自閉症児と行く海外旅行~現地での過ごし方編①~
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いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
長々と続いてきた「自閉症児と行く海外旅行シリーズ」も、この「現地の過ごし方編」で最後になります。
すでにご存じのことも多いとは思いますが、最後までおつきあいいただけますと幸いです(‘ω’)ノ
まずは障害児との旅行でもっとも気になる点から。
障害者割引・サポート
日本国内ではJRやバスなどの公共運賃は障害者割引が適用されますよね。飛行機の国内線にも障害者割引があります。
また、ディズニーランドやユニバーサルスタジオ、美術館や各種施設等でも、障害者割引適用の施設は多いと思います。
(東京ディズニーリゾートもついに今年4月から障害者割引チケットが発売されることになりました)
海外ではどうなんでしょうか?
まず、航空運賃の障害者割引について。
国際線には割引設定はありません。
それから、現地の交通関連の障害者割引は国や交通機関によって様々ですが…
そもそも日本の障害者手帳がそのまま使えるわけではありません。
私が調べた感じではその国の言語に翻訳する必要がある場合もあり、その手間と手数料を考えるとやる必要性が感じられないという。
また、日本では割引チケットのあるユニバーサルスタジオですが、シンガポールには割引チケットがありません。その国によって設定が異なるんですね。
美術館などの施設も国によって違いがあるので、あらかじめ調べていくことをおすすめします。そのうえで、割引がきく施設にたくさん訪れる予定がある場合、日本の障害者手帳が使えるかどうか、翻訳が必要かどうかを調べる…という手順になるかと。
ちなみに我が家は海外で障害者割引・サポート等は一切使ったことがありません。というのも、日本のディズニーリゾートの「ディスアビリティアクセスサービス(旧:ゲストアシスタンスカード)」のようなサービスが存在しない施設も結構あるんですよね。
例えばシンガポールのユニバーサルスタジオにはこの手の障害者サービスはありません。
順番待ちができない多動のお子さんがいる場合は、繁忙期の遊園地系は避けた方が無難かもしれませんね。
ホテル
うちは旅行代金を安く済ませたいということと、自閉症の息子が手がかかるため、
常に大人の目が2人欲しい
という理由から、基本的には
家族4人で部屋1つ
になるよう予約しています。
小学校時代は添い寝OKの設定のホテルのツインルーム1部屋を選んでいました。(うちの子たちは体格が小柄です)
海外のホテルはベッド幅が広めなので、ベッドに2人ずつ寝ても問題なく過ごせました。身体が大きくなってからは4ベッドルームを選びましたが。4ベッドルームも探せば意外とあるんですよね。
一度どうしても泊まりたいホテルがあり、そのホテルには4ベッドルームがなかったので部屋を2つに分けましたが、2つ部屋があると、部屋に太郎がいなくても「あっちの部屋にいるんだろう」などと思い込み、いずれの部屋にもいなかった!というリスクも生じます。多動のお子さんがいるご家庭はできるだけ1部屋で泊まれるよう調整することをおすすめします。
食事
とりあえずホテルの朝食バイキングこれは必須✋
国によっては偏食のお子さんが食べられないお店ばかり、ということも考えられます。品数多いバイキングであれば、何かしら食べられるものがあります。昼食・夕食で食いっぱぐれても、朝食さえしっかり食べていれば死なずにすみます👍
あと、ホテルに付属しているプール・海で過ごす系の旅の場合。お子さんがカップ麺を食べられる子であれば、日本からお子さんの好きなカップ麺を持参することをおすすめします。
ビーチでのランチは、意外と食べられるメニューにクセがある場合が多く。自閉の息子が食べられるものがない!!みたいなこともあるあるです。そんなときうちは、ホテルの部屋に戻ってカップラーメンを食べました。
こんなところまで来てカップラーメンかーい😂っていう気持ちはありますよね。でも背に腹は変えられず。
ちなみにホテルの売店でも日本のカップラーメン売ってましたが
赤いきつねが5ドル😱
ボッタクリかい!と腹立たしくなりますが、日本製品はお菓子なんかも高いですよね(´・ω・`)
自閉症児の場合は食べられるお菓子も日本から持参していくことをおすすめします。
※現在、米国などは動物系の具材の入っているカップラーメンの持ち込みは禁止かもしれません。訪問する国のルールを事前にご確認ください
まあ、こんな感じで。
外食する際はあらかじめ日本で偏食のお子さんもOKなお店をリサーチしていくと思うのですが、お店が潰れていたり営業していなかったりってことも結構あるので、候補をたくさん出しておくといいかと思います。
・・・というところで、残りは現地での過ごし方編②にて。
過去の海外旅行with自閉症児シリーズはこちら↓↓↓