先生だらけの仮面座談会☆PART2

出典:pixabay

お待たせしました!

え?誰も待ってないって🤣

ここ最近多方面でイラッとすること多数あり、気分が沈みがちで、何をやっても気が晴れない…そんな日々が続いています。

こんなときは大好きな創作記事でも書いて気分転換でもしようかな、と。

というわけで、前回好評?だったこちらの創作記事☟

先生だらけの仮面座談会

そのPART2を書いてみました。

設定は同じく「もしも学校の先生が本音をぶっちゃける座談会をやってみたら」

架空のぶっちゃけトークを創作してみましたよ☆

以下はあくまでも創作作品です。

小説だと思ってお読みいただけますと幸いです😊

ちなみに後半に出てくる「扱いに困る親」のモデルは私です🤣

 

学校の先生が本音をぶっちゃける座談会

<仮面座談会メンバー>

A男…特別支援学校(高等部)ベテラン男性教師

B也…公立小学校 中堅男性教師・普通級担任

C子…公立小学校 若手女性教師・特別支援学級担任

 

A男:A田A男です。私は都立〇×特別支援学校の高等部で1年生のクラスで担任をしています。

B也:B谷B也です。〇区の公立小学校1年生の担任です。よろしくお願いします。

C子:C川C子です。△市立小学校の特別支援学級の担任です。よろしくお願いいたします。

 

A男:皆さんご無沙汰していますね!

B也:1年ぶりですかね?それはそうとA田さん、学校変わったんですね?

A男:ええ、中等部から高等部に移ったんですよ。

B也:僕は学校は同じですが今年から低学年の担任になりました。C川さんはあのままずっと?

C子:支援級です(泣)

 

A男、B也は顔を見合わせて苦笑い。

 

B也:C川さんは相当鬱憤が溜まってそうですね(笑)

A男:今日の座談会の内容は完全にオフレコ、ここだけの話で外部に漏れることはありません。お二人とも日頃抱えている鬱憤を心置きなく吐き出してください(苦笑)

C川:この日を楽しみにしてました(泣)

B也:C川さんは支援学級というと、全学年の子の面倒を見ているんですよね?僕は今年度から新1年生の担任になりましたが、これまでずっと高学年の担任しか受け持ったことがなかったので、正直ちょっとゲッソリしてるんです。

C川:え。B谷さん普通級ですよね?何がそんなにゲッソリするんですか?

B也:クラスに2~3人ほど発達障害と思われる子が入ってきているんですよ。その中の1人は知的障害の診断もあって、本当は支援学級判定なんですがゴリ押し…親御さんのご意向で普通級に在籍しているっていう。

A男:またですか。確か去年のクラスにもいらっしゃいましたよね?

B也:はい。まあ、今回の子は知的障害は軽度なんですが、ADHDの傾向が強くて、授業中でも常に立ち歩いたりお喋りをしたり、とにかく落ち着きがなくて…。

C川:普通級でそれだと辛いですね。それも低学年だと他の子供も釣られそう。

B也:そうそう、そうなんですよ!その子が騒ぎ始めるとまず発達障害疑いの子たちが一緒になって騒ぎ出して、そのうち他の子たちにも広がって…って、最終的には収拾がつかなくなる。

A男:1年生だと健常の子も周りの雰囲気に流されがちですよね。

C川:せめて知的障害の子だけでも支援学級に移ってくれると助かりますよね?私は嫌だけど(笑)

B也:そうなんです、それで校長に相談したんですよ。支援学級に移ってもらうように親御さんを説得してもらえないかと。そしたら

C川:そしたら?

B也:ダメだっていうんです。差別だなんだと大騒ぎして訴えられるからって…。

A男:でしょうね。公立の上の方たちはどこもそんな感じですよ。

C川:結局苦労するのは現場の先生だけですよね。

B也:まったくですよ。しかもそれどころか、やんわりとクラスでのお子さんの様子を親御さんに伝えたところ、親御さんから「それは先生が足りてないのが悪いんじゃないですか?もう一人支援の先生を増やすことはできないんですか?」とか逆にお願いされちゃって。

A男:ええ?そんな、支援して欲しいんだったらそれこそ支援級に行けばいいのに。

B也:ですよね?でも彼は知的障害も軽いし、支援級だとレベルが低すぎるからイヤだ、って言うんですよ。あ、嫌だと言っているのはお子さんじゃなくて親御さんの方ですけど(苦笑)

