自閉息子の幼稚園探しを振り返る

出典:pixabay

 

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

昨日書いた

差別はダメだけど区別は時には必要だと思う

こちらのブログで、幼稚園探しについてちょっとだけ触れていますが、1歳半検診ですでに自閉症を疑われた我が息子。

知的障害もあり言葉も喋れずオムツも外れる見込みすらなかった子が、なぜ普通の幼稚園に入ることになったのか。

今日はそこをまとめてみたいと思います✋

 

ちなみに、うちの息子の幼児期に出ていた自閉傾向はこちら↓

幼児期の息子は自閉症の総合デパートや~!

 

さらに、幼稚園探しについてはこちらのブログでも触れています↓

我が家の幼稚園選びのポイント

上から目線の幼稚園選びにゴールはない

捨てる神あれば拾う神あり

 

まず、うちの子は2歳4か月で自閉症(当時は広汎性発達障害という診断名でした)と診断され、それとともに自治体主催の療育センターに通う事になりました。

ただし、療育は週に1回。

私の住んでいる地域にはいわゆる「療育園」は存在せず、障害のある子はみんなどうしていたかというと、健常の子供が通う保育園か幼稚園に通うしか選択肢はありませんでした。

ちなみに公立幼稚園はあるにはあったのですが廃園が決まっていたため、幼稚園に通いたいなら私立に行くしかありません。

 

そして保育園も、加配が必要なため事前に自治体に相談しなくてはならなかったのですが、

子供が障害児だからといって何一つ有利になることはない

 

と言われました✋

むしろ次男なら「兄弟に障害児がいる」ってことで加点があったような気がします。

 

私が住んでいた自治体は待機児童の数がおびただしく、当時在宅ワークをしていた私に順番がまわってくる気配は皆無でした(‘A`)

療育センターの仲間でも、保育園に子供を通わせていた人は一人だけで、彼女はもともと子供を産む前にフルタイムで働いていたんですよね。

そんなわけで、私たちの地域では子供が就園する年齢が近づいてくると、障害児のママたちのあいだでは

障害児を受け入れてくれる私立幼稚園を自分で探す

というのがミッションとなっていました。

 

幼稚園が決まるまでの流れ

①9月以降に開催される見学会・説明会へ参加

②10月半ばに願書を取りに行く

③11月頭に願書提出&面接

④合否判定ののち、合格であれば入園決定

 

上記が一般的な流れだと思います(時期は自治体によって違いがあるかもしれませんが)

 

ちなみに合否判定ですが、

うちの近辺ではお受験系の人気のある園は実際に落とされる子も多かったです。

普通の幼稚園は定員オーバーなど、よほどのことがない限りは落とされることはなかったのですが、

 

障害児については事前に受入れ可能かどうか確認する

 

というのが暗黙の了解となっていました。

この点が、健常児との大きな違いですよね。

 

障害児の場合、

①の説明会や見学会に参加して障害児の受け入れ状況や障害児への対応を確認

①と②のあいだの時期に個別に相談にいく

 

という事が必要となったわけですが、現在も同じような感じでしょうか?

10年ちょっと前の話なので、現状と違っていることもあるかもしれません。

 

その個別相談で入園の可否をいただいた幼稚園に③願書提出&面接…という運びになっていました。

 

なので、

①と②のあいだの時期に個別相談にいく

という部分が、もっとも大変でしたね。

 

もう、電話口であっさり断られる園もあり。

相談に行ったはいいが、子供の様子を見てドン引きされたり。

 

ああ、大半は電話口で断られていましたけどね。

当時は車で通える範囲の幼稚園は片っ端から調べていました。

 

園バスで通園できる範囲には、結局太郎を通わせてもらえる園は見つからなかったんですよね。

 

厳密にいえば

ゴリ押しすれば入れる園はあった。

厳しい条件のもとに入園できる園はあった。

のですが。

 

でもゴリ押しして入園したら、針のムシロだよ~という口コミは聞いていたので回避。

厳しい条件とは、毎日母親(私)が一緒に登園して、手取り足取り介助する、っていうやつです。

 

これはどっちも無理、と思って、車で1時間以内で通える範囲の幼稚園を検討し、見つけたのが菩薩園長のいる幼稚園でした。

 

その幼稚園には私たち親子と同じように、他で散々断られた親子がいて、

まるで駆け込み寺のような幼稚園でした’`,、(‘∀`) ‘`,、

 

あの当時は療育機関、病院、幼稚園など、いつもいつも何かを探し続けていましたねー。

インターネットが普及している時代でよかった、と

シミジミ思いました。

 

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自閉息子の幼稚園探しを振り返る” に対して8件のコメントがあります。

  1. 稲倉サナ より:

    >яiоちぃさん
    愛されキャラなんですね!よかったです(*^-^*)
    お会いしてみたいなぁ。
    うちの太郎が最初に通っていた幼稚園の園長がまさにそんな感じでした。
    今でも年賀状のやりとりをしています(^^)
    絶対に復活していただきたいですね!

