同情するなら金もくれ
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昨日、Twitterにも載せたのですが、こちらの記事☟
「代理ミュンヒハウゼン症候群」とは? 神奈川小1窒息死で言及(毎日新聞) – Yahoo!ニュース
恐ろしいニュースだな、と思いつつも実は私、恥ずかしながら代理ミュンヒハウゼン症候群が何のことか知りませんでした(;’∀’)
それで調べてみて思ったんです。
ああ、これは似たような感じの人が障害児親界隈にもいるよね?って。
代理ミュンヒハウゼン症候群とは?
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代理ミュンヒハウゼン症候群とはミュンヒハウゼン症候群の一形態であって、傷害の対象が自分自身ではなく、熱心に看病する自己が周囲から『頑張っている』『大変な母親(娘・義娘)』という同情や称賛が集っている状態が心地良いと感じ、虚偽報告・薬物等を用いた薬理操作・隠れた虐待行為で他者を病気・怪我させる精神疾患、医療乱用虐待(MCA)である。
女性に多く見られ、多くの場合は傷害対象は幼い自らの子や要介護者であるため、児童虐待、高齢者虐待、障害者虐待で逮捕された際に発覚もされる。適切な介入がなされなければ再発率はほぼ100%。狙われた者の致死率は最大で30%にも上り、関係の再統合は難しいのが現実である。しかしながら傷害行為自体は患者の目的ではなく、手段として傷害行為に及び自分に周囲の関心を引き寄せることで、自らの精神的満足を他者から得ようとしているものである。患者への傷害を目的として行っているわけではないとはいえ、行為が反復・継続し、重篤な傷害・死亡の危険がある。
そもそも私、ミュンヒハウゼン症候群というのも知りませんでしたが(;’∀’)
代理ミュンヒハウゼン症候群とは「子どもに病気を作り、かいがいしく面倒をみることにより自らの心の安定をはかる、子供の虐待における特殊型」であり、自らの精神的満足のために健康的に問題のない我が子に病気やケガを負わせることなのだと。
ここだけ読むと一見、障害児親とはなんの関係もないかのように思われます。
実際、私が自閉症の息子・太郎を通じて出会ってきた数々の障害児の親御さんの中で、自分が頑張っていると思われたいがために、子供の障害の状態をわざと悪化させるような人は一人も見かけたことはありません。
むしろ少しでも状態を良くしたくて、熱心に療育に通っている、もしくは通わせたいと努力している人の方が大多数です。
子供の状態があまりにも手に余り、「子供が可愛いと思えない」と感じたり、時には手をあげてしまう人もいるかと思います。
実際私自身も太郎の幼児期にはそのようなこともありました。
障害があっても子供が愛しくてたまらないと思っている人も、あまりにも辛くて子供を置いて逃げ出したいと思っている人も、共通して言えることは「子供が抱えている障害を取り除きたい」と思っているということです。
そういう意味ではこの代理ミュンヒハウゼン症候群とは一見、何の関係もないかと思われるのですが、私がひっかかったのはこの点なんです。
”周囲から『頑張っている』『大変な母親』という同情や称賛が集まっている状態が心地良いと感じる”
こういうタイプの人は障害児親界隈にも実際いますね。
障害のある子供を育てることは本当に大変ですから、私も「頑張っている」「大変である」ということは認めてほしい、とは思っています。
かといって、そんな私を「同情してほしい」「称賛してほしい」と思うかというと、それは違うんです。
子供の障害を盛る親。もしかしてミュンヒハウゼン症候群?
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私自身は以前、ブログにもチラッと書いたことがありますが、障害児の親だからといって同情されたくないと思っているクチです。
私が太郎を生むよりも遥か昔、会社に勤めてバリバリ働いていた頃の私を知る人は、今の私のこの生活を知れば、もしかしてこう思うかもしれません。
可哀そう。お気の毒にって。
あの頃の私は、まるで背中に羽が生えていたかのように自由で、思ったことは物怖じせず発言し、何に縛られることもなく生きていました。
それが、自閉症の長男・太郎が生まれてから生活が一変しました。
多動・他害が酷く、勝手にいなくなってしまわないように、他人を傷つけてしまわないように、私は太郎のことを24時間365日監視する生活が始まったのです。
太郎が問題を起こすたびにペコペコと頭を下げてまわり、太郎がいつ何時問題を起こすかわからないから、私は言いたいことも言えず、周囲に対して低姿勢で生きていくことが常となってしまいました。
自分でもなんて可哀そうなんだ私はって思ってましたよ😂
でも、久々に再会した会社員時代の同僚たちに、今のくすんだ自分を見られたくなくて、同情の眼差しを向けられたくなくて。
ごく一部の仲のいい人を除き、子供の障害の事は黙っています。今でも。
隠しているわけじゃないから、聞かれれば答えるつもりはいますけど。
でも「うちの子自閉症なんだよね」って言ったときの、相手の表情がサッと曇って、次の瞬間、哀れみの表情が浮かんで、言葉に詰まる。
もうそういうのがすごく嫌で😂
同情されたくないんですよね、私。プライドが高いんでしょうかね?
