ユー、楽園に飛び込んじゃいなYO☆

 

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ブログ書けない書けない詐欺みたいで恐縮ですが🤣

仕事が割と順調で時間に余裕があるので、書けるうちにブログを書いちゃいますね(‘ω’)ノ

 

初めての職場実習は何処に?

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先日学校から就労についての話があったんですよね。

私はこちら↓のブログで書いたように、息子の太郎の進路についてとても悩んでいます。

重度知的障害の息子にどこまで頑張らせるべきか悩む

特に「どうしたもんか」と悩んでいるのが、初めての職場実習をどこにするべきか?ということ。

なんとなく、最終的な就労先というと、落としどころとしては就労継続支援B型かな?とは思っているんですが、職場実習は就労するまでに数回予定されているため、万が一ですが就労支援B型を体験した後に、条件の良い(太郎と相性の良いという意味です)A型事業所や特例子会社が見つかった場合。

B型を体験してからのA型や一般企業って、必要以上に辛く感じてしまうんじゃないか?と。

先輩ママたちの話では、一般企業は高いプロ意識を求められるし、A型は事業所にもよるものの、思いの外求められるスキルが高いのだとか。

福祉作業所だから、障害者だから、多少できなくても多めに見てもらえるなどという甘い考えで就労すると、痛い目に合うわよ、と。

もちろんB型でもキャリア志向の事業所もあり、結局のところはどの企業・どの事業所で働くか、ということに尽きるのですが、それでも傾向として、企業>A型>B型 の順に仕事の難易度や求められるスキルが高いかと思われるので、もし体験するとしたら、難しい順に体験した方がいいのかな?と思うわけです。

太郎の場合ですが、先にふんわりした職場を体験した後、厳しい環境に放り込まれたらピューッと逃げ出してしますでしょう(゚з゚)

そういう意味で、体験する順番も大事だな、と思うんです。

まあ、心配せずとも太郎が企業での職場体験を勧められることはまずないと思いますが😅

それよりも、高校に入学して以来続いている問題行動がおさまらなかった場合、A型・B型どころか、生活介護の事業所からもお断り、みたいなことだって考えられるわけです😭

強度行動障害~衝動的に物を壊し暴れる自閉症の息子~

そうだ、うちは選べる立場じゃなかった😗

就労の時期が近づきつつあるけど、我が家の場合、それどころじゃなかったりもします( ;∀;)

 

昔だったらロボトミーとかされていたのかな

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太郎はちょっとした事が原因で暴れることもあり、問題だらけの我が家ですが😂

学校の先生や主治医、自治体の支援員さん、放課後等デイサービスのスタッフさん等々、たくさんの方々の支援を受けて、将来の自立に向けて一歩ずつ、スローステップですが、太郎も良い方向に進んできてはいます✋

子供に発達障害があるとわかると、ごくごく小さい頃から公的な支援が受けられる。

いい時代になったものだと思います。

太郎みたいに多動で他害、善悪の判断もつかない発達障害者は、昔だったら精神病院に入れられて拘束されるか、ロボトミー手術を受けさせられるか。療育も薬もなかった時代には、そうした手段を選ぶしかないほど、追い詰められていた家族も多かったのではないでしょうか。

 

ロボトミーとは

精神障害の治療法の一つ。大脳の前頭葉白質を切断破壊する外科手術で,前頭葉と他の脳部との繊維連絡が部分的に遮断(しゃだん)される。一般に統合失調症(精神分裂病),鬱(うつ)病,爆発性精神病質などの,著しい興奮,不安,妄想(もうそう)などを呈するものに適用した。近年は薬物療法の進歩と回復不能の後遺症をもたらすことへの厳しい批判があることにより行われない。

ロボトミーとは – コトバンク (kotobank.jp)より転載

抗精神病薬が発明された頃から、このロボトミー手術は無くなったとのことですが、1975年に禁止されるまでは安易に行われていたようです、ロボトミー。

実際、親族にロボトミー手術を受けた男性がいる、という話を友人から聞いたことがあります。

手術を受ける前は吠えて暴れて手が付けられず、だれかれ構わず暴力をふるうようになっていて、暴力に耐えかねた家族がだまし討ちで彼を病院に連れていったそうです。もちろん彼自身は手術に同意などしていません。連れていかれる最中もずっと暴れ続けていたそうです。そんな彼も手術後は人が変わったように大人しくなり、友人は子供心に恐ろしいことだと思った、と。

ロボトミーについてはこちらの記事に興味深いことが書いてありました✋

人間を壊す手術がなぜノーベル賞 安易な解決策の教訓|NIKKEI STYLE

発明のなかには、現代人からすると「なぜ受け入れられたのか」と驚くものもある。その筆頭が「ロボトミー手術」だ。精神病の治療として頭蓋骨に穴を開け、脳の前頭葉の一部を切除する。不安発作と妄想で悩んでいた患者も、処置後は症状が改善されたという。この手術を発明したポルトガルの神経科医は「精神疾患の外科的治療法を発明した」として、1949年にノーベル賞を受賞している。