  2. яiоちぃ より:

    >稲倉サナさん
    サナさん♡
    今日はたくさんやりとりありがとうございます♪(﹡´◡`﹡ )
    そう!まさにそうなんですよ~
    確かに確かに、公約を掲げてしまったのは、時期尚早で失敗だったとは思うのですが( ˃̶̤́ ꒳ ˂̶̤̀ )
    そこだけがピックアップされて、志しの高い人が、全国ニュースで叩かれて…きっと精神的にも参っているんだろうなぁと。気の毒で気の毒で。
    でも、地元では愛されキャラですし、私のように感謝している市民も多いでしょうし、復活してくれることを祈っています!
    サナさん聞いて下さってありがとうございます(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

  3. 稲倉サナ より:

    >яiоちぃさん
    出る杭は打たれるというか、どんなにすばらしい人であっても、一面しか知らない人はよく知ろうともせずに叩いてしまうんですよね。悲しいです。
    マスコミも怖いですよね。よく調べもせずに、ミスリードするような内容を平気で垂れ流すんですから。
    こうしたことが起こることで、志高い方が消えていってしまうことは残念でなりません。

  4. яiоちぃ より:

    サナさん♡
    こちら目に留まるかな??
    以前、他力本願の記事で、幼稚園探しについて関してコメントしましたが…
    その時、次男の幼稚園の理事長先生と園長先生の間のお子さんに、重度の障害の子がおられて、幼稚園も障害児に手厚い支援をしてくれている園だと…云々と書きました。
    ご自分の資産で、福祉施設や障害者の方が働けるお店を、私有地の敷地内に建てたり、
    そんな方がおられるのだなぁと。。
    実はその理事長先生、、
    全国ニュースや、昨日のバイキングで取り沙汰されてる、5万円コロナ給付金支給を公約に掲げて当選した、市長なんですよ…。
    幼稚園の理事長が、市長になったんです。
    私は我が子がお世話になり、感謝しかなく、幼稚園でもお会いしていて、人柄もよく、本当に応援したい気持ちで投票したのですが、
    5万円の捻出が市の財政からはかなり厳しいものだとのことで、公約違反だ、選挙やり直せだの、、市民は5万円に釣られたのか、だの、テレビで言われてて、悲しくて…( ᵕ_ᵕ̩̩ )
    言葉足らずですが、せっかくの今までの実績が、汚名で消えてしまうような、なんとも残念な気持ちです。。
    先日、サナさんに話したばかりだったので、ついつい聞いて欲しくて話したくなってしまいました。
    とりとめもなく、すみません(´ω`;)

  5. 稲倉サナ より:

    >ノアノアさん
    コメントありがとうございます(*'ω'*)
    それはとてもいい幼稚園に巡り合いましたね!
    うちの園も基本的にはどんな子でもOKで、障害のある子もたくさん通っていいましたが、みんな園に感謝していましたよ。園側がウエルカムな雰囲気だったため、健常児の保護者もその方針に賛同している方ばかりでした。

  6. 稲倉サナ より:

    >おばさん猫さん
    コメントありがとうございます(*'ω'*)
    幼稚園探しのことは本当に懐かしいですが、大変だったからか、昨日のことのように覚えています。
    肢体不自由さんの方が
    まだマシなんだけどね
    って強烈すぎますね( ゚д゚)
    なんか時々びっくりするような失言をする政治家のようです(笑)

  7. ノアノア より:

    こんにちは!うちの子達の幼稚園はキリスト教の幼稚園なので、基本的には「どんな子でもどうぞ」という感じです。ただ、障害の程度によっては年少の間は療育に専念、年中からの入園をお勧めします、というスタンスでした。定型発達の子でも年少の間は落ち着きなく手がかかる子が多く、障害児の子をキチンと見る事が難しいからとの理由でした。
    うちは1つ上の長女のきょうだい枠として、自閉症スペクトラムの(一見大人しい)息子も年少4月からの入園は大丈夫との事でしたが、かなり不安だったので2学期の運動会後の入園にしていただけましたが、これが本当に良かったと思います。周りのお子さんも落ち着いた頃だったし、息子は2年保育用の少人数プレ教室にも通い、ゆっくり幼稚園に慣れる事が出来ました。
    長女の時に幼稚園選びに悩んでいたのですが、最初に考えていた所がお勉強幼稚園だったので、そこだったら息子は100%入園無理でした。実際、療育のお友達でもごり押しでその幼稚園に入ったお子さんがいますが、親子共々大変そうです。
    障害児には難しい幼稚園や保育園選びですが、うちは今の幼稚園側からも気持ちよく受け入れていただいて、恵まれていると思います。だからこそ、親として幼稚園に迷惑はかけたくない気持ちが強いです。

  8. おばさん猫 より:

    懐かしいですね~(*´-`)。
    つい最近のような気がします。
    流れはサナさんと同じような感じでした。
    幼稚園は何ヶ所か見に行ったのですが
    強烈だったのが
    「肢体不自由さんの方が
    まだマシなんだけどね~(^_^)」と
    爽やかに(⁈)言われた事ですね。
    多動で制御不能でウロウロしまくる
    息子を見て、園長先生が
    おっしゃった言葉でした。
    「それって、うちの子にも肢体不自由の
    子にも失礼じゃないのー(゚o゚;;」と
    思わずアングリでした。

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