母が女をやめる時~知的障害児と性~

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ここ数日受験生並みに勉強をしていたためしばらくブログの更新が途絶えていました😅

が、昨日Twitterで私の推しである障害児ママブロガー・やっちんさんが「母親のお風呂の介助について」書かれていたトピックを読み、私もそれにちなんだ記事を書いてみようと思った次第です🖐️

 

私が知的障害の息子と一緒にお風呂に入らなくなった理由

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やっちんさんのツイートでは「息子の性の芽生えを考え、母は一緒にお風呂に入るのをやめて着衣の状態で介助することにしたい。その際にどんな洋服(水着?)を着ればよいか」ということについて書かれてありました。

現在高校2年生のうちの息子が同年齢の頃、やはり同じようなことを悩んだ覚えがあり、ついつい反応してしまいました😅

定型発達の子はもちろん、知的障害の軽い子であれば、小学校低学年のうちに教えれば一人でお風呂に入れるようになりますよね。実際、うちの次男も小学校に入学する頃には一人でお風呂に入るようになっていました。

ところが重度知的障害の長男の場合、単純に「お風呂に入る」ということであれば何とか一人でできなくもないんですが、頭は泡だらけのまま、洗面所はビショビショ、濡れたまま服を着る…のような状態で出てくることは必至🤪

それについては過去の記事☟にも書きましたが。

重度知的障害高校生男子のお風呂事情~身辺自立シリーズ~

IQ30の息子の場合、高校2年生の現在でようやく5~6歳の知能なわけですよ。

それが小学校低学年の頃であれば1~2歳の知能です。

いくら丁寧に教えたからといって、一人で完璧にお風呂に入れるようになれるわけがない😂

だから、母である私が一緒にお風呂に入り、介助をしつつ「お風呂の躾」をしなければならないんです。

お風呂の躾は家でやるしかない

小学校を卒業する頃までには一人でちゃんとお風呂に入れるようになっていればいいな…と思いつつ。

ところが。

女児ならともかく、男児って母にとって異性ですよね(当たり前🤣)

小学生でも高学年になってくると第二次性徴が始まり、体が大人になる準備を始めます。

と同時に、心も性への目覚めがでてくるんです。

いやでも、知的障害児でしょ?大丈夫なんじゃ?と思われるかもしれません。

でも性って本能なんです。

本能に知的障害は関係ないんです😂

いや、むしろ知的障害児だからこそ、定型発達の子よりも本能に対して執着する場面も多々あります。

そうした本能の筆頭が食欲で、知的障害児の食欲をコントロールすることはなかなか難しいんですよね。

執着心が強いので😂

だからこそ、性欲についてはできるだけ芽生え始めの頃からきちんとコントロールしていきたいと思っていました。

だから悩みましたよね。

いつまで息子と一緒にお風呂に入っていいんだろう?って。

息子が男女の体の違いを意識し始めるのはいつなんだろう?って。

そんなふうにボンヤリ考えていたら、いきなり来ましたよ

その時が😂

あれは長男・太郎が小学1年生になったばかりの頃だったと記憶していますが、一緒にお風呂に入っていたときのことです。

太郎がふと湯舟の中で私の方をじっと見つめてきた…と思ったら、右手がするすると伸びてきて…私の胸(おっぱい)めがけて伸びてきてええ🤪

とっさにバシッと手をはたき、間一髪のところで触られずに済みましたが😭😭😭

ちょっと、(いやかなり)ショックでしたね。

太郎の様子からすると性的なニュアンスは薄くて、「なんだこれ?」という興味から手が伸びてきた感じてはあるんですが。

けれどもこれが男女の体の違いに気づいた瞬間なんだと思いました。

翌日から私は太郎と一緒にお風呂に入るのはやめました。

私は短パンにTシャツ姿で太郎の介助をして、太郎を着替えさせてリビングに送り出した後、その直後に一人でお風呂に入るようになりました。

 

そして私は息子の前で「女」であることを隠すようになった

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その頃の私は「知的障害児の性」について手探りではありましたが、少なくとも太郎の前で私は「女らしさ」を捨てることにしたんです😂

重度知的障害児 ”思春期の性” 。その後どうなった?

重度知的障害児は異性に対して性的な感情を抱くのか?

知的障害児の性についてはこれまでも何度か記事に書いてきましたが、やはり本能的にムラムラする感じはあるみたいなんですね、重度知的障害児であっても。

なので、性的な描写のあるテレビ番組などは一切シャットアウトしつつ、私自身も身体のラインがわかるような洋服を着ることは避け、太郎とはなるべくボディタッチもしないように心がけました。

ボディタッチについては賛否両論あると思いますが、うちの太郎の場合、母親に対する甘えと女性に対する甘えが混同しているようなフシがあったんですよね。

幼少期は母親に甘えてくることなど一切なかった太郎が、中学生以降になってから急に私に対してベタベタ甘えてくるようになったのは、母親が女性だからなんだと思っています。

母を女性として性的な目で見ているのとは違うものの、母親とのスキンシップを通じて、そのうち他の女性に対して触れてみたいと思うようになったら…。

なので太郎が小学校を卒業して以降は、私の体に触れさせないようにしています。

あ、触れるといっても性的な意味ではなくて、手をつなぐ、ハグをする、といったことですね😅

私の周りも小学校高学年くらいからは子供と手をつながないようにした、という方がほとんどですけどね。

(性的な理由とは違いますが😂)

