発達障害グレーゾーンと「のび太・ジャイアン症候群」
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つい最近、会社員時代の友人のお子さん(中学生)が学校を辞めた、という話を聞いて。
よくよく聞いて見るとそのお子さんは発達障害グレーゾーンだったそうなんです。
支援の手から取り残される発達障害グレーゾーンの子供
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友人のお子さんは中学受験でとある大学附属中学に合格し、通っていたのですが、対人関係のトラブルが原因で自主退学したそうです。友人いわく、そのお子さんは思った事をそのまま口にしてしまうため、友人関係のトラブルが絶えなかったのだとか。
アスペルガー症候群の特性が見られるものの、発達検査をしても「限りなく発達障害寄りの定型発達」ということで、いわゆる発達障害グレーゾーンなのだと。
結局学校を辞めて転校することにしたのですが、発達障害の診断が降りているわけではないので、公的なフォローもあまり期待できず😔
彼女の場合は、親である私の友人が彼女の特性を理解し、トラブルが起きた時点ですぐに対応したので二次障害を免れましたが、親ですら気がつかない発達障害グレーゾーンの子供は、表に出てこないだけでたくさんいるのかな…と思いました。
考えてみるとこういうグレーゾーンの子供は、診断されないがゆえに支援の手から漏れてしまって、行き場を失い、不登校となってしまう子も多いのでは、と。
グレーゾーンのお子さんとその親御さんは、適切な支援を受けられず、孤軍奮闘しているのでしょうか。友人の話を聞いて暗澹たる気分になりました😢
ジャイアンみたいなあの子も発達障害だったのかな
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思えば私が子供の頃から発達グレーの子っていたんですよね。ただ、当時は「発達障害」なんていう言葉もなくて、知的障害がなけえれば普通級で過ごすわけで。
授業中に立ち歩く子や、極端に勉強ができない子あたりは、今考えると発達障害だったのかもしれません。
ちなみに私自身は公立のごく普通の小学校に通っていたんですが、その小学校には今でいうところの「特別支援学級」がありましたが、そのクラスに入っているのは明らかに知的障害が顕著な子供ばかりで、今でいうところの「知的軽度の発達障害」「グレーゾーン」あたりの子供は、普通級に在籍していたと思われ、当然ながら何のフォローもありませんでした😔
うちの学年には、そんななかでひときわヤバいやつがいたんですよね。
たとえるなら、そう。ドラえもんのジャイアン。
いつもニヤニヤ笑っている男の子だったんですが、先生の言う事をきかず、授業中つまらなくなると勝手に家に帰ってしまうこともありました。クラスメイトには常に威圧的な感じで接するので、友達は1人もいませんでしたが、それを気に掛けることもなく、一匹狼、といった風貌でしたね。
短気で、カーッとすると暴力的になるため、周りの子はあまり関わらないようにしていました。先生も半ば匙を投げていたと思います。そもそも、不登校気味だったんですよね。思えばネグレクトだったんじゃないかと思います。
ある朝、校庭に猫の死体が見つかったことがあって。
サッカーゴールポストに打ちつけられて死んでいたそうなんですが、その前日、校庭でジャイアンが猫のしっぽを掴んでを振り回しているのを見た、という子がいて。真相は定かではないんですが、よく動物を虐待していたという噂はあったんですよね。
そういえばあの子はあの後どうなったんだろう。
私たちの世代は、自分も周りも発達障害であることに気がつかないまま、大人になった人がきっとたくさんいるんでしょうね。
で、こんなことを考えていたら、ふと思ったんです。
ジャイアンも発達障害なの?
って。
「のび太・ジャイアン症候群」とは?
