すみません。ウチの子が迷惑かけてすみません。

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先日、大人の発達障害を題材にしたドラマ「僕の大好きな妻!」について記事を書きましたが。

ドラマ「僕の大好きな妻!」より発達障害者との共存・家族の心得について考えてみた

いやー、このドラマ、刺さりますね😂

第3話「エジソンじゃない!」では2か所ほど心にズキューン!と刺さったシーンがあったので、今回はそれについて書こうと思います。

 

「ご迷惑をおかけしました申し訳ございませんすみません」

出典:イラストAC

ちなみにこちら☟が第3話のあらすじです。

#第3話:エジソンじゃない!

「漫画賞、目指しなさい」師匠の漫画家・野村萬坊(小倉久寛)の一言で急遽2週間の休みを言い渡される悟(落合モトキ)。代役として知花(百田夏菜子)が漫画工房でアルバイトをすることに。萬坊やチーフアシスタントの佐竹(徳重聡)から作業を褒められ「自分にも出来ることはある!」と勇気をもらう知花。悟も家で集中して漫画制作に入ろうとしていた。

そんな中、知花の両親が北海道から突然上京してくる。
母・夕子(中島ひろ子)、父・一雄(春田純一)はまだ知花の障害の事を知らない様子で……。ひょんなきっかけで告白することに。
飲み込めないままの夕子と一雄は、翌日も北山家に顔を出してくる。

親にとって子どもはいくつになっても心配なもの。しかしそれに輪をかけて知花の先回りをする夕子は、漫画工房の同僚のゆみ(結城モエ)、河口(古川毅)も若干苦笑いで。一方の悟は、漫画をよそに一雄にお付き合い。そこで知花がどんな子ども時代を過ごしていたか知っていき……

「親子の距離感」は人それぞれ。ちょっと切ない第三話!

出典:あらすじ – 僕の大好きな妻! | 東海テレビ (tokai-tv.com)

 

発達障害の診断を受けた知花は定期的に発達クリニックに通院しています。

第3話の冒頭でも、発達クリニックで院長・宮野森楓(中田喜子)の診察を受けているシーンが出てくるんですが、このとき診察室のドアがガラッと開いて、小さな女の子が駆け足で入ってきます。

先生~!きたよ~!

って、知花の目の前を通り過ぎて院長先生にガバッと抱き着く女の子。

すると診察室の外から母親がすっ飛んできて、アセアセ💦しながら言いました。

 

「サチッ、やめて!まだ入っちゃダメでしょ?どうして言う事きいてくれないの?」

 

そしてサチと呼ばれた女の子の手をつかんで診察室を去りつつ、母親が知花に言いました。

 

「診察中にすみません!ご迷惑をおかけしました、申し訳ございません、すみません…

 

謝りながらそさくさと出ていく母娘の姿を見送っていた知花は、物悲しい表情を浮かべていました。

おそらく知花はその母娘の姿に、自分と自分の母親の姿を重ねていたのだと思います。

 

ここで私はハッとしました。

私もうちの太郎が多動かつ他害児のため、おそらく普通のお母さんの何十倍、何百倍も「すみません」と言い続けてきたと思うんです。

実際すごく迷惑をかけているので、世間に対して「ウチの息子が多大なる迷惑をおかけしてすみません」と常に発信しながら生きているような所があるんです😂

以前、こんな☟記事を書きましたが、

生きているだけで迷惑な自閉症の息子。苦しい。

 

私自身、”障害者様”として自分の子供の権利を主張する人よりも、誰に対しても謙虚に低姿勢でいる方が美徳なのではと思っているところがあったんですね。

ところがこのドラマのこのシーンを見て気がついたんです。

私は太郎の気持ちを置いてけぼりにしていたんだな、って。

太郎が何かやらかすたびに「すみませんすみません、ご迷惑をおかけして申し訳ございません」って、知花が見たあの母親のように、相手が恐縮するほどに謝り続けていました、私は。

