IQ30の自閉症息子の身辺自立<まとめ>
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いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
今日は梅雨の合間の日差しが見えたので、急いで洗濯物を干してきました(;’∀’)
洗濯物は除湿器をかけて昨夜部屋干ししておいたものなのですが、湿度が高いせいか乾きが今一つ。
朝、ご飯を食べ終わる頃に急に晴れ間が見えてきたので、慌ててベランダに洗濯物を移動しました。
私は長男の登校に付き添わなくてはいけないので、朝はかなりバタバタです💧
それでも、長男・太郎が身支度などすべて自分のことは自分でやれるので、幼児期に比べれば楽なものですね👍
先日の知能検査でIQ30の判定が出た、知的重度・自閉度もかなり重めな長男・太郎ですが、
身辺自立については根気強く教えていけば、ちゃんとできるようになるんですよね。
比べてはいけませんが、犬などの動物も躾をすればある程度のことができるようになるのと同じなのだと思います。
そこで今回はIQ30の太郎の身辺自立について、それぞれいつ頃できるようになったのかをまとめてみたいと思います。
障害が重いと、健常の子と同じようにできないのでは?とか、どの程度遅れがあるのかな?とか、まだ小さいお子さんを育てていらっしゃる親御さんの参考になれば幸いです。参考までに、次男の身辺自立時期についても併記いたします✋
以下は1人でできるようになった時期です。
重度知的障害児の身辺自立状況
●トイレ(オムツが外れた時期)
4歳。幼稚園年中さんの夏休み。
言葉は話さず、多動やこだわりもひどく、コミュニケーションがまったく取れませんでしたが、オムツは外せました。
太郎が通っていた幼稚園はオムツOKなんですが、トイトレはやってもらえません。オムツの子は卒園するまでずっとオムツ、ということになります。
トイトレはご家庭で、ということですね。当たり前ですけど😅
トイトレは夏休みにやったので、幼稚園の先生の手は一切借りていません(‘ω’)ノドヤッ
詳しくはこちら↓
知的障害あり自閉症の息子のオムツはこうして外した!
夜のオムツはしばらくやっていましたね。おねしょ対策として。
ちなみに次男は2歳8か月で外れました(‘ω’)ノ
●歯磨き
小学校低学年の頃。ただしきちんと1人で磨くことを任せられるようになったのは中学に入ってから。
虫歯予防のために、口内を正しく磨く習慣がつくまでは仕上げ磨きをしてあげていました。
そのため、太郎は虫歯になったことが一度もありません👍
次男:小学1年生。それまでは仕上げ磨きをしてあげていました。
仕上げ磨きをやめた途端に虫歯が😱
歯磨きについてはやらせればいつでも1人でできた感ありますが、虫歯対策として、あえてやらせてなかったという感じですね。
●着替え
幼稚園年少。
幼稚園が制服で、毎日制服から体操服に着替える行為を繰り返しているうちに、自分で着替えられるようになりました✨
ただし、幼稚園ではスナップボタンだったので、いわゆるホール(穴)の開いたボタン付きのシャツを一人で着脱できるようになったのは小学校に入ってからでした。脱いだものをたたむ、などの作業も小学校低学年の頃にはマスターし、自分でやれるようになっています。ファスナーの開け閉めも低学年でマスター。ちょうちょ結びが苦手で、中学に入るまではうまくできませんでした。(今も苦手)
着替えに関しては、「ちょうちょ結びが苦手」ということを除くと、健常の子とあまり変わりなくできてきたと思います。
小さいうちからとにかく繰り返しやらせることが大事ですね。
制服のある幼稚園に入れてよかったと思いました。
次男:幼稚園年少。不器用な子なので、長男と同じような変遷をたどっています(;’∀’)
ちょうちょ結びもスムーズにできるようになったのは小学校高学年になってからかも(;’∀’)
ちなみに、靴の脱ぎ履きなども、太郎は健常の子と同じ時期くらいに一人でできていました。
●お風呂に入る
中学1年生。
基本的には小学校3年生には一通りのことが1人でできていましたが、頭も体も綺麗に洗えない・流せない・ということが習慣化しそうだったので、小学校のあいだは「作業の定着」の意味も込めて、私が洗髪と体洗いの部分だけ介助してあげていました。
ちなみに男の子だったので、お風呂に一緒に入っていたのは小1の1学期くらいまでですかね…。
その後は私は着衣したままの介助、という形をとっていました。
次男:小学1年生。ちゃんと洗えているのかどうか知らんけど(‘A`)
●食事(スプーンの鉛筆持ち・お箸)
これについては、自閉症だから特別手がかかった、ということがなかったんですよね。
というのは、結構、次男にマスターさせるのも手がかかったので😅
お箸をきちんと持ち、美しいマナーで食事をする✨
ということを子供に覚えさせるのって、障害があるからとかではなく、普通に大変ですよね?
