障害児育児の理想と現実

出典:pixabay

 

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

 

先日、ちょっと、いや、かなり凹むことがありました(´・ω・`)

 

匿名であってもリアルタイムには書けないので、具体的な内容は控えさせていただきますが…。

 

自閉症の長男・太郎が外出先で、警察官に注意されるという出来事がありました。

 

具体的に書けないのがもどかしいんですが

 

何か悪いことをした、とかそういった類のことではなく

 

「危ないから、事故にあってしまう可能性もあるから、そういうことはしない方がいいよ」

 

という、注意を受けたんですよね。

 

でも、私にしてみれば…というか、おそらく太郎本人にしてみても、注意を受けるのはちょっと理不尽だと思ったんです。

 

というのも。

おそらく、太郎がやっていたことと同じことを、

 

定型発達の同年齢の子供がやっていたとしたら、警察官は何も言わずにスルーしていた案件なんです。

 

(明らかに危険と思われる行動をしていたわけではありません。ただ立っていただけ、とかそういった事なんです)

 

けど、太郎が見るからに障害児であるとわかる見た目、態度、またヘルプマークを付けていたから
あの子、

 

危なっかしいな

って思われたんだと思います。

 

 

実際うちの太郎はもともと多動傾向が強かったので、幼児期であれば私も同じように考えていたと思いますが、

 

太郎が危ない目に合わないよう、幼い頃からリスクヘッジに努めてきたし

 

太郎が危険行為をしないように、常にそばにいて見守り、注意をし、言葉かけをしながら育ててきたので、

 

15歳の現在では、交通ルールはクソがつくほど真面目に守っているし、外を歩くときのマナーもほぼ問題なくできていると思います。

 

なので、見た目だけでそのように判断されることは不本意なのですが、

 

一方でその気持ちもわからなくもないかと。

 

そういうわけで、日頃から太郎には「それはやってはいけないよ」と注意していたんですが、いかんせん、太郎はやってはいけない理由が理解できないため、なかなか私の指示には従おうとしなかったんです。

 

あ、ちなみに太郎は自閉症の他にも、重度知的障害(IQ30)、言語発達遅滞もあり、言語コミュニケーションレベルが2~3歳児並みです。

 

そのため、込み入った説明をしても理解できないため、日頃から指示は簡潔にということを心がけて接しています。

 

で。

今回、この警察沙汰があって、思ったんです。

 

太郎は私が何度注意しても指示に従わなかったのに

 

警察官に直接注意されて以来、1度もその行為をやらなくなりました😲

 

 

やっぱりね。

こういう子っていうのは、言葉で理由を説明したところで響かないんですよ。

 

だって、

 

どうしてやってはいけないのか意味がわからないんだから。

 

自分は悪くないと思っていることを注意されても、響かないんです。

 

でも、

 

警察官という、ちょっぴり怖い存在の人に注意された(叱られた)

 

となると、

 

もう叱られたくない

 

という思いから、自分の意思でやめることができたわけです。

 

これね。

 

実は私、太郎が幼い頃から現在まで、そしてきっとこれからも、この方法で太郎のことを叱っていくと思うんです。

 

 

この方法と言うのは。

 

 

普通なら

 

子供が何か外で悪いことをしたときに

 

「ほら、おじちゃんに叱られるよ」

 

とか

 

「お店の人に叱られるよ」

 

みたいな叱り方をすると、世間様から非難を受けかねないですよね?

 

 

 

このリンクの記事にも書いてあること、私もごもっともだと思います。
むしろ理想の育児法✋
何か悪いことをしたときは、
「誰かに叱られるからやってはいけない」のではなく、
「何故やってはいけないのか意味をちゃんと伝える」ということを、子供にきちんと諭すべきだと私も思います。
例えばですが、電車の中で騒ぐのは「周りの人にうるさいって叱られるから静かにしなさい」ではなく、
「公共の乗り物では静かにすることがマナー」ということを伝えるべきであると。
でもじゃあマナーってなに?マナーを何で守らなきゃいけないの?っていう話になりますよね?
となると、「体調が悪い人が乗っているかもしれない。
自分が具合が悪いときに騒いでいる人がいたらどう思う?」とか「大きい音が苦手だと思う人がいるかもしれない。
自分が苦手なことをされたらどう思う?」とか、そういったやりとりも必要になってくるわけで。
でもこれって、重度知的障害の自閉症、言語発達遅滞ありの太郎にとって
超絶ハードルが高い😂
てか・・・無理。
一生かかっても意味を理解してもらうことなんてできない。
こういうタイプの子に響くのは
悔しいですけど
「おじさんに叱られるよ」
「あとで先生に言いつけるからね」
「いう事をきかないとオヤツあげないよ」
ってもう、もはやオヤツは何の関係が?っていうね😂
世間的には
超絶ひんしゅくモノの
”責任転嫁する叱り方”じゃんね😩

