知的障害児にお金の価値を教えるのは難しい

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いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

以前、兄弟児のお小遣い・金銭感覚についてブログに書いたことがありますが。

 

身の丈にあった金銭感覚の育て方。

今回は自閉症の長男・太郎のお金にまつわる話をしたいと思います(‘ω’)ノ

 

高校1年生でも精神年齢は4歳

自閉症の長男・太郎は現在高校1年生ですが、重度知的障害(IQ30)と言語発達遅滞も伴い、精神年齢や言葉の理解は4歳児相当と言われています。

それでもこれが発達障害の難しいところなのですが、発達の状態に凸凹があり、ある分野では小学校中学年レベルのこともできたり、精神面は年相応の部分もあったり、運動面では同年齢の平均以上のことができたりもします。

長所でもある反面厄介だなと思うのは、太郎は観察力が優れている点です。

観察力が優れており、また勘もいいため、自分では本来理解できないことでも、他の子の模倣をすることでできるようになったことがたくさんあります。

え?それ長所でしょ?どこが厄介なの?…と思いますよね。

厄介だなと思うのは、太郎が健常児の弟と自分の待遇の違いに薄々気がついているということなのです。

 

知的障害児にお小遣いは必要?

こちらも以前書いたブログなのですが、太郎の困った問題行動の一つに「破壊」があります。

刑法261条 器物損壊罪

一番の大物はiPhoneでした😂

物の価値が理解できていないので、高価な物も平気で怖しちゃうんですよね。

”壊しちゃダメよ”が通用しないので、太郎には高価なものは持たせないようにしていますし、当然お小遣いもあげていませんでした。

(欲しい物があるときに小銭を渡す方式)

小学校の頃に一度、お小遣い&お小遣い帳を運用しようと試みたことがあるんですが、

手元にお金があるとすぐ使いたくなるようで😂

目を離した隙に自動販売機でジュース買ったりして、お小遣いは瞬殺😩

以降、不必要なものは太郎に渡さないようにしたんですよね。時期尚早だな、と思って。

そしたら、最近(といってもここ1~2年くらいな感じです)、どうも

弟の次郎に比べて自分の待遇が劣悪

ってことにようやく気がついたようで😂

次郎はスマホは持ってるし、なんならお小遣いも札でもらってね?って。

お小遣いは太郎にバレないようにコソッと渡していたんですが、よく見てるんですよね(゚з゚)

 

お財布は小銭だらけ!自閉症の特性か。

なんだこの待遇は?と太郎が疑問に思い始めたこともあり、それにちょっと可哀そうかなとも思い。

昨年、お小遣いを復活したんですよ。1か月500円渡すようにしたんです。

お小遣いを渡すようになって、しばらくはお金にあまり興味がなかったのか、使わないままお財布にどんどんお金が溜まっていきました。

500円玉がジャラジャラたまってくると、私がそれを1000円札に両替しておいてあげました。

そんな矢先に、太郎に自動販売機ブームが到来しました。自分のお金で自動販売機のジュースを買いたがるんです。

ジュースをあまり好んで飲まない太郎がですよ?

しかも買ったジュースは飲まずに、家の冷蔵庫に置きっぱなし。するとまた次の週末に自動販売機でジュースを買おうとするんです。

しかも

ジャラジャラたまっている小銭を使わずに、毎回1000円札を自販機に入れるんです。

毎回小銭でお釣りがくるので、小銭入れはもうパンパンです。

これは何かの儀式なの?

と不思議に思っていたら、まもなくその理由が判明したのです。

 

自閉息子がまさかのガチャポン中毒

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ある時、お出かけ用のカバンがなんだかパンパンに膨らんでいるな。何が入っているんだろう?と覗いたことがあったんです。

そしたら、

カバンの中には大量のガチャポンが😱

ガシャポン、ガチャポン、ガチャガチャ、いろんな言い方があるかと思いますが、ここはガチャポンと呼ばせていただきます(‘ω’)ノ

そういえば、買い物に出かけたときに、太郎がガチャポンのコーナー付近でふと傍からいなくなることが何度かあったんですよね。

思えば買い物に行くたびに、ガチャポンを回していたんだな、と。

そしてガチャポンをするためには小銭が欲しかったんだな、と。

そのために1000円札を自動販売機で両替していたんだと😲

なんでそういう所だけ知恵がまわるかな😂

もう驚いたのなんのって。

買ったガシャポンは開封すらしてないものが多数でした。

まるでギャンブル依存症!これは立派なガチャポン中毒ですよね😩

ガチャを回すときにアドレナリンが大噴出するんでしょうね、きっと。だからやめられない。

お金の価値なんてわかってないから、財布にあるだけ使っていい、って思ってる。

これは恐ろしいことになった、と私は思いました。

 

