重度知的障害児のうちの子には就労先の選択肢なんてない

出典:イラストAC

先日UPしたこちらのブログ☟にも書きましたが・・・

自分でも「無理」だと思う子供を簡単に人まかせにできる人

 

学校の個人面談で想像以上に太郎の障害が重いことを実感した、と。

上記ブログではさらっと書きましたが、うちの太郎ももう高校生で、2年後には卒業、就労が控えています。

ですから、この時期の面談は当然、就労についての具体的な話もされているわけです。

そこで私は、自分が思っていたよりもずっとずっと厳しい現実を知ることになりました😭

 

うちの子は就労継続支援B型も厳しいということが判明

出典:イラストAC

自閉症の長男・太郎は重度知的障害(IQ30)でもあります。

もっとも、太郎の知的障害も最初から重度だったわけではないんですけどね(゚з゚)

愛の手帳 最初軽度で 今重度

幼児期の太郎は他害・多動・破壊の三冠王😂

なおかつ知的障害あり、言語発達遅滞あり、この子は大きくなったらどんな大人になるんだろう・・・なんてことは想像もつきませんでした。

それでも可能性を信じて、野生動物のようだったあの子を少しでも人間らしく、いつかの将来のために、就労のために、自立できる日のために、太郎を支え、時には厳しく、今日まで導いてきたのでした。

そのため、太郎はIQ(重度)のわりにできることが多いと驚かれることが多いです。

それはひとえに療育や学校の先生方のおかげであり、特別支援教育の賜物だと思っています。

そんな先生方の努力が水の泡とならないように、自宅でも太郎に対して厳しく躾けていきました。

学習プリントもたくさん与えて、将来困らない程度の読み書き・計算ができるよう、私がマンツーマンで太郎に付き添いました。

一人でできることも多く、手先も器用な太郎。

就労は、一般就労(企業就労の障害者枠)は流石に無理かもしれないけど、福祉就労B型、あるいは頑張ってA型を目指すことも夢ではないかも・・・そんな甘い夢を描いていたこともありました😌

障害者の就労については以前こちらのブログで紹介しています。

重度知的障害の息子にどこまで頑張らせるべきか悩む

障害者の就労というと、一般的には以下のようなスタイルが主流かと思います。

  • 一般企業(一般雇用枠or障害者雇用枠)
  • 就労移行支援事業所
  • 就労継続支援A型
  • 就労継続支援B型
  • 生活介護事業所

 

ちなみにこちら☟は私がまとめたものです。

参考文献:厚生労働省 福祉サービス

 

企業や事業所、担う仕事によって一律には言えませんが、基本的には 一般企業(障害者雇用枠)→ 就労継続支援A型 → 就労継続支援B型 → 生活介護事業所 の順に支払われる給与(賃金・工賃)が高いとされるため、一般就労を目指す子供、親御さんが多いのかと思われます。

うちの太郎も、ゆくゆくは一般就労も視野に入れて…なんて考えていたのは中学生までの話で😅

行動障害などの改善が思ったほど見られないこともあり、今では福祉的就労に絞って進路を考えています。

その際、やはり工賃の面からもA型を目指したいところではあるのですが、厚生労働省が平成30年度に発表している資料でも特別支援学校卒業後の進路として圧倒的に多いのは「就労継続支援B型」ということから、太郎が目指す就労先としての落としどころも、結局のところはB型なのかな?と思っていました。

 

って

おめでてーな😂

おめでたすぎるわ、私😂😂😂

A型を目指したいところ、だって。

あー、草生えそう🤪🤪🤪

 

面談でも「B型を目指していこうかと思います」などとノー天気に言い放つ私に、先生は申し訳なさそうに言いました。

「太郎くんはB型も厳しいだろう」と。

 

早くも生活介護認定。事業所もどこでもいいわけじゃない

出典:pixabay

先生は申し訳なさそうに言ったんです。

太郎くんは、毎日午前と午後、1日を通してずっと仕事をすることは無理だと思います、と。

太郎が持っている多動の特性から、集中して仕事を続けることが厳しいのでは、という見解なのでした。

もちろん、就労まであと2年あるわけで、それまでにB型でも働けるように指導していただけることになっていますが。

ただ、太郎の場合は努力云々の問題ではなく、重度知的障害と多動からくる特性に起因しているため、それこそ、どこまで本人に努力させるべきなのか悩ましいところでもあります。

