母親のある行動が子供をダメにする~ジゴロクシリーズ~

出典:pixabay

こちらはアメブロ時代に書いた記事を元ネタにしたものです😅

ついついやってしまいがちな親心からやってしまうある行動が子供をダメにしてしまう、そんな”あるある”話を定番のジゴロクシリーズに載せてお届けします😝

 

のび太のママにダメ出しする次男

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ずいぶん昔の話になりますが、次男と一緒にテレビでドラえもんを見ていたときのことです。

テレビの中ではいつものようにのび太がママに叱られていました😂

その叱られていた理由というのが

”傘を何本買ってものび太はどこかに忘れて失くしてしまう”

とかそういうことだったんですが、激怒するのび太のママを見ながら、うちの次男がボソッとつぶやきました。

のび太のママってさぁ。

そんなに怒るくらいなら、のび太に新しい傘を渡さなきゃいいんじゃね?

 

( ゚д゚)・・・。

 

え?

 

謎の上から目線で持論を展開する次男に少し驚きつつ、言葉を失っていると次男が続けて言いました。

 

それにしたって、

のび太ものび太だけどさあ。

のび太のママもちょっとアレだよね?

ママの対応がどうかと思うわ。

 

えっ

 

しぇー

 

まさかののび太のママにダメ出し?😂

ドラえもんのよくあるシーンに今更ダメ出し🤣

てかそれママが悪いの?

・・・なんて考えていたら、次男の毒舌はとどまることを知らず。

だいたいさぁ。

失くしてもすぐ別の傘を渡すから一生治らないんじゃん?

次回からは雨が降ろうがなんだろうが新しい傘を渡さなきゃいい。

それでも傘が欲しいって言ったら、自分の小遣いで買わせればいい。

そしたらきっとのび太は傘を忘れなくなるはずだよ。

 

名言か😂

 

いやいやいや、次男よ。

なんか一見、 かっこいい風だけどさ😂

でもさ。

お前が言う?

次男よ。 アンタさ。

学校に何本置き傘してたっけ🤪

朝雨が降って、帰りに雨がやんでるとさあ

100%の確率で傘持って帰るの忘れるよね?

ねえ。 私さあ。

もう新しい傘、渡さない方がよかった?

次回、傘持って帰るの忘れたらさ、小遣いで傘買え。

な?

 

失敗して恥をかくことで子供は成長する

出典:イラストAC

・・・なんてことを言いつつも、結局新しい傘を用意してしまっていたダメな母です、私は😂

次男はあんな風に言っていたけど、実はあれは真理を突いた言葉だよなぁ、と今更ながら思う。

次回からは雨が降ろうがなんだろうが新しい傘を渡さなきゃいい。

そう。そうなのよ。

忘れ物をしたって、失くし物をしたって、親が届けてくれたりすぐに新しいものを買ってくれたりするから、その子はいつまでたっても自分自身で「忘れ物をしないようにしようとか「失くさないように気を付けよう」と思わないわけですよ(゚з゚)

困る前に親が何とかしてくれるんだから、失敗したっていう感覚が皆無なんでしょうね。

親心として、子供がずぶ濡れで帰ってくるのは忍びない…と思い、ついつい忘れ物(傘)を学校に届けてしまう。

傘を無くしたと言えば「しょうがないわねえ」と思いつつもすぐに新しい傘を買い与えてしまう。

まだ子供なんだから、仕方がないよね、と。

実はそれが学びの機会を奪っているなどとは露ほども思わず。

 

人間って不思議なもので、楽しかったことよりも失敗したことや恥をかいたことの方がずっと忘れずに覚えているものですよね。

そしてああいう思いを二度としたくないと思い、次回からは気を付けようと思う。

だからこそ、子供には失敗体験をさせることも時には必要なんですよね。

親の方が先回りしてやってしまいがちだけど、あえて気が付かないふりをして失敗をさせることも大事な経験です。

簡単なようでいて、なかなかできないんですけどね😅

 

