「障害」と「障がい」表記に対する私の考え

出典:pixabay
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
今日はこれまでずっと書いてみたいと思っていたことについて書きます。
私のブログを読んでくださっている方のなかには、
どうして私が「障がい」「障碍」ではなく「障害」と書いているのか、
気になっている方もいらっしゃるかもしれない、と。
まずはこちらの3つの記事をご覧ください。
【傾聴記】「障害」か「障がい」か
「障がい」表記は差別の解消に有効なのか?
「障碍者」「障害者」「障がい者」の表記について、当事者や関係者の方の声を聞いてみませんか?
「しょうがい」は、もともと「障碍(障礙)」という字が使用されていた。しかし、1949年の身体障害者福祉法の制定の際、「碍」や「礙」の字が当用漢字の制限を受けて使用できないために「害」の字が当てられ、一般的に使われるようになった。
しかし、「害」の字には「わざわい」や「さまたげ」などの意味が含まれ、否定的な印象を受けるという関係者の声が従来からあり、表記変更が求められていた。
ひらがな表記への変更は、障「害」者という表現に付随する悪いイメージを払拭し、障害者に対する誤解や偏見を解こうという意図も含まれている。
とまあ、こういう経緯があり、現在は「障がい者」「障がい児」と表記されることも増えてきていますよね。
でも私自身、この「障がい者」という表記
あまり好きじゃありません。
その理由なんですが。
障がい者
って書くと、両側を漢字に挟まれていて、
「がい」の部分がむしろ目立つ😑
そもそもなんですけど、
障害者の「障害」は、
障害者が「害」、つまり、社会にとって害というのではなくて。
精神や身体になんらかの機能不全があり、
通常の日常生活を送ろうとしたときに障害があると感じる、という状態の方だと思っています。
障害があるのは障害者本人ではなく、その方本人を取り巻く社会の方だと思うのです。
ところが「害」という言葉の持つイメージが悪いから、
「障がい」という表記に変えてみればいいんじゃない?
と変えてみたところで、どうなんでしょうか?
まるで言葉狩りのように「障害」という表現をやめればあたかも偏見や差別がなくなると言わんばかりですが、
そんな簡単なものじゃないと思うんですよね。
確かに「障がい」と書いた方が柔らかいイメージがあるので、障害者に対する当たりが柔らかくなるのかもしれません。
でも、そもそも「障害」って言葉を使うことは悪いことなんでしょうか?
上記の記事の最後の方にも書いてありましたが、
障害者にとって社会の壁=障害があることは事実であり、ひらがな表記にしたところでその壁が無くなるわけではないと。
なんて。
めっちゃ熱く語りましたが、本当は私自身、
特にこだわりはないんですよ✋
障害、障碍、障がい
どれを使ってもいいと思います。
ただ単に「がい」が強調されるひらがな表記(障がい)はなんとなくイヤだなー
というのと、
障碍は言うほどポピュラーではなく、読めない人もいそうだし、
一瞬、なんのこと?と思われそうなので
いちばん障害者のリアルが伝わりやすいと思われる「障害」を使っています。
私は表記よりも内容を重視したいので。
政府などの公式文書はいまだに「障害」ですし。
世間的に「障害」よりも「障がい」の方が普及率が高くなった際には私も「障がい」と書きたいと思います✋
今回ですが、もしかしたら私が「障害」と書くことで「害なんて・・・」と気を悪くされている方もいるかもしれないと思い、
ここらで一応私の考えを述べさせていただきましたm(__)m
>ショコラさん
コメントありがとうございます☆
そうなんですよね。
この件、ちょっと話題にしづらいと思っていたのですが、もしかして私のブログを見て違和感を感じる人もいるかもと思い、あえて話題にさせていただきました。
人それぞれの想いもあると思うので、私はどれが正解とするつもりはありません。
ただ、世の中的に「障がい」と書かないのはヘン、という流れはちょっと・・・と思ったわけです。
私は、の「私」が抜けてました~。
すみません。
サナさんこんばんは。
はこの表記の違いについてずっとモヤモヤしてました。
「がい」って書けば柔らかい表現になる?
