「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」を観て自閉息子への過保護っぷりを反省

出典:pixabay

久しぶりにドラマ関連の投稿です✋

2021年秋クールは観たいドラマだらけで時間が足りない状態なんですが😅

そんな中でも一番楽しみにしているドラマがこちら↓

出典:恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜|日本テレビ (ntv.co.jp)

障害者ドラマにありがちなお涙ちょうだい系ではないものの、なんだかとってもピュアな雰囲気で、観終わった後に心が洗われるような気持ちになります。毎回泣いているからかな😅

このドラマについて書きたい、書きたいと思っていたので、今日ついに書いてみることにしました!

 

障害を前面に出しつつ胸キュンの良ドラマ「恋です!」

出典:pixabay

このドラマは昨今、珍しいくらい「障害者」について前面に出しているドラマだと思います。

障害者が主演・準主演のドラマは珍しくはないと思いますが、障害自体にフォーカスしているドラマは数年に1回ペースで出てくる感じですかね?

前回は松坂桃李さん主演「パーフェクトワールド」がその部類のドラマだったかな、と。

この「恋です!」は弱視の女性が主人公のドラマです。

タイトルに白杖(はくじゃく)と入っているので、わかりやすいと言えばわかりやすいのですが😅

以下はドラマを観ていない方向けに内容を貼っておきます。長文になりますがご容赦くださいm(__)m

 

ヤンキー君と白杖ガール

うおやまによる4コマ漫画作品。児玉潤名義で雑誌掲載経験もある作者が、当作品を素早く世間に届けたいという思いのために、うおやま名義で2018年6月から漫画投稿サイトでの自主掲載を開始。その後、ニコニコ静画、pixiv、マンガハックにて投稿されている。作者公認の略称は「ヤンガル」

顔に傷のあるヤンキー青年の黒川森生と、弱視である女子高生の赤座ユキコの恋愛物語。ふたりのラブコメを中心にしつつ、障害など社会で生きづらさを感じる人々の生き方も鋭く描く。4コマ漫画として掲載されているが、ほとんどの話が4コマでは完結せず連続する、いわゆる「ストーリー4コマ」の体裁をとっている。

黒川森生は子分たちと肩を怒らせ道を歩いていたところ、点字ブロックを邪魔したことから赤座ユキコに視覚障害者用の白杖で尻を刺される。その後のやり取りでユキコの優しさと芯の強さに惚れた森生が、ユキコに半ばつきまとうところから交流が始まり、やがて恋愛関係に発展していく。その中でユキコの盲学校のクラスメイトをはじめ、様々な人たちと関わっていくことになる。関わる人々には、視覚障害に限らず生きづらさを抱える人も多かった。社会での「フツウ」とは何かを考え、この世界は多面で様々な生き方があると気づいた森生は、その見方を教えてくれたユキコへの愛情をいっそう深めていく。

出典:ヤンキー君と白杖ガール – Wikipedia

 

ちなみに私は原作漫画は読んだことはありません。

ですがこれ、タイトルがすべてを物語っている感じですよね😂

「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」

つまりは、ヤンキー(死語か🤣)の男の子と、盲学校に通う女の子の恋の物語です。

恋愛モノにそれほど興味が無い私がこのドラマを観ようと思ったのはやはり、障害に関係しているからだと思います。

 

赤座ユキコ(杉咲 花)

盲学校高等部3年生。「色がうっすらわかる」「ルーペを使えば大きい字を認識できる」程度の弱視で、外を歩くときは白杖を持っている。勝ち気でポジティブ。見かけによらず口が悪いが、気を許すと天然で可愛らしい一面を見せる。ある日、ヤンキーの森生と出会い、なぜかまとわりつかれるように。初めは森生に冷たい態度をとるユキコだったが、次第に彼の真っすぐさに惹かれるようになる。数年前に母を亡くし、父と姉イズミとの3人暮らし。

出典:相関図|恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜|日本テレビ (ntv.co.jp)

