先生だって褒められたい。褒められたら褒め返せ!倍返しだ!

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まあ、うちの太郎。大変手のかかる子ですよ😅

重めの自閉症かつ重度知的障害(IQ30)かつ言語発達遅滞(言語レベル1~2歳児)かつ多動かつ他害がある、高校1年男子です。

加えて現在思春期の影響でかなり情緒が不安定になり、時折、強度行動障害になりかけているのかと思うような衝動的な問題行動も起こすようになっています。

学校の先生には本当にご迷惑をおかけしていると思います😭

でも先生は迷惑だなんてことはひとことも匂わさず、太郎が問題行動を起こさないようにできる限りの配慮をしてくださり、それどころか「お母さんはすごくがんばっていますよ」って、私に対して労いの言葉までかけてくれる😭

いやもう、先生それ反則!

涙止まらないやつ!

菩薩すぎる先生です😂

 

仕事だから当たり前。できて当然、できないと責められる。

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先ほど、録画していたドラマ「顔だけ先生」を観ていて思いましたが、学校の先生というのは、なかなか大変な職業だなぁ、と。

「先生」と呼ばれる職業はたくさんありますが、学校の先生というのは感謝されることが少ない職業だな、と。

例えば病院の先生(=医師)であれば、怪我や病気を治して患者から感謝されますよね。

弁護士も先生と呼ばれますかね?これもかなり感謝される職業ですよね。(敗訴したらアレかもですが😅)

でも学校の先生って、生徒や保護者から感謝される場面って本当に少ないと思いません?

これが進学塾の先生だと、模試の成績が良かったり志望校に合格したときには、床に頭をこすり付ける勢いで感謝されるというのに(゚з゚)

学校の先生はやってくれて当たり前で、できなかったら責められる。

だってそれがあなたのお仕事でしょ?

と言わんばかりに、保護者から求められるハードルがいやに高いイメージがあります😅

これって病院の先生などと何が違うのかな?と考えたときに、学校は義務教育であり、好むと好まざるとにかかわらず、行かなくてはいけない存在だからなのかな?と思いました。

あ、高校は義務教育ではないですが、ほとんどの家庭が「子供を高校には通わせなくては」と思っているという点で、意味合い的には義務教育と同じようなものかと。

特に小中学校は受験をしなければ地域の公立学校に行くことになりますが、自分で選んで通わせているわけでもなく、決められた学校に、決められているから子供を通わせている。そんなイメージかと思います。

一方、病院であれば体に不調があるから通うわけで、それを治してもらう=感謝する、というのは自然な流れですよね。

進学塾もしかりで、子供を志望校に合格させたいと思い、あまたある塾のなかから子供に合った塾を選び出し、通わせるわけです。

義務ではありませんよね。そして自分で選ぶ、ここ大事✋

期待を込めて塾に通わせるからこそ、結果が出たときには惜しみない感謝の言葉を贈るのでしょう。

そこいくと学校の先生は、素晴らしく優秀だったり人柄がよかったり、目に見えて生徒を伸ばして結果に結びつけている、そういう先生ならともかく、そこそこにできる先生であったとしても、保護者から子供の事で感謝される機会ってなかなか少ないんじゃないかと思うんですよね。

一方で何かトラブルがあると学校が悪い、先生が悪いと責められる😞

特定の生徒に肩入れすると「贔屓している」「ずるい」と言われるし…そうなると生徒全員をまんべんなく、クラスの調和を優先して指導していくしかないんですかね~。

まあ、かくいう私も次男の方の先生には、言われてみると感謝の言葉ってあんまりかけたことがなかったかも😅

普通級は生徒の人数も多いし、先生と保護者の関わりはなんだかんだ少ない(というかほぼない😅)ですよね。

うちの次男のようにあまり問題を起こさないタイプの子は、個人面談でも話す事と言えば「字が汚い」くらいで🤣

初めて担任に対しておや?と思ったのは中学3年生になってから。それも受験関連のことです。

この話は長くなりそうなので、また別の機会に✋

 

先生だって人間。褒められたら嬉しい

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一方で、自閉症の長男・太郎は小学校に入学してからこの方、少人数クラスで手厚い支援を受けてきました。

