0か1か~自閉症児の不可解なこだわりシリーズ~

出典:pixabay

こちらは過去に書いたいくつかのブログをまとめ、加筆・修正したものになりますm(__)m

どうにも共感しかねる「自閉症児の不可解なこだわり」について書いてみたいと思います😅

 

0か1か。中途半端な状態を極度に嫌う自閉息子

出典:pixabay

うちの太郎。

自閉症の特性(こだわり)なんか知らんけど

液体が中途半端な量の状態にあることが嫌い。

 

( ゚д゚)は?

何言ってんの?

とお思いでしょう。

 

例えばなんですけど、コップに牛乳を注ぐじゃないですか。

そのときの太郎は、5割とか7割とかの中途半端な量はダメで、コップのふちまでなみなみと注ぎたがるんですよね。

ま、食いしん坊ということもあるんですけど😅

なみなみと注がれてある

という状態が好きなんですよね。

 

がっ

こぼれると嫌なので。

程々にしなさい、と8~9割のところでSTOPかけていますが😅😅

 

しかし本人は

程々ってどのくらい?って思っているでしょうね。

程々って言葉、曖昧ですもんね😅

曖昧な言葉は使わないよう気をつけよっと✋

 

で、太郎はそのなみなみと入った牛乳をどうするかというと駆け付け一杯一気飲みするんですよね。

味わって飲まないんだったらそんな大量に注ぐなよ!と文句の一つもいいたくなりますが(゚з゚)

 

まるで”わんこそば”!秒で消えるドリンク

出典:pixabay

なんでか太郎、飲み物を中途半端な量で飲むのを止めることができないんですよね。

一気に飲み干してしまうんです、必ず。

お茶やジュースの類だけでなく、スープや味噌汁なんかもです😔

いつだったか、自閉症の長男・太郎と次男の2人を連れてレストランに行った時のことなんですが、そのお店のランチセットはドリンクのお替りが無料だったんですね。

セルフではなく、店員さんに声をかけると持ってきてくれる仕組みのお店です。

お替りが自由ということもあって、その時は注文後すぐにドリンクを持ってきてもらっていました。

太郎はアイスミルクティーを注文していました。

まず太郎に、そして次男、最後に私、と、ドリンクをテーブルに配り終わり、テーブルを離れようとした瞬間に店員さんが私を見てフフフッ(*’ω’*)と微笑みました。

ん?

私の顔になにかついてる?

と思っていると、彼女はにっこりとほほ笑んで言ったのです。

「おかわりを持ってきましょうか?」

と。

 

え?おかわり?まだ何も飲んでいませんが。

と思ってテーブルに目を落とすと、

太郎のドリンクがすでに空っぽ😂

なんとテーブルに置かれた瞬間、秒で飲み干していたようなのです。

あまりの素早さに店員さんも思わずニヤニヤしてしまったのでしょう。

 

「あ、ええと、おかわりは後でいいです~」

ととりあえず固辞すると店員さん、

「それでは、お水の方、入れておきますね~」

 

見れば長男が飲み干したドリンクグラスの横に、同じく持ってきた瞬間に飲み干したであろう、水のグラスが空っぽで置いてありました。

水も一気に飲み干したのかよ🤪

「あ、あ、ええと…」

と私がもごもご言っているうちに、長男のグラスには水がなみなみと注がれていました。

やばいよやばいよ( ;∀;)

すると案の定、注がれた2杯目の水も、長男によって秒で飲み干されてしまいました。

わんこそばかっ😂

 

太郎は昔から「水」に対してのこだわりがとても強く、水はあったらあるだけ飲み干してしまっていました。

なので小学校高学年くらいまでは、水(お茶などの水分全般)を飲むのは許可制にしていたほどです。

うちは子供は飲み物・食べ物は勝手に食べてはいけない、親に許可を得なければいけないルールを徹底していました。健常の次男のみ、お茶・水はOK(ジュースはダメ)

