見ざる聞かざる言わざる。私がつらいとき夫はいつだってスルー

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続きましてまたまたこちらはアメブロ時代の2020年3月に書いた夫ネタの記事を加筆・修正しました。

この当時なんでか夫ネタの記事が多いな🤣

コロナのせいで病んでたのかな😂

 

同じ親だもの。私の気持ちわかってくれるわよね?

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自閉症の長男・太郎は気分の浮き沈みが激しく、沈んでいる時は問題行動も増えます。

太郎の問題行動にはいろんな種類があって、今始まったことでもないし、これまでも、これからも、いろいろあると思うんですが…

私の心に棲みつく悪魔

この記事ももう何度もリンクとして載せていますが😅

幼児期の太郎はもう本当に手がかかって、あの頃の私は戦場に生きる兵士のようでした。

太郎が他害や破壊などの過激な問題行動を起こすたびに私はいつも死にたいと思っていました。

特に他の子供に噛みついたとか、そういう日はもうメンタルが地の底まで沈みきって、そう簡単には浮上することができません😭

こういうときは唯一、私と同じ立場”太郎の親”である夫だけが私の気持ちをわかってくれるはず!

(なんだかミュージカル「エリザベート」のルドルフみたいな台詞ですが😅)

と思い、深夜ようやく帰って来た夫を捕まえ、泣きながら太郎があんなことやらこんなことやらやった、また噛みついた、物壊した、毎日謝ってばかり、私はもう無理、耐えられない、わあああああ。・゚・(ノД`)・゚・。

と、鼻水たらす勢いで泣きながら夫にすがりつくんです。

夫にしてみれば、平日は毎日朝の6時頃に家を出て、家に帰宅するのは午前様。

疲れ果てて帰ってくると、鼻水たらしながら泣き叫ぶ妻が、「太郎ガー太郎ガー」と半狂乱。

私の気持ちわかってくれるでしょおおお?😭😭😭

なんて叫ばれても

わからないわ~ひさし~ぶり~なのよ~(byエリザベート)

とでも言いたくなることでしょう。

なんといっても夫は平日は寝に帰ってくるようなもので、子供の顔すら見ていないんですから😂

だからあんな態度だったのも仕方がないことだと、今なら私もわかるんです。

でも当時の私に、そんな余裕は欠片もありません。

今でこそ私の話に耳を傾け、共感し、意見もしてくれるようになったのですが、太郎が一番大変だった幼児期の夫の態度ときたら、それはもう酷いものでしたから(゚з゚)

何か一言でも喋ろうものなら、畳みかけるようにわあわあ泣かれるし。

「欲しい言葉」と違う言葉をかけてしまったら、今度は怒りながら泣き散らかすし。

おそらく夫にも夫なりの意見などもあったのだろうと思うのですが、下手に声かけして墓穴を掘るくらいなら、

見ざる聞かざる言わざる

のスタンスを貫いた方がマシ、とでも思ったんでしょうかね…。

夫は延々と泣き叫び続ける妻の横で、黙ってうつむいていたんですよ、いつだって。

 

泣き叫ぶ妻の横で嵐が去るのを待つ夫。

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正直あの頃は離婚したいと思っていましたね。太郎の事を相談してもまるで他人事のようでしたから。

太郎の障害関連のこと一切合切、すべて私1人だけで対応していましたもん。

その頃の夫といえばもはや動くATMみたいな存在になっていましたよね😂

今思うと夫の方も、泣きながらすがりついてくる妻のいる家に帰るのが嫌で、仕事に逃げていたんじゃないかと思います。

仕事が忙しいことを言い訳にして、太郎の療育先から病院から幼稚園から小学校から、何一つ調べもしないし、自分が動くことなど何もしない。

療育には一度も足を運んだことなんかない。

調べるもの私。

付きそうのも私。

何かあったら土下座するのも私。

夫はいつだって傍観しているだけの人。

せめて、私が辛いときに、背中をさすって優しい言葉をかけてくれたって罰は当たらないだろうに。

ただ彼的には声をかけたら

他人事なの?

って私が逆切れするのが怖くて黙っていたんでしょうが、まあ、実際言いましたよね。他人事なの?って。爆

だっていつだって他人事だもん。

最近では夫の態度も随分マシになってきてはいるものの、この記事を書いた頃、つまり昨年の3月頃、

太郎が問題行動を起こしたので夫にLINEで相談したんですけど。

反応1回したっきり

未読スルー

でしたよね(‘A`)

通知で文面は読めるんで、既読にしたら返事しなきゃいけないから面倒って思ったんでしょうね。

内容がライトだとすぐに返事よこすくせに、内容がヘビーだと

未読スルー発動💡

そういう勘だけはいい夫です😂

未読スルーにイラっとしたので、メッセージ全部送信取り消ししておきました。

以降、夫から連絡なし。

私が病んで自殺するとか思わないのかなあ?

