息子に渡す前にやったiPhoneのカスタマイズ

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いつもブログを読んでくださりありがとうございます(*’ω’*)

自閉息子のものにはお金をかけないと決めている

の記事内でふれていましたが、知的障害のある息子にiPhone5cをプレゼントする前にやったことを書きます。

まず、前提ですが、

SIMカードなし →通話機能なし

として渡しています。

その理由についてはまた別途記事にさせていただきます。

息子が使えるのはWi-Fiがある場所だけで、基本、ネット環境が使えるのは自宅と祖父母の家限定としています。

それから今回はiPhoneでの設定方法を記載しますが、iPhoneは機種やOSのバージョンによってできる事ややり方が異なります。

今回の記事は参考程度に、実際ご自身のスマホでやる際はその機種に対応するやり方を調べて行ってくださいね。

 

準備するもの

・SIMフリーのスマホ(今回やったのはiPhone5c)

・WI-FI環境

・パソコン

 

①最初に基本の設定をしておく

iPhoneの「設定」最低限使う機能の設定をしておきます。

・名前の登録(子供の名前)

・パスコード(子供が自分で覚えられる簡単な数字)の設定

・Wi-fiの接続(自宅のWi-Fiとつなぐ)OSが最新バージョンになっていない場合は、アップデートしておきましょう。

(我が家がゲットしたiPhone5cはサポート終了につきOSのアップデートはできませんでしたが😢)

・閲覧できるWEBを制限する

設定→スクリーンタイム→コンテンツとプライバシーの制限→コンテンツ制限→Webコンテンツ の順に進み、「成人向けWebサイトを制限」もしくは「許可されたWebサイトのみ(こちらは自分でサイトを選択・追加が必要)」

その他子供が使用するにあたって必要と思われる設定があればあらかじめやっておくといいでしょう。

 

②使わない機能のキャンセル

子供に使って欲しくない機能は渡す前にキャンセルしておいた方が吉です。キャンセルするというのは具体的に言うと、アプリそのものを削除したり、ホーム画面からアイコンを非表示にしたりすることです。

OS11までは「設定」に「機能制限」という項目があり、アプリごとにonとoffができたので簡単だったのですが、OS12以降はこの「機能制限」の項目が無くなってしまっています。うちのiPhone5cはOSのバージョンが古く「機能制限」が使えたので、子供に使ってほしくない機能は「機能制限」でことごとくoffにしていました。OS12以降では「機能制限」に変わるやり方がありますので、別途記事で紹介しますね。

子供に渡すiPhoneに機能制限をかける方法

 

・カメラ撮影のアイコンを非表示にする

息子、電車などで他人が映り込む撮影をすることがあり、盗撮と勘違いされるため。

・アプリの購入ができないようにする

APP Storeで自分で勝手にアプリの購入ができないようにする(パスワード設定しているのでどうせできませんが念のため)

※ただし「④息子の好きそうなアプリをダウンロード」を済ませてから設定してください

・アプリの削除を勝手にできないようにする

勝手にアプリを消せないように。消されるとまた入れるのが大変なので。

設定→スクリーンタイム→コンテンツとプライバシーの制限→iTunesおよびApp Storeでの購入→Appの削除→「許可しない」を選択

※ついでにApp内課金も「許可しない」にしておくといいでしょう

 

その他、「コンテンツとプライシー制限」で様々な機能の制限ができるようなので、子供に使ってほしくないものがあればここで制限しておくといいかと思います。

③アプリを削除(非表示)

機能として明らかに使えない・使わないアプリは「ホーム画面を編集」にて削除しておきました。今回はSIMフリーのスマホのため、電話やメール使用不可につき不要なので削除、検索エンジンも削除し、その他子供には不要と思われるアプリも見やすくするために削除しました。

・電話 → どうせ使えないので

・メール → どうせ使えないので

・検索エンジン(Google) → 使ってほしくないので

 

④息子の好きそうなアプリをダウンロード

3DSソフトでも大好きな「クッキングママ」をはじめ、息子が好きそうな知育系アプリをダウンロードしておきました。

アプリのダウンロードがすべて終わったら「②使わない機能のキャンセル」でアプリの購入を制限する作業をお忘れなく。

 

⑤息子の好きな曲を入れる

iPhoneに曲を入れる方法ですが、現在ほとんど使っていないパソコンを使用しiTunes経由でやりました。

息子のIDを新規登録→パソコンiTunesを使えるようにする→iTunesに息子の曲コレクションを入れる→同期してiPhoneに曲を入れる

息子は曲を聴くのが大好きすぎるので、これまではニンテンドー3DSに曲を入れてあげていたのですが、持ち歩く際にかさばるということもありiPhoneに曲を入れてあげました。

 

⑥写真を入れる

息子は昔の写真を眺めるのが好きで、家では紙のアルバムをよく見ています。そこで過去に撮影した写真を見繕って、iPhoneでも見られるようにしてあげました。

写真を入れる方法はiTunesを使うなど、いろいろと方法はあるかと思いますが、私はLINEを使って写真を転送する方法を選びました。

これはまず息子のLINEのIDを新規登録(通話機能がないので家の固定電話でID登録)し、息子と私がお友達になり、LINE上で家族グループを作成。このグループに息子が好む写真を送る→ダウンロード。その後も随時写真をアップ→ダウンロードしています。

曲と同様に、昔のアルバムを見るのが日課となっているほど写真が好きな息子です(*’ω’*)

 

カスタマイズを終えて

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カスタマイズが終了しすべての設定が終わったら、アプリが購入できないように「設定」から機能制限をやっておきました。

ちなみ息子にスマホを渡した当初はWi-Fiも使えない(=ネットが使えない)ようにしていたのですが、息子は地図を見るのが好きで、インターネットを使うというよりはMAPアプリを使うことが多いということが後にわかり、Wi-Fi環境をオープンにした、という経緯があります。

というか、ある日息子が自分でWi-Fiを使えるように設定していた。恐るべし息子((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

知的障害があっても、勘のいい息子はことごとく設定を外していく可能性が大です。

 

原始人に文明の利器を渡すわけですから、念には念を。

ということで、最初はかなりのカスタマイズをしましたが、それでも結構不安でした。

設定を勝手に変えてしまう場合は、パスコードを子供に教えず、使うときだけ親が解除してあげる、制限でパスワードを毎回入れるように設定できるものはやっておく、などという、さらなる対応は必要かもしれませんね😅

スマホやタブレットは賛否両論あるかと思いますが、うちは暇な時間が苦手なタイプで、暇な時間があるといたずらや問題行動が多かったため、iPhoneを渡したことで問題行動がぐっと減り、大変助かっています。

タブレットについても書きたいと思いますが、今回はここまで。

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息子に渡す前にやったiPhoneのカスタマイズ” に対して2件のコメントがあります。

  1. 稲倉サナ より:

    >かなママさん
    コメントありがとうございます(o^^o)
    いや~、ほんとに原始人なんですよ、息子。
    カメラ撮影したら魂抜かれるレベルです( ̄∇ ̄)

  2. かなママ より:

    「原始人に文明の利器を渡す」って(≧▽≦)オモロ~ いつも思いますが、サナさん本当に賢いママ!

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