~中略~

本書によると1970年代の初めまでに、米国では2万件以上ものロボトミー手術が行われたそうだ。治療を受けた患者は扱いやすくなったが、体のけいれんや識字障害などの副作用に襲われたり、無気力状態に陥ってしまって通常の生活が送れなくなった者もいた。

~中略~

もちろん、当時から手術に対する疑義や非難はあった。だが、まかり通ったのはなぜなのか。当時は精神病に対処する手段が他になかったこと、州立の精神科病院は患者であふれていたこと、病院は環境が劣悪で虐待が横行していたことが、手術を推進する背景になっていたと著者はみる。

ロボトミー手術の問題が広がるとともに、1950年代に向精神薬が発明され、手術は行われなくなる。著者が導く教訓は「手っ取り早い解決策には気をつけろ」だ。数分で済み、全身麻酔もいらない手軽な手術。それで長年の悩みや時間、お金の苦労から解放される。こんな「うまい話」に飛びつき、注意深く判断することを怠った人はとても多かったのだ。ジョン・F・ケネディ米大統領の妹もロボトミー手術の被害者になったという。

著者は、たとえば現代の自閉症の子供たちへの治療方法を巡っても、怪しくても手っ取り早い解決策を求める人がいる状況は変わっていないことに触れている。

この記事に書いてあるケネディ大統領の妹の話は有名で、知的障害者による国際的なスポーツ組織「スペシャルオリンピックス」の創設者であるユニス・ケネディはロボトミー手術の被害者となったローズマリーの妹なんですよね。

幼いローズマリーはもともと知的障害があり、当時障害の治療として効果があるとされていたロボトミー手術を受けて障害が悪化し、23歳に施設に入所し、87歳で亡くなるまで兄弟姉妹と接触することもなかったそうです。

太郎、生まれたのが今の時代でよかったね😭

って、話がめっちゃ逸れましたが😂

しかしながら、ロボトミー手術は論外ではありますが、精神病院は今もなお存在し、手に負えなくなった最終手段としてある場所なのかとも思います。

けれども精神病院は身体拘束された状態で過ごすんですよね。身体拘束についてはわりと最近ニュースに取り上げられていましたが。

精神科病院における身体拘束を考える|認定NPO法人 大阪精神医療人権センター (psy-jinken-osaka.org)

そういえば、うちの太郎が外科的手術を行うために病院に入院したことがあったのですが、

知的障害児が1人で入院したら

その時、「身体拘束についての承諾書」に署名をさせられたんですよね。

以前私は同じ病院で手術を受けたことがあったのですが、私にはそんな承諾書は出されなかったんですよ(゚з゚)

それはきっと、太郎が自閉症だからだよね?と夫と話したことを思い出しました。

幸いにも身体拘束されるような事は起こさなかった太郎ですが、コロナ禍の病院内を自由に歩き回り、手に負えなくなった病院から「もう退院していいので連れて帰ってください」と

まさかの退院勧告😂

すぐに連れて帰りましたが😅

連れて帰れなかった場合は、施錠ができないので、身体拘束もあり得たのかな…?

 

施設は楽園なの?何でもやってもらう事は幸せなの?

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もはや何が言いたいのかわからないブログになってしまいましたが😂

あわよくば就労は企業で、住む場所はグループホーム…なんて、太郎が小学生の頃は思い描くこともありましたが、実際は施設を併設する生活介護の事業所にお世話になるのが、太郎にとって一番幸せなのかな?と。

強制的にしなくてはならないことも少なければストレスも減るだろうし、結果、問題行動も無くなるでしょう。

無理して働かなくてもいいし、自分のペースでできることだけをゆっくりやって、親亡き後も保護し続けてもらえる。

一見、楽園のようにも思える場所ですが…。そこは本当に楽園なんですかね?

楽園なんだったら四の五の言わず、思い切って飛び込んじゃいなYO!って思うんですが😂

なんでもやってもらえるというと、一見うらやましくも感じるけど、太郎を見ていると実は自分でやりたがることが意外と多い。

働かないこと=楽=幸せなのかな?

働いて、苦労する時間があるからこそ、自由になる時間がより一層楽しいのでは?と思うんですよね。

むしろ施設が楽園なのは本人にとってじゃなく、親の方じゃないのかなって🤣

手のかかる子がいなくなった自宅こそが楽園🤣🤣🤣

 

まあ施設も生活介護もそれぞれだと思いますし、バランスよく本人にもいろいろやらせてくれる所があるといいなぁ。

だけどその前に、施設に入所して、指示に従わずにやりたい放題、問題行動ばかり起こしていれば、虐待につながることもあると思うんですよね…。

いずれにせよ、どこに行くことになったとしても、問題行動は解決し、「愛される人間」として堂々と預けられるようにしなくては。

住めば都ならぬ「住めば楽園」。

どこに行っても可愛がられる人であるように、人間力UPを目指しつつ、太郎にとって幸せに暮らせる場所を一緒に探していかなきゃですね😃

 

