「自分の子の性格がわからない」という悲劇

出典:pixabay

 

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

東京は今朝は朝から雨が降っていて

自閉症の息子・太郎の学校への送り迎えもちょっと憂鬱です(´・ω・`)

 

傘をさして太郎と一緒に歩きながら、今日もいろんなことを考えていました。

 

いつだったか。

太郎と2人で電車に乗っていたときのことなんですが。

 

その日も雨が降っていて

私は太郎から傘を受け取り、自分の傘と一緒に電車の銀色の手すりのところに引っ掛けておいたんですよね。

それからしばらく私はぼーっと考え事をしていて、目的地の駅に到着したことに気がつかなかったんですよね。

でも太郎は駅に着いたら、さっと立ち上がったのです。

 

あ、もう駅か。

慌てて電車を出ようと小走りになったところで、太郎がハッとして傘を取りに戻ったのです。

 

あらやだ( ゚д゚)

傘を置いていたこと、完全に忘れてた😲

 

私は結構おっちょこちょいというか、

網棚に物を置いたまま電車を降りたこともあるし、

手すりに引っ掛けた傘を忘れたのも今回が初めてではありません😩

 

ズボラで忘れっぽいため、電車では荷物は肌身離さず、傘もなるべく引っ掛けないようにしていたんですけどね(‘A`)

そしてボーッとして電車を降り損ねることも結構あります。

 

そこいくと太郎は必ずいつも目的地に到着すると教えてくれるし、

何か忘れ物をしていると教えてくれたりするんです。

 

この子って意外と

几帳面な性格だよね?

ということに、最近ようやく気がついた私✋

 

重度知的障害ありの自閉症である太郎。

正式に診断はされていませんがおそらくADHDでもあり、

幼児期は起きている間はずっと暴れ続けているような、

本当に本当に手のかかる大変な子供でした。

 

幼児期の太郎についてはこちら↓

私の心に棲みつく悪魔

幼児期の息子は自閉症の総合デパートや~!

 

1歳半検診で「自閉症では?」と指摘されて以来、療育やら支援機関やら、様々な福祉関連の施設にお世話になったのですが、その際に大抵のところで問診票の記入というのが出てくるんですよね。

 

親の目から見た子供についての現状をアンケート方式で記入していくんですが、そのなかに

お子さんの性格について

という項目が何度か出てきたことがありました。

 

子供がどんな性格なのかフリーアンサー形式で記入するわけですが

これ毎回

すっごく答えに窮する質問だよ😩

と思っていました。

 

というのも。

太郎があまりにも自閉症&ADHDの特性がキツすぎて、

いつも動き回り、物を壊し、人に危害を加え、話しかけても無視、気に入らないことがあるとわめいて、叫び、泣いて、怒る。順番は守らない。人が嫌がっていることに気づかず、嫌な事ばかりをやってしまう。人の物を勝手に取り上げる。自分の物は絶対人には渡さない。

 

これってさあ…。

ジャイアンだよね😔

 

え、うちの子って

ジャイアンみたいな性格ってこと?

 

ちがうちがう、そうじゃない・・・と思う😂

上記はすべて自閉症の特性だと思うんです。

 

断じて本人の性格ではない・・・はず😅

じゃあ、太郎の本来の性格は?

どんな子なの?

 

・・・と問われても、途方に暮れる私。

 

だって、

わからないんだもん😂

 

 

自閉の特性キツすぎて、いつも暴れているから、どんな性格なのか

親の私でもわからん。

以上✋

 

とまあ、幼少期は「お子さんはどんな性格ですか?」とたずねられても「わかりません」と素で答えていましたよ’`,、(‘∀`) ‘`,、

どんな親だよ!と思われていたことでしょう😂😂😂

 

でも、中学生になった今。

自閉風味も幼児期に比べるとずいぶん薄らいできて、

太郎本来の性格?と思われるものがチラホラ表出するようになったんですよね。

 

それが冒頭に書いた、持ち物を忘れないなど、几帳面な一面だったり。

昔よく妄想していたことがあります。

もしも太郎が自閉症じゃなかったら、この子はどんな感じだったんだろう?

ふつうにお喋りができる子だったら、今とはまったく違う雰囲気なのかなあ?と。

 

多分、全然違うんだろうな。

ちょっと見てみてみたかったな、と思わなくもない。

 

しとしとと雨が降るなか、そんなことを徒然に考えてしまいました。

  • X

コメントを残す