知的障害が重度だからこそ悩まなくていいことが1つだけあった

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ここ最近少し気分が落ち込んでいます😔

重度知的障害をともなう自閉症児・太郎の状態があまりよくないんですよね。

ここ数週間、他害とまではいかないものの、学校やデイで物を放り投げたり物(消耗品ですが)を壊すこともあり、その自分の行為に対してストレスを抱え、ピリピリとした状態になっているんです。

言語発達遅滞もあり、自分の気持ちを言葉にすることができないゆえ、何かストレスを感じる出来事があると必要以上に荒れるんですよね。

そしてその標的となるのが母親である私。

自閉症の息子が可愛く思えない理由がわかった。

 

正直、しんどいです。

私のストレスのはけ口だったアルコールも平日は断酒状態なので、どうやってストレス発散すればいいのかもわからず、イライラは募るばかり😔

そんななか、次男の方でも心配事が起きて…気分はもうどん底ですわ😂

 

重度知的障害児の育てづらさに涙する日々

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以前、こういう記事を書いたことがありましたが。

重度知的障害児の親はつらいよ

知的障害は重度には重度の、軽度には軽度の悩みがあるというのは頭ではわかっています。

でも、やっぱり物理的に拘束されることが多くて、自由な時間は学校に行っている間だけ、それも高校生になった今も登下校の付き添いで1日2時間もロスがある。

一人で留守番させられない。一人で外出させられない。

目を離すと物を壊すこともある。

学校やデイから他害等の問題行動の報告もいまだにある。それも頻繁に。

その都度「すみませんすみません」と米つきバッタのようにぺこぺこ頭を下げる私。

いつまで?

一生?

そこいくと軽度の子はいいな。一人で留守番もできる。外出もできる。登下校も一人でできる。

そんなふうに思ってしまう自分がいました。

 

交友関係の悩みが尽きない健常児を見て思う軽度知的障害児の生きづらさ

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そんなふうにやさぐれていたところに、次男の件です。

次男は小学校の頃から何度か友達関係のことでトラブルを抱えていたことがありました。

一度は夫婦で学校に相談に行ったこともありました。

匿名ブログとはいえ、いつ次男本人が目にするかわからないので詳しくは書きませんが。

健常児で、男の子でもこういうことってあるんだな…と。

小さい頃から手がかからない次男でしたが、交友関係というのは相手あってのことなので、親としても如何ともしがたいというか、なんとか次男の力になってあげたいと思いつつも、親がどの程度口を出していいのか悩むところです。

親が出てくることでかえってこじれることもありますよね。

基本的には口出しせずに見守るようにはしています。

そのかわり次男にはあえて私から学校や友達関係の話題をふって、次男の口から愚痴や悩みなども引き出すようにしています。

すると最近になって、ちょっと気になる話題が出てきたんですよね。次男の交友関係で。

男の子なんで、女子のようにあからさまに悪口や無視、ということではないんですが。

なんとなく、それって…と思うような状況です。

もちろん親が出ていくような段階ではまったくないですし、次男から聞いただけの話なので、結果何事もなく気のせいだった、ということもありえます。

それでも親としては気を揉むものですよね😢

いじめとは違うんで、親の出る幕ではないんです。

たとえ親が出て行ったところで、相手の気持ちを変えることなんてできない。

友達が次男のことを嫌っているとして、「うちの子を好きになってあげてね」なんて言われたところで好きになるわけがない😂

人の心を操作することはできない。

わかっているからこそ、切ない。

可哀想に思うけど、何もしてあげられない。

 

・・・と、そこで思ったんですよね。

太郎ってこの手の悩みは皆無だったな、って。

交友関係で悩んだことが無いんですよ。だって

太郎には友達がいないから😂

同級生と揉めることはありますよ。

でも手を出したとかひっかいたとか、そういうこと😂

会話ができないから友達ができないんです。これまでも、きっとこれからも。

だから次男のような交友関係での心配事は出てこないと思います。

そこで気がついたんです。

軽度知的障害の子は会話ができるがゆえに、交友関係でトラブルを起こしたり悩んだりすることが多いんだろうと。

障害ゆえに、健常児よりも交友関係には気を使っているのだろうと。

次男のことがあって、軽度知的障害のお子さんがいる親御さんの苦悩を少しだけ理解できたような気がしました。

そしてこれは辛いだろうな、と。

障害の重さでその辛さは測れないものですね。

うちの子は重度だからこそ、支援を受けやすいという利点もある。

将来もある意味安泰です。

そういう、恵まれている点にもっと注目するべきかな、と思いました。

愚痴ばっかり言っていたら罰が当たりますね。

さて、ブログを書いて気分転換できたので勉強します😂

 

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知的障害が重度だからこそ悩まなくていいことが1つだけあった” に対して14件のコメントがあります。

  1. にゃんこ より:

