早慶狙いの男子は高校受験がおすすめ!

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ネットニュースを見ていたらこんな記事を見つけました↓

堺雅人 長男が有名私立小に複数合格!菅野美穂とお受験共闘6年(女性自身) – Yahoo!ニュース

いわゆる”お受験”=小学校受験ネタですね。

堺雅人さんのお子さんがどの小学校に合格したのか、どの小学校に進学するのかは記事には書かれていませんが、青山学院か慶應幼稚舎では?なんて巷では言われているようですね。

青山でも慶應でも羨ましい限り…と、以前の私なら思っていました。

が、次男が高校受験をする年齢になり、志望校を大学附属高校に絞ったところで気がついたんです。

いや、気がついたというか気になっているというか。

今日はその、ここ最近、気になっていたことについて書いてみようと思います🖐

そうそう、最初にお断りしておきますが、ここで書いている高校受験の考察はあくまでも男子に限った話であることをお話ししておかねばなりません(゚з゚)

高校受験の早慶・MARCHは女子の募集人数が極めて少ないため、女子にとってはかなりの狭き門となっています。

以下はすべて女子には当てはまらない話ですので、そのつもりで読んでくださいね😅

 

小学校受験と高校受験とでは早慶MARCHの難易度が段違い

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うちの次男が幼児だった頃の話ですが、児童館である親子と仲良くなったんです。

その子(女の子)はとても利発な子で、お受験で青山学院に合格したという話を聞いたときは、「なるほど納得」と思うと同時に「このままエスカレーターで青山学院大学に行けるんだ」と、羨ましくも思いましたよね😌

当時の私と言えば、お受験なんぞは頭の片隅にもなかったんですけどね。

幼児期は自閉症の長男・太郎がいちばん大変な時期でしたから😅

通える幼稚園を探すのも大変だったし、逆に小学校は療育手帳の度数の関係で特別支援学校に入学できないかもしれない、ということで引っ越しを考えたり。

何をするにもいちいち大変だった長男のことを思うと、次男の方は何一つ努力する必要もなく地域の小学校に入学できる幸せを噛みしめていましたよね😂

そんなこんなでお受験は別世界だった我が家ですが、次男が勉強嫌いということもあり中学受験もスルー😌

しかし、次男の性格からしてこのまま放置していては高校受験で痛い目に合いそうだと思い😂

中学に入学する直前に進学塾へぶち込みました🤣

ただし5教科は無理、3教科が精いっぱいということで、英・国・数の3教科のコースに通うことになりました。

勉強は嫌いだけど根は真面目な次男は、塾の宿題だけはきちんきちんとこなしていたんですよね。

それを中1の頃から積み重ねていったことで、3教科についてはそこそこ良い成績を取れるようになっていました。

塾の模試では第一志望を早慶(早稲田・慶應)附属高校、滑り止めをMARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)附属高校の名前を書いて。

しかし書いてはみたものの、MARCHが滑り止めってあり得ない!だってあのMARCHだよ?大学受験ベースで考えたらものすごい学校だよ!恐れ多くも滑り止めなんて、おこがましいというか図々しいというか。

なんて思いつつも、書くだけならタダだしなんて開き直って書かせています、早慶第一志望群、MARCH第二志望群ということで😅

すると実際、模試の結果では早慶は合格可能性40~70%(学校の難易度により異なる)、MARCHは80%と出てくるんです。

(ちなみに合格可能性は80%が上限です)

青山学院は毎回80%の合格圏内なんです。

あの青山学院が、ですよ( ゚д゚)

小学校受験では慶應幼稚舎、青山学院、早実(早稲田実業)といえば、高嶺の花的存在ですよね。

この中では慶應幼稚舎は別格なので、慶應なら横浜初等部の方が人気なんでしょうかね。

いずれにせよ年間100万円以上支払ってお受験塾に通って、それでも倍率が10倍以上の学校もあり、合格するのは至難の業。

そんな青山学院も、高校受験においては早慶の滑り止め的立ち位置になるんですよね。

(実際は受験日程が被るので滑り止めとして受ける人はあまりいないとは思いますが)

高校受験においてはそもそも早慶自体も筑駒・開成の滑り止め的立ち位置です😂

そして小学校受験では大人気の早実(早稲田実業)も、高校受験においては早慶の中ではやや敬遠されがちな学校です。

何故かというと、早実は厳密には早稲田大学の附属高校じゃないんですよね。

系属校といって、経営母体が早稲田大学ではないんです。

首都圏では都内にある早大学院(早稲田大学高等学院)と埼玉県にある早大本庄(早稲田大学本庄高等学院)が早稲田大学の附属高校となります。

系属校だと何が悪いの?附属高校とどう違うの?と思いますよね。

違うんです。附属高校の方は2つのメリットがあるんです。

まず一つ目のメリットは、入試の際に附属校同士は入学金がスライドできるということ。

つまり、先に入試・合格発表のある早大本庄に合格した場合、入学金(30万円程度)を振り込むことで入学の権利が確定するのですが、もしも入学を辞退した場合は入学金は返金されません。

しかし、後日行われる早大学院の試験で合格し、早大学院に進学する場合は、早大本庄に振り込んだ入学金を早大学院にスライドして使うことができるんです!