担任の先生との関わりも、普通級の次男とは段違いというか、密接でしたよね。

毎日の素行は連絡帳で報告しあい、個人面談では個別支援計画に基づいて一つ一つ丁寧に話し合い、自ずから「ありがとうございます」と感謝の言葉を伝える機会も多かったかと思います。

きっと支援学級、支援学校の先生方はおそらく、普通級の先生よりは保護者から感謝される機会が多かったのでは?と。

しかし

保護者によっては単にサラッと「ありがとうございます」と言うだけの人。

どういう点が嬉しかったか、事細かく説明したうえで感謝の言葉を述べる人。

文句は言うけど感謝はしない人。

人それぞれですよね。

日々の連絡帳でも、必要最低限のことだけを書く人。用事がなければ何も書かない人もいれば、日々の子供の様子を詳細に書く人。

それぞれかと思います。

でも、思うんです。

先生だって人間。褒められれば嬉しいよね?って。

専業主婦が、名もなき家事をがんばっても感謝されることはない。

家事や育児をがんばっても、それはやって当たり前のことであり、いちいち感謝されることもない。

うちもそうですよ(゚з゚)

もしうちの夫が「ハニー、なんて素敵なんだ!ありがとう!チュッチュッ」っていう感じの人だったらなーと思わなくもないけど、残念ながら夫は生粋の日本男児です😂

黙っていても心で伝わると信じています。

って、私エスパーかよ😂

伝わんねーよ(゚з゚)

太郎のことでこんなに頑張っているのに、これ見よがしにアピールしないと感謝の言葉を引き出すことはできないんですから。

なんか虚しいですよね。

誰にも褒められない、名もなき家事、名もなき育児。

そしてこれ、家事・育児だけじゃなくて。

私は在宅ワークとして、ライターの仕事をちょろっとやっているんですけど。

原稿を書いて納品すると、「ありがとうございます」とサラッと言うだけの担当者と。

「こんなに早くUPしていただいて助かります!」「今回この部分がとても素敵でした!」などと毎回具体的に感謝の言葉を述べてくれる担当者と。

どっちの担当者の仕事が嬉しいかって、これ、愚問ですよね?

いつもいつも嬉しい言葉を投げかけてくれる担当者の仕事は、なるべく早くUPしてあげようと無理をしてでも頑張ってしまう。

そうすると「いつも助かります!!」とまた嬉しい言葉。

こういう経験をすると思うんです。

学校の先生にも、ただ単に「ありがとう」とだけ言うんじゃなくって、どこがどう嬉しかったとか助かったとか、先生のどういう点がいいと思うとか、具体的に伝えていった方がいいよね?と。

それで面談の時はもちろん、日々の連絡帳でも、私自身が先生に感謝の気持ちを抱いたときには、どういう点に対して、どんな風に思ったかを具体的に書くようにしています。

そうすることによって、うちの太郎はいろいろと迷惑をかけているかもしれないけど、あのお母さんのためなら頑張ろうと。

そんな風に思ってもらえたら…なんて。

あざといですかね😅

 

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先生だって褒められたい。褒められたら褒め返せ!倍返しだ!” に対して12件のコメントがあります。

  1. にゃんこ より:

    連絡帳、小学校の時のものもずっと取ってあります。
    私も沢山コメントを書いていて、今のクラスのママ達が口々に書くことがないと言っているので驚きました。
    私も欄外派です。
    まずは先生のコメントへの感謝と感想、子供の様子と我が家の日常も書くようにしていて。
    定型だろうが障害だろうが、子供は家庭がモロに影響する生き物だと思っているので、まずは親が今どんな状況にあるのか、大変な時期なのかどうか、を伝えるようにしています。
    親の姿勢や考え方の癖なども、連絡帳から読み取っていただければ、とも思っていました。
    小四の時はなぜか、交流級担任とも連絡帳でやりとりしていて、かなり変わった(失礼)方でしたので、連絡帳での会話が弾みました(笑)
    そこでのやり取りから、私の悩みを汲み取り、県の教育相談センターへ繋いでもらったのだと思っています。
    それから療育手帳の取得も、こちらは連絡帳ではなく面談で直に相談したのですが、お互いに率直に話が出来たのは、連絡帳でのやり取りで打ち解けていたのも良かったのだと思います。
    以前は療育手帳取得=障害者手当目的だと感違いしており、税金の無駄遣いでは?と二の足を踏んでいたアホでした(笑)
    お金の話なので誤解されたくなくて面談でサクッと相談、先生もご自身の親の介護の話を交えながら、手当を申請する事は悪ではないよね、とざっくばらんに話をして下さって。
    今は四人の先生方が交代で連絡帳を書かれているので、それもまた面白く読んでいます。