 

 

けどもう、本当に悔しいけど

 

太郎にはこの叱り方しか響かない😂

 

だって理由を説明したって理解できる知能がないんだもの😂😂😂

 

太郎には

 

「叱られるのが嫌だからやらない」

「オヤツやご飯を抜かれたくないからやらない」

 

とか、そういったデメリットを提示するしかないんですよ、やめさせたいなら。

 

だからこの叱り方を、

 

正解とは思ってはいないけど仕方なくやらざるを得ない人もいるってこと。

 

ちょっとでも理解してもらえると嬉しいです✋

障害児育児の理想と現実” に対して14件のコメントがあります。

  1. はちのすけ より:

    >稲倉サナさん
    先月まで通っていた療育施設の園長先生が療育の将来的な年数制限の話もチラッとされてはいましたが、ゆくゆくは…という話で、すぐにはならないと思いますよ、とおっしゃってましたが、すぐに適当されましたね(-_-;)
    並行通園できる、自治体の療育施設の説明会の質疑応答のときに、責任者の方が発語のないお子さんの保護者の方から発語を促す取り組みについて質問されたときに「言葉は、楽しかったら出ます。というか…出ると思います」という回答が引っかかっていたので、家から遠くても民間の方にした方が良いということなのかな~と思ったり(^_^;)
    あと、次のブログ記事も読みました。
    渦中の車椅子の方のブログも読みましたが、あまりに攻撃的すぎて怖いです(゚A゚;)
    あの文章の中に、感謝の言葉なり、もっと建設的なお話があれば違った印象なのかもしれませんが、自分の要求を押し通す話にしか捉えられませんでした。
    例えば、ベビーカーに子供を乗せて行動するときに、ベビーカーで移動しすいルートなり場所なりを考えることと全く一緒だと思うんですけどね~。それは障害を持つ車椅子ユーザーとは違う!!と言われるかもしれませんが(^_^;)
    何れにせよ、やはりどの場面でも、人間感謝を忘れてはいけませんね!!

  2. はちのすけ より:

    警察の方も悪気はないのかもしれませんが、理不尽ですよね。
    しかし、警察の存在を脅威に感じているのですね、太郎くん!
    私は感情的になってしまうことが多々あり、本当に葛藤の日々です。
    そりゃあ、肯定的な表現で穏やかに接したいですが(療育や本でも言われますよね)、現実問題としてはとても難しいです(;_;)
    感情的になったり厳しく言ってしまったときは、息子に「ママ、ニコニコ」「ママ、お返事は?」などと、私を和ませようとしてくるのですが、そんなセリフ息子に言わせている時点で、母親としてアウトです…。
    でも、私より息子に感情的にならずに寛容に接している夫が一緒にいるときは、息子がダダをこねたり無謀な要求をする度合いが強くなるので、夫の対応も全肯定てきるわけではないのかな…と、子育てってずーっと模索してゆくのでしょうね(^_^;)
    そしてですね、先日幼稚園と並行通園する療育施設(自治体運営の施設)の手続きがあったのですが、そこで衝撃の説明が!!
    今年度は昨年度以上に希望者が殺到して、療育を受けられない児童が多数いることから、療育の年数を2年間に限定するそうで、息子の場合、その施設ではまさかの年長時療育なしですよ(´゚д゚`)
    そこで、2択のうちのもう1つの、最初通う予定だった民間の療育施設に問い合わせをして、昨年見学に行ったということもあり、今年度からも通える枠はあるとのことなので、そちらにしようかと。
    年長時に療育難民になるのは避けたいですし…。
    療育施設がとても少ない自治体なので、もう少し選択肢が欲しいものです(-_-;)

  3. 稲倉サナ より:

    >z1974さん
    私も、うわー、警察官に声かけられた( ;∀;)
    と、最初はちょっと凹みましたが、結果、太郎の素行が良くなったのを見て、私があれこれ言うよりもわかりやすくて良かったな!と思いました。まさに目からウロコというか。

  4. 稲倉サナ より:

