幼稚園受験「発達障害児はお断り」
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いつもブログをご覧いただきありがとうございます(*´ω`)
早いもので10月ももう半ばになったんですね。
この時期になるといつも思い出すのが、幼稚園受験のことです。
まあ受験といっても、
うちの場合はいわゆる有名私立幼稚園を受験したわけでもなく、地域の一般的な幼稚園へ申込みをしたにすぎませんが(;’∀’)
とはいえ、その段取りについては、お受験系幼稚園も、地域の幼稚園も、基本的には大差はありません。
以前も幼稚園選びについては、いろいろとブログに書いてきましたが、
今回は「幼稚園受験」に焦点をあてて書いてみたいと思います。
以下は自閉症の長男・太郎の幼稚園選びについて過去に書いたブログです。
太郎は自閉症に加え、重度知的障害、他害・多動あり、オムツも外れていない状態で幼稚園探しをしたので、それはもういろいろと大変でした😂😂
過去のブログに書いているように、結果、菩薩様のような園長先生のいる幼稚園に迎えていただくことができましたが✨
発達障害がある子供の場合、定型発達の子供の幼稚園探しにプラスα、やらなくてはいけないことがあります。
それは、
事前相談
です✋
一般的な私立幼稚園の場合、スケジュールは以下のような感じでしょうか?
●9月…見学・体験など
●10月…願書交付・受付
●11月1日…面接・合否判定
●11月2日…入園手続き
※11月1日・2日という日程は一例です。園によってスケジュールは異なります
定型発達の子であれば、11月1日の面接に突然連れていっても、何ら問題はないかと思うんですが。
もしも、発達障害の診断がすでにおりている子はもちろん、診断はされていないものの
何らかの配慮や支援が必要と思われる子供であれば、願書を出す前に事前に相談をしておくべきだと思います。
というのも。
実際、何の相談もなしに面接を受けた子供が、面接の後に入園拒否となったケースもあるんですよね。
これは太郎の時代の話なので、かれこれ10年前になりますが。
うちからバス通園できる範囲に、お受験系の幼稚園があったんですよね。
その幼稚園は小学校受験を見据えて、しっかりとしたカリキュラムを実施している園で、かなり人気が高かったのです。
それゆえ、当時、地域の一般的な幼稚園は全入(面接に行った子供は基本激に全員合格)の園がほとんどだったのですが、一部の人気園は面接で不合格になる子供がいました。
そういう人気の園はそもそも募集の際に
発達障害児はお断りとしていましたよね😔
平成25年に障害者差別解消法が制定されてから、あからさまに提示する園はなくなっているかと思いますが、現在もそういう園はもちろんあります。
極端な話ですが、某有名大学附属幼稚園はお受験塾に通っても合格を勝ち取るのは難しく、そういった幼稚園は「発達障害児はお断り」とあえて言わなかったとしても、面接で落とされますよね。理由は明かす必要もないので、発達障害を理由とはわかる術もありませんが。
障害者差別だ!と唾を飛ばす勢いで憤慨する方もいそうですが(;’∀’)
幼稚園側もそもそもぎりぎりの人材で回しているところに、配慮の必要な子供が1人入るということは、その分さらに人件費が必要になるわけで。
経営的にも影響を及ぼすほどのことなので、簡単に「お引き受けします」とはいいがたい懐事情もあるかと思います。
そういうわけで、配慮・支援が必要な子供がいる場合、
まずは電話で「発達障害児の受け入れが可能か否か」
これは確認すべき✋
そのうえで、子供本人を連れて事前相談にいき、入園の可否を確認する、という流れが必要なのかと。
話を元に戻しますと、
うちの通園できる範囲にあったお受験系の幼稚園。
児童館で知り合ったママさんの娘がそこに通うことになったんですよね。その方から聞いた話なんですが。
その幼稚園はそもそも「発達障害児お断り」と明言していたにもかかわらず、毎年2~3人、発達障害疑いの子供が入園してくるんだそうです。
知的に遅れがない子で、面接の際には奇跡的にバレなかった、ということなんでしょう。
しかし
入園直後、数日過ごしているあいだに「これはおかしいぞ」と担任の先生が違和感を感じはじめ。
発達障害を疑われる2~3名はなんと、
幼稚園側から「発達検査を受けて、その結果を園に提出してください」と指示されたんだとか😲
そこで発達障害であることが判明し、退園した子もいるそうですよ(‘A`)
まあ、その幼稚園は定型発達でもやんちゃな感じの子は厳しい雰囲気でしたからね。
なんでよりによってそこ受験したのっていうね。
うちの太郎にはまったく無縁な幼稚園でしたけど😅
10年前と違って、今は発達障害児受入れOKとしてくれる幼稚園もずいぶん増えているかと思いますが、発達障害も十人十色、手のかかり具合もそれぞれだと思うので、
本人の状態を事実に基づき、より詳細に伝えておくのはマナーともいえるかと思います。
入園後に、聞いていたよりも大変!となっては後の祭りですよね。
他のお子さんにも迷惑がかかりますから。
ちなみにうちの太郎が最初に通った幼稚園での実際の受験の様子はこ
んなでした✋
①9月に幼稚園を見学し、ここに通いたいと決意
②電話で「障害児の入園の受け入れ可否についって確認
③太郎本人を連れて事前相談(園長面談)→その場で入園可能との返事をいただく
④10月某日、幼稚園に願書をもらいにいく→願書提出
⑤11月1日、面接。
太郎は10人くらいの小集団に入って、プチ幼稚園体験をする。これが子供の面接ということらしい。所要時間30分以下。
その間、親の面接。ここでは園長先生は出てこず、ベテランの教諭との面接でした。所用時間10分程度。
⑥合否判定は無し。基本的に問題なければ全員入園可、という幼稚園なので、万が一問題がある場合は当日中に電話あり、とのこと。
電話がなかったので無事合格👊
⑦11月2日、入園手続きをする。
といった感じでした。
うちは事前に入園可能というお話をいただいていたのですが、面接当日の小集団での本人面接によって、クラス分けやどの担任をつけるか、補助の先生のパワーバランスなどを見ていたようです。
事前に伝えていたこともあり、幼稚園では手厚い支援を受けることができました✋
ただ、その後は将来を見据えて、
年長さんから別の幼稚園に転園させたんですけどね。
幼稚園探しは本当にいろいろとドラマがありましたが、今となってはいい思い出です。
>mamatan241さん
お礼なんて(;'∀')
ひとえにmamatan241さんが諦めずにがんばったからこそです!
居場所が見つかるのって本当に嬉しいですよね。これからいい出会いがたくさんありますように(*´ω`)
>稲倉サナ
本当に厳しかったですが、サナさんや他の方のブログで元気をもらって頑張ったら、受け入れてくれる園も見つかりました。
お礼を書き漏れてました。
頑張る力をくださって、本当にありがとうございましたm(_ _)m
>mamatan241さん
コメントありがとうございます(o^^o)
やっぱり厳しいですよね…。
自主退学、やっぱりあるんですね。
厳しい世の中ですね(T ^ T)
本当に就園活動は大変ですよね。
手帳を取得した息子は、他害も自傷も多動も脱走癖もないけど、20ヶ所近く当たって見学できたのは5ヶ所、受け入れ可能と言ってくれたのは3ヶ所でした。
市内の複数の園で、事情などを細かく説明していても、入園後に自主退園を迫られるケースも稀ではないそうで。。。
こんなことなら発達相談や手帳取得しなければ良かった、と何度も思いました。
障害があっても社会で生きることを国として進めているのに、なんだかな~ってやさぐれてました( -'д-)y-~