いました、っていうか、現役ですが🤣

そんな私の姿を見ても、どうせ太郎には私の言っていることの意味はよくわからないだろうと思っていたフシがあります。

でもどうなんでしょう。

自分のことで母親がペコペコ謝り続けている姿を見るのは、どんな気持ちがするんでしょうね。

もし私が太郎の立場だったら、情けない気持ちになると思うんです。

もちろん、実際に迷惑をかけているので謝るのは当たり前なんですが、何事にも「程々」が大事だな…というのは思いましたね。

相手に誠意を尽くしたいという気持ちは今でも変わりませんが、一方で太郎の気持ちを考えることも忘れないようにしないと…ですね。

まあ、その塩梅が難しいんですけれども💦

ただ、目からウロコというか、このドラマのこのシーンを見て、大切な事に気づかされたように感じました。

 

「エジソンにならないと私を認めてくれないの?」

出典:イラストAC

もう1つは、この第3話のタイトルにもなっているシーン、「エジソンじゃない!」。

このシーンのセリフはグサッときましたね😂

どういうセリフだったかを書く前に、このシーンの背景を先に説明しますね🖐️

主人公の知花は子供の頃から生きづらさを抱えていて、大人になってから発達障害と診断されたわけですが、おそらく知花が子供の頃はまだ発達障害がそれほどポピュラーなものと認識されておらず、本人はもちろん、周りからも発達障害であることを指摘されたことはなかったんですよね。

で、全然疑わなかったのかよ!と思わなくもないんですが、知花の母親も娘から発達障害であることをカミングアウトされるまでは、自分の娘がまさか発達障害だったとは夢にも思わなかったクチです😂

知花のお母さんは悪い人間じゃないんですが、ステレオタイプなものの見方をする人で、なおかつ「世間に迷惑をかけたくない」という気持ちも強い人です。

そのため、娘(知花)のことを小さい頃からかなり厳しく躾けてきていて、発達障害の特性からくると思われる行動に対しても容赦なくお小言を言い続けていたようです。

また、「普通の女の子」がやらないような事はさせたがらず、できるだけ「普通」に近づけるように知花の事を矯正し続けていたんですね。

知花はそれが苦しくて仕方がなかった。だから知花はお母さんのことを嫌っています。

息苦しさを感じていた知花は実家を飛び出し、一人上京して両親とは疎遠に暮らしていました。

第3話ではある日突然、北海道の実家から父母が上京し、知花と悟のマンションに押しかけてきます。

その際に知花が発達障害であることを告げたわけですが、それを受けてお母さんがこんなことを言ったんです。

あなた、発達障害だったのね。

ミケランジェロもピカソもそうみたいね?だからあなたも天才なのよ。

今からでも何か始めてみたら?

発明の王エジソンも発達障害だったみたいね?学校でも落ちこぼれだったんだって。

ほら知花、あなた、子供の頃から細かい工作が好きだったでしょ。

もしかしたら何か発明したりして⁉

 

これを聞いた知花は激昂します。

私が工作をするのをお母さんは嫌がっていたじゃない、お母さんは私のやることなすこと全部否定していたじゃない、と。

つまりお母さん的には知花が普通の女の子がやらないようなことばかりをするもんだから、知花のやることのすべてを否定し続けていたんでしょうね。

だからこそ、お母さんは続けて言いました。

 

母「私はただ知花に普通になってもらいたいだけ!」

知花「普通ってなに?」

母「普通って…普通よ」

 

知花「普通になれなかったら、今度はエジソンにならないと私を認めてくれないの?

