チャイルドシートを抜けだす息子にやったこと
出典:pixabay
いつもブログをご覧いただきありがとうございます(о´∀`о)
車の運転ネタが出たので、自閉症の長男が幼児期の頃の困りごとを一つ。
最初にお断りしておきますが、 これから書くことは
良い子は絶対に真似しないこと✋
特に車の運転に自信がない方は絶対に真似しないよう、お願いいたします。
知的障害あり自閉症の長男・太郎は、幼児期は多動傾向も酷く、じっとしていられない子供でした。
身体能力が異様に高く、ベビーカーはベルトを外さないまますり抜けて降りて行ってしまいます。
身体が拘束される状態が我慢できないのです。感覚過敏もあったのかもしれませんが…。
そのため、車でもチャイルドシートに縛られた状態が苦痛で仕方がない様子でした。
車に乗る時は運転席に私、後部座席にチャイルドシートを2つ設置し、私の後ろに太郎、助手席の後ろに次郎、というのが定位置でした。
次郎は大人しく座ってくれていましたが、太郎は何とかしてチャイルドシートから抜け出そうともがいていました。
ある日、出かけようと車庫から出た際、ふとバックミラーに目をやると…
太郎がいない😱
えぇ? と驚き、車を止めて後ろを見ると、太郎がチャイルドシートから抜け出し、ちょうどミラーの死角になる辺りに移動していたのです。
チャイルドシートに座らせないと発進できないので、私は一旦車を停め、太郎をチャイルドシートに座らせようと試みました。
ちなみにうちの家の前の道路は私道で、行き止まりになっているため、うちの車以外には出入りがない状態です。
再び太郎をチャイルドシートに座らせ、運転席に戻り、エンジンをかけようとバッグミラーを見ると、ベルトを外そうとしている太郎が目に入りました。
「ダメだよ!ちゃんと座って?」
キレ気味に叫ぶ私の言葉などどこ吹く風で、太郎はベルトをはずしてシートから脱出してしまいました。
そこからは、 シートに座らせる→太郎抜け出すの
無限ループ∞
当時、療育も幼稚園も車で私が送り迎えをしていたので、 チャイルドシートに座ってくれないことには、どこにも連れだすことができません。
口で言っても無駄な太郎です。 口で言っても無駄ならば、
チャイルドシートでベルトをちゃんと締めて座らないと危ない
ということを体感させるしかないと思いました。
そこで、ベルトを外した状態で座っている太郎をそのままに、私は車を発進させることにしました。
この際、周りに人や車がいないことは確認済みです。
そして2~3メートル進んだところで軽くブレーキを踏みこみました。 すると座席に浅く腰かけていた太郎、
ポーンと軽く吹っ飛び運転席の座席に直撃😱
太郎はたいそう驚き、 我に返った後は急いでシートに座ってベルトを自分で締めました。
これ、こんなふうに書くとものすごい急ブレーキを踏んだの? と思われそうですが、
ブレーキはほんの軽く、です。
教習所で実技の練習中に、軽くブレーキを踏みこむとどうなるか?という練習をしたことないですか? あんな感じです。
むしろ、あんなに軽いブレーキ程度でも、シートベルトやチャイルドシートをしていないと体が吹っ飛ぶのかと驚きました😲
これは運転に慣れていない人がやるととても危険ですし、たとえ軽いブレーキだったとしても万が一に打ちどころが悪かった場合は怪我や、最悪は死に至ることもありえますので。
気軽に真似をしないでくださいね。
決していいことではないとわかってはいましたが、太郎の場合、
運転中にベルトから抜け出すことが何度もあったので。
もしこれが時速40キロ出ているときで、急ブレーキを踏むような事態(子供が飛び出してきたとか)が起きたとき、 太郎がチャイルドシートから抜け出していたら…。
フロントガラスまで吹っ飛んでくることもありえますよね。苦渋の決断でした。
おかげさまでそれ以降は、太郎はチャイルドシートから抜け出すことは一切なくなりました。
ちなみに、チャイルドシートは間違った着け方をしていると、エアバッグが出る程でもない急ブレーキでも吹っ飛ぶことがあるようです。
皆さまも今一度、チャイルドシートの着け方が正しいかどうかご確認くださいませ✋
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>ママリンコさん
チャイルドシートやシートベルトは命を守るために最低限やらせないといけないことなので。言葉が通じない子に従わせるのは本当に難しいと感じましたね(>_<)
我が子を守るの為の荒療治ですね。
太郎君の身体能力にはびっくりです。
ワンオペ頑張った、サナさんに拍手もんです!
>ヂュミコさん
コメントありがとうございます(*'ω'*)
素晴らしいですね!やっぱり毅然とした態度は必要ですよね。命がかかっていますから。
そして自閉っこの特性、あるあるですね(笑)
うちも今では生真面目なほど、シートベルトの装着を誰よりもいち早くやっています。
こんにちは( ^ω^ )
私も自宅の駐車場で全く同じことをしたことがあります。
それと、赤ちゃんの頃から
泣こうが喚こうが走行中はベルトをする、抜け出したら停車する、
ベルトをするまで絶対に発進しないを徹底しました。車で出かけるのが好きなので、動いてくれないのは堪えたようです。
私も予定を乱されて苦痛でしたけど(^◇^;)
今では私が忘れていても自分から「まだベルトしてない!」と知らせてくれるようになりました。
自閉っ子は習慣がついてしまえば真面目に守る子たちが多いですよね( ^ω^ )
>薄井知佳 子どもの発達インストラクターさん
コメントありがとうございます(o^^o)
本当にこればかりは放っておけることではないし、悩ましいですよね。
ただ、一度身の危険を感じると、こちらから声かけすら不要になるとは( ゚д゚)
運転に慣れているなら、ブレーキカックンが有効ですよね。
結構悩んでいる方いるのではと思いつつブログにしましたが、ブレーキの加減がわからないと危ないので(^^;;
あえて推奨はできませんが、参考までに。
こんにちは!
いつもイイネ!をありがとうございます
苦渋の決断、大変共感しながら拝読いたしました。
昨年、娘(定型発達だが言葉は遅れぎみ)が同じような状態だったので、信号待ちで停車するときに、軽くブレーキをカックンと踏みました。すると、娘は後部座席から足元にドスンと落下。
それ以後、素直にチャイルドシートに座り、シートベルトをしめてくれるようになりました。
ですので、今回の記事は自分のことのように深く共感しながら拝読しました。
これからも、サナさんのブログを楽しみにしております