太郎の場合は、本人の努力次第でできることには限界があり、太郎のことを理解し、受け入れてくれる場所を選んでいくことこそが一番大切だと言われました。

そういう意味で、生活介護事業所もどこでもいいというわけではなく、太郎の特性を理解し、寄り添ってくださる事業所を探さなくてはいけないということで、なんともニッチな世界というか、つまりは狭き門です…。

そしてそれは就労だけでなく、将来の住まいについても同様で、そういう意味ではグループホームも厳しいのかな😭

 

ここまで、高みを目指して精進し続けてきたのが、もう走り続けるのはやめて、そろそろ現実を見ようよ、と言われたような気がして、なんとなく心がついていけませんでした😭

 

でもいいじゃない、障害年金もらって、生活介護事業所で生活の面倒みてもらって、施設に入れれば安泰じゃない、重度は自由はないかもしれないけど国に守ってもらえるじゃない、と思う方もいるかもしれません。

でも太郎の場合、なまじっか自立のための訓練をガッツリやってきたこともあって、障害年金の観点では「できる子」と捉えられる危険性があるってことなんです😂

転ばぬ先の杖!障害年金を確実にもらうために今からやるべきこと

 

今回の面談を受けて、太郎が将来的に仕事をバリバリやって給金が増えていく…という展開は見込めそうもないので😂

となると、何が何でも障害基礎年金1級を永久認定されるよう、準備を進めておかねば…と思いました。

そのためには、太郎の特性がどれほど困難なものか、具体的に洗い出し、文書としてまとめていかなければなりません。

それはそれで大変ですが、そろそろ「ありのままの太郎」を受け入れてあげる時期が来たのかもしれないと。

そんな風に思いました。

 

 

 

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重度知的障害児のうちの子には就労先の選択肢なんてない” に対して12件のコメントがあります。

  1. にゃんこ より:

    今日、次男が4月からお世話になる事業所に面談に行ってきました。
    簡単なアセスメントもあり、色々と聞かれたのですが、
    事「就職したいですか?」
    次「…」無言
    事「どんな仕事がしたいですか?」
    次「デザイナーです。(ギョッ)新しいキャラクターとかを考えたいです」

    うーん。小学生の夢の話?と思いましたが、これが次男の精一杯。学習していない事はこのレベルなのでしょう。
    通うことになる事業所はグループホームも併設の大きな所で、仕事も5〜6種類あり、次男は就労移行支援ですが、賃金も発生するようでした。
    週に四日は作業(ここで賃金発生)。
    金曜日は座学。
    小学生の頃は特例子会社に就職させたいと思って、今の支援校を目指していました。
    運良く県立高校に支援級が出来たこともあって、まさかの定員割れ。
    無事合格し、三年間楽しく通学しましたが、念願だった特例子会社を希望する事はしませんでした。
    第一に狭き門で次男は能力が足りない。
    (実習した清掃は息子が拒否しましたが、希望しても受け入れて貰えなかったかも)
    二つ目に住居は地の利も悪く目当ての企業は都内か通勤に一時間半以上かかる。
    第三は私が全く動かず、他にどんな企業があるかすら調べなかったこと。
    目当ては二つ、私が以前勤めていた会社で、どちらもメーカーで特例子会社があるのですが、遠くて次男が通える距離ではなかった。
    コロナでなければ、もっと動いて調べたかもしれませんが、すぐに就職せず就労以降支援を選んだのは求人があるのは六月以降が多いと聞いたからです。
    特例子会社社長の講演会で直接聞いたこともあり、学校でも同じような説明でした。
    次男の通う事業所は車の部品の組み立てを行っていて、実習で楽しく作業できたこともあり、決定しました。
    小学校の先輩二人が通っているのも良かった。
    こちらは田舎なので、事業所を選ぶのも選択肢が少ないのです。
    これから二年間の間に作業を通して次男に合った会社をマッチングして下さるとの話でした。
    とりあえず、私がハローワークへ出向かなくて良さそうです。
    今の支援校に入学できた際は、事務で就労も夢見ていたのですが、そもそも田舎である、コロナで求人が少なくなった(会社が事業縮小)という事も影響しています。
    次男はIQ60くらいで、同級生よりも少し低いようです。
    うちは色々と手違いが重なって、相談支援事業所に先週手続きしたのですが、うちの隣の町では二つ閉所してしまい、同級生が二人が宙ぶらりん。
    先生方が大慌てで探し、新設の事業所があってそこにお世話になったと言っていました。
    コロナの影響がジワリと襲ってきているのかも知れません。

