幼児期の息子は自閉症の総合デパートや~!

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今日は寒いですね~。

外出するのも億劫ですが、自閉症の息子は1日中家にいるとストレスがたまるので、お昼ご飯は外に食べに行き、買い物をして帰ってきました。

こうして息子を連れて外出することにストレスを感じなくなったのは、息子が中学生になってからのことかもしれません。

小学校高学年の頃もずいぶん落ち着いてきていましたが、やっぱり指示に従わずにヒステリーを起こす場面もあり、外出するたびにウンザリしていたような気がします。

それが中学生ともなると、幼少期、あんなにも大変だったあの子が…まるで借りてきた猫のようにおとなしく振舞うようになるとは想像もできなかったことです。

そんなふうに、遠いあの頃に思いを馳せつつ、幼児期の息子について振り返ってみたいと思います✋

 

自閉症チェックリストをやってみたら

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1歳半検診で「自閉症では?」と指摘された際、インターネットで見つけた自閉症チェックリスト(そんな身も蓋もないネーミングではなかったですが😅)をやってみたところ、

すべての項目にチェックが入った息子・太郎です✌

1歳半検診では既にいろんな特性が見られたのですが、うちの息子、本当に大変手のかかる子供でした。

私は毎日、この子の世話をするくらいなら死にたいって思っていたくらいですから。

そこで、具体的にどう大変だったかということを客観的に見つめなおすいい機会なので、

幼児期に見られた自閉症の特性を書き連ねてみたいと思います。

 

□クレーン現象

自閉症の子どもによく見られる行動で、何か欲しい物を取って欲しい時に親の手首を持って、欲しいものに近づける行為。 定型発達児の場合、欲しいものがあるきには「ジュース(ちょうだい)」のように言葉で要求したり、欲しい物を指差して「これ」と示す。

□指差しをしない

他者(母親など)に対して共有や共感を得る気持ちがないため、指差しをして関心を誘う行為をしない。何かを取ってほしいときなどはクレーン現象で要求。

□逆さバイバイ逆さピース

手のひらを自分の方に向けてするバイバイ。同じくピースも自分の方に手のひらを向ける。

□視線があわない

2~3秒以上視線を合わせることができない。

□抱っこを嫌がる

母親であっても抱っこや体を触られることを嫌がる。外で歩く際に手をつなぐことを嫌がる。

□親がいなくても平気

母親への愛着が乏しいため、親から離れても泣かずに何時間でも過ごせる。

□睡眠障害

寝つきが悪い・朝早く起きてしまう・眠りの質が悪いなどの不眠症/過眠症/眠る時間が少なくても平気/睡眠中に歩き回り、起きると覚えていない睡眠時遊行症(夢遊病)、恐怖の叫びをあげたり、泣いたりして目覚める睡眠時驚愕症(夜驚症)など。うちの息子の場合は「朝早く起き、眠らなくても平気」なタイプでした。

□つま先立ち

かかとをつけずにつま先だけで歩行する。

□横目

顔を動かさずに目だけを横に動かしてみること。また、寝そべって真横からミニカーを覗いて見るなど。

□ミニカーを一列に並べる

ミニカーを玩具として遊ばず、横一列に並べる。道路がある玩具などでは、並べて渋滞させた状態にすることを好む。

□手をひらひらする

常同行動・反復行動の一種。顔の前で手をひらひらさせて眺める。

□くるくる回る(感覚遊び)

常同行動・反復行動の一種。その場でくるくる回転し、三半規管を刺激して楽しむ。

□ぴょんぴょん飛び跳ねる

常同行動・反復行動の一種。その場で飛び跳ねたり身体を揺らしたりして刺激を楽しむ。

□奇声をあげる

常同行動・反復行動の一種。大声をあげたり、裏声を出したり。

□くるくる回るもの好き

ミニカーの車輪をくるくる回す、ボールがくるくる回って落ちる玩具でボールを半永久的に落とし続けるなど。

□模倣ができない

親のすることを真似できない、しない。また、ごっこ遊び・見立て遊びができない。同年齢の子と一緒に遊ばない。

□痛みに鈍感

怪我をした際、驚きはしても泣かない。泣いてもすぐ泣き止む。痛みに鈍感。

□味覚が異常

普通の子供が苦手とする、苦み・渋み・酸っぱいなどの食材を平気で好んで食べる。

□耳ふさぎ(聴覚過敏)

赤ちゃんや小さな子供の声など、ある一定の周波数の音が苦手で、声(音)がすると耳をふさぐ。

□偏食

味覚や嗅覚などの感覚過敏、食感や見た目に対する不快感、同じものだけを好むこだわりなどからくる偏食。

□言葉が出ない・遅い

うちの息子の場合はもともと3~5語くらい出ていたのが1歳半を過ぎた頃に消失(折れ線型自閉症)。その後、幼児期はほとんど言葉(単語)を発することがなかった。

□自傷行為

問題行動を注意すると、壁に頭を叩きつけたり、自分の頭をグーで殴り続ける。

□他害行為

同年齢の子供と交わる際、遊具を使う順番や玩具の取りあいをめぐり、相手の子供の手に噛みついたり、背中を押したりしていた。言葉を話せないことが主な原因と思われる。

□破壊行為

絵本をびりびりに破いたり、噛みついて舐めて溶かしたり、ミニカーの車輪を外して分解したり、玩具を破壊したり。

□多動

じっとしていることができない。起きているあいだはほぼずっと歩いたり走ったり飛んだり跳ねたりし続けている。

□高いところに登る

高い場所が好きで、出窓によじのぼったり、タンスの上など、普通の子が上らないような危険な場所にも平気で登りたがる。

□順番へのこだわり

自分が一番でなければ気がすまず、癇癪をおこす。順番待ちができない。

 

いやぁ~。

書き連ねるだけですごい時間がかかりました(;’∀’)

よくここまで揃えられたものです。

これにエコラリアが加われば国士無双ですわ’`,、(‘∀`) ‘`,、

ちなみに、うちの太郎は幼児期言葉が話せなかったため、エコラリアは小学校入学以降に出てきました。

 

エコラリアについてはこちらのブログで👇

エコラリアが暴いた真実

こうやって考えると、多種多彩な症状を兼ね揃えるうちの太郎って

自閉症児界の超エリート

じゃないですか?

 

ちなみに、中学生になった今現在、上記の症状のなかで今でも残っているのは、

・痛みに鈍感

・味覚が異常

・言葉が遅い

・順番へのこだわり

の4つですかね~。

 

今回、自閉症児の特性ということで様々な症状を書き連ねていますが、これらは健常児にも見られる行為もあるため、上記症状が見られるからといって自閉症であるとは限りません。あくまでも、うちの息子のケースとして記載しております。

 

幼少期は本当に大変でしたが、療育的アプローチのおかげもあって、ずいぶん楽になったものだなぁ…とシミジミ。

また数年後に振り返ったときに、さらに楽になっているといいな。

期待(*´з`)

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