    うちはIQ60で軽度知的障害児ですが。
    小学校四年生から友達関係では悩まされてきました。
    もう、涙が出て枯れるほど泣きましたし、怒りで自分を抑えられないような状態にまで陥りました。
    全く大人気なくお恥ずかしいのですが、今でも根に持っているほど。
    あぁ、今も涙が出ますね。
    うちの子は毎日お友達と遊びたくて約束するのですが、体良く断られたり、遊ぶ約束をしてもハブられたり。
    とうとう毎日下校のお友達を待ち伏せするようになって。
    そして、遊べない日には「お母さん、◯丸君が遊んでくれないんだー。ボク、遊びたいのに。」
    って、本当に毎日言われていて。
    辛くて辛くて。
    小学校入学時に養護学校を希望して叶わず、地元の小学校の支援級に入れた時から恐れていました。
    問題は五年生の時に起こりました。
    同学年の下校班でうちの子を巻いて、一人置き去りにして帰る事が頻発して。
    とうとう足をかけて転ばされる事があって、私がその子を叱ったら、親が出てきて学校に苦情を申し立てたようです。
    元々私とうちの子に嫌気がさしていたのでしょう、最初は優しかった下校班の子供たちも私を避けるようになって、子供はトボトボと遅れて帰るようになり。
    親の間でも話が回っていたのでしょう、悪者はうちで、孤立しました。
    その前に色んな事があって、私自身が疎まれていた事も理由の一つ。
    小六の時にはクラスでエボラとあだ名をつけられて無視されていました。
    その時次男が私にこう聞いてきたんです。
    「ぼく、エボラじゃないよね?みんなが、エボラだからって先に行っちゃうんだよ」
    私はこの同級生たちとその親を黙認する事が出来ない、いつか大問題になると中学進学の際にフリースクールを選択して。
    結局中二から地域の中学校に戻るのですが、その時には子供たちも少しは大人になって、内申点があるので積極的ないじめられる事は無くなっていました。
    フリースクールを選択したのは二つ上の定型の兄の心配もありました。
    小さな頃からいじめられっ子、恐らく場違いな発言もあったのでしょう。
    いつも、ハラハラと心配していました。
    大切な中三の時期を支援級の次男のせいで台無しにさせられないという思いもあっての、次男のフリースクール選択でした。
    定型長男の高校受験は私にとって青天の霹靂。
    勉強が出来ないって、こう言う事なんだと思い知らされました。
    長男の成績は私の父(中卒、第一次産業)には内緒にしていました。
    3がずらーっと並んだ成績に恐らく驚きと落胆と予想できたので。
    兄や私、親戚の子供を見てきたので、地方と首都圏の学力の差では納得しないはず。
    次男は高校受験がなかったのがありがたい。
    あのジリジリと胃が熱くなる感じ。
    身をよじるような焦燥感を味わわせられなかったのは、本当にありがとうと感謝しています。

    1. 稲倉サナ より:

      読んでいるだけで口惜しさと涙がこみあげてきます。
      思い出すだけで泣ける気持ち、わかります。
      きっと一生忘れられませんよね。息子さんももちろんですがにゃんこさんも絶望的な気持ちで毎日を過ごされていたんでしょうね。
      子供のことで一生懸命立ち回っても何ともならない焦燥感。
      すごくわかります。
      誠心誠意を尽くしても報われないことが世の中にはたくさんありますが、それでも子供のこととなると諦められないし、諦めたくない、それが親心なんでしょう。
      苦しいですよね、親というものはきっと一生苦しいのかもと思うこともあります。
      それでもにゃんこさんは選択を誤ることなく、いい方向に向かわれていますね(^^)
      うちとは状況も違いますが、親としての立ち回り方などとても参考になります。
      いつも丁寧なコメントありがとうございます(=゚ω゚)ノ

  2. 青りんご より:

    太郎君の問題行動と次郎君の心配事が重なり、気持ちが落ち込みますね。

    気分転換に太郎君を送り届けた帰り道にでもラジオを聴くのはいかがですか?私のお勧めはPodcastというアプリで聴けるオーバーザサンという番組なのですが、私達と同年代のジェーンスーさんと堀井美香アナのおしゃべりが笑いと共感でいっぱいです!

    ちなみに送迎に毎日2時間との事でサナさん足腰強くないですか?私は運動不足から去年膝を痛めてウォーキングするようになってしまったので、もしかしたらサナさんは太郎君から丈夫な足腰をプレゼントされているかもしれませんよ。

    1. 稲倉サナ より:

      そうなんですよ、ダブルでくると落ち込みます。・゚・(ノД`)・゚・。
      次男は打たれ強い子なので私が思うほど落ち込んでもいない点が救われます。
      逆に太郎の方は次から次に問題が(;’∀’)
      ラジオは高校を卒業してから聴いてないですねー。
      スマホで聴けるんですね!
      オーバーザサン、チェックしてみます!
      送迎は2時間超ですが、公共交通機関を使っているのでずっと歩いているわけではありませんが、そこそこ歩く時間も長いので足腰は丈夫ですね!子供が生まれてからこの方、多動の太郎を追いかけ続けて私も体を使っているので(;’∀’)
      確かに、太郎からは丈夫な体をプレゼントされている気はします(笑)
      ものは考えようですね!ありがとうございます(*’ω’*)

