言語発達遅滞と超えられない壁

出典:pixabay

 

いつもブログをご覧いただきありがとうございます(*’ω’*)

 

先日、長男・太郎の小学校時代のお友達に偶然ばったり会ったんですよね。

その子は中学に上がるときに引っ越してしまって、今は別の中学に通っています。

 

うちの太郎もそのお友達も自閉症で、なおかつ重度の知的障害があります。

 

IQ(知能指数)はうちの太郎よりその子の方が低いのですが、そのお友達は言葉の遅れがあまりないというか…

 

むしろめっちゃお喋り😂

 

久しぶりに会うその子はすっかり見た目がオヤジ化していて(゚з゚)

オヤジ化はお互い様ですが(;’∀’)

 

普通にペラペラしゃべっていたので、最初はその子だと気がつかず、知らない男の人だと思っていた私。

よくよく喋っている内容を聞いてみると、あ、自閉っこかな😅ということに気づく。

 

でも。あの子が喋っているのを聞いていて、

自閉症って。知的障害って。発達障害って。

 

本当に凸凹に個人差があるなぁって。

 

シミジミ思いましたね。

 

うちの太郎は言語面では、親の私から見ても、何故そこまで理解できないのか、喋れないのか、不思議で仕方がないほど遅れています。

おそらく2~3歳の子ほども喋れず、理解もできていません。

会話のキャッチボールというのが、1往復くらいがやっと、しかも内容がかなり限定される、という状態です。

 

その一方で勘がいいというか、そもそもの地頭が悪くないのか、

他人を模倣(コピー)することによって、かなりハイレベル(といっても太郎のIQにしては、という意味です)なことも習得できています。

 

15歳でIQ30というと、4~5歳程度の知能ということになりますが、

太郎は小学3年生程度の漢字は読み書きできるし、

2桁×2桁の掛け算や分母の同じ分数の足し算・引き算程度の計算であればできます。

 

ただ、言語面があまりにも遅れているために、

15歳に求められるレベルの知能検査を受ける際に、質問の意味が、相手が何を言っているのかサッパリわからず。

 

問題がわからないというより、相手が何をしゃべっているのか意味がわからず、テストにならない=知能指数が低い

 

となってしまうようです。

 

けど、

喋れないってそういうことなんだよなぁ…とシミジミ思うんです。

 

やっぱり、喋れない、言葉を理解できない、っていうのは、実生活において苦労が多いんです😂

 

太郎のお小遣い制度についてはまた別途、機会があればブログに書きますが、

最近我が家では「お手伝いをするとお小遣いをあげる」ということをやっているんですね。

 

で、太郎は最近お金が欲しくて仕方がないらしく、毎日のように積極的にお手伝いをしてくれています。

 

お手伝いの内容は主に

 

・掃除(クイックルワイパーで床掃除)

・洗濯物干し(洋服をハンガーにかけて干す)

・食器洗い

 

といった感じです。

報酬は一律50円にしています。

 

この他に実は毎日料理の手伝いもしてくれているんですが(皮むき、包丁でカット、炒める、等、内容はいろいろです)

 

料理は本人が好きでやっているので、お手伝いのカウントには入っていません✋ ←鬼母

 

で、昨日も洗濯物干しを手伝ってくれていたんですが、何度言ってもうまくいかないことがあるんですよね。

 

それは

衣類のシワ伸ばし

 

ちなみにうちは縦型の乾燥機能のない洗濯機を使っています。

花粉シーズンは夜洗濯機をまわして部屋干しし、夜間に除湿器をかけて寝ると朝乾いている、といった具合です。

 

この部屋干しの際、取り出したばかりの洗濯物はシワだらけなので、私が干すときはもちろんシワをしっかり伸ばしてから干すのですが、太郎は声かけしないとそのまま干しちゃうんですよね(゚з゚)

 

なので、私がまずは見本を見せるか、ということで

「こうやってシワを伸ばすんだよ」と一緒にシワ伸ばしをやらせてみるんですが…。

 

まずね

シワ(皺)ってなに?

 

っていうね😂

そういうレベルなんですよ😂😂

皺っていう単語の、言葉の意味がまずわからないっていうね😂😂😂

 

まあでも、なんとなく、

衣類を伸ばせばいいんだなってことは持ち前の勘で理解する太郎。

 

さっそく真似をするんだけれども、ヘロヘロ、力が入ってなくて超絶適当😫

 

全然シワ伸びてない😩

 

物事ってね、何をするのもそうだよなぁって思うんですけど。

 

目的がわからないと、できないんですよね。ちゃんと。

 

太郎にしてみれば、なんで洋服をびよーんと引っ張ってるのか、なんでそんなことやらされるのか意味わからん(゚з゚)

といった感じなわけですよ。

 

でも、これはもうルーティンとして覚えてもらうしかない、と私は割り切ってやらせているんですが

見ると太郎、

ナイロンのテロテロしたシワが皆無の洋服までシワ伸ばししてるし😦

 

ちょw

太郎、それはシワ伸ばししなくていいし🤣🤣🤣

 

と声かけても太郎は( ゚д゚)ポカーン

 

どれがシワ伸ばしするべきで、どれがしなくていいのか、

区別がつかないんですよね。

 

そもそも、

綺麗 と 汚い

 

の区別というか、感覚というか、意味を正しく理解していないので、まずはそこからね…(‘A`)

 

えー、これもう

どうやって教えればいいんだよう!!!

 

超えられない、言葉の壁。

 

はー。

 

絵カードでも作るかな(‘A`)

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言語発達遅滞と超えられない壁” に対して4件のコメントがあります。

  1. 稲倉サナ より:

    >はなさん
    いつも適切なアドバイスをいただきありがとうございます(*'ω'*)
    なるほど、シワを目で捉えられない( ゚д゚)
    それは思いもしなかったです!
    肌に触れる、なるほどですね。
    絵カードを作ろうかな?と思っていたのですが、真逆でしたね(;'∀')
    まずはシワを実際に手触りで確認させるように、一緒にやってみます!それでダメならまた違う方法を考えてみます('ω')ノ

  2. はな より:

    こんばんは♪
    私も、シワって理解出来なかったですよ。
    視覚が弱いタイプだともしかしたら、シワそのものを目で捉えられないかもしれないですね。
    逆に肌触れて覚えて貰うといいかもしれないですね。
    それか、大変かもしれないけど、シワ伸ばすのだけ付箋を付けて覚えて貰うやり方はどうですか?

  3. 稲倉サナ より:

    >こーさん
    私も奇跡の人、好きです('ω')ノ
    ウォーターの瞬間が、私と太郎にも来ないかな~って思いながら日々過ごしています(*'ω'*)
    私はサリバン先生ほどには熱心に教えてないんですけどね(;'∀')

  4. こー より:

    こんにちは
    私は「奇跡の人」が大好きで何度も何度も観るほどなんです。
    ヘレンの手のひらに流れる水、アン サリバンは何度も何度も水とヘレンの手に手話で教えてヘレンが全てのものに名前が有ることを知る。
    まるでサナさんのようです、根気よく教えている姿、きっとなにかのきっかけで太郎くんも気づく日が来るのではないでしょうか。

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