「害」の字は良くない?
本当にそうなのか?ってもうモヤモヤモヤモヤ 笑
私も障害とは日常生活を送る上で当事者が障害があると感じる状態と思っています。
なので、わざわざ「がい」と表記するほうが良いという風潮が何となく受け入れがたく…。
より特別視、腫れ物に触る感じがして嫌でした。
ブログ読んでスッキリしましたよー。
あ、そんなふうに思う人がいるんだって。
また寄らせて下さいませ。
ブログ楽しみにしています。
>yi-shenさん
コメントありがとうございます(*'ω'*)
こういう言葉狩りというか、表現だけを変えてそれで配慮した、みたいな感じはあまり好きではないです。腫れ物に触る感もあって。
チャレンジド、私はいいなぁ~と思ったのですが、言われてみるとたしかに「がんばれ!」と強要されている気がしなくもない(;'∀')
難しいですね・・・。
まあ、そういう意味でもさらっと「障害」と流して言ってくれた方がいい、と。原点に戻る感じです。
そういえば昔は盲学校と言っていましたよね。養護学校とも。
>パンツ☆ジンジャーさん
コメントありがとうございます(*'ω'*)
さすがに私産まれてないですYO
→'`,、('∀`) '`,、
そうですね、こうしていろんな方の御意見をうかがうと、それぞれの感じ方があり、統一するのは難しいのかな、と思いますね。
でもきっと根っこは同じだと思うんです。
「害」と言われたくない、ということと、私のように「害」のところだけ話題にして騒いでほしくない、そっとしておいてほしい、ということも、ベクトルは反対方向を向いているわけではないような気がします。
>kumikonii0212さん
コメントありがとうございます(*'ω'*)
「障がい」を使いたい方の御意見も伺いたかったので参考になります。
こればっかりはそれぞれ個人の考え方、感じ方なので、統一するのは難しいんでしょうね。表記を統一したところで、「がい」と発音されることは変わりなく・・・。
チャレンジド、ギフテッドは私もいいと思いますが、これも好みが分かれるところなんでしょうね。
>naonaoさん
コメントありがとうございます(*'ω'*)
私は「障害」という言葉に過剰反応してほしくないし、自分もしたくない、と思っている感じです。おっしゃりたいこと、なんとなくわかります。
本質は何も変わらないのに、
言葉だけが変わっていくんですよね。
社会から害を受けるからこそ障害だと思っているので、障害者と書きます。
生きていくのに何も障壁がないなら、わざわざ「障害者」という言葉はいりませんよね。
私個人的にはあんまりチャレンジとかする気もなくて、
平穏に過ごしたいと思っているので「チャレンジド」と自分が言われるとすれば微妙です。
あまり書きたくもないです、私は全盲のチャレンジドとか。
以前、視覚障害者は「盲人」と言われました。
全く見えない人のイメージがあるからと、視覚障害者と言われるようになりました。
実際、全く見えない人よりは、
見えにくい人(弱視者)が増えているのは事実ですが。
盲学校はもう学校と表記するところも増え、
いつからか特別支援学校と呼ばれるように。
私は盲学校を卒業したと、死ぬまで言い続けると思いますが。
「障がい者」は、違和感があって使ったことがないですねー。
「害」の字さえ使わなければいいの?と思ってしまって。
明治時代、美術展で裸婦像が官憲の手で腰部分を布で覆われて展示された「腰巻事件」という事件があったんですが、なんだかそんな感じ。
(いや、さすがに私産まれてないですYO。)
なんか白塗りで見えないようにすればいい感じというか、隠せばいいといった・・。
とってつけた感が、否めない!
障害と障碍については、あまり気にせず使っていました。
でもkumikonii02124さんの意見を読むと、そういうこともあるのかと。
子供についても知らなかったなあ。
ある時期から「子ども」という表記が増えたな?
