何の不便も感じていなかったんですけどね。

これが成人すると障害者本人名義のETCカードが必要になるっていうじゃないですか!

ETCカードってつまりクレジットカードですよ!

太郎が成人する際にはクレジット機能付きのETCカードを作らなければならないわけです。

クレジットカードを作るのはなんとなく抵抗感がありますが、私たち親は親権が無くなるんですものね。

「18歳になる前にやっておきたいこと」という記事も近々書こうかと思っています。

…っと、話が逸れてしまいました😅

 

重度知的障害児にお小遣いは必要?

出典:いらすとや

自閉症の長男・太郎は現在高等部の2年生ですが、重度知的障害(IQ30)と言語発達遅滞も伴い、精神年齢や言葉の理解は4歳児相当と言われています。

それでもこれが発達障害の難しいところなのですが、発達の状態に凸凹があり、ある分野では小学校高学年レベルのこともできたり、精神面は年相応の部分もあったり、運動面では同年齢の平均以上のことができたりもします。

長所でもある反面厄介だなと思うのは、太郎は観察力が優れている点です。

観察力が優れており、また勘もいいため、自分では本来理解できないことでも、他の子の模倣をすることでできるようになったことがたくさんあります。

え?それ長所でしょ?どこが厄介なの?…と思いますよね。

年齢相応のことができるようになっても精神面が幼児だと不都合なことがたくんさんあるんですよ😔

そして勘の良さは時として面倒なことにもなるんです。

例えばお金に関することで言えば、太郎が健常児の弟と自分の待遇の違いに薄々気がついているということとかですね😅

太郎は年相応のお小遣いもあげても適した使い方ができないため、欲しい物があるときに小銭を渡す方式にしていました。

ところが弟の次郎はどうやら毎月決まったお小遣いをもらっている様子。

そして好きなものを好きなときに買うことができ、自由に使えている様子。

気に入らない。というわけです😂

そこで太郎が小学校の頃に一度、お小遣い&お小遣い帳を運用しようと試みたことがあるんですが、どうも手元にお金があるとすぐに全部使いたくなるという特性があることに気がつきました。

(特性っていうか性格か😂)

目を離した隙に自動販売機でジュース買ったりしてお小遣いは瞬殺😩

以降、不必要なものは太郎に渡さないようにしたんですよね。

時期尚早だなと思って。

そしたら、最近(といってもここ1~2年くらいな感じです)、どうも

弟の次郎に比べて自分の待遇が劣悪。

ということについてとても気にするようになったんですよね😂

次郎はスマホは持ってるし、なんならお小遣いも札でもらってね?って。

自分はいつも小銭程度しかもらえていないのに(゚з゚)

なんなのこの自分との違いは?

弟なのによ!…とまあ、こんな具合です😂

お小遣いは太郎にバレないようにコソッと渡していたんですが、よく見てるんですよね😅

 

お財布は小銭だらけ!自閉症の特性か。

出典:pixabay

なんだこの待遇は?と太郎が疑問に思い始めたこともあり、それにちょっと可哀そうかなとも思い。

中学生になってからお小遣い制度を復活したんですよ。1か月500円渡すようにしたんです。

お小遣い帳もつけさせましたよ。100円ショップで売っていたので「いっちょやらせてみるか!」と。

お小遣い帳をつけることでお金の価値観だとか大切さだとかが身に付くかな?と期待もしました。

がっ。

お小遣いを渡すようになって、しばらくはお金にあまり興味がなかったのか、使わないままお財布にどんどんお金が溜まっていきました😂

500円玉がジャラジャラたまってくると、私がそれを1000円札に両替しておいてあげました。

そんな矢先に、太郎に自動販売機ブームが到来しました。自分のお金で自動販売機のジュースを買いたがるんです。

ジュースをあまり好んで飲まない太郎がですよ?

しかも買ったジュースは飲まずに、家の冷蔵庫に置きっぱなし。するとまた次の週末に自動販売機でジュースを買おうとするんです。

しかも

ジャラジャラたまっている小銭を使わずに、毎回1000円札を自販機に入れるんです😂

毎回小銭でお釣りがくるので、小銭入れはもうパンパンです。

これは何かの儀式なの?

