偏食が原因で餓死した子っているのかな?~素朴な疑問シリーズ~

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勝手にシリーズ化してみた🤣

今後、発達障害界隈で感じた素朴な疑問に対して考察する「素朴な疑問シリーズ」という記事を書いていこうかな、と。

で、記念すべき第一回は「偏食の子は食べられないものしか与えられなかったとしたら、食べることを拒否して餓死してしまうのか?」という疑問について考えてみたいと思います。

自閉症の子は偏食の子が多いですよね。

御多分に漏れずうちの太郎もポテトはマクドナルド限定、お菓子は特定のメーカーのものしか食べないなど、常軌を逸した偏食に悩まされていた時期がありました。

自閉症由来の偏食は健常児の好き嫌いと違って、感覚過敏こだわりが原因だったりもするため、独特のアプローチが必要だったりもします。

私もこれまであれこれ策を講じて、頑固な偏食に立ち向かってきました。

しかし、自閉症の親御さんの中には「うちの子の偏食は自閉症が原因だから努力しても無駄」と開き直って子供の偏食が改善されないまま大人になろうとしている人もいます。

でも、そういう子って案外少なくないですか?

高校生くらいになると、好き嫌いはあっても、病的な偏食が残っている子って案外少ないように思います。

中高生になっても偏食がなおらず、かなり偏った食べ方しかできない自閉症の子は、親御さんがどんなに苦労をしてもダメだった、ということなのかと思うんですが、もしもですよ。

極端な話、そういう子は例えば世界的な飢饉(ききん)が起きたとして、その子にとって食べられるものが一つもなくなった場合、食べる事を拒否して餓死しちゃうんですかね?

 

偏食は好き嫌いとは違う、自閉症のこだわりの一種。

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自閉症の子の偏食を改善させるのは大変だとは思いますよ。

実際私もあれこれやってきましたが、家庭だけでは正直これほどまで改善できなかったと思っています。

学校の給食と偏食指導があったからこそ克服できたのです。

というのも、うちの太郎の場合は「食べてみて味が嫌いだった」というよりは、完全に食わず嫌い

好きとか嫌いとか、そういう観点ではなく、

「自分は〇〇と△△と□□以外のものは一切食べないと決めてある」

「フライドポテトはマクドナルド以外のものは見た目は似てても自分にとってはポテトではない」

「鶏肉はから揚げ以外の調理法は一切不可」

などという謎のこだわりがさく裂😂

まず食べようとしてくれないので、なかなか食べるものの種類を増やすことができずにいました(゚з゚)

そんななか、家では頑なに食べなかったものでも、場所(学校、外食、祖父母の家など)が変わるとこだわりが少し弱まる点に注目し、工夫をしながら少しずつ、少しずつ、食べられるものを増やしていきました。

偏食や好き嫌い回避のために工夫していたこと

こちら↓の記事の中にも書いてありますが、

発達障害のある子どもの“偏食” その実態と解消へのヒント – 記事 | NHK ハートネット

自閉症の子の特性に配慮した工夫を重ねることで、

偏食の子どもの9割以上が特別な調理を施さない通常の給食が食べられるようになったのだそうですよ。

なかなかこうした本格的な偏食指導をやってくれる所はないかと思いますが、こうしたヒントをもとに家庭で試すことはできると思うんです。

家庭で偏食を崩すのは親のメンタル的にもしんどいし、何も食べないわけじゃない、食べられるものもあるんだから、それを与えておけばいいじゃない。何も死ぬわけじゃなし(゚з゚)

本人がそれを好んでいるんだから、好きな物だけ食べさせときゃいいじゃない――。

そんなふうに思ってしまう日もあります。

私だっていつもいつも、打倒偏食!なんて鼻息荒く頑張っていたわけじゃありません🤣

子供の方だって、いつもいつも新しいものを食え!食え!ってやられてるとストレスが溜まるだろうし😅

様子を見つつ、やっていましたよね。周りの人の手も借りながら。

 

「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」

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でもね、そもそも思うんですよ。

偏食が改善されるかどうかは、やっぱり家庭で何を食べさせているかが大事なんだと。

学校で先生がいくら頑張ってくれたとしても、家庭で好きな物ばかり与えていると、学校の給食を1食抜いたところでへっちゃらですからね。嫌いなものを食べるくらいならお昼ご飯を抜くくらい何てことないでしょう。