黒川森生(杉野遥亮)

地元では、その名を出しただけで相手が逃げていくほど有名なヤンキー(不良)。
高校を3日で中退して現在は無職。そのヤンキー然とした風貌とケンカでつけられた顔の傷から、周囲からは白い目で見られることが多く、バイト先もなかなか見つからない。そのため、「社会から疎外されている」という思いが強い。短気な性格で喧嘩っ早い。実は「売られた喧嘩しかやらない」など、森生なりの“正義”があるが、他人からはまったく理解されない……。
ある日、今まで出会ったことのないタイプの少女・ユキコと出会い、一瞬で恋に落ちてしまう。

出典:相関図|恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜|日本テレビ (ntv.co.jp)

 

このドラマの何がそんなに好きなのかなぁと考えたときに、ただ単純にキュンキュンするピュアな恋物語が(・∀・)イイ!!というのもあるんですが、大きくわけて理由が2つあることに気がつきました。

まず1つは、視覚障害についてわかりやすく描かれているということです。

うちには重度知的障害を伴う自閉症の息子・太郎がいます。太郎は特別な支援を受けなければ生活できないほど障害の度合いが重いです。

私は太郎を産むまでは、障害とは無縁の生活を送っていました。近親者に障害のある者がいなかったからです。

だから、太郎を産んだことで私の生活は一変し、それまで知らなかった世界を知ることになりました。

だけど、それはあくまでも自閉症や知的障害について、という、限られた世界の話です。

もちろん、療育や学校などを通じ、自閉症や知的障害以外の障害を抱えるお子さんとの交流もありました。

ですが、視覚障害のお子さんとだけは、接点がなかったんですよね。

それは視覚障害のお子さんは盲学校に通うため、出会う機会がなかったからだと思います。

このドラマでは、視覚障害にもいろいろあって、生まれた時から目が見えない全盲の人、主人公のユキコのように、もともとは見えていたけど徐々に見えなくなった弱視の人。

そして実際どんなふうに見えているのか、見え方もドラマの中でイメージ映像の紹介がありました。

また、目が見えない、見えづらいことでどういう困りごとがあるか、ドラマのなかで具体例として語られていたため、視覚障害のある方の生きづらさが少しだけ理解できたような気がします。

ちなみに、主人公のユキコが通う盲学校のクラスメイトに、ドラマ「ドラゴン桜」でサヴァン症候群の子の役を演じていた細田佳央太くんが出演しています😃

低気圧と自閉症~ドラゴン桜より~

生まれつきの全盲の役柄ですが、とても上手ですね😉

最近、白杖を持つ方と公道で行違う機会が以前よりも増えてきていて、実際どんな風に生活しているのか興味もありました。

健常者に対して障害者は一括りに語られがちですが、知的障害とは全く違った大変さがあるのだろうと思いつつも、具体的にどんな苦労があるのかが、ドラマを通じて少しだけ知ることができて良かったと思います。

 

「障害児の親=可哀想な人」と思われたくない

出典:pixabay

そしてこのドラマが好きなもう1つの理由は、障害があっても毎日楽しそうに生きている様子が描かれているという点ですかね。

私自身が障害児の親になったときに、それまで自由だった生活が束縛だらけになり、ひと言では言い表せない程の苦労や苦しみを味わってきました。

私の心に棲みつく悪魔

自閉症の息子・太郎の幼児期はただ生きるだけで精一杯の毎日だったので、子供を産む前まで交流のあった人たちとはほぼ没交渉となり、本当に1日1日を、早くこんな苦しい日が終わらないかと願うように、心を殺すように、生きていました。

当時交流があったのは療育で知り合った同じ境遇のママたちくらいでしたかね。

だからその頃にはあまり感じなかったのですが、太郎が小学校に入学し、学校に行っている間は自由な時間ができて、心にも余裕が生まれたときに、私の中に別の感情がでてきたんですよね。