まあそんなわけで、他人から同情されるのも嫌だし、称賛されるのも居心地が悪いです。
私と同じように思う人は結構多くて、障害児ママ同士では障害児育児の大変さを語り合うけども、健常の兄弟児関連で知り合ったママにはあまり多くを語らないよね、というのが共通の見解でした。
ところが、昔知り合った障害児ママの中に、異常なまでに承認欲求の強い方がいました😅
そのお子さんはどちらかというと障害が軽い方で、学校でも「扱いやすい子」として先生たちから重宝されていた子でした。
それゆえ、学校関連のママには愚痴が言えなかったんでしょう、他のママたちの方がはるかに大変だったのですから。
すると彼女は別の学校に通う健常の兄弟児関連のママたちに対して、いかに障害児育児が大変かということをアピールしはじめたんですよ。
(SNSで発覚😂)
それも最初の頃はまあ、そんなこともあるかな?という程度だったのが、どんどん書く内容がエスカレートしてきて、終いには実際のその子とは似ても似つかないほどのモンスターとして描かれていました😱
辛いエピソードを書くと、実際にそのお子さんの事を知らない人から「大変だね」だとか「頑張っていてえらい!」などとコメントをもらえることが嬉しかったんでしょうね。
ところが実際にはそれほど大変なことばかり起きているわけではないから、ついには話を盛るようになってきて、そのうち本人も「うちの子はなんて大変なんだろう」と思い込むようになってきたのだと思います…。
そうは言っても、こういうタイプの人もやっぱり「子供の障害が軽くなってほしい」「できるなら障害が無くなってほしい」とは思っているんですよね。
そういう意味では代理ミュンヒハウゼン症候群とは何の関係もなさそうなんですが、今回あわせてミュンヒハウゼン症候群について調べてみたら、これはもしかしてこっちの方が近いのでは?とも思ったんですよね。
ミュンヒハウゼン症候群は虚偽性障害に分類される精神疾患の一種。症例として周囲の関心や同情を引くために病気を装ったり、自らの体を傷付けたりするといった行動が見られる。1951年にイギリスの内科医、リチャード・アッシャーによって発見され、「ほら吹き男爵」の異名を持ったドイツ貴族、ミュンヒハウゼン男爵にちなんで命名された。
この病気には、虚偽の病気に罹患している対象について、患者自身であるミュンヒハウゼン症候群と、近親者(母親の子供に対するケースが多いが、配偶者などのケースもある)を病気に仕立て上げる、代理ミュンヒハウゼン症候群の2種類が存在する。
ミュンヒハウゼン症候群の方は子供ではなく、自分自身に病気やケガを負わせる、ということで、これまた関係ないんじゃ?と思われるところですが、気になったのが”周囲の関心や同情を引くために病気を装ったり”という部分。
自分自身の病気を子供の障害に置き換えて考えてみると、なんともしっくりくるんですよね。
患者は病気を創作もしくは既に罹患している病気をことさらに重症であるように誇張し、通院や入院を繰り返す。一つの病気の問題が解決したり、虚偽が見破られたり、小康状態に陥ると新たな病気を作り出す。重篤な患者と見せかけるために自傷行為や検査検体のすり替え、偽装工作などを繰り返し行うことがある。
患者は怪我や病気という口実を利用して周囲の人間関係を操作することを目的にして、同情をかったり、懸命に病気と闘っている姿をことさらにアピールする。また、病気そのものに関わる関わらないに関係なく独特の世界を作り上げるエピソードを創作する虚言癖を伴うことが多い。患者のエピソードによる病歴は多彩であり、多種多様な既往歴を話すことが多い。ただしそのエピソードや時期に関しては曖昧なことが多く、時期や内容も話す相手によって異なることが多い。
”病気を創作もしくは既に罹患している病気をことさらに重症であるように誇張し”
子供の障害を実際の状態よりも重く周囲にアピールする、懸命に子供の障害と闘っている姿をことさらアピールする。
あるある( ゚д゚)
患者は、自らの診断と病院の診断が異なった場合、病院をすぐに変えるドクターショッピングを日常的に繰り返し、検査や手術などを繰り返す。また、様々な診療科を受診するなどの行動を行う場合がある。
あるある( ゚д゚)
似たような事象に詐病が存在するが、詐病とミュンヒハウゼン症候群の大きな違いはミュンヒハウゼン症候群が病気になることや、病気によって同情を引くといった精神的利益を目的としているため手術や検査といったリスクをいとわず、むしろ積極的に協力する点が大きな違いとして挙げられる。詐病の場合は、病気になることにより主として経済的利益の享受などを目的とするため大きなリスクを避ける傾向にある。