お手伝いで金銭感覚を育てようと試みるが

太郎はきっと将来、月に5000円稼げれば御の字の福祉作業所に就労することになると思うんです。

だから、きっと自由にできる1か月のお小遣いは、それほど多額ではないかと。

それなのにこんな調子で、財布にお金がある限り、欲しいとも思わないものを買い続ける、そうした習性が身に付いてしまっていたら。考えるだけで恐ろしいです。

そこで私は考えた。お金の価値がわかっていないことがいけないんだと。

働かざるもの食うべからず。まずは働いて対価を得る、という体験をやらせてみた方がいいのでは?と。

そこで家ではこの方法を導入しました✋

手伝い1回あたり50円

手伝いの内容は洗濯物干しだったり床掃除だったり掃除機だったり食器洗いだったりいろいろですが、金額は単純明快が一番だと思い、一律50円にしました。

そしたら、お金がもらえる!とわかった太郎は積極的に「お手伝い」と自分から声をかけてくるようになりました。

えっ!すばらしいじゃん( ゚д゚)

最高かよと喜ぶところですよね。しかしそうは問屋が卸さないわけですよ(゚з゚)

 

お小遣い帳を運用するも無念の挫折

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お手伝い制度をスタートするにあたって、かつて頓挫した「お小遣い帳」も復活させたんですよ。

モチベ上がるかな?と思ってのことです。

しかしこれが逆効果でした😂

お小遣い帳を付け始めると太郎、金の亡者みたいになっちゃって😂😂😂

お手伝いお手伝い金をくれ金をくれってあまりにうるさくて、お金に対する恐ろしいほどの執着心に思わずドン引き😂

使うためには稼がないと、って。

節約する方向性じゃなくて、仕事を強奪していく勢いになってきて😦

なんか本末転倒というか、いや、悪くないんですけど、なんていうか本当は

あんな雑な仕事で金払えねえよ!

っていうのが本音で😂

やってもらって助かるクオリティじゃないんですよ。だから本当はもっと丁寧にお手伝いができるよう、じっくり教えていきたいと思っているのに、太郎ときたら二言目には金!金!😩

手伝いのスキルはあがるどころか、早く済ませて次の手伝い、みたいになっちゃったところで、一旦仕切り直しというか、

お手伝い制度の強制終了😂

いやぁ…。難しいですな😂😂😂

まあその後、落ち着いたところでお手伝い制度は再開させています✋

ただ、

高校生になったらお小遣いを値上げしろとか言い出して🤣

 

えっ、その言語スキルにむしろ驚愕( ゚д゚)

4歳児が話す内容じゃないだろ、っていう。爆

 

お金の概念は一朝一夕では身に付かない

やっぱり、お金の概念は一朝一夕では身に付かないものです😗

試行錯誤しつつ、その子にあったやり方で教えていくしかないんですよね。様子をみながら、日々トライ&エラーです。

ただ、地道に教え続けてきたことで、最近少しだけ成長したな~と思う事があります(^^)

それは、

物の価格帯がなんとなくわかるようになってきた!

ということですかね。笑

カーッときて物を破壊するときに、

昔のように高い金額のものは壊さなくなった🤣

 

壊す前に、ほんの一瞬冷静になるのかどうか知らんけど😗

壊してもこれくらいなら大丈夫かな?という、ダメージの少ないものを選ぶようになりました。

てか、

その冷静さがあるんだったら破壊するのやめれ😂

と思わなくもないんですが、まあ少しずつでも前進していると思えば、ヨシとします(‘ω’)ノ

 

ガチャ中毒が少しおさまったらまたお小遣い帳を再開させたいな、と思っています。

社会に出たときに、わずかなお小遣いをやりくりする時にきっと役立つはずですから。

来年には必ず再開させたいですね。もうあまり時間が残っていないんで(;’∀’)

知的障害児にお金の価値を教えるのは難しい” に対して2件のコメントがあります。

  1. こー より:

    こんばんは
    お金のことは物凄く心配だよね、親に何かあったら子は。
    将来成年後見制度を考えているの?
    私は親の成年後見人やっいたけどマジ!嫌だった。
    面倒をみることは全然いいんだけど、お金のことは別問題。
    あー何が言いたいのかー
    太郎くんお金の管理しっかり出来るようになって欲しい、騙されないようにも。
    まとまりがなくていつもですが⤵️

    1. 稲倉サナ より:

      第三者の成年後見人(弁護士など)を立てるとそれ自体で月に数万円かかったりするので、難しいですね。
      かといって兄弟に財産管理を頼むのも負担をかけてしまうし、悩ましい問題です。
      本人は障害の重さからすると自分で管理することは不可能なので、誰かしら後見人を立てるなり、信託制度を使うなりしなければならないので。
      親亡き後の住む場所と財産管理は本当に悩ましいです。
      今のうちからいろいろ調べて対策を考えておかねばなりません。

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