「私は…今の私のままじゃダメなの?」

 

いやー。

これは刺さりました。

こんなの☟書いている場合じゃないな😂

知的障害児の母親が夢見る「ギフテッド」

 

太郎が普通にはなれないとわかったら、エジソンを期待しちゃうものじゃないですか、やっぱり😅

ありのままの太郎を受け入れることが私にもできていないんかな…と、このシーンを見てグサグサッときましたね😅😅

 

いやー。それにしても。

発達障害の子を十数年育ててきた身としてはですよ、今更こういう発達障害系の漫画とかドラマを観ても、もうそれほど学ぶこともないんじゃないかな(てか、手遅れ、みたいな?😂)と思っていましたが、なんのなんの、まだまだ私も発達障害界隈では小童だなと思い知りました。

 

第4話は「発達カフェ」が舞台になるようで、これまたすごく楽しみです!

あらすじ – 僕の大好きな妻! | 東海テレビ (tokai-tv.com)

 

原作漫画はこちら☟

 

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すみません。ウチの子が迷惑かけてすみません。” に対して8件のコメントがあります。

  1. にゃんこ より:

    平常心で見られる自信がなく、避けていましたが、さなさんがこわっぱなんて(笑笑)
    私はまだ卵かなぁ。
    勉強になるなら見てみようかな、なんて思います。
    いつもありがとうございます。

    1. 稲倉サナ より:

      にゃんこさんこそ卵だなんて(笑)
      「僕の大好きな妻!」は基本的に夫婦がラブラブな展開なので、必要以上に怖がらなくても大丈夫かと思います(^^)
      第3話もTVerでまだ観られますし、次回の第4話の発達カフェネタは必見かと!

  2. ベンジャミン より:

    いや、分かります。
    私はガラス窓越しに、1人ノリノリで踊ってる息子を見て、
    個性的でいい、BTSみたいになってくれれば
    とか思っちゃいました…( ‘ω’)

    1. 稲倉サナ より:

      BTS(笑)
      わかりみ深いです( ̄▽ ̄)

  3. こー より:

    こんにちは
    受け入れる
    大変な思いをして産んだ子に障害がある。
    両親が共に受け入れる、そう簡単ではないよね。
    でも、受け入れて前に進む!

    1. 稲倉サナ より:

      そうですね。
      うちみたいに太郎が生まれてまもなく障害があることがわかった場合とは違って、大人の発達障害は両親が子供の障害を受け入れることはなかなか難しいのだろうと思いました。
      ただ、受け入れてあげてほしいですよね。

  4. どん より:

    サナさんご無沙汰しております。
    サナさんのブログを見て、このドラマを見始めました。
    まず、俳優さん達の素晴らしさよ。
    主人公のお二人は元より、脇を固める皆さん…あの石原軍団の徳重さんがはまり役なのには驚きました。

    あのドラマでは毎回涙腺崩壊状態です。土曜の深夜枠のドラマで泣くって!?と思われるでしょうか…
    新婚カップルさんが健気に支えあい日々の生活をしていく姿、漫画家さんの達観した暖かい言葉、ご両親の愛情のかけ方の対比、、
    知花さんの読んでいた発達障害の本の裏表紙の吹き出しには「まんま次女の事だ」と嗚咽…
    ※私の次女(高2)は何らかを持っていると確信しています。←長くなるので割愛

    次女も悟さんのような人に巡り会えるのか、とまた泣く泣く……

    娘や旦那に視聴がばれないようにリアタイや録画もできず、パートから帰ってきて娘が帰宅するまでの時間にTVerで楽しんでいます。

    長くなりましてスミマセン。近況報告でした。

    1. 稲倉サナ より:

      このドラマは主人公のお二人が本当に素敵ですよね(^^)
      モモクロの百田さんがとても可愛らしくて応援したくなるし、夫役の落合モトキさんの自然体の演技がすごく(・∀・)イイ!!
      発達障害があっても幸せになることをあきらめることはない、ちょっぴり勇気がもらえるドラマだと思います。
      次女さんが素敵なパートナーと出会えることを願うばかりですね。
      どんさんの親心溢れるコメントにもほっこりしました(*’▽’)

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