と不思議に思っていたら、まもなくその理由が判明したのです。

 

自閉息子がまさかのガチャポン中毒

出典:pixabay

ある時、お出かけ用のカバンがなんだかパンパンに膨らんでいるな。何が入っているんだろう?と覗いたことがあったんです。

そしたら、

カバンの中には大量のガチャポンが😱

ガシャポン、ガチャポン、ガチャガチャ、いろんな言い方があるかと思いますが、ここはガチャポンと呼ばせていただきます(‘ω’)ノ

そういえば、買い物に出かけたときに、太郎がガチャポンのコーナー付近でふと傍からいなくなることが何度かあったんですよね。

思えば買い物に行くたびに、ガチャポンを回していたんだな、と。

そしてガチャポンをするためには小銭が欲しかったんだな、と。

そのために1000円札を自動販売機で両替していたんだと😲

なんでそういう所だけ知恵がまわるかな😂

もう驚いたのなんのって。

買ったガシャポンは開封すらしてないものが多数でした。

まるでギャンブル依存症!これは立派なガチャポン中毒ですよね😩

ガチャを回すときにアドレナリンが大噴出するんでしょうね、きっと。だからやめられない。

お金の価値なんてわかってないから、財布にあるだけ使っていい、って思ってる。

これは恐ろしいことになった、と私は思いました。

それとともに、お小遣い帳がなんの意味もなしていないことに気がつきました😂

哀れお小遣い帳はほとんど使わないままその辺に放り出されてしまいました😂😂😂

 

お手伝いで金銭感覚を育てようと試みるが

出典:pixabay

太郎は卒業後、月に5000円ももらえない生活介護事業所に入ることになると思うんです。

だから、きっと自由にできる1か月のお小遣いは、それほど多額ではない。

それなのにこんな調子で、財布にお金がある限り、欲しいとも思わないものを買い続ける、そうした習性が身に付いてしまっていたら。考えるだけで恐ろしいです。

そこで私は考えた。

お金の価値がわかっていないことがいけないんだと。

働かざるもの食うべからず🖐️

まずは働いて対価を得る、という体験をやらせてみた方がいいのでは?と。

そこで家ではこの方法を導入しました✋

手伝い1回あたり50円。

手伝いの内容は洗濯物干しだったり床掃除だったり掃除機だったり食器洗いだったりいろいろですが、金額は単純明快が一番だと思い、一律50円にしました。

そしたら、お金がもらえる!とわかった太郎は積極的に「お手伝い」と自分から声をかけてくるようになりました。

えっ!すばらしいじゃん😂

最高かよ!と喜ぶところですよね!!

しかしそうは問屋が卸さないわけですよ(゚з゚)

 

お小遣い帳を活用したお手伝い制度は無念の頓挫

出典:pixabay

お手伝い制度をスタートするにあたって、今度こそきちんと「お小遣い帳」を付けさせることにしたんですよね。

金額が可視化されることでモチベーションが上がるかな?と思ってのことです。

しかしこれが逆効果でした😂

お小遣い帳を付け始めると太郎、金の亡者みたいになっちゃって😂😂😂

お手伝いお手伝い金をくれ金をくれってあまりにうるさくて、

お金に対する恐ろしいほどの執着心に思わずドン引き😂

使うためには稼がないと、って。

節約する方向性じゃなくて、仕事を強奪していく勢いになってきて🤪

なんか本末転倒というか、いや、悪くないんですけど、なんていうか本当は

あんな雑な仕事で金払えねえよ!