うちはスプーンの鉛筆持ちから始めて、鉛筆持ちをマスターしたら次はエジソンの箸で練習。
エジソンが使えるようになったら、次はピンセットみたいなやつ
これをしばらく使わせて、普通の箸…というように段階を踏んで教えたところ、小学校2年生の頃には美しい箸使いをマスターしていました✨
ただし太郎だけ😂
太郎は学校の給食でも先生が箸の使い方をチェックしてくれていたんですよね👍
小人数クラスだったので。
なので、持ち方、相当美しいです✨
次男はそういうフォローは一切なかったので、私が気がついたときに声かけする程度でした。
まあ、箸がクロスしたりするようなことはないんですけどね。
基本的には正しい持ち方にほぼ近い感じなのですが、いまだに声かけはしています。
お箸なんて難易度高そうですが、
知的重度の子でもやらせればできる👍
ということを証明するナンバーワンの技術だと思います。
あっ、でも。せっかくお箸が綺麗に使えるのに自閉症のこだわりから
手づかみで食べるのがやめられない🤣
っていうオチ_| ̄|○
さすがに最近ようやく、手づかみはしなくなってきましたが。
ほんと、最近ようやくです。
>さくらんぼさん
コメントありがとうございます(*'ω'*)
偶然居合わせたご夫妻はとても熱心な方たちだったんですね。なんだか懐かしく思い出しました。とにかく子供のために皆さん必死なんですよね。さくらんぼさんみたいに興味を持ち、理解しようとして頂ける方がいることがわかっただけでも、私はブログを書いてよかったなと思っています(*´ω`)
>稲倉サナ様
待っていても向こうから来ないと言うのも、
役所の方がご両親に話され、
ご両親も承知されていた様子。
このご両親のお子さんは大丈夫だと、
勝手に聞き耳立て聞いてしまった私は、
とても強く感じました。
情報があるようでいて、身勝手な憶測含む自信満々な物を、
それはどちらかと言うと駄目な情報。鵜呑みにしちゃ駄目と言う物から、
個人差はあるがと断りを入れて、
自ら経験したサナさんの情報とは雲泥の差。
発達障がいは確かに難しく、身内に発達障がいの子供がいるわけではないけれど、
どこでどんな形で関わるか分かりません。
少しでも知識があれば、きっと何か誰かの役に立つと思っています。
知識が無いから関わる事が怖く、
聞き齧った情報だとしても、経験された方の発言は強い!
>さくらんぼさん
コメントありがとうございます(*'ω'*)
子供のことで何か不安があると、「答え」を求めて必死に検索しますよね、親の性だと思います。私もそうでした。そこで見つけた情報をもとに動き、助けられたこともたくさんあります。発達障害の世界は、待っていても向こうからいろいろやってくるものではなく、自分から積極的に情報を求めなければ得られるものは少ないと実感しています。
もしも私が書いていることが少しでも役に立つのであれば、それはとても嬉しいことです(^^)
>稲倉サナ様
ご自分のお子様が発達障がいと指摘され、
不安でググり捲る親御さんがいらして、
サナさんのblogに出会えたら当たり。
ある方のblogに出会ってしまったら外れ。
その位の差が内容に出ていますね。
私は知識として知っておきたいと、ある方のblogを読ませて頂いていましたが、
???と思う事が多く、質問も出来ない。
サナさんのblogに出会い、色々と質問にも答えて頂き、
本当に感謝しています。
役所で偶然目にしてしまった事ですが、
引越でこちらに来られるご家族のご両親揃って、お子さん(おそらく発達障がいを抱えていると思われる)
の相談をされていて、
会話の中に何度も「繋ぐ、繋げる」と言う言葉が頻繁に出ており、
発達障がいは専門家等への積極的な繋がりと、
母親の力で少しでも良い方向に向かう事が出来るのだと、
痛感しました。
繋げず、母親独自の考え方のみの場合、
本当に差がつくのだと考えさせられます。
>さくらんぼさん
コメントありがとうございます(*'ω'*)
緊急事態宣言が解除されて以降、ジワジワと街に人が戻ってきたなぁ…と思っていましたが、テレワークをする人も一部だけで、コロナ以前の状態に戻りつつありますね。