これは健常児だけの話じゃありません。

発達障害のある子にとっても大切な経験だと思います。

とはいえ知的障害があると年相応の事ができず、フォローしてあげなければいけない面も多いとは思います。

また、自閉症の子の場合はこだわりが強かったり、失敗を極度に嫌がりパニックになることもあります。

そのため、健常児の子と同じように「自立のため」と何のフォローをしないのはNGです。

その子の特性にあわせたフォローを入れつつも、自立に向けて「自分で考えさせる」機会を作ることは必要かと思います。

自閉症の長男は重度知的障害があり、自閉症ならではのこだわりも強く、なかなか自分で何もかもやらせることは難しいです。

それでも失くしたり壊したりしたものをすぐに買い与えると「失くなってもすぐに買ってもらえる」と思い、物を大切に扱うことは全くしなくなるんですよね。

なので、うちでは不可抗力で壊れた場合を除き何かを壊した・壊れたときに新しいものをすぐに買い与えることはしていません。

失くし物をした場合も同様です。

修理をして使える場合は、見た目がかなり悲惨な状態であっても継続して使わせています。

失くし物をした場合は自宅にある代替品を使わせるようにしています。それは

物を大事にする心を育てたいと思っているからです。

自閉症であっても、知的障害であっても、根気強く言い聞かせていけば案外身についていくものですよ😊

最近では太郎も「壊れても新しいものを買ってもらえない」ということをしっかり理解できているようで、自分にとって必要不可欠なものは大切に扱うようになっています。

忘れ物や失くし物もに対する意識も高いです。

(以前、学校で忘れ物をして恥をかいたことがありました😅 恥ずかしいという気持ちよりは「一人だけ違う状態」に耐えられなかった模様。特性ですね😅)

 

ところで子供自身に忘れ物をさせないように意識させるために、こんなグッズも売っているようです。

忘れ物チェッカーっていうキーホルダーです。

据え置きタイプならこういうボードも☟

こういう大人向けの商品まで🤣

 

一応、Amazonの商品を貼っておきます~。

興味のある方はどうぞ覗いてやってください<m(__)m>

 

鬼母上等!かわいい子だからこそ旅をさせよう!

出典:イラストAC

で、うちの次男ですよ。

「かわいい子には旅をさせよ」って言うじゃないですか?

厳しい経験を積むほど成長するため、かわいい子ほど敢えて辛い思いをさせよと。

それで厳しい経験をさせなきゃ、やっぱりダメだよね。と思いました。

うちの次男、私があれこれ手をかけてしまったがために、あまり失敗体験をせずにここまできてしまいました。

いろいろと緩くてダルダルなダメ男です(゚з゚)

受験が終わったので英検の続き(2級)を受けることにしたのですが、何度声をかけ、なだめすかし、時には脅すようなことを言ってもまったく心に響きません。

そこで私は考えました。

傘を失くしたら自分のお小遣いで買わせればいい。

これは次男がのび太のママに言った言葉ですが、私もそれを実践することにしました🖐️

 

英検は自分のお小遣いで受けなさい。

合格したら返金してあげるよ、と。

 

今回は申し込みから入金など、一切の手続きを次男に自分でやらせました。

私は完全にノータッチです。

ちなみに英検2級の受験料は8400円です。

次男にとって、決して安くはない金額です。

お金が惜しければ勉強すればいいし、合格するためにどれほど勉強しなければいけないか、そうしたことも全部自分で考えてやればいい。

 

これまでの次男は親が受けろというから受けてやった、落ちても自分は1円も損はしない。

そんなふうに思っていたからこそ、試験直前になっても勉強をしないで呑気そうにしていたんだと思いました。

 

お小遣いで受験させるなんて鬼母だなーとは思わなくもないですが😅

もし落ちたとしても、失敗体験として今後の人生に役立つはず、と信じてやらせてみようと思います。

がんばれ次男!

 

 

 

次男のジゴロ発言*ジゴロクシリーズ↓

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指しゃぶりの長男・おしゃぶりの次男~ジゴロクシリーズ~

 

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母親のある行動が子供をダメにする~ジゴロクシリーズ~” に対して8件のコメントがあります。

  1. エリカ より:

    次男君、よくぞ言ってくれました!

    私も常々のび太って甘やかされているよな…と思っていたんですが、そこを突っ込むと設定やストーリーが成り立たないので言ってはいけないことなのでは、と思って誰にも話さずにいました(^_^;)
    ひとりっ子だからママは手取り足取りしてしまうのでしょうか。ドラえもんもすぐに助け舟を出してしまうのもいけないような気がしてます。

    1. 稲倉サナ より:

      のび太のママは一見怖いようでいて甘いですよね…。
      でも私も甘いのかなぁ、うちの次男は「どの口が言うか」ですもの(;’∀’)
      でも一番よくないのはドラえもんですよね。
      助けてドラえも~ん、の一言でついつい甘やかしてしまうドラえもんがよくない(゚з゚)

  2. リクママ より:

    今時の子は、頗る淡泊 笑
    自分の腹(持ち金)を痛めるくらいなら「変化」しないことを選択します。
    ずぶ濡れ上等!
    若者はシェアや割り勘、合理性を好みなんでもバイトの時間給に照らし合わせ
    彼女に奢る缶ジュース一本だって「あ、俺の5分労働」と換算する始末
    我が家も決行しましたよ、大学受検の出願校を絞るため受検料は自分で出せ作戦
    のび太は言いました、はっきりと「じゃ、滑り止め(第二希望)1校でいいや。真顔」
    のび太母である私は、当然のように心理戦に敗北します。
    目ん玉飛び出るほど高価だった高級牛革のランドセルが萎えるのも嫌!
    ぐちょぐちょの靴が玄関にあるのも我慢ならん!
    読んでるのか分からん国語の教科書が濡れて撚れて膨らんで嵩張るのも無理!
    極めつけ、浪人してまでまた1年大学受検に付き合えて私に「死ね」と言うてはる?のび太さん!

