自閉息子の成長を詳しく書き記した日記を発掘!

出典:pixabay

今日、昔の書類関係を整理していたら、貴重なものを発掘しました。

それは長男・太郎が初めて「自閉症」と診断された当時から小学校を卒業するまで書いていた日記の類でした。

日記の「類」と書いてあるのは厳密に言うと日記ではないからですが😅

 

あの頃の私、グッジョブ!

出典:イラストAC

見つけたもので一番古いものは太郎が1歳8か月の頃のもの、つまり自閉症の診断が下りる前のものでした。

その記録はパソコンで作成してあったものなのですが、いったい何に利用したのかは忘れてしまっています😅

ただ、書いた時期から察するに、なんとか療育を受けたくて(当時は発達障害の子の人数に比べて療育のキャパシティが極端に少なく、どこもキャンセル待ちの状態でした)、太郎の発達状況(主に困りごと)を一覧化して自治体の担当者に見せようと思っていたのだと思います。

以下はその抜粋です。

■発語なし(1歳3ヶ月で「マンマ」と言っていたが3ヶ月で消失)

■指差しなし(1歳7ヶ月時、絵本で指差していたが2週間で消失)

■喃語なし(あ~う~などの奇声のみ)

■玩具で遊べない。放り投げるだけ。たまに玩具で遊び始めてもすぐに飽きる。コップ重ねでうまくはまらないと怒って全て壊して遠くへ投げ飛ばす。玩具よりも日用品に興味あり。児童館ではパソコンやコピー機をいじる、ゴミ箱を漁る。

■食品以外のものを食べる。土、石、虫、紙など。水に強いこだわりがあり、道端の水たまりで動物のように四つん這いになって水を飲もうとしたことも。風呂場ではしゃがんでお湯をごくごく飲む。絵本も食べる。

■物真似をしない。大人の真似、子供番組の物真似などをしない。

■多動(片時もじっとせず、常に動き回って奇声をあげる)

■物を放り投げる(手に届く物ならどんなものでもゲートや窓の外に放り投げる。病的に投げることもある。玩具、絵本、子供椅子、スリッパなど、とにかく何でも。手元に物がなくなるまで投げ続ける。戻すとすぐに投げる)

■じっとしていられない。ベビーカーに乗せるとすぐに脱出。すぐに飽きて泣き喚く。スーパーでは脱走後に従業員しか入られない場所に入っていくのが好き。外食をすると、じっとしていられずに注意すると泣き喚く。

 

だいたいの事は記憶にあるとおりですが、細かい部分は忘れていることもあり、

あの頃の私お疲れ😂

って思いますね。

その後も私は幼稚園入園や小学校入学の際に参考資料として毎回「成育歴・現況」を書いておりまして、小学校に入学後もクラス替えのたびに担任の先生に成育歴・現況をレポート用紙数枚に書いて渡しておりました。

つまりそれが日記というわけです😊

1年間のまとめではありますが、むしろ日記よりも詳しく書かれてありますよね。

「身辺自立」「学習」「言語」など、項目分けして書いてあるので、これを読めばいつ頃どんな事ができるようになったのかが詳細にわかります。

今こうして読み返すと、結構細かいところは忘れているんだなぁと実感😂

こういうものを作成しておくと、障害年金を申請する際に提出する「病歴・就労状況等申立書」を書く際に助かるかも~と思いました😝

 

転ばぬ先の杖!障害年金を確実にもらうために今からやるべきこと

 

トイトレの詳細な記録や文字や計算の取得状況も!