    1. 稲倉サナ より:

      連絡帳から県の教育相談センターへつながっていったのだとしたら、やはり日々の連絡帳で先生とコミュニケーションをとることはとても大事だと思いました。
      私も学校から手厚くサポートしていただいているのは連絡帳で困りごとや日々のエピソードを詳しく書いているからかな?と思っています。
      それにこちらが書くと先生の方も面白いエピソードを書いてくれて、単純に読み物としても楽しみなんですよね(^^)
      子供がコミュニケーションが取れないからこそ、連絡帳はとても大切なツールになっているのだと思いいます。

  2. ピノ より:

    わかります!
    私は看護師だったんですが、そこで感謝することを患者さんから学びました。
    こちらは感謝して欲しいなんて思っていないし、当たり前のことをしているだけなんですが、思いがけない場面でお礼を言われたりします。
    期待していなくてもやっぱりうれしいですし、頑張ろうって思えました。
    だから私も、たとえお金を払ってしてくれている。仕事だからしてくれていることに対しても感謝の気持ちは伝えるようにしています。

    先生はじめ、不満や愚痴があったとしても家庭内だけにとどめていますし、お礼をいいつつ伝えなきゃいけないことは伝えてます。
    あざといとかなと思うこともありますが、双方ハッピーならこんないいことないですし。
    けんか腰や呆れた感じで接してもなんのメリットもありませんから。

    1. 稲倉サナ より:

      看護師さんも「ありがとうございます」とは言われてもなかなか具体的に御礼を言われる機会が少なそうですね(;’∀’)
      私は手術・入院の経験があるので、看護師さには本当に感謝の気持ちしかありませんが、言われてみると個別にお礼を言ってなかったな…。
      心の中で思っていることは言葉にしないと伝わりませんね。
      外食先では極力「美味しかったです!」と言うようにはしているんですが、コロナでめっきり外食もしなくなりました(´・ω・`)
      双方ハッピーになるなら、やっぱり感謝は伝え合った方がいいですよね(^^)
      私もこれからいろんなシーンで、感謝を言葉にして伝えられるよう、意識していきたいと思います!

  3. 匿名 より:

    分かります。誰でも褒められると嬉しいですよね。
    ただ私、口は早く回るくせに頭が追いつかないタイプで、なかなか上手く話せません。
    落ち着きが欲しいです( ̄3 ̄)

    1. 稲倉サナ より:

      コメントありがとうございます( ´∀`)
      私も緊張するとアウアウなっちゃうので、慣れるまではなかなかうまく話せません(;’∀’)
      でも大人になると本当に褒められなくなってくるので、先生に褒めてほしくてがんばってしまう自分がいます(笑)

  4. こー より:

    こんにちは
    生身の人間誉められて嫌な気分になる人はいないですね。
    誰にたいしても感謝の気持ち大事ですね。
    ついつい自分のことで頭が一杯になりがちですもんね、夫婦でもやはり言葉で「有り難う」大事ですね。

    1. 稲倉サナ より:

      感謝の気持ちを持っていても、それを言葉にしないと伝わらないんですよね。
      夫婦間はとかく「言葉にする」ということが欠けがちだと思います。
      うちの夫は結婚当初、私が作ったご飯に対してウンともスンともいわず、黙々と食べていたので美味しくないのかとガッカリしていた時代がありました。
      聞けば、夫の家庭では食事の際に「美味しい」と言葉に出して言う文化がなかったようで(;’∀’)
      私が「美味しい」と言ってくれなかったら不味いのかと思って次から出さないよ(゚з゚)と毒づいたら、徐々に美味しいと口に出して言ってくれるようになりました。
      モチベーションが上がりますね、やっぱり。
      だから子供は「美味しい」が言える子に育てました(笑)