詐病って、保険金詐欺のことかな😅
でもある意味、ミュンヒハウゼン症候群が精神的利益を目的としていたとしても、例えばアクセス数に応じて報酬がもらえるブログ等で同じことをやれば、結果、物理的にも利益を得ることになるんですよね。
同情するなら金もくれ、ってか😂
ちなみに前述の彼女のSNSにはそういう仕組みはないので利益は得られませんが。
まあ、同情されたくない私も金は欲しいです🤣
私が同情されたいわけではなくても、実際ブログで可哀そう系記事を書くとアクセス数がUPするので、結果は同じことですよね😅
いや、もしかしたらもう既に私自身がミュンヒハウゼン症候群なのかもしれない。
ブログに書いてあることはすべて創作なのかもしれない。
創作していたって誰にもバレないんですからね。
ならば、開き直って言おう。
同情するなら金もくれ😂
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悪口と言うか嫉妬と言うか、
その方のSNS見ると、サナさんの気持ちよ~くわかる。
一日に何回も更新してると、ネタがなくなりますよね。
子供のチョットした事をネタにし、子供と向き合わず
更新ばかりしてて、片時もスマホを離さなず、見苦しく見えた。
私の記事に書いた方のSNSはクローズドなんですけどね(;’∀’)
SNSの更新は確かに多い方だったと思います。
(現在は交流ないので見ていません)
更新が多い方は家事はどうしているんだろう。謎ですよね。
さっそく記事読みました。素晴らしい学生ですね。大学は何をするところかしっかり分かっていて。良い師に良いタイミングで出会うのが大切なことですよね。自分もできる所から頑張ろう!と思えました。ありがとうございます!
10代でいろんな経験をさせることは大切だと思いました。
コロナ禍の今は制限されることも多いですが、こういう記事を読むと刺激を受けますね(^^)
相変わらず他の障害児ママへの悪口がすごい…。
悪口?私のことでしょうか?そんなに常に悪口を書いているようにとられるブログになってしまっているのであれば、私もまだまだですね(;’∀’)
大変不快な気持ちにさせてしまい失礼いたしました
私はもともと性格が悪いものですから、ついつい出てしまうんでしょうね~。
程度の差はあるけどけっこうよくある感情かな。もちろん犯罪にまで行ってしまう人は稀ですが。 仕事で遭遇した場合は、相手が満足いくように傾聴します、仕事なので。実家の両親も電話で話をぶつけて来ますね〜。高齢になると自分もそうなるかもと思ってます。さすがに代理〜、は無いと思うけど。
ほめてほしい、認めてほしいという気持ちは私にもあります。
そこで犯罪まで行ってしまう人とそうでない人の差は何なのでしょう。
案外、誰もが一線を越えてしまう可能性は否定できません。
辛いときに手を握って話を聞いてくれる人がいたら思いとどまれるでしょうね。 自分を守るためにも、この人は何故逮捕されたか、とニュースを見ながら家族でよく話します。18歳になれば裁判傍聴も出来るので、一度経験してみるように子どもには話してます。ショックもあるでしょうが、学ぶことも多いと思います。
裁判の傍聴、いいですよね。
以前こちらの記事を読んで、子供に実際に裁判を傍聴させてみたいと思いました。
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20210927-OYT1T50120/
こんにちは
手っ取り早く言えば私を見て。
誰でも有ると思うけど度が過ぎるとミュンヒハウゼン症候群になってしまうのかな?
子供を傷つけてまで自分はこんなに一生懸命面倒を見ている所を他人に見て貰いたい、そして大変ね偉いわねと、思われたいうーんめんどくさい。
良かったそんな人回りに居なくて(^-^)なんて自分だったりして嫌だよ(。>д<)
こーさん、積雪の方は大丈夫ですか?ニュースを見て心配していました( ;∀;)
コメントいただけて安心しました。
「私を見て」という感情は誰にでもあると思います。
私もそうです。
同情はされたくないけど、頑張っている姿は認めてもらいたい。
それをブログで書いてお金になったらラッキーてな感じですが(笑)
こんにちは
除雪大変ですもう体全身痛い!
早く春来い。
サナさん、花粉症大丈夫?今年多いとか?言ってたけど。
お疲れ様です
積雪がおさまるように願っています。
花粉はぼちぼち飛び始めたくらいで、まだ平気です(^^)
嫉妬が見苦しい
SNSを読んだときにそれはめちゃくちゃ痛感しましたからもう。