と思っていたのだけど、そういう意味があったんですね。
私も「障害」と書いてます。
意味合いが全く違うとわかっていますが、売春を援助交際、デキちゃった婚を授かり婚と言うのと同じ匂いがするんですよね…
>おばさん猫さん
コメントありがとうございます(*'ω'*)
障害児ってスペシャルニーズ( ゚д゚)
えらい直球ですね'`,、('∀`) '`,、
ステイ・ホームとかソーシャル・ディスタンスのノリか(笑)
>naoさん
コメントありがとうございます(*'ω'*)
「子ども」ってそうなんですね( ゚д゚)
知りませんでした!
障害も結局公の表記が「障害」なので、もう別にいいじゃん、誰が気にしてるの?と思ってしまうんですよね。
>ヂュミコさん
コメントありがとうございます(*'ω'*)
共感ありがとうございます!
実は前々から「障がい」ってわざわざ気を使って書きなさい、みたいな風潮がなんだか腫れ物に触る感あって苦手でした(;'∀')
でもそのこと自体、言っちゃいけない空気ありましたよね。
デブのたとえ、なかなか秀逸です(笑)
>カニカーニ2020さん
コメントありがとうございます(*'ω'*)
共感していただいて嬉しいです!
言葉のイメージが悪いのも確かにその通りで、それって表記云々の話とは別ですよね。
チャレンジドって素敵ですね!
国もソーシャルディスタンスだのクラスターだのオーバーシュートだの、そこ、日本語でいいから!障害=チャレンジドで広めて欲しいです('ω')ノ
>whitecrownさん
コメントありがとうございます(*'ω'*)
わかります、まさにそれです。なんとなく「障がい」と書かなければいけない雰囲気ありますよね。表記が統一されていればもちろん書きますが、実際公的なものは「障害」なのでね…。私の感覚としてもなんだか「障がい」は腫れ物に触る感があってそれもなんだかなと思っています。
>はきママさん
コメントありがとうございます(*'ω'*)
私も使いたい人は使えばいい、というスタンスです。実際公的にはいまだに「障害」なので、障害と書いた方が断然わかりやすいと思います。ただ、「なんで障がいと書かないのか」と思われるのは面倒です(笑)
サナさん、初めまして。
同じような例で学生の頃、「子供」という漢字を「子ども」と書くように指導を受けました。
でも、今では混ぜ書きが問題となっていて文部科学省では、子供と記載するようになったようですね。
障害については、未だ議論されているようですが…私も障害で良いのでは?と思います。
めっっっっっっっっっっちゃくちゃ同感です!!
私もごく「普通」に我が子を障害児と書きます。
(そして、公的に「がい」と表記されるようになったら改めます)
言葉や字面に良しも悪しもありません。
全ては使う人の考え方と態度の問題だと思います。
アナタはデブじゃない、ポッチャリさんよ!と言われながら陰で嘲笑われるより、
オマエはデブだから病気が心配だ、と家族に言われる方が腹立たない。
アレ?そういう話じゃない(゚∀゚)
こんにちは!
私も普段から全く同じことを思って「障害」表記にしてました。
本人じゃなく周りですよね。
でも言葉のイメージが悪いというのも分かるので、変えるならひらがなにするだけじゃなく違う言葉にしたらいいと思いますが、今のところ日本語として使いやすく伝わりやすいのが障害なので仕方ないですね。
個人的には英語由来のチャレンジドとかが広まったら響きも意味も明るくカッコいい感じがするのかなと思っています。
こんにちは。
確かに表記だけ変えても何になるのか?と思います。
ただ、なんとなく「障がい」と書かないといけないのかな?という世間の空気を感じて、時折「障がい」と表記したりもしております。
でも、病名の表記になると「発達障害」「知的障害」と、普通に「障害」表記の方が多数派(というかほとんど)だったりして…。
場当たり的な対応だなと感じたりもします。
サナさんのお考えを書いていただきありがとうございます!
途中ですみません(汗)
ひねくれた心の私は思ってしまいます。
以上、未診断ですが発達「障害者」の一意見でした♪
サナさん、こんにちは。
私も「がい」と「碍」は使いたい人は使えばいいけど私は使わないのスタンスです。
生きづらいから「障害」なのに、文字だけポジティブにしてもねーとひねくれたわ