    >rinrinku777さん
    保育士さんだと、さらに悩むところでしょうね。
    親御さんが家でどういう対応しているかにもよるし…。
    障害児もそうですが、定型発達でも小さな子は意味を理解してもらうのは難しいですよね。
    保育士さんはオールマイティな対応を求められて、本当に大変だと思います。お疲れ様です(´・ω・`)

  5. 稲倉サナ より:

    >cosfloさん
    悪夢でした('A`)
    途中から夢と現実の区別がつかなくなって、慌てて起きたんです(笑)
    cosfloさんもですが、夢って結構リアルな設定が多いですよね('A`)

  6. z1974 より:

    警察官の注意が大きな影響力というの分かります。大人だって交番の前ではちょっぴり襟を正します。 結果、問題行動がおさまるなら良いなかな、と感じました。

  7. rinrinku777 より:

    サナさんってほんとすごい!!
    「なるほど」がいっぱいです。
    保育士をしているのですが「○○をすると□□だから△△だよ」=「やっちゃダメ」がなかなか難しい。
    「ダメ」って言うのは否定でいけないことになっているのですが…
    その子にわかってもらうためにどうしたら良いか、日々葛藤です。

  8. cosflo より:

    >稲倉サナさん
    それは悪夢ですね。片付けが大変そうです。悲しくなりそうです。
    私のは、あの方が妹のことを分かってる風な対応をしたので、ムカつきました。

  9. 稲倉サナ より:

    >しゅんさん
    世の中、理不尽なことは多いですよねえ(´・ω・`)
    定型の子にも、そしてこの私自身のことでも、理不尽だと思うことはたくさんあります。
    思っても、言えなくて、飲み込んでしまうこと。
    結局は周りになんと思われようが、ある程度割り切って、自分が正しいと思うことをやっていくしかないですね。

  10. 稲倉サナ より:

    >みちゅきさん
    そうなんですよね、抽象的な言葉で伝わらない場合は致し方ないというか。療育では肯定的な言い方にしましょう、と言われますよね。
    わかっちゃいるけど、否定的になってしまう('A`)
    相手が嫌がっている、というのが本当に驚くほど理解できないんですよね。
    結果、放っておけば自分が嫌な思いをするので、どんなやり方になるとしても、お互いが嫌な思いをするようなことは阻止しなければ、と思っています。それが親としての最低限の躾かなと。

  11. 稲倉サナ より:

    >★いつこ★さん
    悩ましいんですよね('A`)
    私もこういう叱り方は自分が一番やりたくない事なんですけど、「やめさせる」「やらせない」ということが優先順位が高いので。仕方がないです。
    とはいえ、まだ完全には諦めていません(`・ω・´)
    理解できなくても、まずは説明をしています。
    いつかわかってくれる日がくるといいな、と思いつつ…。

  12. しゅん より:

    理解をさせるのが難しいのだから
    怖いとかおやつで釣ってもいいと思います。
    理不尽なことはほぼ定型の我が子でもたくさんあります。
    割り切るという言葉が正しいかは分かりませんが、そういうことではないかと。

  13. みちゅき より:

    サナさん、こんにちは。
    わかりますよ、罰を示して止めさせる。我が家でもよくありますよ。
    自閉症の中2長男は、知的障害は無くても言語理解が苦手で解釈が独特で抽象的な言葉では意味が入りにくいです。
    療育で「肯定的な言い方にしましょう」「○○したいなら△△をやろう」のように散々言われてきました。それでもやめない時は「ルールを守れないなら警察に捕まるよ」のようなことは言います。それが良くない方法かもしれないけど。
    それは最大の目的が「人様に迷惑をかけない。(だからやめて欲しい)」ということだからです。他人の気持ちを推測するのが苦手な子に「相手が嫌がるから」の理由をもとにやめさせるのは難しいのだから「やめないと貴方にとって良くないことが起きる」ことを伝えるのはアリだと思ってます。

  14. あはは より:

    太郎君、おまわりさんの言うこと聞けてエライよ。おばさんね、右折進入禁止の標識が見えにくくてバイクで曲がって罰金とられて、ぶんむくれよ。もう少しで、おまわりさんに食って掛かるところだったわ。
    やっちゃいけない理由をきちんと理解させる(する)のは、教育上大切だけどさぁ。単純にそればっかりじゃムリなことありますよね。
    警察官も少し年配の(ウチらと同年代でしょうね)色々経験された方だと、話しが解って下さる方も多いかな。
    世の中の理不尽でサナさんがへこまない様に、ブログで発散して下さいね。

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