出典:pixabay

また、幼稚園や学校に提出していた資料以外にも、療育先に提出していた連絡帳のようなものもあり、こちらは日々の太郎の様子が簡潔に書かれてありました。

これを読み返すと、トイレトレーニングの様子なども事細かく書かれてあって。

トイトレの際に幼稚園にお願いしていたことなど、今ではすっかり忘れてしまっていた貴重な情報を掘り起こすことができました😂

これらの資料には文字や計算の習得年齢・習得状況も細かく書かれてあったので、これをもとに新しく記事を書いていこうと思いました。

トイトレについてはアクセス数も多く、興味のある方も多い情報かと思うので、近日中にまとめたいと思います。

すっかり忘れていたんですが、幼稚園では絵カードを使ってトイトレをしていたようです😅

(あの頃の優秀だった私が絵カードを自作してお願いしたらしい🤣)

 

ちなみに文字の読み書きについては、幼稚園年少さんの終わりに年中の担任の先生宛に書いた申し送り書に、こんな事が書いてありました。

ひらがな・カタカナ・アルファベット・数字1~10については、文字の読み書きが可能です。「物には名前がある」ということを理解しており、実物を見ながらその単語の名前をつぶやくことはあるものの、コミュニケーションの手段として言葉を用いることはほぼ皆無です。

 

すごいな太郎( ゚д゚)

IQ30の重度知的障害児なのに、本当に年少さんでひらがな・カタカナ・アルファベット・数字1~10の読み書きができるようになっていたんだね😂

今更ながら感心しました🤣

 

追々、記事にしていきますね。

 

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自閉息子の成長を詳しく書き記した日記を発掘!” に対して6件のコメントがあります。

  1. しろいおもち より:

    お久しぶりです。
    何回かコメントしたことがあります。
    なんて名前でコメントしたのかは忘れてしまったんですけど笑
    この春から加配保育士として働くことになりました。
    ガッツリ障害児保育をしていくのは初めてで、試行錯誤の毎日です。
    トイトレの絵カード、すごく興味があります。
    ブログ楽しみにしています♪

    1. 稲倉サナ より:

      コメントありがとうございます(^^)
      加配保育士!素晴らしいです!!
      絵カードですが、あの頃太郎は言葉でのコミュニケーションができなかったので、幼稚園で太郎に「うんちカード」「おしっこカード」を持たせておいて、行きたくなったら先生にカードを差し出す、というのをやらせていたようです ←記憶にないので他人事(笑)
      日記を読み返してみると、実はこの他にも幼稚園では数種類の絵カード(文字カード)を使っていたようで、登園時には私が太郎に「おはようございます」カードを手渡し、太郎がカードの文字を読み上げる=挨拶をする…ということをやっているうちに、自発的に挨拶ができるようになっていたようです。
      トイトレだけでなく、様々なカードを使って意思表示をする練習をやっていたわけですが、どれもカードを使っていた期間はとても短く、使っているうちに自発的にできるようになって卒業…という段取りだったことを今うろ覚えながら思い出しました(;’∀’)
      こうしたこともまた別途記事にしますね。

  2. にゃんこ より:

    すご〜い太郎くんの識字力。
    それからさなさんの観察眼と記録と。
    うちの次男はひらがなは小学校で書けるようになりました。
    保育園でもずっとやっていたとは思いますが、家ではやらせてませんでした。
    昔の記録、たまに読むといろんな発見がありますよね。
    私もPCでエクセルで大きな表を作りました。
    教育相談センターに初めて行った際にホワイトボードに貼って説明したアホです笑笑
    担当者が「おおっ」と驚かれていました。

    1. 稲倉サナ より:

      巨大エクセル!圧巻ですね(笑)
      でも可視化すると大変さが伝わりますよね。
      こういうものを作成すると自分自身の考えもまとまるので良いと思います。
      そして振り返ってみると、今まさに参考になることもあったりして。
      最近記録に残すのは必要最低限になってしまっているので、今現在のこともなるべく詳しく書き留めておこうと思いました(;’∀’)

  3. こー より:

    こんにちは
    凄いもの出てきましたね。
    とっても参考になる物ですね。
    サナさんの頑張りが伝わります(^o^)
    太郎くん年少さんでマスターしていたもの沢山ありますね、凄いよ❗
    これからも、どんどん成長していって欲しいですね(^_^)v

    1. 稲倉サナ より:

      細かいところは忘れてしまっていたので、今後記事を書くのに役立ちそうです(^^)
      太郎は私が思っている以上に幼い頃からいろいろできたんだなぁと思いました。

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