    1. 稲倉サナ より:

      勉強になります!
      やはり親の根回しも大切なんですね(;’∀’)
      私も以前は特例子会社であれば企業就労もいけるのかな、なんて考えている時期もありました(;’∀’)
      今思うに、住んでいる地域によっても状況は大きく異なりますよね。
      コロナの影響でいろいろと制約はありますが、後悔しないよう、できる限り私もリサーチしながら動きたいと思います。

      1. にゃんこ より:

        この一年、複数の会社で実習する子もいれば、早い段階で絞り込んで同じ所で何度も実習する子もいました。
        一番パソコンの出来る(お勉強も運動も得意)気の利いた子は事務希望でしたが、早い段階でスーパーに切り替えていましたね。
        無事就労決定したメンバーは親の真剣さが私と違っていたかもしれません。
        二年のうちかもしくは三年になってすぐの実習が延期となった4月、5月に会社を選んでいたのかなぁ。
        どうやって選んだのかは不明。
        (二年までは全員、希望するのではなく、学校から突然紹介されて行ってました。)
        うちの隣町は田舎だからこその大企業の工場があり、そこの近場に住む同級生を羨ましく思ったりもしました。
        うちの町は規模も小さいですが面積も大変狭いために工場など一切なくベッドタウンなのです。
        しかも都内まで一時間強と中途半端な田舎具合。
        また次男も中途半端にお勉強はクラス上位なのですが、掃除も料理も出来ないし、接客は絶対に無理、不器用なのでクリーニングなども洋服をピシッと畳めず無理。
        私が家で何もやらせなかった(家事を教えることがキョーレツに不得意)ためなのでしょう。
        反省しきりの卒業になります(汗)

        1. 稲倉サナ より:

          企業就労は学校側がかなり関与しているというか、勝手に選べませんよね。
          うちの学校はごく普通の特別支援学校ですが、企業就労を希望している子に関してはかなり厳しい指針を示しています。
          障害児の就労は親の存在がプラスにもマイナスにもなるので気をつけねば…と思っています。
          積極的な親御さんは自分で企業を見つけてくる方もいますよね。
          うちは福祉的就労になりますが、それでも私が足を引っ張らないよう、アンテナを張っていないと…と戦々恐々としています(;’∀’)
          コロナ禍でなければこんなに焦る必要はないんでしょうけど。

          1. にゃんこ より:

            伝え聞いた話では就職担当の先生の就労先を持っている数がモノをいう、らしいです。
            真偽のほどは定かではありませんが。
            ベテランの先生だと顔が利くのでしょうね。
            企業とのパイプの数が多いに越したことはない。
            ですが、最終的にはやはり子供実力なのかも。
            小さな頃から毎日コツコツが力になっているのだ、とかなり反省しましたヨ。
            苦手分野が、私と全く同じなんだモン

            1. 稲倉サナ より:

              なるほどー。
              やっぱりベテランの先生は企業とのパイプが太いんでしょうね。
              特別支援学校は進路指導の先生のコネ=企業就労の数、というイメージがあります。
              いずれにせよ、おっしゃるとおり毎日コツコツが大事ですね。
              うちは私も太郎もコツコツが苦手です(;’∀’)
              時々何もかも投げ出したくなりますね(;’∀’)

  2. あきこ より:

    こんにちは。アメブロでは、ゆるりんです。成人になると、区分が変更されるのですが、うちは一番重い区分6だけど、ブログを読んでの想像だけど、太郎くんは4か5ぐらいじゃないかな?6はかなり重い人にしか、つかないみたい。うちの子どもが行っている作業所はB型と生活介護と両方やっていて、日頃の活動は作業です。生活介護だけの施設の活動内容はわからないけど、作業がある方がいいと思います。作業がないとかえってだらだらしてしまうような気がする。ショートで利用している施設は一番重い人の施設で作業なしでちょっとショックでした。太郎くんB型があっている気がするけどな?