っていうのが本音で😂

やってもらって助かるクオリティじゃないんですよ。だから本当はもっと丁寧にお手伝いができるよう、じっくり教えていきたいと思っているのに、太郎ときたら二言目には金!金!😩

手伝いのスキルはあがるどころか、早く済ませて次の手伝い、みたいになっちゃったところで、一旦仕切り直しというか、

お手伝い制度の強制終了😂

いやぁ…。

難しいですな😂

お小遣い帳を付けることで「お金に対する尋常じゃない執着」が生まれることになろうとは😅

さらに、

高校生になったらお小遣いを値上げしろとか言い出す始末🤣

言語スキルにむしろ驚愕しました😂

 

お金の概念は一朝一夕では身に付かない

出典:イラストAC

やっぱり、お金の概念は一朝一夕では身に付かないものです😅

試行錯誤しつつ、その子にあったやり方で教えていくしかないんですよね。

様子をみながら、日々トライ&エラーです。

ただ、地道に教え続けてきたことで、最近少しだけ成長したな~と思う事があります。

それは、

物の価格帯がなんとなくわかるようになってきた!ということですかね。

カーッときて物を破壊するときに、以前のように高い金額のものを気軽に壊さなくなってきましたね。

壊す前に、ほんの一瞬冷静になり、「壊してもこれくらいなら大丈夫かな?」と思うのかどうかは知らんけど🤣

ダメージの少ないものを選ぶようになりました😂

てか

その冷静さがあるんだったら破壊すること自体をやめてほしい😂

と思わなくもないんですが、まあ少しずつでも前進していると思えば、ヨシとします(‘ω’)ノ

 

ガチャ中毒が少しおさまったらまたお小遣い帳を再開させたいな、と思っています。

社会に出たときに、わずかなお小遣いをやりくりする時にきっと役立つはずですから。

今年こそは試してみたいと思っているんですけどね…。

あ、ちなみに高等部になった今は1か月の小遣いは1000円です😂

使い道はいまだにガチャポンと自動販売機くらいなんで、結構貯め込んでいるんじゃ?って感じです🤣

あと、お手伝いに対する対価を支払うのはやめました。

(タダで手伝ってもらっています🤣)

その結果、お金に対する異常な執着はなくなりましたね。

やはり太郎のような重度知的障害者は、自分でお金の管理をするのは難しいと思います。

社会に出てから、家を出てグループホームや施設に入った後も、せいぜいがお小遣いの管理くらいしかできないだろうな、と。

なので、お小遣いの管理ができるように。

少しずつでいいから練習したいですね😅

 

 

 

 

  • X

重度知的障害児の貯蓄どうする?お年玉は?お小遣い帳は?” に対して10件のコメントがあります。

  1. にゃんこ より:

    こんにちは。
    今一番悩ましい問題を取り上げてくださりありがとうございます。
    ですが、これが、今二番目にくるくらいの事を正月にやらかした知的障害の次男。
    その話は次の愚痴ブログに吐露することにして。
    今問題児次男はお年玉景気に浮かれてお休みの度に買い物に出掛けています。
    買うものは一番ハマっているデュエルマカード。
    11月頭に五千円の箱を二つ買って、私たち親から大目玉。
    月のお小遣いは一万で、しょっぱなからいきなり使い果たして、私が五千円貸すことに。
    それは無事12月に祖父母からの誕生日プレゼントで返済したのですが。
    お小遣いの範囲で趣味のものを買うのは良いとしても、際限なく欲しくなってしまうようで心配です。
    その後、不必要なカードを友達にあげたりするのも、私たち親はどうかと思っています。
    次男に至っては、人にあげる前提で買ってるきらいもあって。
    それなら、欲しいカードを一枚だけ、3000円くらいで買うなどすれば良いものを、と思うのは親の価値観でしかない。
    今後もずっとこのような問題に直面することになるのでしょうね。

    1. 稲倉サナ より:

      カード収集は散財しがちなので頭が痛いですね(´・ω・`)
      趣味は「初期投資すれば後々はお金がかからない」タイプのものであれば安心ですが、こればっかりは如何ともしがたいです。
      子供が成長してくると幼い頃とはまた違ったジャンルの悩みが増えてきますね。
      そして解決策がなかなか簡単には見つからない点もつらいですよね(゚з゚)

  2. おばさん猫 より:

    あけましておめでとうございます(^ ^)。
    今年も宜しくお願いします!

