うちの子も幼児期まったく喋らなかったけど

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今はこんなにおしゃべりなんだよ?

だから大丈夫よ~

うちの息子が小学校低学年の頃、高校生の息子さんがいる女性からそんなふうに慰められたことがあります。

彼女のお子さんは自閉症スペクトラムですが、高機能自閉症です。

詳しくは伺ってませんでしたが、ぎりぎり療育手帳が取れるか取れないかのボーダーだったと思います。

そのお子さんは3歳くらいのとき、まったく言葉を発することがなかったそうです。

指差しもまったくしなかったと。

話しかけても振り向きもしない、典型的自閉症だった、と彼女は言っていました。

それが1年後には徐々に話すようになったものの、日本語じゃなくて英語しか話さなかったのよ~うふふ♪って

自慢ですか?

もちろん彼女はネイティブではありません。というか、英語全然喋れない(゚з゚)
息子さんはおそらく、自閉症の特性として英語にこだわりを持っていたんだと思います。

小学校に入るまで、英語の絵本とか、英語関連のものばかりに興味を持っていて、日本語は一切話さないし、とにかくこだわりが強くて本当に大変だった、と言っていました。

そんな英語しか話さなかった息子さんも、中学生になる頃には日本語には全く不自由はなく、完全に一人通学、一人での外出、身辺の完全自立ができており、高校生になる頃には身の回りのことだけでなく、自分で料理を作って食べるくらいまでできるようになっていました。

彼女はかなりの努力家で、自閉症の息子さんに根気強く、一から十まで教え続けてきた人です。

その努力の結晶ともいえるでしょう。

でも。

彼女の息子さんIQ80弱。

うちの息子IQ30。

半分以下ですよ(‘A`)

比べないでくださいよ😂

 

あなたの息子が3歳のときに一言も話さず、指差しもせず、その後STもなし、言語療法まったくしなくても、中学生になった頃にはぺらぺら話すようになったからといって、IQ30のうちの子が中学生になったら話すようになるとでも?

いや、実際今中学生になりましたがー

まともに喋れませんが何か?

先日書いたブログ

1歳半検診からの療育ジプシー《中編》

の中でもふれていますが、

3歳の頃って、指差しもしない、話しかけても反応しない、おしゃべりを全くしない、発達検査もまともにできない。

そういう子がみんな知的重度とは限らないんですよね。

本当は知的にまったく遅れがなくても、自閉度がある程度高かったりすると、自らの意思で反応せず・おしゃべりもせず、っていう子がいるんですよ。

傍から見れば、そういう高機能とかアスペルガーの子と、うちの知的重度の息子の区別はできないでしょうね。

だから2~3歳児は正確な判定はできないんですよ。

そういうわけで、幼少期は発達検査を最低でも2年おきくらいにやるべきだと思いますね。

うちの子もそりゃ、3歳のときは単語すら出てなかったので、その頃に比べればかなり喋れるようになってます。

エコラリアですが長文も話せる。

だから、成長とともに、その子なりに伸びますよ~くらいはアドバイスできますが

うちの子も喋れなかったけど、今はこんなに話せるようになった。

特にSTとか、療育とか必死にならなくても大丈夫~、なんて無責任なことは言うまい、と思いましたね。

うちの子みたいに知的に重い子は、親の努力(ちゃんと療育や言語療法を受けさせる、最適な場所で学ばせる、日々療育的アプローチを心がける、などの意味)でずいぶん結果が違う、ということだけは断言できますけどね。

だって犬だって躾がちゃんとされている子とそうでない子は大違いですよね?

3歳の頃にうちの息子と障害の度合い・IQが同じくらいだったお子さん数名の現状を見るにつけ、大人の関わり方はやっぱり重要だと思います。

親だけががんばれ、って言っているのではないです。プロの方におまかせしてもいいので、適切な療育・教育を受けさせた方がいい、ということです。

幼少期は生きていくだけで精一杯だと思うので、日々の悩みを気軽に相談できて、支援をしてもらえる場所がもっとたくさんあるといいのにな…と思います。

うちの子も幼児期まったく喋らなかったけど” に対して6件のコメントがあります。

  1. 稲倉サナ より:

    >yoshirinnさん
    コメントありがとうございます(*'ω'*)
    そんな、ブログで書いてあるほど私もがんばってなどいないです(;'∀')
    子供のためと言いながら、自分が楽になりたい、だから頑張るという面も大いにあります。ですから、恥じたり心を入れ替えたりすることはないと思います(;'∀')
    人に優しくできるにはまず自分も幸せにならないと…と思っています。ああ、何が言いたいのか意味不明ですが。ブログを読んでくださってありがとうございました(^^)

  2. yoshirinn より:

    はじめまして。本当にみんな親御さんがんばってるんだな
    自分が恥ずかしいです。 私も心を入れ替えて
    頑張ろうと思い コメント入れさせていただきます
    勉強になりました ありがとう

  3. 稲倉サナ より:

    >りくちゃんママさん
    コメントありがとうございます(*'ω'*)
    そうなんですよね。ご自分で子供の障害に向き合い、改善するために何かしらやってきた方の御意見であれば兎も角…。
    何もせずに結果、子供が勝手に育ってくれたことはラッキーというか、運が良かっただけにすぎない。いえ、本当はもっと伸びていたかもしれないのに、その芽を摘んでしまったかもしれないのに、ウチは大丈夫だった、という発言には言葉を失いますね。
    まあ、英語しか話さない息子さんのママは、言語面はともかく、息子さんにベストな環境を用意し、自立できるための指導をきっちりやってこられた方なので、そういう点では尊敬しています。

  4. 【親の努力じゃない】なんて
    陳腐な根拠で豪語する低俗親もいて。
    なんだかな……とガッカリしたり
    己で己の存在価値を否定しといて
    子供には、輝かしい未来を期待する
    なんて烏滸がましい。
    子供を馬鹿にし過ぎだと腹がたつ!
    親が寄り添い声かけすることが
    学習面だけでなく、情緒面でもどれ
    ほど子を支えるか
    たとえ歩みが遅くとも母であれば小さな成長株も見えてくるはずです。
    こういう低俗な親が、いままさに様々な葛藤と闘っている親御さんに
    こんな言葉を投げ掛けるのだけは許せないです。
    あー、腹立たしい( `Д´)/

  5. 稲倉サナ より:

    >ミントさん
    コメントありがとうございます(*'ω'*)
    同じコメントが2つ投稿されていたので、こちらだけUPして返信させていただいています(^^)/
    太郎と次郎のことを身近に感じていただき嬉しいです(^^♪
    お目汚しでは?と思う文章もあるかと思いますが(;'∀')おつきあいいただけますと幸いです!

  6. ミント より:

    サナさん。
    毎日 楽しくブログを拝見しています。
    気持ちがリラックス出来て勉強になり、文章がスッと自分に入って来ます。読んでいて何だか太郎君も次郎君も私の勝手ですが身近に感じられて不思議^ – ^
    これからも記事を楽しみにしていますね♪

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