    そんなこんなで、私(のび太母)は結局「のび太が改心する」まで待ってられない。
    傘を何本も買い続け、数打ちゃ当たる精神で共通テスト利用を乱発(受検料高額)させる結果を生んだ
    後日談:乱発した共通テスト利用は必要なく、無事のび太第一志望に合格
    「無駄金、俺にくれてたら有効活用したったのに。真顔」と淡泊に語ったのび太くんでした。

    1. 稲倉サナ より:

      あぁ~。なんだかうちの次男の行く末を見てしまったかのような(苦笑)
      うちも易きに流れる性格なので、そのうち「じゃあいいよ」と言い出しそうで怖いです(;’∀’)
      結局心理戦で負けてしまうのは母親なんですかねえ…。
      ついついお世話を焼いてしまうダメ母です。・゚・(ノД`)・゚・。

  3. にゃんこ より:

    きゃーっ。
    さなさん、耳が痛いです
    私は先回りして橋を壊し、建て替えるタイプ。
    傘は予備を何本も用意していましたね。
    三角定規、消しゴム、コンパス、分度器も何個も予備がありました。
    朝、急に「ナイナイナイナイ」が始まって、いつまでも探して時間になっても支度すら出来ていない事が続いて。
    班で登校する地域でしたので、遅刻は選択できず、毎朝、出かけるまで息を飲んで待つ日々でした。
    長男と知的次男が出かけてやっとホッとする日々が15年ほど。
    一昨年長男は一人暮らし、今年次男は就労移行支援。
    やっと、穏やかな朝が続いています。
    今は、夕方、次男の通う事業所からの電話にビクビクしています。
    子育ては本当に心臓に悪い
    長男は今年から対面授業が始まり「君が◯◯くんかぁ」と期待されたののも束の間、「君は、論文はちゃんとしてるけど、おかしい所が多いね」と言われたそうです。
    あぁ
    遺伝、強めに出るタイプらしいワタクシ

    1. 稲倉サナ より:

      いやいや~(汗)
      私こそが先回りして問題は事前につぶして回るタイプなんです(;’∀’)
      「実際私がやった方が早いし」ってなっちゃうんですよね。
      それじゃダメだなぁ~と思いつつも余裕がなかったんですよね。
      でも、自分の高校生の頃を思い返すと、うちは両親ともほぼ家にいない状態でプリント1枚すら目を通す暇もなく、私はなんでも自分でやってたんですよね。
      親には頼れなかったので、お弁当も自分で作っていました。
      同時期の自分と比べると、お湯ひとつ満足にわかせない次男を見ると「子育て失敗したかな」と焦りますね(;’∀’)
      今からでも少しずつでも「自分で考えてできること」を増やしていきたいと思っています。次男だけでなく太郎にも。
      子育ては心臓に悪いですよね(笑)

      1. にゃんこ より:

        本当に私も何でも自分で処理するタイプでした。
        お弁当も作ったし、バイト代で修学旅行や諸々の費用を払ったし。
        だからこそ、子供たちには何でもしてしまうのかも?
        勉強のことは親に相談する事がなく、忘れ物や提出物なんてうちの親は関心すらなかった。
        (両親共に中卒で、小学校はほぼ戦争してた?)
        今は、地域によっては高校受験に内申点が必要なので、小学校時代だけでなく中学でも親が関与せざるを得ないのかも?
        私は子供の忘れ物や出来ない事で頭を悩まされるのに懲りてしまって、大学進学時に長男を追い出しました。
        長男は努力しないのに文句が多くてね。
        ですが、能力が高くないから努力できないんだろうなぁ、と。
        なぜか、子供に「努力しろ」と命令できないんです。
        甘いなぁ
        せいぜい「やりなよ〜」という程度。
        次男の自立準備である「洗濯」もGW
        頭にワクチン打ったせいで、強制出来てません。
        あぁぁ〜

        1. 稲倉サナ より:

          うちの親もプリント類などは全く興味なかったですねー。
          今朝、NHKの連ドラ「芋たこなんきん」でテストで悪い成績を取ってしまった主人公に対してお母さんが「まだテスト却ってこないの?」と何度も問い詰める…というシーンがあって思わず苦笑いした私です。
          うちはテストの存在すら知らなかったですもの。
          だからこそ子供にはいろいろ手をかけてあげたくなるんですよね。
          にゃんこさんとルーツがまったく同じだと思いました(;’∀’)

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