幼稚園と療育の両立①
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いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
先日ブログで幼稚園のことを主に書きましたが。
現在中学生のうちの長男は、2歳4か月のときに自閉症の診断を受けました。
大変手がかかる子供だったので、療育を受けるか否か、なんていう悩む隙など1ミリもなく。
とにかく誰か、この子を助けてほしい。
私を助けてほしい、と。
藁にも縋る思いで療育先を探し始めました。
それは自閉症の長男・太郎が2歳のときのことです。
当時住んでいた自治体では、療育を受ける際には「療育手帳」の取得が必須条件でした。
ちなみに療育手帳というのは、知的障害者(知的障害児)に対して交付される手帳であり、知的障害を伴わない場合は対象外となります。
療育手帳が交付される知的障害はIQ75以下とされています✋
太郎に知的の遅れがあることは明らかだったため、療育を受ける方向で話は進んでいましたが、当時、発達障害児の数に対して療育を受けられる施設の数が圧倒的に少なく。
早い者勝ち
って感じでしたね。
悩んでいる暇なんて、本当になかったんです。
ちょっとでも興味があるなら、申し込まないと順番が回ってこないわけです。
療育を受けさせたいと思っている親は山ほどいたのですから。
療育手帳を取得する=我が子を知的障害者と認める
ということになるわけですが、
実生活での困りごとと天秤にかけ、障害者と認めてもいいから療育を受けさせたい、そう思う親御さんが多かったように思えます。
12~13年前の話です。
今は事情も変わってきていると思います。
まあ、うちはそういうわけで、幼稚園に入るちょうど1年まえに、住んでいた自治体が運営していた療育センターの2歳児クラスに入りました。
療育は週に1回、母子同伴。
うちの太郎にとっては、療育というよりは、「どれだけ暴れても叱られない遊び場」的な存在でしたよね。
こちらのブログにも書いていますが、
1歳半検診からの療育ジプシー《前編》
1歳半検診からの療育ジプシー《後編》
結局、自治体が運営している療育センターでは成長が望めず、民間の療育施設を探し、幼稚園に入園した年少さんの4月から、新しく療育をスタートさせることになったのです。
幼稚園に入園することと、まったく新しい場所での母子分離の療育。
2つの新しい環境で、別々のプログラムがスタートするわけです。
毎日幼稚園に通うことになる、ということだけでも環境がガラッと変わってしまうのに、新しい療育先で、これまでの療育とは待ったく違ったプログラムが行われる。
それは太郎本人が混乱してしまうのではないか?
そんな風に思わなくもないけれども。とにかく私は必死でした。
当時野生の猿のような状態だった太郎を、少しでも定型発達の子たちに近づけたいという一心から、
何よりも療育を最優先に考えていました。
本来なら、幼稚園ではなく療育園に通わせたかったくらいです。
ですが、当時住んでいた地域には療育園はなかったのです。
そんなわけで、幼稚園に入園した太郎は、週に1回、幼稚園をお休みして、車で1時間かけて民間の療育に通うことになったのです。
長くなったので続きます(‘ω’)ノ
>яiоちぃさん
療育手帳が必須だったのは、地域性だと思います。
療育についてはかなり遅れている地域だったと思います。引っ越した先の公的機関の療育の充実ぶりを見てかなり驚きました。
療育はどこでもいい、なんでもいい、というわけではないのが難しいところですが(;'∀')
サナさん♡
『どれだけ暴れても叱られない遊び場』って、分かります!
もう、うちもほんとそんな感じでありがたく通わせていただいてました。
太郎くんの年代なのか、地域か分かりませんが、療育手帳がないと療育は受けられないんですね。
うちの7歳の次男の頃は、2歳から通い出しましたが、受給者証だけでOKだったので、療育手帳持っている子いない子の割合が半々くらいだったかな。
当時、療育手帳の存在を知らなかったです。
次男と同じくらいの感じの子が、年齢が上がってIQが上がってもらえなくなったと聞いて、あら…うちも受けさせれば取れたのかな、くらいな感じでした。
幼稚園に入る前に受けたときは、IQ78で取れなかったです。
我が子を障害児と認めたくない…という感覚は、私もよぎりましたが、それよりも、保健婦さんや病院の先生に指摘されていて、チェックシートでも当てはまる部分が多いのに、療育を受けない、という選択肢はなかったですね。
早くから訓練した方が、きっと生きやすくなるという思いが強かったです。
分からない友達には『療育受けたから、治ったの?それともお薬で治るの?食生活でも治るというよね』と聞かれたりしましたが…
治りはしませんけどね~(^^;)