この暑さの中、マスクをして、立ちっぱなしの通勤電車に乗ってお仕事に向かわれるのは過酷なことと思います。お疲れ様です。
ご自愛くださいね。
太郎への躾ですが、Googleで調べることは参考程度ですね。やっぱり障害の程度や、その子の性格などによって、他の方がやっている通りにできないこともあるので。
太郎の性格を加味しながら、タイミングを見計らいつつ、あの手この手で試行錯誤…という毎日でした。今も試行錯誤は続いていますが(;'∀')
>skachさん
コメントありがとうございます(*'ω'*)
身辺自立系はその子に合った時期というのもあると思うので焦る必要はないものの、やらせないといつまでたってもできない、という、なかなかタイミングが難しくはありますよね(;'∀')
歯磨きは、自分で磨く練習をしながらも、仕上げ磨きはやってあげた方が虫歯にはならないと思います。うちの次男は仕上げをしなくなってから虫歯になってしまったので、それ以降は予防歯科に頻繁に通わせてカバーしてもらっていますが。
中学生くらいになるとさすがに自分で磨くのもなかなか上手になるので、もう仕上げ磨きはやっていません。たまにチェックはしますが。
お風呂は、うちは女性の身体の違いに気がついたそぶりが出てきたところで、これはまずいと思って一緒に入るのはやめました。
意外とやらせると自分でできるようになることが多いんですよね。ついつい思い込みで「どうせ無理」と思いがちなんですが。
サナさん御自身は、どなたか専門家に相談されたか、
ググったかして、
色々な一通りの躾をさせる努力をされたのですか?
それとも太郎君の出来そうなタイミングを見計らってチャレンジしたのでしょうか?
サナさんのblogが教科書のようで、(勿論、個人差はありますが…)
御自身はどうされたのかな?と思い質問させて頂きました。
マスクが熱くてダウンしそうですが、マイボトルとのど飴で凌いでいます。
通勤時間帯の電車は、ギュウギュウではありませんが、
座る事も出来ません。
コロナ前とは明らかに違いますね。
マスクは9割以上の方がされています。
平日ですが、明らかに遊び(観光)目的の方は見掛けません。
以上、現場からでした。
めちゃくちゃ参考になります。うちの子もほぼ同じような経過を辿っています。おむつは4歳なるかならないかの時期です。箸は美しくはないけど、OTさんに教えてもらって手づかみはなくなったかなあ。蝶々結び学習中です。
読んでて、歯磨きは、もうちょっと仕上げ磨きしてあげよう。虫歯なくなるんだ。服を畳むのももうちょっとちゃんと教えようと思いました。お風呂、一緒に入ってますわ、やばいかな。
どことなく似てて親近感感じます。(o^^o)
意外と自分でやれること多いですよね。
>すずめさん
コメントありがとうございます(*'ω'*)
ピンセットみたいなお箸は100円ショップで売っていましたよ!(今現在あるかはわかりませんが)キャンドゥとかセリア系で売っていたかと思います。
ちょうちょ結び、実は私も苦手でした(笑)
習ったことがないので、ずっと縦結びでやってきていました。最近ようやく練習してできるようになりましたが。爆
なので、人への教え方も下手くそかもです(;'∀')
洋服を自分で用意する、というのは中学に入った頃から息子が勝手にやるようになりました(゚з゚)
やらせた、というよりは自我が目覚め、勝手にやるようになったんですよね。
とんでもない組み合わせも致し方ありません('A`)
大変参考になる記事、有難うございます☆
エジソンの次の、ピンセットみたいなお箸って、何ていうんですか⁇
娘(年少)が今エジソン使ってるんですが、そのまま普通のお箸に移行できるとは到底思われへん感じでして(*_*)
蝶々結び、我が息子(小5)がまだ出来ません。
というか、実は私も蝶々結びかなーり怪しいんですよ(汗)
誰かに教わった覚えがないんです(ー ー;)
そうそう、服を自分で用意する、ていうのはいつ頃からなんでしょうか……
そろそろ自分でさせるべきなんでしょうが、息子に任してとんでもない組み合わせになったら、私が耐えられへん‼︎ なんて思てしもて、なかなか踏み切れません(°_°)