自閉症児と行く海外旅行~飛行機の過ごし方編~
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いつもブログをご覧いただきありがとうございます(‘ω’)
昨日UPしたこちらのブログですが、コメントでとても使える情報をいただいたので、内容を更新いたしました。成田空港のHPからダウンロードできるパンフレットのURLを追加いたしました。
こちらのブログは自閉症児と行く海外旅行シリーズの飛行機の過ごし方編となります。
自閉症児を連れての快適な飛行機ライフを過ごすためには、座席の予約がいちばん大事!
自閉症児と行く海外旅行~飛行機の座席編~
なのですが、良い席が確保できたことを前提に、飛行機での過ごし方の工夫を書いてみようと思います。
まず、持ち物。
☆口封じ用のお菓子(気圧対策に飴も)
☆機内食がNGだったとき用の食べ物(パン・おにぎりなど)
☆水・お茶(保安検査後に調達)
☆この日のために用意した新しい玩具(ゲームソフト・絵本など)
☆ゲーム・スマホ用のモバイルバッテリー
☆USBケーブル
最近の飛行機にはエコノミークラスでも各席にモニター(ゲームや映画が楽しめるやつ)が完備しているので、
子供の暇つぶしにも最適ですよね( ・∀・)
うちの自閉っこも映画のストーリーなんて全然わからないくせに、意外にもがっつり観ていました。
何観てるのかな~?と思って画面を覗いてみると
カメラを止めるな
他にも太郎、
万引き家族とか観てました(;’∀’)
ちょっと子供には見せたくないものまで見られてしまうのが難点ではありますね(;’∀’)
っと、話がそれました(;’∀’)
本題に入ります。
準備
まず、飛行機に乗ったことがないという方は、同様の乗り物で練習をしておいた方がいいと思います。
例えば、新幹線。東京-新横浜のように短い区間で、一度も席を立たずに座っていられるか、など、実際に飛行機に乗ったつもりで静かに座っていられるかどうか、問題点を洗い出すためにもやっておくといいかな、と。
新幹線ではなくても、電車の特急など、座席の配列が飛行機と同じような縦向きのものがよいかと思います。
うちは新幹線には乗りませんでしたが、長距離路線のバスの後方座席にじっと座っていられるかどうか、何度も確認しました。
私の直接の知人ではありませんが、
知的障害のある自閉症のお子さん(中学生)が初めて飛行機に乗った際、飛行機の座席にじっと座っていられなかったため、離陸前に飛行機から降ろされたんだそうです。
ちなみにその方は普段は自家用車での移動がメインで、電車も横乗りのタイプしか乗ったことがなく、バスもほとんど乗らず…という、公共交通機関をあまり利用されなかったようです。
飛行機に乗る練習なんてなかなかできませんが、他の交通機関を使って慣れておくのは大事かなと思いました。
また、私は知らなかったのですが、前回のブログのコメントでご紹介いただいたANAやJALの障害者向けサービスがこれ↓
JAL
スカイちゃれんじ
ANA
そらぱすブック
それから、コメントでご紹介いただきましたが、成田空港利用の際の手順・行程を説明したパンフレットもあるようです✋
空港予習冊子(成田空港HP)
子供(特に、発達障害や知的障害の特性のある子)とその家族に積極的に空の旅に出てもらうことを目的とした、成田空港利用の際の手順・行程を説明したパンフレットです。
情報ありがとうございます(‘ω’)ノ
うちは旅行代金を安くおさえるためにJALやANAは利用したことがなかったのですが(;’∀’)
搭乗しなくてもパンフレットはダウンロードできるので、事前に子供に見せてイメージトレーニングしておくのもいいかと思います。
また、JALやANAでは座席予約なども事前に相談にのってもらえるようなので、特に配慮が必要と思われる場合は早めに連絡しておくといいかもしれませんね。
暇つぶしグッズ
昔は離着陸時は電子機器が使えませんでしたが、
現在は電波を発信しない電子機器の使用は可能ですね。
したがって
スマートフォン
タブレット
ニンテンドー3DS
switch
なども、機内モードにしていれば常時使えるということです。
YouTubeを見せていれば大人しくするタイプのお子さんは、
航空会社によっては機内Wi-Fi(有料)が使えることもあるので事前にチェックして申込みをするといいかと思います。
うちの息子の場合ですが、
iphone5cとニンテンドー3DSを使うので、
この2つを駆使して飛行機ライフを乗り切りました(`・ω・´)
持ち物のところにも書きましたが、
☆この日のために用意した新しい玩具(ゲームソフト・絵本など)
”この日のために”
ここ重要!