可哀想な人だと思われたくないって。

いや、実際問題、可哀想な人なんですけどね😂

辛いことが生活の9割を占めていて、本当に大変だしすぐ死にたくなるし、きっと子供を産む前のキラキラしている頃の私しか知らない人が今の私を知ったら、気の毒すぎて言葉も出ないわ、なんて思うんじゃなかろうか。

ちょっとお風呂にゆっくり入っていたらその間に家の中の電化製品を叩き壊された、みたいな事がある我が家ですから😂

高校生になった今でも私がお風呂に入っている間に何かやらかすんじゃないかと思うと怖くて、烏の行水みたいに10分でお風呂から出てくる、そういう生活をしているなんて事を話したらドン引きされるだろうな…。

そう思うにつけ、独身時代の知り合いには子供に重い障害があることは話していません。

話したところで言葉に詰まるか、遠い親戚に障害児がいるなんていう話を出されるか、いずれにせよ気を使われることは間違いなく、そういう微妙な空気には耐えられそうもないですから😂

 

でもね。でも、確かに辛い毎日ではあるけど、辛い辛いって思いながら生きていたらそりゃあもう、しんどすぎるわけで。

だからこういう毎日でも楽しいことを見つけたい、子供のことも障害があるからこそ可愛い、笑えると思えるように、障害の特性ゆえの行動も楽しんじゃえ!的精神で生活しているんです。

夫との会話や子供の事をよく知ってくれている人に対しては、「今日太郎がこんな事をしてね~」って、太郎の言動も面白ネタとして、あえて笑い飛ばすようにしています。

太郎を変えることは難しい、だったら自分が変わった方がいい。

障害児のいる生活から逃げる事はできないんだから、だったら楽しまなきゃソンソン、てな感じです😆

 

で、この「恋です!」のドラマの中では視覚障害ならではの困りごとについての描写があるのですが、前々回の話のなかでこんなエピソードがありました。

杉咲花さん演じる主人公・ユキコが、自動販売機でジュースを買おうとしていたときのことです。

「色がうっすらわかる」「ルーペを使えば大きい字を認識できる」程度の弱視であるユキコは、自動販売機で売っている商品の区別がつきません。

ミルクティーを飲みたいけど、どれがミルクティーなのかがわからないのです。

すると一緒にいた黒川が代わりにミルクティーのボタンを押してあげようとしたのですが、ユキコは「自分でやりたいから」と断ります。

ユキコいわく、自動販売機は運だめしなのだと。

ミルクティーが出てくれば当たりで、出なかったら残念だけど、毎回何が出てくるかワクワクするから楽しいのだ、と。

 

これだよ。

これなんだよ、とそのとき私は思ったんです。

 

ミルクティーが出ると思ってコーヒーが出てくるたびに毎回目が見えないことを嘆く人と。

出てきたコーヒーを「意外と美味しい♪自分じゃあえて選ばない商品だったから飲めてラッキー♪」と喜ぶ人と。

 

障害者って一般的には前者のイメージじゃないですか。

だから可哀想だって思われる。

でも後者は?

後者のようなポジティブな人が嬉しそうにしている様子を見ると、見ているこちらまでなんだか嬉しくなってしまう😊

 

他にも今週放送のあった第3話のエピソードなのですが、視覚障害者は目が見えない分、耳から入る情報が非常に重要。

そのため、ユキコは「人の声が聞き取れないのはちょっとストレス」と。

背の小さいユキコは背の高い黒川の話す声が聞き取りづらい、あと身長が10cm高かったら…と嘆くユキコに、黒川は赤いハイヒールの靴をプレゼントするんですよね。

「これでユキコさんに俺の声が届きますか?」という手紙を添えて。

視覚障害者にハイヒールって危ないんですけどね😅

でもその気持ちが嬉しいじゃないですか😆

このエピソードが2人の距離をぐっと縮ませるんですよね。

もー、恋っていいわぁ💕キュンキュン💕💕って、そこからはもう障害のことは忘却の彼方へ🤣

「恋つづ」級キュンキュン萌えドラマキター😂

※恋つづ=恋はつづくよどこまでも

 

