ジャイアニズム〜お前のものは俺のもの~
ちょっとここ最近崖っぷち状態につき記事を書く暇が無く😅
こちらは以前書いた記事をリライトしたものになります。
発達障害グレーゾーンとのび太・ジャイアン症候群
最近、新しい記事を更新しないでいると「ちむどんどん」のニーニーの記事が10位以内にランクアップしていることが多いんです。
この記事は検索流入…つまり、私のブログの存在を知らない方々が、Googleやヤフー等で「ニーニー 発達障害」と検索して訪れてくれているケースが大半です。
つまり、ドラマ(ちむどんどん)を観ていて、「この人もしかして発達障害なの?」と思って検索したかと思うんですが、Twitter界隈(#ちむどんどん反省会)では主人公の暢子も発達障害では?なんて囁かれていますね😅
私見では暢子は発達障害の診断がおりることはないものの、グレーゾーンかもしれない…とはちょろっと思っています😅😅
こんな風に有名な作品にも発達障害を匂わせるものが出てきている昨今ですが、発達障害疑いのキャラクターが出てくる有名作品といえばやっぱりこれ無しには語れないのではないでしょうか?
そう、「ドラえもん」です。
この↑記事を書いた時にも思いましたが、私自身が小学生だった頃、同学年に2人ほどジャイアンタイプの子がいたんですよね。
今思えば、一人は完全に真っ黒黒すけの発達障害だったなぁと😂
そしてもう一人はおそらくグレーゾーンだったかとは思うものの、何かしら抱えていたと思うんです。
逆にのび太タイプの子はいなかったよなぁ?なんて思うんですが、のび太タイプの子はジャイアンタイプに比べると他人に迷惑をかけることが少ないため、目立たなかっただけなのかもしれません。
ひどく勉強ができない子はクラスに数人いて、もしかしたら学習障害だったのかもしれないと今なら思うんです。
もしも当時の子たちを現代に連れてきたとしたら、発達障害と診断されるorグレーゾーン認定される子が続出する予感😅
古き良き時代だったんでしょうか。それとも当人たちは苦しかったんでしょうか。
現在は発達障害についての情報も溢れ、何か”普通と違う”気配がすれば「あの子は発達障害じゃないの?」と言われてしまう世の中になりました。
ひと昔前なら想像すらしなかったんですよ、「ジャイアンとのび太も発達障害かもしれない」なんて😅
ジャイアンタイプの息子は「全部俺のもの」
で、この「のび太・ジャイアン症候群」に当てはめるとすると、うちの息子・太郎はおそらくジャイアンタイプです😅
ジャイアンと言えば
お前のものは俺のもの、俺のものも俺のもの。
ジャイアンの座右の銘ですよね🤣
これぞジャイアニズムの真髄😂
そしてこれ、太郎にとっても座右の銘😂😂😂
食べ物限定ではありましたが。
自閉症の息子・太郎は食べる事が大好き。人生でもっとも興味があり、執着していることの一つです。
年の近い弟がいることも影響したのでしょうが、大皿料理を出そうものなら、ありえないスピードでガツガツ食べ始め、ほぼ全部を自分だけで食べつくそうとし始めます。
普通は家族4人だったら、お皿にある4分の1が自分の量と捉え、自分の量だけをお皿に取り分けますよね?
でも自閉症の息子はそれができないのです。
できないというか、ハナからやる気がない😂
「そんなにとっちゃだめだよ!」とか「おかわりは自分のお皿にあるものを食べ終わってから!」などと声をかけても逆効果で、ヒステリーを起こして大変な騒ぎになってしまうのです。
仕方がないので、我が家では大皿料理は出さず、すべて取り分けた状態で配膳していました。
家ではそんな感じでやり過ごしていましたが、その影響もあってか、外食先でのビュッフェ料理などは本当に大変でした。
うちの息子、満腹中枢がイカれてる?というほどに
食べる食べる🤪
お腹が空いているときにお皿によそう、というのもよくないのかもしれませんが、食べきれないほどにお皿にモリモリによそうのです。
もしかして明日から断食?今のうちに食べるだけ食べておこうとか思ってる?
っていうほどガツガツしていて、引く😂
でもそれはきっと
食欲=本能だからなんでしょうね。
発達障害というよりは知的障害の重さが影響しているんだと思います。
より本能に忠実に生きていている太郎は、理性で諭しても理解できないのです。
ビュッフェの際に限界を超えて食べ過ぎたあまりに、「(お腹が)痛いよ~痛いよ~」と泣くこともありましたね😂
ですから、ビュッフェ料理を食べる際は毎回横に付き添い、取り過ぎなように見張っていなければなりませんでした。
大変でしたよ。私たち親は😂
苦労が実りついに「遠慮」ができるようになった太郎
毎回食べ過ぎないように配慮したり、見張っていたり、本当に大変ではありましたが、健康面でも、マナーの面でも、このまま放っておいていいはずはないので、
●ビュッフェでは適量を取って食べ終わってから少量を追加で取りに行く
●大皿料理やホットプレート料理では、他の人の分もちゃんと残す
この2点については、理解できなくてもいい、とにかく毎回毎回、口酸っぱく言い聞かせてきました。
理解できないからといって、何も言わないでいたら、それがマナー違反であること自体を知ることもなく、永遠にジャイアンとして生きていくことになる。
永遠にジャイアン…それは何としてでも避けたい😂
こういう子でもいずれは親元を離れて1人で社会に放り出されることになる。
私たち親は永遠の命があるわけじゃない。
他人から愛される人間として育てるのが私たち親の義務だと思っています。
だから、教えられるうちに、できる限りのことを伝えたい。
幸い、口酸っぱく言い続けているうちに、息子も「適量」がわかってきたようで、ビュッフェ料理でモリモリに盛ってくることはなくなりました。
食べ過ぎて苦しむこともなくなりました。
大皿料理で「自分ばっかり取りすぎたな」と思ったときは、
「お母さんどうぞ」
と残った料理をゆずることができるほど成長しました✨
今では毎回ちゃんと他の人の分は残しておくように「自分の取り分」を意識できるようになっています😊
それこそ10年以上言い続けてきたので、この子に何を言っても無駄なんじゃない?と心が折れそうになる日々でしたが、がんばっていればこういう日がくるものですね。
お前の物はお前のもの。
そんな当たり前のことすら理解するのが難しい、自閉っ子のお話でした😂
こんにちは
忙しい中ブログ有り難う\(^^)/
心が折れそうになりながらでも頑張って教えてきたサナさん、立派です。
物凄く大変だったと思います、太郎くんが「お母さんどうぞ」と言ってくれた、もう感動!だよ。
努力は報われる、すぐに結果はでなくても⁉️出来てると言う日が来ると私は信じている。
勉強ファイト!
こーさん、ありがとうございます(*’▽’)
もともと私は「コツコツ」頑張ることが苦手だったんですよね(;’∀’)
それが太郎のおかげで「石の上にも三年」が楽々できるようになりました!
努力はすぐに結果として見えないものですよね。
勉強もすぐに結果が出なくて落ち込むことが多い日々ですが、コツコツやっていると結果はともなってくるんですよね。
無駄になることなんて何もない!
太郎は幼少期にしっかり躾をやってきたからこそ、今はたいていのことは何でも一人でできるし、料理を手伝ってくれたり、助かることも多いです。
あの頃辛くて涙を呑むことが多かったのですが、その頃の努力が今につながっているんだとすると、頑張ってきて良かったなと思います(^^)