もう子供に期待するのはや~めた!

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結婚して、子供が生まれて、母親になって、いつの間にか自分のことはそっちのけで家事育児に没頭する毎日になっていました。

生まれた子供のうち一人は重度知的障害を併せ持つ自閉症児。加えて多動、他害あり。

高校生になった今も、通学の付き添いで毎日2時間は息子のためだけに時間を割いています。

若い頃はこれでも仕事をバリバリこなすキャリアウーマン(死語🤣)だった私も、今はほぼ専業主婦に等しい在宅ワーカー。

本を読むことが大好きで、暇さえあれば本を買ってきて読んでいたのに、気が付けばもう3年前に買った小説も本棚に並んだまま手つかずになってる…。

もともと出不精だった私はコロナ禍でますます引きこもりになって、今はこれといった趣味もなく、楽しみといえばテレビドラマを観ることくらい。

自ずから興味の範囲が狭まってきて、いつしか私の生活の大半が子供のことで占められるようになっていました。

 

子供のことで一喜一憂する日々

出典:pixabay

母親になってから私は名前を無くしました。

私は〇〇ママ(〇〇=息子の名前)、もしくは〇〇くんママと呼ばれるようになったんです。

子供を通じて知り合った人(いわゆるママ友の世界ですね😅)との会話は子供のことが中心。というか、9割方は子供関連の話。

子供の出来不出来でヒエラルキーが形成されているようなところがあって、知らず知らずのうちに子供に対しての期待値が年々上がっていっていたような気がします。

勉強でもいい。運動でもいい。

何か一つでも、光るもの(=私が他のママに自慢できるもの)を持っていてほしい。

そんなふうに思っていたんだと思います。

いえ、今でも思っています😅

だってもう、今の私には子供の出来不出来が生活のすべてなんだ。

私は、私自身のためにかけられる時間が圧倒的に少ない。

そして私はもう老い先短い😂

脳細胞も老いさらばえてしまった。

今更何かを目指しても、何にもなれない。何者でもない自分に絶望する毎日…。

だから、自分の夢を、自分の希望を子供に託してしまうのだろうと思うんです。

 

健常の次男には、できればこんな学校に進学してほしい。こんな職業についてほしい。

自閉症の長男には、人に迷惑をかけない子になってほしい。穏やかな愛嬌のある子に育ってほしい。

そんなふうにいつも考えながら、子供自身がなりたい自分ではなく、母である私がなってほしい子供の姿を目標として、育ててきたようなところがあります。

でもね。

そんな上手くいくわけがないんですよね😌

マイペースで事なかれ主義、根性無しの次男は、辛いこと苦しいことは徹底的に避けて歩くタイプ😂

あとちょっと頑張ればいい線までいくのに!どうしてそんな位置で甘んじているの!!…と、歯がゆい思いをしたことは星の数ほどあります。

私は自分自身が苦労して育っているので、次男のように恵まれた環境にいて、なりたいものに、なろうと思えば何にでもなれるというのに、何者にもなろうとしない、そんな次男を見ていると、なんとなく悔しくて仕方がない気持ちになるんです。

珍しくやる気を出したかと思うと、すぐに「自分なんて」とあきらめて放り投げる。

期待しては、落胆する、その繰り返し。

 

一方、多動・他害・破壊の三冠王だった長男といえば。

とにかく人様に迷惑をかけることが多かったので、迷惑をかけないでいてくれたら、それだけでいい。

そう思って、我ながら辛抱強く見守り、育ててきたと思います。

そうして中学生になり、高校生になり、長男・太郎は少しずつ更生してきたなあ😂なんて。

問題行動がぐぐっと減って、本当にいい子に育ってきた!このままだと将来も安泰か?

就労先も、夢が広がる♪

…そう思った矢先に、人を傷つける、物を壊す。

まさに天国から地獄。

期待した自分がバカだったと自己嫌悪😌

期待が大きかっただけに、打ちのめされる私。裏切られたような気持ちになる。

一喜一憂。

私は子供が生まれてこの方ずっと、子供たちの一挙手一投足に振り回され続けてきました。

期待して、子供が結果を出せるように、親である私が全力で頑張って。

なのに結果が伴わない。

努力しても報われない😩

結局は子供自身が頑張るしかないんですよね。

報われないというか、なんか虚しい…。

 

子供に期待するのはやめて、自分に期待することにする!