このドラマは障害ゆえのネガティブな情報を隠すことなく、あえてスポットをあてつつも、最終的には救われる、そうしたエピソードにあふれているドラマなのだと感じました。

これが私の求めていたことなんだ、と。

子供に障害があること、私だって本当は隠したくなんかない。

オープンにして、笑って暮らしたい。

辛い事もたくさんあるけど、楽しく暮らしている様子を伝えたくて、ブログを書き始めたんだったよな…。

私がブログを書き始めた頃のことを、ふと思い出しました。

たまには重度知的障害児の親が希望を持てる記事を書きたい。

 

立場によってとらえ方が違う「普通」

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あと、このドラマのテーマなのかな?と思うんですが、「フツウ=普通」というキーワードについても触れたいです✋

ヤンキーと弱視の女子高生。

一見、接点などないように思えますが、実はどちらも自分のことをマイノリティだと感じている、そんな共通点がありました。

ヤンキーの黒川からすると、ユキコは堅気(カタギ)の世界の人間、自分とは住む世界が違う。

視覚障害のユキコからすると、自分は誰かの支援がなければ生きていけない、一人で何でもできる黒川とは住む世界が違う。

二人ともそれぞれ自分のことを「フツウじゃない」、相手のことを「フツウ」と感じていたのでした。

あるとき黒川がユキコに「ユキコさんのような普通の人に自分みたいな人間はふさわしくない」的なことを話しかけるんですが、それを聞いたユキコはつぶやきます。

普通?私が普通?

障害者として特別扱いされることに慣れていたユキコは、新鮮だったんでしょうね。

一方、黒川の方も、自分のような世の中のハミダシ者に対して、ユキコが「普通の人」として偏見をもたずに接してくれることが嬉しい。

このドラマを観ていると、普通ってなんだろうとつくづく思いますね。

私もよく普通という言葉を使ってしまいがちですが、環境や立場によってその人の思う「普通」という概念は異なるのかなぁと。

障害のある太郎に対しては「普通」を求めてしまうけど、健常の次男に対しては「非凡」を求めてしまう。

私ってやつは、つくづく俗っぽい愚かな人間だと自分でも思います😅

 

過保護すぎ?知的障害の息子の可能性を潰す母親

出典:pixabay

そして最後に、第3話の中の思わずドキッとした事に対して書きますね。

ユキコにはお姉さんがいるんですが、お姉さん役を演じているのが「あなたの番です」で”尾野ちゃん”を怪演した奈緒さんです。

赤座イズミ(奈緒)
ユキコの姉。ネイリスト。超がつくレベルの心配性で、“母親代わり”としてついついユキコに口うるさくしてしまう。ユキコの自主性を尊重しようと頭ではわかっていながら、ユキコに近づいてきた森生に対しても、警戒心をあらわに……。
出典:相関図|恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜|日本テレビ (ntv.co.jp)

 

奈緒さんの演技の振り幅の大きさには驚かされますね( ゚д゚)

「あな番」の尾野ちゃん役のサイコパスっぷりが記憶に新しいのですが、「恋です!」のお姉さん役は妹思いの生真面目な女性という、これまでの奈緒さんのイメージではない役柄ですよね。

現在放送中のNHKドラマ「正義の天秤」との演じ分けが大変なんじゃ、と余計な心配をしてしまいます😅

演じ分けといえば金沢獅子王(かなざわししお)役の鈴木伸之さんも、現在放送中の月9ドラマ「ラジエーションハウスII」にも出演されていますよね。

鈴木伸之さんはラジエーションの医師の役よりも「恋です!」の獅子王や「ボクの殺意が恋をした」八乙女のような、いかにも漫画のキャラっぽい役の方が好きです😆

 

…と、話が逸れました😅

まず、ユキコのお姉さんの話をする前に、今週放送された第3話のあらすじをどうぞ✋

 