これは海外旅行に行く数か月前から、準備しておいてほしいことです。
ここぞというときのために、
○子供の好きな曲を何曲かダウンロードしておく
○子供の好きなiphoneのゲームアプリをダウンロードしておく
○子供の好きな3DSのゲームソフトを何本か買ってストックしておく
○子供の好きな絵本・本を何冊か購入しておく
うちの息子はこだわりが強く、曲にしてもゲームソフト・本にしても、そうそう何でもいいというわけではありません。
そのため、日頃から息子の好きなグッズをリサーチしておき、見つけ次第購入しておいて隠しておきます。
そして、ゲームなどは、旅行の直前はできるだけ遊ぶ時間を控えさせておいて、「曲を聴きたい」「ゲームで遊びたい」欲を高めさせておく。
○iphoneの曲とゲームアプリは旅行の直前(できれば当日朝とか)にダウンロード
○ニンテンドー3DS用ゲームソフトは飛行機に乗り、多動スイッチが発動されたタイミングで渡す
〇ニンテンドー3DSソフトや絵本・本の類は、往復それぞれ準備すること
〇飛行機で初めて目にする自分の好きなものというのを準備しておくと、長い飛行時間も少しは間が持つかと思われます。
食べ物
上記に書いたゲーム等の暇つぶしグッズはまさかの
食いつかないという大惨事を招く可能性も否定できません。
その点、食べ物は自閉症児にとって三種の神器ともいえるアイテム。
口封じ用として、お菓子の持参は必須です✋
※訪問する国や飛行機によっては飲食物の持ち込み不可の場合があるので事前にご確認ください
すぐにお腹いっぱいにならないよう、ちまちま食べられるお菓子が理想ですよね。
飴があると、気圧の変化で耳がキーンとなったとき用対策としてもいいかもしれません。
気圧変化といえば、唾ごっくん、ができないお子様には、保安検査後にペットボトルの水を購入して持参するか、飛行機に乗ってすぐの時にCAさんに水を1杯もらっておくといいかもしれませんね。
それから、機内食。
偏食が多いお子さんは機内食がほとんど食べられない、ということも多いかと。
そこで、食べられなかったときのための食事を機内に持参しておくことをおすすめします。
うちの場合、おにぎりやパンを購入して持ち込んでいました。
ただ、帰りは現地でおにぎりを購入するのが難しく(;’∀’)
帰りの飛行機の食べ物問題は事前に現地情報をリサーチしておくことをおすすめします✋
その他気をつけておくといいこと
○いつでも充電できるようスタンバイ
→電子機器があれば間が持つ、というお子さんの場合、飛行機に乗る前にすでに遊び倒して充電切れしてしまうことも。
それを回避するため、充電機器(USBケーブル、コンセント)とフル充電したモバイルバッテリーは手持ちのバッグに入れておくこと。
そして、例えば空港行きの高速バスや電車に充電できる設備があった場合には、こまめに充電するように気をつける。
また、空港の待合ロビーでは充電ができる座席が必ずあるので、その座席を確保して充電する。
今どきの飛行機は座席で充電もできるので、USBケーブルを人数分準備するのを忘れずに。
○離陸時に不機嫌になったら 耳がキーンとしているかもしれません。お水を飲む、飴をなめるなど、試してみましょう。
○機内食のメニューがあった場合 ビーフ?チキン?というふうに、エコノミーであってもメニューが選べますよね。飛行機のポケットに機内食メニューが入っている場合、事前に子供に「どっちが食べたい?」なんて言って盛り上げようとしたことがあったですが、そのときのうちの座席、最後方で。最後方まで機内食が運ばれてきたとき、すでにビーフが売り切れでチキンしかなかったっていうことが(‘A`) なのでメニューを見て、絶対食べられないメニューがあった場合は、飛行機に乗ってすぐのタイミングにCAさんに相談しておくといいかもしれません。最後方の座席あるあるです。
○ゲーム機で遊ぶときやiphoneで曲を聴くとき ヘビーに電子機器を使うお子さんであれば、飛行機備え付けのイヤホンや、携帯用の小さいイヤホンではなく、わりとしっかりしたヘッドホンを持参した方がいいかもしれません。荷物になりますが、音漏れもあまりしないし、本人も集中して遊べると思います。
○ノートや筆記用具を持参 電子機器の食いつきも悪く、食べ物ももうお腹いっぱい、というときに、字や絵が描けるノート&筆記用具があるといいかもしれません。何かお題を与えて絵を描かせたり、文字を写経のように書かせたり、ちょっとした暇つぶしにもなりますし、集中して気持ちを落ち着かせるために使えるアイテムにもなります。
とりあえず今思いつくのはこれだけなんですが、また思い出したことがあったら随時追加していきますね(‘ω’)ノ
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