障害者扶養共済制度「親亡き後」問題について真剣に考えてみる

出典:pixabay

 

先日、生命保険会社の担当者に、子供の保険や年金について相談する機会があったんですよね。

子供の保険については、障害のある長男(知的障害あり・自閉症)については、加入できるかどうかは実際に保険を申し込み、審査をしてみなければわからない…という話で。

 

その審査の流れをざっと伺った感触は、知的障害の重いうちの子の場合はやはり厳しそうだということがわかりました。

太郎に生命保険をかける意味合いとしては、太郎が亡くなった際にかかる諸費用(葬儀など)を生命保険で補いたいと思ったからです。

私たちが亡くなった後、次男もしくはその子供に負担にならないように…という思いです。

そこが無理となると、私たち夫婦が子供のために残すお金を、より多く残せるように運用を考えるか…ということで、年金プランも提案していただいたのですが・・・

 

普通預金として銀行に置いておくよりはマシだけど🙄

っていう程度なんですよね。

うちは、太郎に障害があるとわかったときから、

先立つものはやっぱりお金。

 

ということで、無駄遣いは極力控えつつ、老後と子供のために、コツコツと貯蓄をしてきました✋

ただ、銀行に預けていても利子が数円単位とかで。

そろそろ、なにか・・・考えたいなと思っていたところで、ちょっと思い出したのがこちらのブログ↓

 

親亡き後の知的障害者「生活水準のリアル」

ブロ友さんにコメントでいただいたこちらの商品がなかなか興味深く。

その後、調べてみたんですよね。

 

障害者扶養共済制度(しょうがい共済) (mhlw.go.jp)より転載

 

障害者扶養共済制度

平たく言うと、障害者の年金です。

 

といっても、いわゆる障害者年金とは別物です。

障害者年金については上のブログに詳細が書いてあるのでご覧くださいね✋

この「しょうがい共済」というのは、

障害のある人を扶養している保護者

つまり、うちで言うと、太郎を扶養しているうちの夫、ということになります。

ちなみに、知的障害児であれば、その親は加入できます。

 

その、うちの夫が加入者(契約者)となり、加入者(つまり夫)が死亡・重度障害になった時から、息子・太郎に月2万円の年金が支払われるようになるのです。

それも、太郎が死ぬまで、一生涯。

 

詳しくはこちら↓
しょうがい共済制度のご案内

これね、独立行政法人「福祉医療機構」ってところが運営しているから、なんか胡散臭い?つぶれたりしないの?ってちょっと心配になったので役所に電話して聞いてみたんですが、れっきとした公的制度でした😅

うちの地区の場合ですが、この制度は東京都の事業であり、独立行政法人は東京都から委託されて業務を行っている、ということでした。

でもって、実際に申込みをするときはお住まいの市区町村の福祉課っていうね。

福祉課の担当者はもちろんご存知の、ポピュラーな制度だったんですね。

 

 

えっ、これいいじゃーん!

と、一瞬思いますよね?

けどこれ、加入するには条件があります。

まずは障害のある人を扶養しているということ。

それからこれ。

加入する時点の年齢が満65歳未満。

うちの夫はセーフです😅

そして、一般の生命保険と同じく、

加入者(うちの場合は夫ですね)が特別な病気や障害がなく健康であること。

これらの条件はとりあえずクリアできるんですが。
しかしね。

これですよ、ちょっと、加入するー?どうするー?って悩みポイント。

掛け金。

 

掛け金がね、「加入後から20年以上」かつ「満65歳になった次の年度」という条件を満たす月まで支払い、その後は免除されます。

つまりですが、これ、掛け金の金額の一覧↓

しょうがい共済制度のごあんない | WAMより転載

 

計算しやすいので、いったん、

夫50歳・息子15歳

という設定で計算させていただきます✋

例えば今月、この共済に契約したとします。

 

すると、うちの夫は月々18800円をむこう20年間支払う義務があるわけです。

つまり夫75歳まで

毎月18800円を支払い続けなければ、太郎が年金を受け取る権利が発生しないんです。

その頃の定年、65歳?いや、70歳か?

定年後も年間約22万円を支払い続ける必要がある。

月に18800円払って、太郎が受け取る年金20000円。

 

( ゚д゚)・・・。

 

微妙😗

 

いやでも、待って。

銀行で普通預金として置いておくと思えば、利息と思えば

ハイリターンじゃない?

 

ただ、支払われるのは夫が死ぬか重度障害を負うか。

つまり、夫が90歳まで生きた場合、太郎に年金が支払われるようになるのは、

太郎、55歳。

太郎、55歳~死ぬまで。

死ぬまで毎月2万円。

 

( ゚д゚)・・・。

 

悪くないかも?

正直、障害者年金だけでは老後は心もとないだろうし、そんなときの2万円って結構大きいのでは?

 

ただし、例えばうちの夫が失業して支払いができなくなったら、パア。

一度契約したら、途中で脱退すると微々たる金額しか戻ってこない。

子供の方が親より先に亡くなったら、微々たる一時金が出るだけ。

などなど、共済なんでね。

あくまでも「助け合い」精神。

子供が生きてナンボ、という理屈ではあります。

 

興味のある方はこちらでパンフだのをダウンロードしてみてください✊

 

子供のために、すでにお金も貯蓄しているので、定年後も支払いは続けられる予定ではあるので・・・。

それに、所得税控除もされるみたいなんで、その分を考えると悪くないかな?とも。

とりあえず、役所に書類をいただきがてら、相談にいってこようと思います✋

 

保護者が死亡してからの受け取りになるわけだから、手続きを代行してくれる成年後見人をつける必要があるよなー、とか。

施設に入ったり、グループホームに入った際に、この共済年金でもらえる金額の扱いはどうなるのか(利用料金算出の際にこの金額が加算されてしまうか)とか。

いろいろ知りたいことがたくさんあるので、まずは相談して、加入するかどうかを検討したいと思います。

とにかくお金を貯めておけばどうにかなる。

 

親亡き後、どうすればいいかまだよくわからないけど、お金をためておけばなんとかなるよね。

と思って、節約してます~✋

 

また、相談に行って何か有益な情報をゲットできたらブログにUPしますね。

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