第3話あらすじ

森生もりお(杉野遥亮)と会っているところを見つかり、姉・イズミ(奈緒)の怒りを買ってしまったユキコ(杉咲花)。心配性のイズミは、無職でヤンキーの森生がユキコに近づくことに猛反対。姉妹の間には険悪な空気が流れる。

そんな中、聴覚に頼ることが多いユキコにとって、背の高い自分の声が届きにくいことがストレスになると知った森生は、なんとかユキコとの身長差を縮める手立てはないかと考える。花男はなお(戸塚純貴)たちとの会話からあることを思いついた森生は、早速ユキコの家にプレゼントを届けに行くが……。森生が玄関に置いたプレゼントは、ユキコの父・誠二せいじ(岸谷五朗)が気づいて家に持って入るが、なぜか、別れた元彼からイズミへのプレゼントだと勘違いされてしまう。その中身は、赤いハイヒール。照れながらも嬉しそうなイズミの様子を、何も知らないユキコは微笑ましく思うが……。

翌日。森生に会ったユキコは、ハイヒールが自分へのプレゼントだったことを知る。プレゼントに込められた森生の一途な思いを知り、素直に嬉しいユキコ。なんとかイズミからプレゼントを取り返そうと考える。
そんな矢先、いつもの喫茶店に溜まっていた森生のもとに獅子王ししお(鈴木伸之)が現れる。店内に緊張が走る中、獅子王が切り出したのは、なんと「就職する」という報告で……!?突然の正社員宣言に一同がどよめく一方、獅子王の姿に刺激を受けた森生は、自分もちゃんと働くことを決意!しかし、ヤンキーの森生には厳しい現実が待ち受けていた……。

そして、赤座家では、ハイヒールを巡って新たな問題が勃発!ユキコに危険な思いをさせる森生が許せない心配性のイズミと、森生との出会いで新しい世界を知り始めたユキコ。お互いの幸せを思うが故に、姉妹は激しく衝突してしまい……。

出典:第3話のストーリー|恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜|日本テレビ (ntv.co.jp)

 

ユキコの姉・イズミは、ユキコに近づくヤンキーの黒川のことをよく思っていないんですよね。

イズミは目が見えないユキコに対してとにかく過保護で、生活面のことから交友関係まで、姉である自分がすべて把握し、妹を守れるのは自分だけという自負のある女性です。

ある日ユキコがキッチンで包丁を使っているところにやってきたイズミがひどく驚いて叫びます。

「ちょっと包丁!危ないから一人のときには使わないでって言ったでしょ!どいて、あとは私がやるから!」

その過保護っぷりは少々鼻につくほどだったのですが、第3話では日頃から姉の過干渉に対して不満を抱いていたユキコがついにキレてしまい、姉妹喧嘩へと発展してしまいます。

 

お姉ちゃんはいっつもそうだよね。

そんなの無理、危ない、やめなさいって。もう私のこと止めてばっかじゃん。

 

あんたに傷ついてほしくないからだよ、と答えるイズミに対してユキコは叫びます。

 

お姉ちゃんの言うような安全な道ばっかり選んでたら、私はこれからずっと何にも新しいことできないよ。

もうそんなの全然楽しくない!

 

するとイズミはこう言うんです。

だってユキコにはできないことが多いんだから。

 

うわ( ゚д゚)

…とここで私、ドキッとしました。

これと同じこと、私が太郎に言っちゃってる、やっちゃってる😅

イズミは「ケガや事故にいつあうかわかんないし。事件に巻き込まれるかもしれない」と言うんですけど、ほんそれー。

そのまんまのことを、私太郎に言っちゃってた😂

 

それに対してユキコは言います。

 

お姉ちゃんは私が不安の塊にしか見えないの?