同じ自閉症の子のいるママ友と話していると、みんなこう言うんですよね。

ほとんどの子がもともとは結構な偏食だったりするんですが、中学生くらいになると「避けていたものも食べられるようになってきた」と。

なんだかんだ、みんな偏食をどうにかしたい!と思い、幼い頃から食べ物のコントロールを頑張ってきているんですよね。

ところが子供が高校生になっても、まだ「偏食が酷い」「食べられるものが限られる」とボヤいている人の中には、家庭ではなんの工夫もしていないどころか、偏食を増長させる驚きの食生活を送っていたりするんですよね…。

(もちろんそういう人ばかりではありません。努力をしてもなお偏食が改善されないお子さんもいるかと思います。あと、好き嫌いはまた別の話です)

「ご飯を食べなきゃお菓子を食べればいいんじゃない?」とばかりに、菓子パンやケーキ、甘いお菓子、スナック菓子、アイス、ジュースみたいなものを常備。

朝からチョコレートたっぷりの菓子パンを出して、「子供がこれしか食べないから」「偏食ってほんと大変」などとボヤいているけど、そもそも菓子パンを最初に食卓に出したの誰よ?と思うわけです。

最初から朝食に菓子パンを出すようなことをしなければ、菓子パン沼にはまることもなかったのに。

うちは菓子パンは避けていましたよね。見せないようにしていました。買わないようにしていました。

子供が自閉症でこだわりが強く偏食があるとわかっていたので。

こだわり始めると同じものばかり食べ続けてしまうことがわかっていたから、体によくないと思われるものは日常的に食べさせないように気をつけていました。

ジュースとかアイスとかドーナツとかケーキとかですね。

ケーキは家族の誕生日、つまり年に4回出すか出さないかというレアアイテムでした😅

そしてできるだけ、こだわり化させたくないものは一度も食べさせないようにしていました。

一度も食べなければそれは存在自体知らず、こだわり化することもないですから。

そしてお菓子でお腹いっぱいにさせることがないように気をつけていました。

お腹が空かないとご飯を食べませんから。

無理して食べなくてもお菓子を食べればいいや、となってしまわないように。

 

戦時中の自閉症児は偏食なんてなかったはず

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とはいえ、子供の偏食を何とかしたいと思いつつも、やっぱり子供の喜ぶ顔が見たくて、子供の好きなものを買いそろえてしまう自分もいるわけで😅

為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり。

なんだかんだ、子供の偏食は親次第だよな、と反省しています😂😂

あとは、そんなつもりはなかったけどこだわり化してしまったこともありますね。

子供が幼児~小学生のうちは贅沢を覚えさせないようにと、ファミレスではキッズセット、マクドナルドではハッピーセットしか頼まないようにしていたら、長男は今でもマクドナルドに行くとチキンナゲット+ポテトしか食べません😂

そして次男もマクドナルドではチーズバーガーしか食べません😅

うちはマクドナルドに行くと驚くほど低料金で済みます🤣

こだわり化したけど、ブルジョア志向は回避できたのでヨシとします😆😆😆

偏食は本当に奥が深いな🤣と思うのですが、ここで本題ですよ。

結局はその子の偏食の源となっているのは、親が用意している食べ物ってことじゃないですか。

親が、偏っているよな、と思いつつも最終的には食べられるものを提供しているわけですよね。

けど。

偏食で嫌がったとしても、食べ物がそれしかなかったらどうだったんでしょう。

極論ですが、これが戦時中だったとしたら、偏食の自閉症児は存在しなかったんじゃないかな?と思うんですよね。

お腹が空いている状態(飢餓状態)が常態化していたら、食べ物に対してこだわりが発動する余裕はないのかと。

そう考えたときに、実際、偏食が原因で餓死した人っているのかな?と思ってググってみました(‘ω’)ノ

死んだという事実は出てこなかったですね。

いろんな記事だのブログだのを読んでみましたが、偏食で悩んでいるのは幼児~小学生の親御さんがほとんどですね。

高校生くらいになると病的な偏食は改善されてくるため、偏食について話題にする人がいなくなるんでしょうかね。

 

おそらくですが、特別な偏食指導をしなかったとしても、自然と食べられるようになったものもあるのではと思うんです。

例えば私たちだって、子供の頃は嫌いでも大人になったら好きになった食べ物って結構ありませんか?

それは好き嫌いを克服するために何かをやったわけではなく、単に嗜好が変わったことによって自然と好きになったというか。自閉症の子も、偏食とは別に、味覚が大人になることで食べられるものが増えていくんだと思います。

また、成長につれてこだわりも薄まり、食べ物に対する警戒も薄まっていくのかと。

だから、子供の成長にあわせて親の方もアップデートした方がいいんじゃないでしょうか?