出典:pixabay

でも、考えてみれば子供のことでいちいち一喜一憂するのは親のエゴなんでしょうね😅

私の目標と子供たちの目標は、必ずしも同じとは限らない。

私が勝手に想定しているゴールは、実は次男は目指していないのかもしれない。

長男・太郎も、まだまだ発展途上なのに、勝手に「仕上がった!」と私が喜んでいるだけ😌

なのに一つ一つのことに心が乱されるんですよね。

 

もう子供に期待するのはやめよう😂

子供が頑張ってできなかったとしても、必要以上にがっかりすることもない。

そして

期待したいなら自分に期待しよう😆

勝手に子供の夢に自分の夢を重ねるんじゃなく、

自分が自分の好きなことで頑張ればいい。

 

親なき後の未来のために!手始めにFP3級試験を受けてみました

 

こうして、私が自分自身で努力してやりきって出した結果は、本当にうれしいものですね😂

努力した分だけ結果として現れるということが、単純に嬉しい😆

 

とはいえ、やっぱり子供に期待してしまう自分がいるんですけどね😅

それはそれとして、これからも自分自身の夢や目標を持ち、頑張っていきたいなあと思いました。

 

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もう子供に期待するのはや~めた!” に対して12件のコメントがあります。

  1. こたろーパパ より:

    うちは自閉っ子の一人息子なので、きょうだい児もいろいろ大変とは聞きますが、
    それでも自閉っ子の兄弟がいるご家庭はうらやましいです。

    お母さんのように頑張っている方なら、たぶん次男さんも、
    マイペースで事なかれ主義のように見えても、きっといろいろ何か感じているんじゃないかあと
    勝手に想像しました。僕も次男で、たいしたつらいこともなく
    こうなろうなんて大した目標も無く(子供のころは漫画家になりたいとか夢もありましたが)、
    なんとなく大人になってしまいましたが、
    大人になって、親の病気とか息子の障害とか仕事とか、難しいことにぶつかるようになって
    初めて、ああ、あの頃のお父さんお母さんも
    いろいろな問題抱えながら、頑張ってくれてたなあ
    とか、今になって思い出すことが多いです。

    1. 稲倉サナ より:

      パパさん、コメントありがとうございます(*’ω’*)
      きょうだい児がいると、やはり意識していないようでいて、過剰に期待してしまっている部分があるのかなと反省しています。
      大人になって初めて気が付くことってありますよね。
      親に心配かけてしまったことがあったと反省することも多いです。
      そして何となく大人になってしまって、こんな年齢になったら大したこともできないと決めつけてしまっている自分もいたのですが、それじゃこの先つまらないよなあ、私ももっとやれることがたくさんあるんじゃないかと思いはじめました。
      子供に期待しないと思っても、やっぱり期待している自分もいます。
      自分が思っている方向とは違うかもしれないけど、想像を超えてくる部分もあったりして。
      子供に誇れる自分でいたいです。頑張って生きていきたいです。

  2. z1974 より:

    期待しないように、と思っても、なかなか。
    幼い頃に初めて歩いたときから見てきたら、いろんな想いをかけてしまいます。良かれとしたアドバイスには、子どもからは早々に言われましたよ。「それならママが自分でしてね」そうだよねー。私もそう思うわ。

    1. 稲倉サナ より:

      ですよね!
      もう期待するのやめた!!と言っている先から期待してしまう(゚з゚)
      母親のサガなんですかね~。

  3. 涼陽 より:

    わかります。うちは、長男が知的障害のない自閉症なので下の娘に対する期待が半端ないです。

    1歳の頃から、英語、リトミック、水泳、幼児教室。今はそれプラス体操教室。

    まだ幼稚園に入ってもない3歳児なのに、週に5日分習い事入ってます。

    長男のことで、外で恥ずかしい思いや惨めな思いをさせられたことが星の数ほどあるので、長女に対する期待が大きいのだと思います。(加えて、長女は旦那さんに似て優秀な遺伝子もあるので。ちなみに長男は私似 涙)

    母親の子供に対する思いはおそらく一定数は全国共通なんでしょうね。。

    1. 稲倉サナ より:

      わかります、わかります!
      うちも長男・太郎のことがあるからこそ、次男に対して過剰な期待をしてしまっている気がします。
      もしかして次男はひそかに負担に思っているのかも…(´・ω・`)
      勝手に期待して、ガッカリして、あきらめて、でもまた別のことで期待して…という永遠ループ状態です。・゚・(ノД`)・゚・。
      もうそろそろ子離れして、自分の人生楽しみたいです…。

  4. にゃんこ より:

    長文失礼します。
    身につまされるセンテンスばかり。

    >子供の出来不出来でヒエラルキーが形成されている

    本当にこれ、私はもう子供の同級生のママとは顔を合わせられなくなっています。
    みんな、子供たちが凄いの。
    煌びやかすぎる学歴。
    長男(定型)の友達は高校は殆どトップ校へ。
    大学は国立に早慶、悪くてマーチ。
    そんな事ってあります?
    一番親しいママ友の子供は運動系で県代表です。
    流石にオリンピアンはいませんが。
    無芸大食が取り柄の長男。
    次男はと言えば知的障害児。
    もうね、次男が小さい頃はなくなりたい消えたいと思わない日はありませんでした。
    でもね、それも慣れましたよ、アハハ。
    長男が不出来なのもね、遺伝だよと諦めました。

    >今更何かを目指しても、何にもなれない。何者でもない自分に絶望する毎日…。

    これはね、遠い昔に気付きました。
    どんなに足掻いても頑張っても、私ってダメだ。
    何者にもなれなかった。
    ですが、もう、これもね、四十五歳過ぎたくらいからそれで良いんだと思えるようになりました。
    何者にもなれなかった無能な私としてのほほんと生きてます。
    でも、不思議と頑張ってた昔と比べて遜色ないくらい楽しい毎日です。
    そう言えば昔も辛かったしね。
    高卒で、奨学金貰ってたから働いて返して。
    転職して、働きながら夜に専門学校に通って資格取って。
    今は頑張ってた昔の自分にお疲れ様って、言ってます。
    バブルでしたので、良い思いも沢山ありました。
    会社に恵まれて、国立学卒、院卒に囲まれた職場の人たちが超頭良かったんだと、長男の受験で初めて認識しました。
    一緒に遊んで、青春でした。
    転職した会社も世界に名だたる企業。
    資格を生かした会社では、世の中の事を少し学びました。
    私の経験した事、なかなか良かったかも?
    これからは子供二人を早く自立させて後十年、65歳になったら、自分の好きな事だけする予定です。
    田舎の実家で好きな音楽と本(積読本が50冊はあります)と、海を見ながら過ごす事が夢。
    その夢を実現することが私の希望です。

    1. 稲倉サナ より:

      にゃんこさん、コメントありがとうございます(*’ω’*)
      なんかめっちゃ悟りを開いている感じで素敵です!
      でもご自身でかなり努力されていて、やりきった方だからこその悟りですね(^^)
      私も今、お金の勉強をして子供のためと自分たちのためにお金を増やして、老後は好きな本をすきなだけ読みながら長風呂をする。
      何者になれなくても、素敵な老後を夢見るのもいい感じですね。
      私もにゃんこさんのように、後悔しないために今のうちにいろいろがんばっておこうと思いました。

  5. あきこ より:

    こんばんは。アメブロでは、ゆるりんです。親から誰でも、子どもに期待するのだろうけど、私は諦めの境地かな?次男は元気で笑っていてくれればいい。長男も診断したことないけど、幼児期なかなか喋れずおもちゃの車並べたりとアスペっぽい感じで、公務員試験一次合格しても二次の面接で必ず落ちて会社にも就職できず、大学出てから専門学校に行って派遣だけどIT系に就職できたので、結婚する年齢だけど結婚は諦めています。二人とも生きていてくれるだけでいいや。サナさんは子どもの成長を促す子育てされていて立派だと思います。理想通りには行かないですよね。

    1. 稲倉サナ より:

      ゆるりんさん、こんにちは!
      あきらめの境地ですか(;’∀’)
      確かに子供たちが大きくなるにつれて、一つずつ一つずつ、あきらめることが増えてきました(;’∀’)
      もうあと数年したら悟りの境地に達するんでしょうね(;’∀’)
      とにかく子供に期待しすぎるとガッカリすることが多いので、そろそろ子離れしたいかな…と思っています(;’∀’)

  6. こー より:

    こんにちは
    そりゃー親なら誰でも子に期待するのでは?
    でも、子には子の人生(考えが有るんでしょうね)
    子に助けを求められたとき、親はアドバイス出来る余裕が欲しいですね。
    ドーンと構えてみたら。

    1. 稲倉サナ より:

      うちの親は私が就職するときに自分の好きな会社の募集要項を大量に送ってきました(;’∀’)
      今この年になってもまだなお子供には期待するものがあるようです。
      期待に応えてあげられたら…とは思うものの、もう無理だったんですよね。
      子供の考えを尊重してフォローできる余裕、欲しいですね( ´∀`)b

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