A男:それもよくある話ですよね。重度障害児でも普通の小学校で学ばせたいと裁判を起こしたケースもあるくらいですからね…。

C川:うちにもいますよ、支援学校判定だけど親御さんの意向で支援級にいるお子さんが。

A男:親御さんの気持ちもわからなくはないんですけどね。障害のある子は模倣が得意なお子さんが多いし、少し上くらいのレベルの子たちと学んだ方が成長できるはずと思うのはあながち間違いではないかと。

B也:うちのクラスの子も知的にはそれほど問題ないんですけどね。多動でなければね…。

C川:でも人員を増やすことなんて無理ですよね。ただでさえ人が足りていないのに。

A男:教師なんて経験、勘、気合いの3Kの職場ですからね。今時「気合い」ってね。ははっ。若い人がなりたがるわけがない(笑)

B也:え?今の3Kってキツイ、汚い、給料安いですよね?

C川:「感謝されない」っていうのも加えて4Kでお願いします(笑)

A男:ああでもウチなんかの場合、結構親御さんから感謝されることは多いですよ。障害の度合いが重度の子が多いってことも要因だと思いますけど。

B也:えー、いいなあ。僕なんかほとんど無いですよ。

C川:ああ、それで言うと私も全くないわけじゃないんですよ。感謝してくださる親御さんはこっちが恐縮するくらいしてくれますし。逆にこれでもかっ!って手をかけているお子さんの親御さんが「やって当然」みたいな態度だったり(泣)

A男:人によりますよね。

C川:ですね。

A男:ここだけの話ですが、親御さん自身ももしかしてそうかな?って思うことがありますから。

C川:すごくわかりますー。

B也:あ、やっぱりですか?

C川:モンペ体質の人を見るとそうだろうなって思っちゃう。

A男:ある意味そうなんだな、と思えばあきらめもつくんですけどね。逆にものすごく感謝してくれる親御さんの中にも扱いづらいと思う人がいて。

B也:それっていうとどんな?

A男:なんていうか…センシティブっていうんですかね。他害のある子の親御さんなんですけどね。

C川:あぁ…。

A男:まあ、他害があるんで確かにいろいろ大変手のかかる子ではあるんですけどね。入学当時は何かあるたびに連絡帳や個人面談の際にお伝えしていたんですが、こっちも慣れてくるといちいち伝えるのも面倒になってくるというか、慣れてきて日常化してしまって、わざわざ伝えるまでもないと思ってしまうというか。

C川:わかります。

A男:でも他害でもこれはちょっと…ってな時に親御さんに連絡するじゃないですか。そうするともう、「すみませんすみません」って地面に頭をこすりつけそうな勢いで涙ぐんで謝罪されちゃうわけですよ。

B也:うわ、それちょっとキツいですね。

A男:そうなんです。こっちも別に謝って欲しいとか全然思ってないのに、お母さんはもうこの世の終わりみたいに打ちひしがれていて。本当はもっとちゃんと起こった事に関して詳しく話しておきたいのに、思わず言葉に詰まってしまうというか…。

C川:言えないですよね。なんかこっちが虐めてるみたいな気持ちになっちゃう。

A男:それであまり深刻じゃない他害なんかはもう、お母さんにあえて伝えないことにしていたんですが、間が空いたら空いたで、伝えた際にもう土下座しそうな勢いで謝られるとそれ以上は何も言えなくて。

B也:難しいですね。僕だったら「僕が我慢すればいい話だし」なんて思って一切言わないかも。

A男:そういうわけにもいかないですからね。悩ましいです。

C川:子供のことだけでも手一杯なのに、親御さんのフォローもやらなきゃいけないなんて聞いてないよーって思います。私なんて親ほどの年齢の人ばかりなのに。

A男:親御さんの気持ちもわからなくもないんですけどね。

B也:でも疲れますよね。対価に見合わない仕事だとつくづく思います…。

C川:もう少し給料をあげてほしい。

A男:特別支援教育手当が安すぎますよね。割に合う仕事とは思っていない人も多そうですよ。

B也:教師も人間ですからね。

C川:待遇改善を求む!