「この子はこれは食べられない!」という偏見をなくして、大人になるまでに一つでも食べられるものを増やしてあげられるように。

やっぱり食べられるものが多い方が、生活が豊かになると思うんですよね。

今は何でも食べられるようになった太郎を見ていて、そう実感しています。

 

親亡き後の人生を考えて食べさせるものを厳選

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ブルジョア志向といえば、親亡き後の人生を考えると、食べ物の値段についても偏食と同様、気をつけなければいけないと思います。

というのも、将来子供が障害者として働いてもらえる給金や障害者年金の額は、十分とは言えません。

親亡き後の知的障害者「生活水準のリアル」

だから、旅行や娯楽、外食などもそうなんですが、

日々の食事もあまりに高価なものを食べ慣れていると、将来大変です。

将来贅沢できないから、今のうちに贅沢させてあげてるの!という考え方もありますよね。

私も旅行や娯楽に関しては、小学校まではわりと贅沢をさせてしまっていたと思います。

ただ、食べ物に関しては実際、日常的に高級食材を買うお金がないので😂

ステーキなんて自宅で食べたことがあるのは子供たちが生まれてから片手で数えるほどかも😅

牛肉は高いのでうちの場合、

肉といえば豚肉か鶏肉🤣

果物なども価格が安い旬の時期限定で、それも毎日食卓に上がることはありません。

野菜やその他食材も、高級なものは買っていません。

今うちで食べている食事を、将来子供が食べたいと思ったとしても、安い材料費で再現できるものばかりです。

外食も頻繁には行かないし、食事に関しては将来、ギャップを感じることはないでしょう。

「子供が偏食でお金がかかる」と思っている人は、日常的に高い食材を使っているんじゃないでしょうか?

高い食材でしか作れない料理が偏食メニューとなった場合、確かに「偏食でお金がかかる」となってしまいますよね。

うちは太郎の偏食がかなり酷かった時代も、偏食が原因でお金がかかると思ったことはありませんね。

今からでも遅くないので、高価な食材を使って料理をすることは徐々に控えていった方がいいと思います。

そうじゃないと、将来グループホームや施設に入ったときに、「ローストビーフはいつ出るの?」とか「パンはないの?パンがなければケーキを出せばいいじゃない?」とかマリーアントワネットか😂

そういえば昨年、シャインマスカットが安く出回っていたときに(それでも1房700円くらいしましたが😅)続けて買って食べていたんですが、子供って美味しいものを食べると舌が肥えるんですよね。

スーパーに行くと隣に置いてある安い葡萄ではなく、シャインマスカットを欲しがるんですよ🤣

でも今はまだ値段が高くて買えないんで😅

高価なものを頻繁に買うのはよくないな、と思った瞬間でした😆

 

ちなみに。

幼児期~小学校くらいの時は、親がどれだけがんばっても偏食がなかなか改善できないと思います。

無理強いしてもお互い辛いだけなので、偏食改善のための努力は、個々のペースで、できる範囲でやって、最終的には健康的に問題なければOK!という考え方もあると思います。

いろんなものが食べられた方がいいに越したことはないですが、努力してもできない事があるのはよくわかります。

うちは偏食は克服できましたが、克服できない問題行動が今も山積みです😂

それから上のお子さんがいる方も、食べ物やお菓子のコントロールは難しいと思います。なかなか理想どおりにはいかないものですね😅

あと、偏食かと思ったら好き嫌いが多いだけだった、というケースもあるかと思います。

20歳すぎて嗜好が変わってくる可能性もありますが、好き嫌いの場合は努力でどうにかなるものではないと思うので、偏食か好き嫌いなのか、見極めが大事ですね。

 

そして。

偏食の子に無理やり食べたくない物を食べさせるのは可哀想という意見もあるかと思います。

でも、私は可哀想ではないと思っています。

確かに好き嫌いのある子に嫌いなものを食べさせるのは可哀想です。食わず嫌いならともかく、味や臭い・食感が苦手で嫌いだった場合、無理に食べさせても好きなる確率は低いからです。(大人になるにつれて嗜好が変わり好きになることはよくある話ですが)

一方、自閉症の子の偏食の場合、こだわりが原因だったとしたら、料理そのものの味が嫌いで食べないとは限らないのです。

うちの太郎の場合ですが、こだわりの魔法を解いてあげて、食べさせみたところ、むしろ大好物になったという料理が山ほどあります。

こだわりのせいで、本来大好物となるはずのものが長い間食べられなかったわけです。

だから私は、自閉症の子の偏食を改善してあげることは、本人の幸せにもつながると思っています。

 