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ここでドラえもんの登場人物・ジャイアンについて詳しく調べてみました✋
剛田武(ごうだたけし)
漫画『ドラえもん』に登場する架空の人物。通称「ジャイアン」。6月15日生まれ。野比のび太のクラスメイトのガキ大将。妹にジャイ子がいる。
乱暴な性格で、同級生を殴ったり、漫画やオモチャなどを奪ったりする描写が目立つ。作中ではスネ夫とともにのび太をいじめる役回りが多いが、一方で義理固く涙もろい一面の持ち主であり、特に映画版では後者の性格が強調される。ほかの主要キャラより体格が大柄で、運動能力も高い。それに対し勉強は苦手である。
主な趣味は歌であるが聞くに堪えないレベルの音痴。それにもかかわらず自身の歌を空き地で披露する「ジャイアンリサイタル」に同級生を強制参加させ、周囲に嫌がられている。
剛田武 – Wikipediaより抜粋
ジャイアニズム
ジャイアニズムまたは剛田主義、剛田ニズムとは、漫画およびアニメの『ドラえもん』に登場する主要キャラクターのひとりであるガキ大将、ジャイアンこと剛田武の作中における言動を、ジョーク的に思想と捉えるべく名づけられた名称である。
その根本は、「横取りジャイアンをこらしめよう」においてジャイアン本人が発した「おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの」という言葉に由来しており、自らの所有物(占有物)については当然に自分の所有権を主張しつつ、他者の所有物に対してさえも全く法的な根拠なしにその他者の所有権を否定し、所有権が自分に属することを暴力的に主張するという、極端に利己主義、独占主義的な思想を指す。
前述したとおり正式な定義がされているわけではないので、米川明彦の定義では、「おれのものはおれのもの、おまえのものもおれのもの」と考えること全般を「ジャイアニズム」としている。また、自己中心的な人に対し、時に皮肉を込めた意味で「ジャイアニズム」と言う言葉が使われることがある。
暴力
「ムシャクシャしている」という理由だけでのび太らをよく八つ当たりしている。相手が怪我をするまで容赦なく痛めつける、バットで十数発も殴りつけるなどの暴力を平然とふるうという容赦ない一面も持っている。ジャイアンひとりでドラえもんやのび太たち4人に殴りかかることもある。また、のび太を1日1回殴らないと飯が不味いという。格闘技や武術の真似事を始めると「腕試し」と称して、技を使わずとも楽勝なのび太を強制的に相手に選ぶ。また、未来の道具で世界征服を目論んだり、「逆らうものは死刑アハハ、いい気持ちだ」と発言するなど、独裁者的な心理描写もある。
剛田武 – Wikipediaより抜粋
欲しいものの取り上げ
その手口は強引に他人の漫画やゲームを取り上げ、「お前のものはオレのもの、オレのものもオレのもの」と叫んで自分のものにする、というものである。執念深く、欲しい物があると持ち主にしつこくくれるよう頼む。借りた物が壊れたりしない限り自分から返すことはほとんどなく、催促されると開き直って怒るので友人たちはひみつ道具に頼って取り戻すことになる。当人曰く「返さないのではなく永久に借りておくだけ」「いつ返すか決めてないだけ」。
剛田武 – Wikipediaより抜粋
( ゚д゚)・・・。
いや、
ジャイアンってば、間違いなくクロだね?😂
そしてジャイアンについて調べていたらWikipediaにこんなものが出てきました✋
のび太・ジャイアン症候群
司馬理英子(本名: 松浦理英子)が命名した造語。実際には正式な医学用語ではない。星野仁彦という精神科医が「ジャイアン型」「のび太型」の分類を使用している。
藤子・F・不二雄の漫画作品『ドラえもん』の登場人物、のび太とジャイアンに由来し、司馬理英子の書籍内にて注意欠陥・多動性障害 (ADHD) の症例をのび太とジャイアンという馴染み深いキャラクターで例えて伝えようとした。 のび太・ジャイアン症候群 – Wikipediaより引用
司馬理英子著「ADHDのび太・ジャイアン症候群」
ちなみに、
短気で怒りっぽく乱暴な児童を「ジャイアン型」
引っ込み思案で自信がなく、自己主張ができない児童を「のび太型」
というように分類されるらしいです😅
多動・衝動性優勢型(ジャイアン型)
自分の思い通りにならないと、ほんの些細なことでもすぐに不機嫌になり、瞬間湯沸かし器のように怒りの感情を爆発させます。このため周囲からは「短気でキレやすい、癇癪持ち」と思われています。 キレたとき、彼らは一種の解離状態(思考や感情などの精神機能の一部が自己から切り離された状態)に陥り、後で聞いてもキレたことを覚えていないことが少なくありません。また理由もないのに妙にウキウキして高揚したハイな気分になることもあります。
不注意優勢型(のび太型)
些細なことで不機嫌になるのですが、逆に気持ちが落ち込んでメソメソします。
は~( ゚д゚)
世の中にはこういったことを真面目に研究する方々がいらっしゃるんですね😂
ちなみにうちの太郎には「ジャイアン型」の一面があるよなぁ…と思いました。
発達障害の世界は奥が深いですね😅
こんにちは
始めにパンやってみたよ、とっても食べやすくてお昼に(≧∇≦)bね。
のび太型、ジャイアン型
分かりやすいですね。
ウンウンクラスに一人は、ジャイアンみたいな人いましたね、でも優しかったような気がする。
特別支援学級は小学校にはなかったな、中学校には有った。
皆( ^ω^ )していて楽しそうにしていたよ。
早速パンを作ってみたんですね♪手軽で(・∀・)イイ!!ですよね。
ジャイアンぽい子っていますよね。私の小学校時代、ジャイアンとは別のクラスになった先でも、織田信長みたいな子がいました(どんな子やねん)
のび太みたいな子もいますよね。
うちは中学には支援級なかったなー。近隣中学にもなかったような…。障害のある子はみんな養護学校に行っていたんですよね。