    サナさんのブログの記事が
    もう年末年始の息子への悩みに
    ドンピシャで(涙)…夫が
    (息子にとっては)大金をお年玉で
    与えてしまったせいで、もう
    お金に執着が酷くなってしまい…
    「なんて事してくれたんだ〜(T_T)」と。

    好きな物を買ってあげたい、やってあげたい
    とは思うものの、
    将来の息子の収入を考えると
    そんな好き勝手に使えるお金は
    得る事が出来ないことを思うと…。

    息子もガチャにはまっていて(涙)。
    最近、ガチャの専門コーナーも
    増えていたりするので、ほんと
    困ったものです。

    1. 稲倉サナ より:

      明けましておめでとうございます(^^)
      お金に対する執着は厄介ですよね(;’∀’)
      徐々に身の丈にあった生活になるように調整していかなければならないけど、好きなものを買ってあげたいという気持ちもあるので、なかなか思うようにコントロールできないのが現実です。
      でも地道に努力してきた(私が。笑)おかげで、随分質素な生活が身についてきたような気もします。
      年齢を重ねれば理解できることも増えてくるので、諦めずにがんばりましょう(=゚ω゚)ノ

  3. べんじゃみん より:

    あけましておめでとうございます(^^)
    今年もブログ楽しみにしております。

    お金に限らず執着怖いですね…うちはまだ3歳ですが食への執着がすごくてドン引き中です…!

    1. 稲倉サナ より:

      明けましておめでとうございます(^^)
      うちの太郎は食べ物への執着は現在もなお健在です。
      ドン引きしますよね!
      まあでも我慢することができるようになりましたけどね。
      他の人にも残さないといけないとか、そういったマナーも守れるようにはなりました。

  4. えびコロッケ より:

    明けましておめでとうございます。

    うちの息子も、「ねーねは、お小遣いもスマホもある」と、もやもやしていました。そういうところは、めざとい!! なので高等部から、お小遣いをあげることに。今は月2,000円です。

    お小遣い帳は、ノートにレシートを貼らせています。小遣いを渡す時に、先月使った内容をゆる〜く親子でチェック。
    貯めてDVD付きの動物図鑑などを買っています。頭のなか、ダーウィンが来たでいっぱいなので。
    字が読めないので音読をせがまれますが、えびコロッケが活字中毒なので今のとこと問題ありません。この頃興味のない野生生物や虫の生態に詳しくなってきましたw

    スマホは「一人で行動(登校や就労)できるようになったら」と言い聞かせています。
    代わりに家では家族共有のiPadをほぼ独占。これでゲームをしていますが、ゲーム課金をさせないように教えるのが大変でした!!  
    小学生が十万単位で課金したという記事を目にする度に、ひゃあああと冷や汗。将来小遣い程度しか稼げない息子が、ゼッタイ覚えてはならないもの。それがゲーム課金だ! 

    私が唯一楽しみにしているすみっコぐらしゲームも、iPadでするので無論課金できません。ああ、わずかでも推し(すみっコ達)に貢ぎたい!! という熱い思いは封印して、「母ちゃんもしていない。うちはスマホもiPadはできない仕組みになっている」と言い聞かせています。

    今年もよろしくお願いいたします。ぺこり。

    1. 稲倉サナ より:

      明けましておめでとうございます(^^)
      うちの太郎も最近ではタブレットを欲しがっているんですよね。
      我が家は家族の誰もタブレットはほとんど普段使いはしていないんですが、最近は学校やデイなど、いろんな場所でタブレットを手にする機会が増えているからだと思います。
      そんな時のためにAmazonで激安タブレットを購入して隠しているんですが、渡すとしたら卒業祝いかな(笑)
      課金は怖いですよね。
      物理的にできないようにしておかないと、とんでもない事になりそうです((((;゚Д゚))))

  5. こー より:

    明けましておめでとうございます
    前にも書いたと思うけど、自分のお金の管理出来ると良いよね。
    太郎くんガンバ。

    1. 稲倉サナ より:

      明けましておめでとうございます(^^)
      本当に、お金の管理ができるようになると生活のクオリティが上がると思うんです。
      (ある程度の額を、自分で自由に使えるお金を手にすることができるので)
      根気強く教えていきたいと思います。

コメントを残す