さて、初めての就労実習先、どうするかな😅

 

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ユー、楽園に飛び込んじゃいなYO☆” に対して6件のコメントがあります。

  1. こー より:

    こんにちは
    ロボトミーとはこわやこわや
    人間から感情を奪い去った手術。恐ろしい(#゚Д゚)y-~~
    最近は身体拘束しないのでは?
    私が働いていたときから拘束なんてしていなかった、閉鎖病棟は有るけど。
    昔と比べたら開かれた精神科になったと思うよ。
    でも、いろいろ有るからわからないけど。
    太郎くんの就労はいろいろ見学出来るのであれば気に入るところを探して太郎くんが気に入ったとこに行けるといいね。
    きっと物凄く疲れると思うけど頑張らねば

    1. 稲倉サナ より:

      ロボトミー、怖いですよね((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
      日本も戦時中は人体実験などやってきた国ですから、戦後もわりとこうしたことに抵抗がなかったのでしょうが、1970年代まで続いていたということに驚きが隠せません。
      精神病院は昔に比べると開かれた感じなんですかね?
      今回記事を書くためにいろいろ調べると、拒食症で拘束された女性の話が出てきたりして…。
      万が一でもそういう事にならないように、太郎の問題行動は無くなる方向で環境を整えていきたいと思っています。
      人生は卒業してからの方が長いので、太郎にとって居心地のいい場所が見つかるように私も頑張ります(^^)/

  2. どん より:

    サナさん、こんにちは。
    これからの生活や就労の居場所を考えると奥が深くて、私なんぞは我が子に適した場を見つけ、子供自ら選択できるのか…自信ありません。

    サナさんは次郎さんの受験も同時進行でしょうし…。

    話は変わりますが、通勤途中のバスの中からよく見かける親子さんがいます。私服なので学生さんではないはず、作業所の送迎バス(あるの?)でも待っているのかな…お母様らしき方の緊張した面持ちに応援というか、尊敬というか、エールを送っている私です。勿論息子さんにも。

    下町住みなのですが、先月の区報に福祉作業所の販売会があると掲載されて、楽しみにしていたのですが緊急事態宣言中で中止になってしまいました。当日行ったら何もなく…涙
    そこのポップコーンが美味しく、また次女の好きなキクラゲ(渋っ!)も買わなきゃ!と思っていたのに、
    残念(T-T)

    陰ながら、微力ながら、応援している事を娘たちにも話して聞かせています。

    記事と関係ない内容ですみません。ではまた~

    1. 稲倉サナ より:

      太郎が実際に働き始めたら、やっぱり緊張して見送るようになるのかな(^^)
      想像できませんね、仕事をしてお金をいただく太郎。
      緊急事態宣言の影響で、作業所のイベントや見学会が中止になりましたね、うちの近隣の作業所も同じような感じです。
      今年度は見学会はオンライン開催だったり人数を絞って行われたり、という感じではありますが、それでも開催されるだけありがたい!というところです。
      就労はまだまだ先だと思っていたので、なんだかここ数か月でぐっと身近に感じられるようになったところです。
      我が子に適した場を見つけることは難しそうですよね!
      でもどんさんは作業所のイベントに参加されたりして、そういう事は意外と後々参考になるのでは?と思いますよ(^^)/
      ポップコーンにキクラゲ、(・∀・)イイ!!ですねー
      中止になって、きっと利用者さんもガッカリされたことでしょうね( ;∀;)
      早くワクチン接種が進んで、収束に向かうことを願うばかりです。

  3. cosflo より:

    私が支援員として働き始めた時に、はじめに教えてもらったのは、その子が出来ることを手伝わないことでした。そしてその子が出来ないことであるのなら、手伝って欲しいとその子自ら手伝ってくださいと言えるようにする事、でした。就労が始まるとそういうことは、頻繁に起こると思います。実際に妹は言葉がありませんので、仕事が終わるとそれを伝えるために、スタッフの肩を叩くとか、席を立つ、という行動をすることで伝えている模様です。それも事業所の雰囲気、形態、スタッフの関わり方等、いろいろあると思いますが、それを見極めて、就労場所を決めることになりそうですね。子どもたちがどのような働き方をすることになるのか、とても期待しています。

    1. 稲倉サナ より:

      なるほど!「手伝って欲しいと言えるようにすること」これ、大事ですね。
      うちの太郎を見ていると、思春期になってからは自分でできる事を手伝おうとすると嫌がるようになりました。
      やっぱり自分でやりたいんですよね。
      で、できない事があると…なんとか自分でやろうと頑張っていたりもするし、できないと「手伝って」と言ってきたりもする。
      でも、「手伝って」と声に出して言うことのハードルはやっぱり高い。
      就労が始まると、スムーズに「手伝って」が言えるようにならなきゃいけないな、と。cosfloさんのコメントを見て思いました。
      貴重な情報をお寄せいただきありがとうございます(^^)/

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