  5. おばさん猫 より:

    分かります〜(*´ω`*)。
    去年まで3年間受け持って下さった先生とは
    交換日記状態で家の事、学校の事、
    事細かに情報交換していました。
    ノートは宝物ですね。

    その先生からもよく「息子君のお母さん
    (私)は、掲示物の変化とか(毎日付き添い
    通学しているので目に入ります)お褒め
    くださるので、モチベーションが上がります」
    と言われていました。
    やって当然、と思われている仕事ですが
    やはりそうやって声掛けくださると
    嬉しい、と。
    知人の教師も「ありがとう」の一言で
    凄く凄く嬉しく思う、と言っていました。

    障害のある子供がいる親の性かも
    知れませんが(^◇^;)
    いつもどこでも「ありがとう」と
    「すみません」は自動的に(笑)
    出て来るようになりました。

    1. 稲倉サナ より:

      やっぱりそうなんですよね。
      先生方も子供たちのためにいろいろ工夫してくださっていても、なかなか保護者からお褒めの言葉をもらう機会はないでしょうし。
      私は掲示物についてはあまり発言したことがなかったので、次回以降の参考にさせていただきます(‘ω’)ノ
      先生方のモチベーションが上がると、それは我が子に返ってきますからね!
      感謝の気持ちを言葉に出すということを、これからも続けていきたいと思います。

  6. 235 より:

    重度知的障害(自閉傾向)高1男児の母です。

    私も連絡帳には、事細かく書いています。
    前の日に書いてくださったことに対する感想や感謝の言葉。家での様子、息子との会話のやりとりや、息子がやらかしたことでもなんでも。
    書くスペースが少ないので、小さい字でギッシリと、笑いもいれつつ。
    息子が療育園の頃から、面倒に感じたこともなく、毎朝、ちょっとした楽しみくらいの感覚です。
    担任の先生に「いつもギッシリ書いちゃってウザいですよね!すみません!」と言うと、
    「いやいや、◯◯君の連絡帳、毎日、楽しみにしてるんですよ!◯◯君へのお母さんの愛を感じます。」と言って、先生もたくさん書いてくれます。

    ママ友の1人なんですが、うちの子の連絡帳に書いてくださった内容を聞いて羨ましがる方がいます。
    「◯◯君の先生は、愛のある言葉をたくさん書いてくれるけど、うちの子の先生は、どうでもいいことだけで、たいしたこと書いてくれない!」って。
    でもそのママ友は質問がある時のみ用件を書くだけで、何もなければ白紙なんです。
    「私は毎日、小さい字でギッシリ書いてるから、先生も返さなきゃいけないと思って書いてくれてるんだと思うよ」と言っても、「うーん」
    それじゃー、大したこと書いてくれなくても文句言えないと思います。

    連絡帳って、交換日記のようなものだと思います。
    先生だって生身の人間なんですから、褒めてくれた方が嬉しいし、愛の言葉をたくさん書いてくれたら、自分も返したくなると思っています。

    1. 稲倉サナ より:

      わかります!!
      私も連絡帳はスペースが狭いので欄外も使って書いてます(;’∀’)
      交換日記の感覚もわかります!
      うちは特に太郎が言葉を話せないのもあるので、家での出来事を書くと先生も太郎への言葉がけのきっかけになるかな?とも思って。
      私が家の事を書けば先生は学校でのことを細かく書いてくださって、学校での出来事は本人は報告できない(喋れない)のもあって、毎日の連絡帳がとても楽しみです♪
      ママ友さんのエピソードもわかります。
      私も太郎の先生はこれまで外したことないなーと思っていましたが、同じ先生なのに「外れだわ!」と言っている保護者もいて、そういう人はたいてい先生とのコミュニケーション不足が原因だったりするんですよね。
      もちろん相性が合わない、先生としてどうなんだろうと思うような方も中にはいますが、それでも学校で太郎がお世話になるのだから、と思って感謝の気持ちを伝えるようにはしています。
      そうすると先生の態度も柔らかくなってきたり…。
      先生もやっぱり人間だなって、思いますね(*^-^*)

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