今回偏食について書いてきたことはあくまでも私個人の意見です。

私の考えは正解ではなく、世の中にはいろいろな考えがあると思います。

一つの意見として読んでいただけますと幸いです✋

 

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偏食が原因で餓死した子っているのかな?~素朴な疑問シリーズ~” に対して8件のコメントがあります。

  1. ママリンコ より:

    私も好き嫌い多くて、最後まで廊下で食べさせられたので、未だにあの辛さは覚えています。
    最悪な時代やったわぁー( T∀T)
    今でも嫌いな物はあり、好きな食べ物は毎日食べても平気です(笑)

    幼少の頃は偏食、こだわりが酷かった子も
    成長すると共に、環境やったりして食べられる物が増えたとおっしゃる親子さんからの話は度々聞きます。
    また、何してもあかん時は、最終手段的に一番好きな食べ物を出すという方もおられました。その食べ物を出された時は、今まではいったい何だったんや?と思う笑顔の素敵な表情になります。お母さんも、ほんま困った時しか出さない。そんな方法もありやなと思います。

    話は変わりますが、ポチした洗顔フォーム◎です。洗顔後の肌触り、化粧水無しでも良い感じの潤いですね!

    1. 稲倉サナ より:

      偏食の対応は本当に難しいです。
      うちは食べられるものをわざと出さないというのはやりませんでした。
      食べないかもしれないものを出すのは、土日など家族の誰かが代わりに食べられるようなタイミングでチャレンジしてましたね。
      どうしても食べないときは好きなものも用意していました。
      だいたいみんな同じようなやり方なんでしょうね(^^)
      いろいろ頑張ってもなかなかこだわりが強かかったのが、飛躍的に改善されたのが小学校高学年~中学入学くらいのタイミングです。
      それまでは頑なに見向きもしなかった料理に対して興味をもつようになったんですよね。
      個人によって「改善できる時期」というのがあるのかもしれません。早すぎてもダメだし遅すぎてもダメ。本当に難しいと思います。
      洗顔フォーム、よかったです!
      そうなんですよね、洗いあがりしっとりしているので、化粧水は本当に極少量でOKなのでコスパがいいんです( ´∀`)b

  2. チャイ より:

    上の娘の1歳半検診で、1週間の食事を栄養士さんにチェックして貰いました。

    まだ沢山食べられないので栄養価の高い物を与えていたのですが、栄養価が低い物も与えるよう指導されました。離乳食の時から様々な物を食べる事で、好き嫌いや偏食を減らす事になると。

    全ての人に当てはまる事なんて世の中にはないので違う意見もあるでしょうが、拘り崩しも多くの人の参考になると思います。

    1. 稲倉サナ より:

      思い返すと健常の次男は好き嫌いが出てきたのが2歳くらいからだったんですよね。それまでは出せば何でも食べられたのですが。
      食が細いと栄養価が高い物を…と親心から考えがちですが、栄養<バランスなんでしょうね。
      好き嫌いも偏食も一筋縄ではいかないことだとは思うのですが、私自身が好き嫌いがとても多かったことで苦労してきたので、子供にはそうした苦労はさせたくないし、食べられるものが多い方が幸せだと思うんですよね。
      難しいですね。万人に効くやり方などないでしょうから、いろんな方が「うちはこうして克服したよ」というやり方をシェアして、そのどれかが自分の子供に当てはまるということもあるかもしれません。
      そういう意味で、私は太郎のケースを発信していこうと思います(*’ω’*)

  3. メイ より:

    こんにちは。
    身内に知的、自閉共に最重度の成人女性がいます。

    彼女はあんこ(特定のメーカーの特定のあんぱんの中身※パンは残す)と唐揚げ(特定メーカーの冷凍食品)という2種類の食べ物だけで4年以上生きています。
    飲み物は無味無臭のビタミン材入りの麦茶のみで、水や他の液体も飲みません。

    身体的な問題は低身長のみで、他は一応健康です。

    彼女の特性として
    「空腹と喉の渇きをほとんど感じていない」
    「新規で食べる物が数年に一個くらいしか増えない」
    「好きな物も3〜4日与えないと食べなくなるというこだわりが発生する」
    「食べなくなった物は復活しない」
    というものがあり、今現在、あんこと唐揚げ以外の物を出しても拒否します。
    まる2日くらい何も食べなくてもです。
    無理に食べさせようとするとトラウマになり、2度とその場所で食事を取らなくなる、食べさせようとした人から逃げるなどの行動を取ります。