そのことが功を奏しているのかどうかはわかりませんが、高校2年生の現在、今のところ太郎は女性関係でのトラブルは皆無です😊

引き続き気を緩めずに頑張りたいと思います(何を🤣)

 

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母が女をやめる時~知的障害児と性~” に対して8件のコメントがあります。

  1. にゃんこ より:

    我が家は小1に上がった頃にはもう、長男と二人で入るようになっていました。
    長男がいない時には父親と。
    ですので、記憶が定かではありませんが、小二の頃には私も着衣で入浴介助だったかと思います。
    私が入っている親の会でも、お風呂問題を取り上げてもらって、助かりました。
    療育等専門家と接点のない、我が家のような家庭のために色んな情報を共有してもらっていました。
    ですが、ちょっと私の育ち?特性?に問題があって(汗)
    入浴後にスッポンポンの素裸でリビングをウロウロしてしまっていて、それは上の子が高学年くらいまでやっていたかもしれません。いや、三、四年生までか?(滝汗)
    また、朝のパジャマや他所行きから家着へ着替えもリビングでやっていて。
    男子二人の熱い視線を浴びながらの生着替えはそれこそ、高学年までやっていました。ごめんなさい。
    下着はつけていましたが、やはり、ね。
    良くはなかったですよね。
    わたしも、テレビで色っぽいシーンを見せないように、子供の頃はNHKばかり見せていて。
    寝る時間も8時から9時と早かったので、子供たちはドラマを見たことはなかったのに、私が見ていた録画の韓国ドラマで急にまさかのキス。
    主人公の女の子よりも、私の方がドギマギするという。
    韓国ドラマは本当にスリルとサスペンスでございました。
    未だに、子供たちと恋愛ドラマは見ておりません。
    お母さん、照れちゃうのよねぇ。

    1. 稲倉サナ より:

      うちは次男が年下なので、お風呂ももちろん、すべてにおいてお世話を任せることができなかったんですよね( ;∀;)
      今はきっとやらせればできるけど、今度は太郎の方が「兄のプライド」があり、受け付けなくなってしまっていると思います。
      って、にゃんこさんの特性( *´艸`)
      テレビドラマのラブシーンは子供と一緒に観たくないですよね。知的障害の有無は関係なく。
      そこいくとNHKの子供番組の安心感と言ったら(笑)

      1. にゃんこ より:

        もうね、恋愛ドラマなんて、もう旦那とも無理。
        私のデレ顔。
        かなりヤバイ笑笑

        1. 稲倉サナ より:

          わかります!
          夫とは絶対無理( ̄∇ ̄)

  2. こー より:

    こんにちは
    「岬の兄妹」
    映画なんだけど困窮する生活で知的障害の妹に売春をさせて生計を立てると言った感じのものだったけど、とっても考えさせられる映画でした。
    性の問題は本当に大変だけど、正しい知識が大事ですね。
    きっと嫌らしい気持ちではなく本能なんでしょうね。
    自閉症の子と接していて、中学生の子がニコニコ笑って抱きついて来る子がいたけど、背中をポンポンしてあげたら直ぐに離してくれてニコニコしながら私の側に居たことが有りました。
    知らない人だとビックリしちゃうね。

    1. 稲倉サナ より:

      こーさん、またまた映画の情報ありがとうございます(^^)
      「岬の兄弟」知りませんでした!
      なかなかしんどい内容ですね…。
      知的障害と性について調べていると、こういった悲しい情報も出てくるんですよね。
      太郎の場合は幼い子供が母親に甘えるような部分と、その中にかすかな性的な意識もあるような、体は成人に近づいているのに中身は幼児というアンバランスさを感じます。
      とにかく女性に抱き着いたり体に触れたりすることはNGということで徹底させています。
      本人(知的障害児)に性的な気持ちがあるかどうかではなく、相手がどう思うかが重要だと思うので。

  3. おばさん猫 より:

    お勉強お疲れ様です!

    お風呂問題、我が家も悩みましたが
    (うちはテンカンがあるので、今も
    ドアの外で見守りしています)
    やはり小2くらいで一緒に入るのを
    やめました。
    でもどうしても頭が洗えないので
    頭だけ勿論着衣のまま(^◇^;)フォロー
    しています。
    同性だったら、一緒に温泉に行ったりして
    隣同士で色々教えられるのでしょう
    けれど、なにせ異性なので…。
    自宅は狭小風呂なので(^_^;)隣で教えるのも
    難しいです。
    いつか、大きなお風呂にリフォーム
    したいなぁ〜と(話が逸れました)。

    1. 稲倉サナ より:

      お風呂は歯磨きと違い、上手くできなくてもまあいっか、という分野ではあるんですよね(;’∀’)
      高校生の今も洗面所をびしょ濡れにしてしまう軽度知的障害の子(女子)に対して、何の対策もされていない…なんていうケースも珍しくないですから。
      ただ、グループホームに入る事を考えると、お風呂のマナーは身につけさせておきたいな、と思うんですよね。
      異性の子供は中学生くらいになるとお風呂もトイレも性的な意味で介助が難しくなってしまうのでつらいです( ;∀;)
      本当はもっと同性の夫にいろいろ手伝ってほしいんですけどね…。
      大きなお風呂、憧れます(笑)

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