つまり、通常なら捨て金になるはずだった入学金が、同じ附属高校同士なら捨てずに済むということですね。

(同じく慶應志木の入学金も慶應義塾にスライドして使えます🖐)

ところが早稲田実業に合格・進学する場合は、早大本庄の入学金はスライドできません。辞退しても返金されないので、新たに入学金を振り込みしなければいけません。

同じく早稲田実業に合格して振り込んだ入学金を早大学院にスライドすることはできません。

そして2つ目のメリットは、大学進学時の学部選択の優遇です。

早稲田大学に内部進学する際、学部推薦が附属高校に比べると早実は不利だと言われています。

人気の学部は附属高校に取られてしまうということです。

それゆえ早大学院と早実、両方受かった場合は早大学院に進学する人がほとんどかと思われます。

・・・という感じで早実は小学校受験の人気っぷりからすると驚くほど人気がない(他の早慶に比べて、という意味ですが)イメージなんですよね。

私はどちらかと言うと、これまでは小学校受験のイメージで見ていたので、高校受験でカルチャーショックを受けた感じがします😅

 

高校受験なら早慶に手が届く理由を紐解く

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そしてタイトルの早慶附属高校を狙う男子は高校受験をおすすめする、ということの真意ですが。

実際、うちの次男ベースで考えたときにですよ。

中学受験(国語・算数・理科・社会)で早慶レベルの成績を取ることは次男には無理だったと思います。

中学受験はその子の性格によって向き不向きがあると思いますが、うちは不向きだと思っています😅

高校受験のようにクラス全員が受験をするのであれば渋々勉強をする次男も、中学受験のようにクラスの半数は遊んでいる状況では、受験勉強は上の空のタイプだったと思います。

そして4教科のなかで得意なのが算数だけというのもね😂

しかも中学受験の内容は普段学校で習っているレベルとは乖離していると言いますよね。

そこいくと早慶の高校受験は国語・数学・英語の3教科。基本的には学校で習っている内容にプラスαしていくので、中学受験に比べると若干ですが負荷が軽い感じはします。

そしてライバルとなるべき同学年の優秀な人々は、中学受験でごっそりと抜けてしまっているし、残りの優秀な人々も基本的には首都圏で通える範囲の人ばかりです。

これが大学受験となると日本中から精鋭が集まって来る😂

しかも受験科目は高校受験に比べると複雑。

そして2016年以降は国からの指導により私立大学の合格者数が激減し、早慶のレベルは年々うなぎのぼり。

こうした背景から実際、塾の先生も「中学受験や大学受験なら早慶に手が届かないような子が、高校受験では合格できる」とはっきりおっしゃっています😂

まず、うちの次男みたいなタイプがまさにそれらしいです🤣

ワンチャンある、っていうやつですね😆

ちなみに小学校受験で早慶に入ると、後が大変らしいですよ。

エスカレーターとはいっても進級するのがなかなか大変だそうで、真面目に勉強していても学力が無い子は留年するらしいです😂

ま。それもこれも合格してなんぼの話ですが😂

大学受験の難化により、これからはますます早慶MARCH附属校の人気が高まっていきそうですね。

 

以上、お受験・受験についての小噺でした🖐

 

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早慶狙いの男子は高校受験がおすすめ!” に対して2件のコメントがあります。

  1. z1974 より:

    入試情報ありがとうございます。早慶の付属なんて…別世界と思ってますが。息子は、お金大好き人間で経済には興味あるようなので、経済学部系統でいえば、早慶行けたら良いなあと思います。 
    体力あるし、手作業もうまいから外科医はどう?と誘導しましたが、儲からないっしょの一言でした。娘とは同じように育てたつもりですが、お金に関する感覚が何故こうも違うのか。 
    サナさんのところの受験、うまくいくこと祈ってます。

    1. 稲倉サナ より:

      早慶なんて絶対無理!とうちも思っていました(;’∀’)
      でも高校受験では男子の早慶の募集人数は確かに多いし、突き抜けて優秀なお子さんは筑駒開成、都立県立のトップ校を第一志望なので、中受・大学受験に比べると難易度がぐっと下がるようです。
      息子さん、お金に対する意識が高くて羨ましいです。外科医=儲からないという発想もなかなか(笑)
      うちはジュニアNISAを始めたので投資先を次男に選ばせようと思っていましたが、全然興味がないようです(;’∀’)
      受験が終わってもきっと遊ぶことしか考えられないタイプです。

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