療育手帳の度数が人生を左右する②
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こちらのブログは
の続きとなります。
知的障害あり自閉症の息子が幼稚園年中さんのときに
療育手帳3度の診断がくだされました。
言語発達遅滞があり、対人コミュニケーションスキルが著しく欠如していたため、
同年齢の子供たちとは会話はもちろん、一緒に遊ぶ、一緒になにかをするといったことは皆無でした。
そこで私は息子を小学校は特別支援学校に入れたいと考えていました。
ところが2歳児クラスの時に同じ療育センターに通っていたママ友にその話をしたところ、
それは無理だと思うよ
と言われたのです。
( ゚д゚)なんですと?
そのママ友にはお子さんが2人いて、下のお子さんがうちの息子と同い年です。
下のお子さんが軽度知的障害ありの自閉症、上のお子さんが重度知的障害ありの自閉症で、その時上のお子さんは特別支援学校に通っていました。
そのため、特別支援学校についていろいろと詳しかったのです。
その彼女がこう言いました。
手帳3度だと特別支援学校に入るのは難しいと思うよ。
1度・2度の子だけで定員が埋まってしまうから。
( ゚д゚)…。
ええええええ?
定員が埋まる、って、じゃあうちの子はどうすればいいの?
と聞くと、彼女は
特別支援学級だよね。
とバッサリ✂
ちなみに
特別支援学校とは
障がい者等が「幼稚園、小学校、中学校、高等学校に準じた教育を受けること」と「学習上または生活上の困難を克服し自立が図られること」を目的とした日本の学校である。
個別の学校名の末尾が盲学校(もうがっこう)・聾学校(ろうがっこう)・養護学校(ようごがっこう)であるものもあるが、これらも学校教育法における特別支援学校である。
特別支援学級とは
小学校(軽度·中度別のみ)、中学校、義務教育学校、高等学校および中等教育学校に、教育上特別な支援を必要とする児童および生徒のために置くことができる学級である。
まあ簡単に言いますと、特別支援学校は知的障害が重く、健常の子供との交わりが厳しい子供が通う感じです。学校に在籍する子供は全員が障害児です。
一方、特別支援学級はどちらかというと知的障害が軽めの子供が通うイメージ。普通の小学校・中学校のなかに、障害児(グレーの子も含む)の子だけが在籍するクラスがあります。知的障害がほぼないが、自閉傾向がある子供はさらに「通級」といって、普通級に在籍しながら個別的な特別支援教育を受けることもできます。
私のブログを読んでいただいている方ならおわかりだと思いますが、
太郎くんなら特別支援学校だよね?と誰もが思うでしょう。
なのにどうして太郎が特別支援学級に行かなければならないかというと。
その時に住んでいた自治体には特別支援学校が少ない。
定員が少ないため、より重度の子供から優先して入学させている。
となると、3度・4度の子は実質的に入学は難しい。
一方で、その自治体では全ての小・中学校に特別支援学級がある。
定員が増えれば学級を増やし、先生も増やせる、と手厚い。
とまあ、こういう事情があったわけです。
またしても長くなってしまったので次のブログに続きます(;’∀’)