  3. stairs より:

    はい、まさに
    いまはまだいいのですが、異性と親密な関係になったときが怖い 尼寺にでも入れたいくらいです。

    1. 稲倉サナ より:

      うっ。
      異性関係は想定外でした( ゚д゚)
      尼寺’`,、(‘∀`) ‘`,、
      実際、彼氏彼女ができたら親はしんどいですね。
      ちゃんと教えておいておく必要はあるとは思いますが、どこまで許すべきか。
      頭が痛いですね(´・ω・`)

  4. ごはん より:

    こんにちは
    みんな表面上ではわからないけれど、悩みはあるんですよね。それぞれの立場での悩みが。
    禁酒して偉いですね。
    私は、相変わらず息子が調子よくなく週1-2日は遅刻して登校しています。病気になってから、無理させないのもあり成績も下がり始めています。
    病院いっても軽い方だよ。顔色いいしねと言われてお薬だされて終わり。調子いいときは普通に生活できているので、まわりはどこが??とおもっているかもしれません。息子が具合悪いときは私もガクンと落ち込み、最近は胃の調子よくなく。きっとストレスだろうな。とりあえず漢方のもうかな。
    長くてすみません。リアルに吐き出せる人が妹ぐらい。
    お酒でもなく、買い物とかでもなく何かいい方法ないですかね。

    1. 稲倉サナ より:

      本当に。
      表面上では明るくポジティブに頑張っているように見えるママさんも、陰では涙を流しているんだろうと思います。
      病院で「軽い方だよ」と言われてしまってはシンドいですね。・゚・(ノД`)・゚・。
      私もお酒や買物以外のストレス解消方法があれば知りたいです(´・ω・`)

  5. こー より:

    こんばんは
    親が何処まで介入していいのか難しい問題ですね。
    次郎くん踏ん張って乗りきって欲しいな。
    今は、本当に学校生活大変だなぁ~頑張れ✊
    重度の子でも友達出来るのでは?
    太郎くんも人間関係でイラついているのかも?

    1. 稲倉サナ より:

      そうなんですよね。
      以前、子供たち同士のトラブルに、ある親御さんが必要以上に介入してしまって、学校を巻き込んで大騒ぎしてしまったがためにお子さんが学校に来づらくなってしまって不登校になった同級生がいました。
      あれを見て、学校に相談に行くにしても喧嘩腰はよくないな、と肝に銘じました。
      重度の子でも「友達」という意識はあると思うんですが、会話ができないためにマンツーマンでの関わりが成立できず、大人など第三者がいないと成り立たないんですよね。
      そういう意味での友達は、きっと一生無理だと思います。
      中度~軽度の子で、会話ができる子は一緒に下校したり子供同士で遊んだりできるので、いわゆる「友達」としても交友関係が成り立っているんです。

    2. チャイ より:

      男の子も今は女子以上にネチネチした子がいます。ウチの長女の中学は女子の方がサバサバしていて、娘や男子のお母さんから話を聞いて驚きます。

      友人の子が小学校高学年から人間関係で嫌な思いをしているようですが、馬鹿馬鹿し事で悩まないような良い高校に入る!と勉強を頑張っているようです。

      次郎君も中学生活あとわずか。楽しく過ごせそうな学校に入れますよう、応援しています。

      1. 稲倉サナ より:

        女子以上にネチネチした子、いますよね。
        仲間外れも陰湿な感じで、一見してわからないようにやったりするんですよ。
        確かに偏差値の高い学校の方がイジメはないと言いますよね。
        人間関係は学校が変わることでリセットできるので、とにかく今は勉強に打ち込んでほしいと思います。
        応援ありがとうございます(*’ω’*)

  6. ママリンコ より:

    いじめは本当になくなりませんね。
    次郎君は何があったか分からないけど、
    今の時代はSNSでの視覚から入るいじめだものね。
    なんか、生きづらい世の中だよね。
    過剰に親は反応する事も出来ないし…。
    学校もあてにならんし。

    昔は男同士殴り合いのケンカして、絆を強めたみたいな。暴力を推奨しているわけでは無いけど…。昭和が良かったよね。叱る大人もいたしな。
    今は、お互い本音を言えない、そのツールがラインとかやもんな。

    1. 稲倉サナ より:

      中高生くらいになってくると、はっきり「いじめ」とはわからないやり方をするようになるんですよね。
      LINEやインスタなどのSNSが悪影響を及ぼしているのは間違いないです。
      でも親は過剰に反応するとかえってややこしくなりますからね…。
      難しいですね。
      次男の件は今のところはイジメに発展しそうなほどではないんですが、子供同士の付き合いって案外冷たいものだな、となんとなくうすら寒い思いがしてしまいます。

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