    子どもの頃は他にご飯、トースト、目玉焼き、焼鮭、焼きそばなど、10個くらいの食材を食べていましたが、「これらを出さなければ他の物を食べるだろう」と試した結果、どんどん食べる物が減っていき、今はたった2種類になってしまいました。

    ちなみにこれまで食べていた物は全て高級品ではなく、学校の給食やデイのおやつで与えられて偶発的に食べるようになった物です。
    高級品ではありません。

    このような状況なので、死なせないためにはもうこれ以上なんの挑戦も出来ない、と身内一同で諦めに近い心境です。

    お子様の偏食を見事改善された稲倉様でしたら、この子が我が子だったらどのようにアプローチされますか?
    良かったらアドバイスお願い致します。

    1. 稲倉サナ より:

      コメントありがとうございます。
      その方はもう成人されているんですよね。それであれば残念ながら子供相手にするようなアプローチは厳しいでしょうね。
      長い期間にわたってこだわり続けたことは、トイレなどの身辺自立と同じく習慣化してしまっているので、並大抵のことでは改善できないでしょう。
      昔は支援も今ほど手厚くなかったので、親御さんは試行錯誤しつつもかなり苦労されたのでしょうね。
      ただ、近年は災害も増えてきていて、避難所に移らなければいけないような不測の事態も起こる可能性があります。
      そうした時にどう備えるかは、考えておきたいところですが。アンパンはともかくから揚げは保存もきかず、アンパンも特定のメーカーのものというと長期間日持ちするタイプではないですよね。
      それから特定のメーカーのものしか食べないとなると、メーカーがその商品を製造中止とした際は食べるものが無くなってしまう。
      こんな記事がありました。
      https://www.excite.co.jp/news/article-comment/Techinsight_20170421_374514/
      この女の子がその後どうなったかわかりませんが、メーカーは1人の子のためには商品を製造し続けてはくれない。
      もしアンパンとから揚げが買えなくなったときは、その方は何も食べずに衰弱していくんでしょうか…。
      こういうもしもの時の事を考えると、2日といわず、お腹が空いて食べるまで他のもの(最初はアンパン、から揚げで他のメーカーのもの)を用意する、ということをやってみるしかないように思います。
      できるなら、病院で点滴を受けながらやるのがいいと思うのですが、そういう対応をしてくれる精神科はないのでしょうか?
      そこまでの偏食であれば命にかかわることなので、病院の医師の管理下のもとで、他の食べ物にチャレンジすることをやってみた方がいいかと思うんですけどね。
      ただ私が書いたようなことはすでに親御さんも考えて動かれていますよね。
      やってくれる病院などないということなんでしょうか。
      最重度というと施設で暮らしている、もしくは今後施設に入ることを検討されていると思いますが、これほどの偏食だと受け入れ先がないということもありますかね?
      うちの子は偏食に関しては問題ないため、具体的に相談したことがないのでわかりかねますが、こうした事は医療的な介入が必要だと私は思います。
      ちなみに病気やケガで入院されたことはあるのでしょうか?
      私自身、手術で入院し、3日間ほど絶食した後に重湯を飲んだときはあまりのおいしさに涙を流しました。
      病院食が偏食崩しのきっかけになるような気もするのですが、こういう方はお腹が空いても点滴だけで絶対に手を付けないんですかね…。
      すみません、何の答えにもなっていませんが、先の事を考えるとどうにかしたいと親御さんも焦っていらっしゃるんですよね。
      具体的なアドバイスができず申し訳ありません。

  4. こー より:

    こんばんは
    偏食
    本能的に受け付けない
    アレルギーがある
    食べたことがない
    食べた後に嫌な経験をした
    食感が嫌い
    お腹がすいていない
    親が偏食
    などなど有りますね
    私個人の意見!
    食べてくれなくても、諦めずアプローチする、やり方をかえて。
    きっと大変な事だと思います。
    ゆっくり遊びを交えたりして食事は楽しい安全安心な場所だよ。

    世の中には沢山美味しいものが有るので、楽しく食べられるようになるといいですね。o(*⌒―⌒*)o

    1. 稲倉サナ より:

      こーさん、私は自分自身が好き嫌いが多い子供だったのですが、何でも食べられる人が羨ましかったです。
      大人になって、食べられるものがかなり増えて、嫌いだったものも好きになって、世界が広がったような気がしました。
      今は太郎が、私よりもずっと何でも美味しく食べられるようになって。
      美味しいものを食べるときの至福の表情を見ると、偏食を克服できて本当に良かったなと思います。
      食事はとても楽しくて、安全安心な場所。
      とても素敵な言葉です( ´∀`)b

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