思ってないんだよね😩

 

そもそもうちの夫って、たぶん私と結婚したのは私が面白い女だと思っていたからなんですよね。

私って、夫にとっていつも面白いことを言って笑わせてくれる存在。

だから、

いつだって笑っていてほしい。

って。

なんかそこだけ聞いているといい夫っぽいほっこり話風なんですけどね(゚з゚)

でも裏を返すと

泣かれるのはもうウンザリ。

愚痴なんか聞きたくない。

悩み相談されても困る。

っていうことなんです。

 

彼は昔からそうでした。

私が暗い顔をして、泣き言を言い始めるとものすごい

逃げ腰

あからさまに

困り顔

だから義実家関連では昔かなり険悪なムードになりましたよね。

過干渉な偽親に対して、スルーを決め込む夫に怒り心頭な私。

あ~。当時の夫の態度を思い出すだけでイラッとします😆

 

それから、太郎が他害や破壊で家庭を滅茶苦茶にしていた当時、深夜に帰宅した夫に。

私は太郎がその日にやらかしたあんなことやらこんなことやら、

泣きながら窮状をうったえていたところ、ふと顔をあげて夫を見てみたら

居眠りしてる🤪

 

えっ?

ウソでしょ??

普通ここで

寝る?

ってね😂

 

私が半狂乱になって泣きわめいているそばで小さく背を丸める夫、耳をふさぐようにして、嵐が過ぎ去るのを待っていたんですよね。

そうしているうちに寝ちゃったんだね🤣

もー、今だから笑い話として語れるけど、当時は殺意わいてましたよ🤣🤣🤣

いやさ、そりゃ私だって毎日笑って過ごしたいよ?

でもそんなの、無理じゃん😂😂😂

太郎が他の子に噛みついた日にニコニコ笑ってられないもん。

 

まっ、ここ1年ほどは夫も人が変わったかのように太郎の事を真剣に考えてくれるようになったし、私への気遣いもマメにしてくれるようになりました✌

考えてみると私も辛かったけど、夫も辛かったんだろうな。

そんなふうに考えられるようになったのは、太郎が成長して落ち着いたからこそ。

家庭が完全に壊れてしまう前に、落ち着いてくれてよかったな😅

 

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見ざる聞かざる言わざる。私がつらいとき夫はいつだってスルー” に対して4件のコメントがあります。

  1. まる より:

    うちも夫にその日あった辛い出来事を言うと期待するような答えじゃなかったり、疲れて居眠りしてたりして、結局一人で悩んで泣いてました(汗)
    でも子供の事を決して心配してない訳じゃないんですよね。さなさんの旦那さんもブログで拝見する限りですがお子さんを可愛がってらしゃるなと思いました。きっとお母さんがしっかりしているから大丈夫と思っていたのかな?でも小さい時は特に孤独で不安なこの気持ちを誰かに聞いてもらいたい!といつも思っていたなー わかります!

    1. 稲倉サナ より:

      そうなんですよね、子供の事を心配していないわけじゃないんだろうけど、どうしていいのかわからなかったんだろうな。
      子供のことは本当に可愛がってくれています。
      それにここ1年くらいはLINEで愚痴を書けば親身に返事をくれるようになったし、太郎や次郎のことで相談すると、真剣に向き合って自分なりの考えも話してくれる。
      まず私の辛さに同調してくれるようになって、私が欲しかったのはこれなんだよ、解決方法が欲しかったんじゃなくて、寄り添って欲しかっただけ、と。
      まるさんの旦那様は今はどうですか?不安な気持ちに寄り添ってくれるだけでも嬉しいものですよね(*’ω’*)

  2. こー より:

    こんにちは
    大変でしたね、ご主人様も若かったし(多分)今ほど情報が無かったと思うんですよ、決して逃げて居たのではないのでは?
    どうして良いのか分からなかったんでしょう。
    男の人全てがそうでは有りませんが、以外と我が子がそんなにハチャメチャな子だなんて思って居なかったりして?
    家もそうだけど、家のごたごた聞きたくないタイプだよ。
    男てやつは良く分からん

    1. 稲倉サナ より:

      あの当時は私も夫も生きているだけでいっぱいいっぱいだったんだと思います。
      夫の仕事が忙しかったのは事実で、くつろげる場所であるはずの家庭が殺伐としていて、いたたまれない気持ちだったのかな、と。
      どうしていいのかわからなかったんでしょうね。
      男の人ってごたごた聞きたくないタイプ多いんでしょうね。こういう話をすると、たいがい「うちもだよー」と共感してもらえます(゚з゚)

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