 

うん、そう😂

不安の塊にしか見えないんだわ😂

 

私が目が見えなくなってから、怒ったり心配したりおせっかいな事ばっかり言って。

私の事ちゃんと見ようとしてくれないじゃん。

 

誰よりも私のことハレモノ扱いしているのはお姉ちゃんだよ。

 

しぇー

 

ズバリ言われた感😂

太郎のことを一番ハレモノ扱いしているのは他でもない、この私なのかもってことはわかってた😑

けど、

 

ユキコのこと一番近くで見てきたの誰だと思ってんの!

 

あー。言うねー。

それ言っちゃうよねー。

 

けどユキコは「見てない!」イズミは「見てる!」

見てる見てないの応酬のすえに姉妹は冷戦状態に入るのですが…。

 

この件で私、かなりドキッとしましたよ(´・ω・`)

重度知的障害(IQ30)のある太郎。

確かに同年齢の子に比べてできない事が圧倒的に多い。

危ないから任せられない事がすごく多い。

でも、本人ががんばってやろうとしている場面でも、「危ないから」と言ってやめさせたこと、何度もあったかな…。

高校生の今、自分一人で何でもやりたがる太郎です。

知的障害があっても、年相応のプライドがあります。

私は「どうせ無理」と、はなから「できない」と決めつけてやらせていないことが多かったのかもしれないと、このドラマを観て思いました。

そして太郎はその事に対して、悲しい気持ちだったのかもしれないと。

 

とはいえ、知的障害があり、やらせられる事・やらせられない事という線引きはやっぱり必要であり、このドラマのイズミの気持ちもよくわかります😂

 

ドラマの最後では、いつも買い物はお姉ちゃんに付き添ってもらっていたユキコが、初めて一人で洋服を買いに行くというエピソードがありました。

その様子を見守るお姉ちゃんの姿がねもう、号泣ものです😭😭😭

これはネタバレになるから書きません!!

もう、ものすごく素敵なシーンなんです。

 

ぜひTVerをご覧ください!絶対泣けます😂

TVerは前回(第3話)は現在無料で視聴できますよ✋

 

私もいつか、太郎が1人で何かをやり遂げるシーンをこっそり見守って号泣してみたいなあなんて思いましたよ🤣

 

恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~DVD-BOXも発売中💕

 

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「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」を観て自閉息子への過保護っぷりを反省” に対して8件のコメントがあります。

  1. 青りんご より:

    ブルーピリオドに続き、テレビの話題にばかり食い付いてすみません。
    期待せずにお試し感覚で見たこのドラマ。私もすっかりハマりました。視覚障害について丁寧に描かれていて勉強になる事が多いし、めるる以外の登場人物がいい人ばかりで。おまけに杉咲花ちゃんのファッションが可愛くて♡
    そしてついに第3話の一人でお買い物に行ったシーンでは私も号泣してしまいました。

    最近あまりに涙もろくなったので自分でも驚いていたのですが、他の番組でアラフィフが涙もろくなるのは情緒が成熟しているとの事。特に若い頃に苦労や努力をした人が過去を投影して涙が湧いてくるらしいですよ。

    1. 稲倉サナ より:

      ドラマへのコメント大歓迎です( ・∀・)
      リアルで語れる人が1人もいないので嬉しいです(笑)
      私も最初は期待せずにお試しで見たので、まさかこんなに素敵なドラマとは!と第1話の途中から釘付けです!
      杉咲花ちゃんのファッション、本当に可愛いですよね!
      黒川のファッションも別の意味で気になります(笑)
      そしてお買い物のシーン。・゚・(ノД`)・゚・。
      私はお姉ちゃんの過保護ぶりにイラッとしていたので、まさか最後に泣かされることになるとは思わなくて。・゚・(ノД`)・゚・。
      本当にユキコのことが可愛くて仕方がなかったんだなって。愛を感じて、もう涙が止まらなかったです。
      涙もろいのは情緒が成熟してるからなんですか!
      確かに私は子供の頃から苦労人ではあります(;’∀’)
      でも今回の涙はうれし涙でもあり、スッキリしました!
      良ドラマだわ~。

  2. あきこ より:

