長いセリフを喋る息子~エコラリアの謎を紐解く~①

出典:pixabay

いつもブログをご覧いただきありがとうございます(*’ω’*)

こちらのブログ☟で書いたことですが、

エコラリアが暴いた真実

改めて考えると不思議だよね?

と思ったことを本日のネタにいたします(‘ω’)ノ

現在中学生の息子は、知的障害ありの自閉症。

言語コミュニケーションスキルが著しく乏しく、まともにしゃべることができません。

厳密に言うと、しゃべれないのではなく会話のキャッチボールができないという方が正しい。

言語発達遅滞は知的障害の影響もあると思うのですが、うちの息子の場合は知的障害よりも自閉症がより濃く影響しているように思います。

言葉というのは、

まず自分を取り巻く世界に興味を持つことから始まり、

赤ちゃん期には母親の表情や言葉を介して自分の中に「言葉」を1つずつため込んでいく。

それを1つずつ使うことでコミュニケーションが生まれる。

例えば、母親の声かけから察するに「マンマ」というのはご飯のことらしい。

お腹がすいた。試しに「マンマ」と言ってみる。

すると「お腹がすいたのね」と母親がご飯を出してくる。

つまり「マンマと言えばご飯が出てくる」ということを習得する。

要求のスキルをマスターするんですよね。

でも本当はご飯じゃなくてパンが食べたい。

「パン」と言ってみる。

するとパンが出てくる。

ここで発語できる単語がどんどん増えていく。

でも、ボクの好きなあの食べ物は何?名前がわからない。

でもあれが食べたい。

そう考えた子供は次に「これなあに?」という質問のスキルをマスターするんですよね。

健常の子なら、こうして乾いた砂が水を吸うようにどんどん言葉を獲得していくんでしょうね。

ところがうちの息子、そもそも

自分を取り巻く世界にまったく興味がなかった。

(‘A`)

もう、全然なかったです。

とにかく視野が狭かった。

その時々に、目に入るものだけに異常に執着していた感じです。

そして、母親である私にもまったく興味を示さなかった。

だから私の言葉や表情など、一つたりとも息子が吸収することはなかったでしょうね。

私のことなどちらとも見てくれませんでしたから。

反応があったのはご飯を食べるときのみ。

だから息子にとって私は

飯炊きババァなんだな、って。

ずっと自虐的に思っていました’`,、(‘∀`) ‘`,、

こんな調子でしたから、息子は喋れないだけではなく、内面的にも「言葉」はほとんど理解していなかったと思います。

多分、3歳くらいまでは。

いわゆる「認知」の機能もすごく劣っていたと思います。

食べ物に関する言語のみ、単語でいくつかは理解していたかもしれませんが、もちろんそれが表出することなど一度もありませんでした。

息子はその当時、沈黙のなかで生きていました。

長くなったので続きは次のブログで(;’∀’)

 

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長いセリフを喋る息子~エコラリアの謎を紐解く~①” に対して2件のコメントがあります。

  1. 稲倉サナ より:

    >citrustomcatさん
    コメントありがとうございます(*'ω'*)
    わかりますわかります、犬猫でももうちょっとなつくだろうって、本当に悲しく思っていました。言葉がでてきても流暢な会話となるとなかなかハードルが高いですよね。うちは今更ながら息子が私の話しかけに興味を示すようになったので、何と今になって”伸び時”がやってきたようです!学校とも協力しながら療育的アプローチをして少しずつですが伸びてきています(^^)
    エコラリアがまったく減らず増える一方なので閉口しますが(;'∀')

  2. citrustomcat より:

    我が子も、2歳あたりから無表情、無反応になり、言葉が消失し、周囲への反応も無くなりました
    指示が通らないのも、言葉が分からないから。興味が無いから喋る必要も無かったんでしょう
    母の存在も知らないようで、犬猫でももうちょっと懐くだろうにとよく思ったものです
    あれから2年近くが経ち、ようやく母親への愛着も出て言葉も増えましたが、まだ会話が出来ません
    いろんな歌は歌えるのに、会話が出来ない。エコラリアばかりです。

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