行事以外の平日など、学校に水筒を持たせられませんでした。

持たせても学校につくやいなや飲み干してしまうので😅

水も過剰に飲みすぎると、血液中のナトリウム濃度(塩分)がいちじるしく低下し、低ナトリウム血症になって死亡することもあるんですよね。

今では昔ほど異常な「水」へのこだわりはありませんが、水分(水・お茶・ドリンク)は出されると瞬時に飲み干してしまうので、ドリンクバーなどは回数を制限しています。

もはやこのわんこそば状態の水分補給は”こだわり”というよりは条件反射、

パブロフの犬的な🤣🤣🤣

いやでも、やっぱりこだわりなのかな😅

飲み始めたら「途中でやめる」ということができないんですよね。

ひと口だけ飲む、とか。

ものすごく困っていることでもないんですが…地味に改善希望案件(゚з゚)

 

”三角食べ”ができない息子。オエッと泣きながらパンを貪る

出典:いらすとや

この「液体を一気に飲み干さないと気が済まない」というこだわりは本当に厄介なんです。

特に喉に詰まりやすい感じのメニューのときは。

例えばですが、こういった感じのパン☟

これ、冷たい牛乳と一緒に食べると美味しいんですよね~😆

太郎がお買い物についてくると、たまにですがこれを買って欲しいとおねだりすることがあって。

そのときは3時のおやつに出してあげるんです。

冷たい牛乳と一緒に。

チョコスティックパン、美味しいですけど、喉に詰まる感あるじゃないですか?

なので、パン→牛乳→パン→牛乳 という順番で食べるといいよね、と私は思っているんですが。

このスティックパンと牛乳を一緒に出すと太郎は

すかさず牛乳を一気飲み😂

そのあと、スティックパンをひたすらモグモグ`;:゙;`;・(゚ε゚ )オエッ!!とえづきながら食べてるんです。

目に涙を浮かべながら😂

可哀そうなので牛乳のおかわりを…なんてやろうものなら、

注いだ瞬間に一気(ry

 

結局パンだけが残って、オエッ…とやってます。

 

ねえ太郎くん。

飲み始めたら一気に飲み干さなければいけない縛りでもあるの?

 

「全部飲まずに残しておこうね」と声をかけると、今度は牛乳を一滴も飲まずにパンだけを先にモグモグオエッ…と食べて、最後に牛乳を飲み干すんですよね。

太郎にとっては0か1か。

全部飲むかひと口も飲まないか。

どちらかしかあり得ないんですよね(‘A`)

ご飯・味噌汁・おかず…などのメニューのときも、味噌汁&お茶の液体コンビを一気飲みして、その次におかずだけを食べて、最後にご飯をオエッと涙目になりつつ食べています。

三角食べなんて夢のまた夢😂

これはもう自閉症の強いこだわり=特性なんでしょうね。

自閉症由来の偏食と根本は同じなんですよね。

まあ、ドリンク一気飲みに関しては誰に迷惑をかけているわけでもないので、いいんですが。

ただ、パンを最後のひと口まで食べたのを見届けてから、牛乳のお代りを出してあげる…というコントロールが毎回必要で鬱です(‘A`)

 

 

☆お知らせ☆

「にほんブログ村」のランキングにも参加しています!

ブログ更新の励みになりますので、よろしければ下記バナーをポチッといただけると嬉しいです🎵

にほんブログ村 子育てブログ

 

稲倉サナの玉虫色 発達障害児日記 - にほんブログ村

  • X

0か1か~自閉症児の不可解なこだわりシリーズ~” に対して2件のコメントがあります。

  1. こー より:

    こんにちは
    私の友達も三角食食べできない子いましたよ。
    理由を聞くと、口の中で混ざり合うのが嫌だそうです。
    納得!
    今でもそうです、食べ方はとっても綺麗です。
    本人が美味しく食べているなら良いよね。

    1. 稲倉サナ より:

      実は私も子供の頃は三角食べが苦手だったんですけどね(;’∀’)
      私の場合は白いご飯が好きすぎて、ご飯ばかり食べて、嫌いなおかずを後で食べて…みたいな感じではあったんですが。
      オエッとなったとしても、本人が美味しく食べられているなら良いと思います!

こー へ返信するコメントをキャンセル