B也:だよね。

A男:ですね。

 

~第二回仮面座談会終了~

 

※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません

 

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先生だらけの仮面座談会☆PART2” に対して8件のコメントがあります。

  1. にゃんこ より:

    こんにちは。
    大変楽しく読みました。
    モンペ公認のにゃんこです笑笑
    「言わなきゃ伝わらない」を信条に先生と密に連絡を取り合って来ました。
    どの、先生も「うるせー」と思った事でしょう(汗)
    もちろん、文句を言うだけではなく、毎日感謝もしました。
    ですが、そうじゃないんですよね。
    恐らく支援級の親は大なり小なり先生にとっては面倒な対象なのでは?と思います。
    普通級と違って親と話をしなければ意思の疎通、大切なことが伝わっていない可能性があるから。
    親には学校のことまでやりたくない人、積極的に参加したい人など様々。
    ここのすり合わせが間違ってしまうと、モンペ発生、問題発生になるんだと思います。
    親も人間、先生も人間。
    発達障害の私にとっては未だになぜ無気力無能力先生に対して「仕事だろ、ちゃんとやれ」と言ってはいけないか意味が分かりません(嫌、わかってるけれども笑笑)笑笑

    支援級担当の先生は是非専門家、若しくは適正検査を経て担当してもらいたい。
    手当等、お給料面でも1.3倍くらいにして有能な方にやってもらいたい。
    支援級を経験しないと教頭校長になれないシステムでも良いかも笑笑

    1. 稲倉サナ より:

      モンペ公認(笑)
      「意見を言う」ということと「文句を言う」ということの境というか、難しいですよね。
      私は自分のことを”いい保護者”だと勘違いして生きてきましたが(笑)
      最近どうやら自分、面倒くさい保護者じゃないのか?と気がついたんですよね(;’∀’)
      >支援級の親は大なり小なり先生にとっては面倒な対象なのでは?
      →まさにそうなのかな、と思い始めています。
      子供のために熱心な親御さんが多いでしょうから。
      受け取る側(先生)が面倒だと思えば面倒な親になってしまいますからね…。
      とりあえずお給料をもっとあげて有能な方が目指す職場になって欲しいとは思いますね。
      支援級を経験しないと教頭校長になれないシステムっていうのも秀逸( ̄▽ ̄)

      1. にゃんこ より:

        >子供のために熱心な親御さんが多いでしょうから。

        それがそうでもない、と言うか、発信方法が違う、もしくはOSが違う保護者、先生がマッチングしてしまうと目も当てられないことになるような気がしています。
        いつまでもパラレルのまま交われないんですよね…。
        言語は日本語なのに、宇宙と交信しているような意志「不」疎通になってしまう。
        熱量のベクトルが違うこともあって、支援級教育って本当に難しいのだと思います。

        支援級経験者の管理職、一度支援級寄りの校長が改革して学科全体が変わった時があって、やはりトップが全てだと感じました。

        1. 稲倉サナ より:

          なるほど。
          保護者もですが先生も様々ですものね。
          トップが全て、というのはよくわかります。
          詳しくは書けませんが、私も経験があります。
          担任の先生のやり方に納得いかずに学校側に訴えたときに、実はそれが学校全体の意思だということがわかって呆然としたことがあります。

  2. えびコロッケ より:

    ご無沙汰しておりました。B型アセスメント終了して、やっと日常が戻ってきました♪( ´▽`) 

    「あああああ”〜あるかも〜〜」と変な汗かきながら読みました。万年登校拒否なので、我が家もきっとめんどくさい。

    先生の待遇改善はぜひしてほしいです! このままでは、なりてがどんどん減っていく。せめて残業代ゼロは改めましょうぜ。

    1. 稲倉サナ より:

      うちも超問題児なのですごく面倒くさい親だと思われていると思います(ノД`)・゜・。
      きっとこんな風に思っているんだろうな…という妄想を働かせつつ、自虐、いや、自戒の意味を込めて記事にしました(;’∀’)
      先生を困らせすぎないように、土下座も程々にしておこうと思いました(してないけど。爆)

  3. こー より:

    こんにちは
    ふむふむ、こんな感じで思ってるのかなぁ?
    当たり前だぁ
    申し訳有りません(土下座)
    どちらもイヤですね。
    対等で話し合いたいものですね。

    先生方の本音を知りたくなりました。

    1. 稲倉サナ より:

      どうなんでしょうね(;’∀’)
      でも先生だって人間だもの。
      少なくとも私はなんとなく面倒な保護者だなって思われている気がします(笑)

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