    こんにちは。アメブロではゆるりんです。私も見ています。かわいいカップルで和みます。森生が優しすぎて、こんな優しいヤンキーいないと思う。YouTubeを見ていたら、盲学校の三人が盲学校で視覚障害のことを学んでいるのがありました。女の生徒はリコカツの煮物女の桃子さんですね。ドラゴン桜の細田くんと二人とも前のドラマの演技で抜擢されたのかなと思いました。盲学校の三人の雰囲気いいですよね。学校も本当の盲学校を使っているそうで、視覚障害のことをきちんと調べてドラマにしているけど、押し付けがましくなくていいドラマですね。原作者のお父さんが中途失明されているそうです。原作も無料の所を見てみたら、ギャグっぽいけど視覚障害のことをきちんと書かれていると思いました。森生達がもっとヤンキーっぽい感じだったけど。映画の場面は原作に忠実な感じ。杉咲花ちゃんは演技が上手だけど茶髪が気になります。プリンになっても気がつきにくいと思うな。

    1. 稲倉サナ より:

      本当に可愛らしいカップルで見ていて和みますよね~(*^-^*)
      確かにこんなピュアで優しいヤンキーいるのかな?って思いますが、いちいち言動が癒されます*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*!!!☆
      そうそう!盲学校の彼女、すごく可愛いくていい感じだけど、どこかで見たことあるような…と思ったらリコカツに出てましたよね( ゚д゚)
      高校生の役をやっていて違和感ないので驚きました!もちろん今回の役の方が好きです( ・∀・)
      ドラマでありながら、障害についての説明もちょこちょこと挟んでくれて勉強になります。
      でも押しつけがましくなくって、ちゃんとドラマとしても面白くて。いいドラマですよね(^^)
      あの茶髪はプリンになったらお姉ちゃんが自宅で染めてくれそう(;’∀’)

  3. こー より:

    こんにちは
    私は、子供の頃から回りに障害がある子が多かった。
    幼馴染みも、初めて好きになった子も(^o^
    しかし、私鈍感なのか何とも感じなかった、思い切り喧嘩もしたよ。
    皆はそれ言ったらダメだよと、注意してきたけど完全無視!それでも仲悪くならなかったよ。今思えば嫌だったかな(´TωT`)
    さてと、教えていただいたチャーシュー作りします、そうです夜はラーメン♪

    1. 稲倉サナ より:

      障害のある子が身近にいる環境、素敵ですね(*^-^*)
      ごく小さい頃からいるのが当たり前という生活をしていれば偏見もなくなるのかな。
      遠慮なく何でも言える仲、素敵だと思います。
      お友達も嬉しかったと思いますよ(^^)/
      ラーメン美味しかったですか?
      うちはチャーシューが余っていたので柚子塩ラーメンを作って食べましたが塩味もなかなかの美味でした♪

  4. ゆう より:

    どうせ無理、出来ない、分かってないとついつい思ってしまいますよね
    私も次男へそう言う気持ちから自分が先回りしてやってあげてしまってました
    でも、幼稚園の先生が意外にも色んな事にチャレンジさせてくれて本人も出来たんです
    そりゃ、普通の子よりは時間はかかりますけど
    やらせてみてからどうするか考えても良いのかもな
    とりあえず説明してやらせてみようと思いました
    太郎くんも親が思ってる以上に色んな事を理解して分かってる事いっぱいありそうですよね

    1. 稲倉サナ より:

      そうなんですよね。すぐ「どうせ無理」と、たいしてやらせもしないうちに決めつけてしまう。
      やらせると時間がかかるから、結局はやってあげてしまうんです(´・ω・`)
      本当は時間をかけてゆっくりやらせてあげればいいんでしょうけど、普段の生活ではなかなか忙しく、難しい部分もあります。
      自分がもう1人欲しいと思いますね(;’∀’)
      太郎が学校に通うようになってから、そんなの絶対無理、と思っていたことを次々とやらせてできるようになってきたので、私の意識の問題だよなぁ…と。

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