    1. 稲倉サナ より:

      おっしゃる通り、太郎はわりと生活面で自立できていて、パターンで覚えた事に関しては健常者となんら変わりなくできることも多く、読み書き計算もIQ30とは思えないレベルのことができています。そのため、成人になったときの区分は4~5くらいのような気もしています。
      就労に関して言うとうちの太郎の場合、多動症の部分がかなりネックになってしまうようです。
      衝動性と集中力の無さですね。何も知らない人が見るとワガママだととられてしまうほど自己中心的でもあります。
      支援者も誰でもいいというタイプではなく、例えば支援者が10人いた場合、太郎のことをうまく扱える人は半分いるかどうか…。
      甘やかしすぎるタイプもダメ、厳しすぎるタイプもダメ、なかなか難しいんですよね。
      それでも私も事業所によってはB型でもいけるかな?と思っていたのですが、面談での先生方の反応が今一つ歯切れが悪くて。
      先生方が太郎に合っていると思っている事業所(生活介護)はかなり重い人の施設だったので、私もちょっとショックでした…。
      それだけ学校での扱いが大変なんだろうと思います。
      私もやることが無くて暇だとかえって問題行動が増えそうなので、生活介護よりはB型の方がいいのでは?と考えていて、その考えも先生に伝えたのですが、それでも終日働くB型は厳しいとの見解でした。

      1. あきこ より:

        おはようございます。作業所を探す時に今の障害者総合支援法が施行される前からある施設か、後からできた施設か見た方がいいかも。前からある施設ならB型でも、仕事に熱中しろと無理させることをしないと思う。しかし、後からできたB型なら仕事中心かもしれないですね。次男が行っている作業所は無理して作業はさせないです。住んでいる市の作業所は生活介護だけど作業をやっていて、スーパーで製作したクッキーを販売しています。太郎くんが落ち着いて生活できる作業所に就労できるといいですね。

        1. 稲倉サナ より:

          「障害者総合支援法が施行される前からある施設か、後からできた施設か」
          その観点、私にはなかったです。ありがとうございます!
          生活介護の事業所も何か所か見学して回りましたが、ここはB型なのか?と思うほどしっかり作業させる生活介護の事業所もあり、いろんな作業所を見学して回ることの大切さを痛感しました。
          うちは単純な事務作業が苦手(嫌い?)なようで、どんな仕事が向いているのかどうかもわかりませんが、とにかく落ち着いて過ごせる場所を見つけたいと思っています。
          いろいろ教えてくださって勉強になります。助かります(^^)

  3. こー より:

    こんにちは
    サナさん大丈夫ですか?
    太郎くんのことは、ブログの内容でしかわからないけど、素直で言えばわかるような子を勝手に想像してます。
    生活介護事業所定員に達しているところ多いようですね。
    必要性が多いんだから、もっと増やしてくれると有りがたいのに。
    でも、お仕事やってみないと分からないよね、やる前から無理では試していただくことって出来ないのかな?
    なんの答えも出せない自分が_| ̄|○

    1. 稲倉サナ より:

      こーさん、ありがとうございます(^^)
      普段は「わりと素直で言えばわかる子」なのかと思うんです。
      ただ、特性である多動症の、衝動性の部分がネックになってしまうんですよね。
      それと好きではない事以外はやる気がなさ過ぎて、仕事や作業は言われれば仕方なくやる、といった感じです。
      事業所によってはB型でもいけるかな?と私は思っていたのですが、先生方の反応が今一つで、きっと学校でかなり手を焼いているんだろうと推察しました。
      推察・・・というか、具体的に伺った様子が既に手を焼いている状態がかなり伝わってきました(´・ω・`)
      仕事の目的や意味が理解できないので、本人にとっては「やらされ感」しかないのでしょう。
      受け入れてくださる事業所の手腕が問われるタイプだと思います。なので、太郎に合う事業所を探すのが難しいんですよね。
      コロナになる前までであれば、何か所か実習先を変えるチャンスもあったのですが、今はことごとく中止になっていて、体験することすらできない状態なのが痛いです。

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